こんばんは。
オカダトモコです。
お待たせしました。
不定期配信「独身四十路女のコラム」更新です。
先日、何年か振りに会った年下の友人たちとの近況報告。
友人A「結婚することになりました」
友人B「妊娠してます」
友人C「妊娠してます」
私「あ、特に何も…」
いやまあ、
「会社辞めた」とか「フリーランスになった」とか、報告はあるんだけれども(笑)
「結婚」とか「妊娠」の前には、そんなものは無いに等しいわけですよ。
同世代の友人たちには、最近そういった動きはなかったから、
(35歳以上の結婚確率は、3%なんていう説もあり)
すっかり浮いた話から遠ざかっておりましたが、
30代前半の友人たちにしてみたら、真っ盛りなのよね。
そういう話を聞くと、やっぱりざわつくのが独身のセオリーなんだけども。
何て言うか、数年前までに感じてたのとは少し違ってました。
前なら焦燥感を覚えた「結婚決まりました」に対しては、
純粋に「おめでとう〜!」という気持ちを持てたんだけども、
「妊娠しました」に対しては、すごく複雑な心境になりました。
もちろん「おめでとう」なんだけれども、
そこにまとわりつく、様々な感情。
憧れ、嫉妬、羨望とともに、
諦めと絶望…。
なぜなら、
私には、
もう頑張っても手に入らないから。
現在、41歳。もうすぐ42歳。
100%無理ではないのかもしれないけれど、普通に考えたら無理。
そんな私が、お腹の大きな友人2人を見て感じること。
どう頑張っても手に入らないものがこの世にはあるんだ、という絶望。
どうして私にはこの道が歩めなかったんだ、という自己否定。
わたしは彼女たちには叶わない、という勝手な敗北感。
そう、敗北感。
結婚、妊娠、出産、という道を歩んでいない自分は、どこか不完全だという気持ち。
別に人生勝ち負けじゃないとは思うんだけど、やっぱり敗北感みたいなものはある。
敗北感というのか、劣等感というのか。
自分はその「出産」という経験を出来ない、
その価値観を分かち合えない、
それは多分「普通」じゃない…
そんな感じ。
おそらくこれは幾つになってもまとわりつくんじゃないだろうか。
今度は「孫」が出来たと笑う友人たちに、感じるんじゃないだろうか。
結婚については、もう自分の中でオトシマエついてるからいいんだけど、
出産についてはまだだったみたい。
もうすっかり手放したつもりでいたのに、
やっぱり少しは傷つくし凹むんだなあ〜(笑)。
それでももちろん「おめでとう」と言うし、
本当に「おめでとう」って思ってる。
でも本当は、もっと心の奥底から純粋に「おめでとう!」って言いたい。
言いたいんだよう(´□`。)!
そんなことを思う夏の夜。
人生の旅を進む友人たちへ。
「おめでとう」。
少子化のこの時代、私の分も頑張って。
以上、独身四十路女のコラムでした。
今後も不定期にて更新予定。
オカダトモコ