こんばんは。

オカダトモコです。
 
不定期コラムやって来ました。
四十路独女のつぶやきです。
 
 
今回は同じ40代独身の友人の話。
 
先日、親戚から「お見合いの話がある」と連絡があったそうな。
 
 
私と同じで、散々婚活して傷を負い、それを乗り越えて「独りで生きる」と頑張ってる矢先の出来事。
 
「私、もうお見合いとか良いので…」と彼女が断ると、
 
おばさまは、先方がすごく良い方だというを力説した後、
 
「彼のお父様も昔から知ってる方なんだけど、すごく良い方でね、
 今は身体が不自由になってしまって、彼が面倒みてるんだけど」
 
と。
 
つまり、親の介護がセットのお見合い。
 
 
「いやぁ…、ちょっとそれは厳しいよね…。」
 
と、思わず私も言ってしまったのだけど。
 
 
好きになった相手の親が介護状態になりました、とかならまだしも、
あえてそこに飛び込むのかっていうね。
 
 
この歳まで独身で、選べず選ばれずここまで来たんだけど、それはやっぱり「縁」はもちろん、自分の中の「理想」があった訳で。
そこをいかに「妥協」するかとの戦いだった訳ですよ。
(特に相談所時代なんて、それだけだったよね)
 
つまり私たちは、「妥協出来なかった」からここにいるのに、今更「妥協しろ」と言われると、
 
何のために?
 
ってなる。
 
 
30代後半に私が婚活したのは、子供を産むタイムリミットを考えてのこと。
親に孫を抱かせてあげたくて、婚活したようなもの。
 
そのリミットを通り過ぎた今、「結婚」にしがみつく理由が見えて来ないんです。
 
 
一緒にいて楽しい相手と、茶飲み友達の延長で、老後も一緒にいられるような…
そんな関係性ならいい。
その先に「結婚」があるならいい。
 
でももう、
「結婚」を目標にして相手を探すことに、
意味が見出せないのです。
 
 
婚活パーティーで、「シャイ」という仮面を被ったコミュ障相手に、
何故か必死にニコニコして、「お仕事何されてるんですか?」「へぇ~すごいですね~!」と謎に盛り上げて、へとへとになって帰る。
 
それに何の意味が???
 
介護状態のお父さんがいる男性と、わざわざ結婚する必要性は???
 
だったら独りで良くない?????
 
それは淋しいのかもしれないけれどさ…。
 
 
 
そういえばつい先日、恋愛について男性に聞かれたので、
 
「今、恋愛っていうものに向けるエネルギーが無いんですよね。」
 
と答えたら、
 
「女性として、かっさかさですね」
 
と言われた。
 
後から冷静に考えたら、なんとまあ失礼な発言なんだけれども、
確かにそうなのかもしれない。
 
 
でもねえ。
恋愛にエネルギーをかける気がしないんだよなあ。
そこで消耗したくないんだよなあ。
 
「恋愛って、楽しいものだよ♡」
なんて上級者たちは言うけれど、私にとってはしんどい想いばかりだったから(笑)
どうしても疲弊するイメージしかない。
 
だったら、今は他の事に時間も頭もお金も使いたい。
そんな感じ。
 
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ちなみに、友人はそのお見合いを断ったそうです。
おばさまには、人格否定ぐらいの事を言われそうで凹んでました。
 
泣けるわ、ほんと。
 
 
オカダトモコ