昨日に続いて黒田日銀総裁のけいざい深話を朝日新聞より

お届けします。

4月4日の日銀金融政策決定会合以降日銀の打つ手は世間の人々

をあっと言わせました。

ここまでやって大丈夫か!

日本がおかしく成ってしまわないか?

政権の傀儡かとか。



その辺の経緯を朝日新聞が報道します。

朝日新聞 朝刊 2013年9月26日付けニュースです。



(けいざい深話)黒田日銀の半年:

2 緩和、リスク恐れずドーンと



okadan3のブログ 地域住環境保全とエコ活動推進の仲間作り-大規模緩和の説明をする黒田日銀総裁

 ◇けいざいSHINWA


 「まずドーンと量をみせる。

リスクをおそれずにやる。

年2%の物価上昇率目標を2年で達成するには

そうするしかない」



 今年3月20日に日本銀行の総裁に就任した

黒田東彦(はるひこ)は、すぐに、金融政策担当の理事である

雨宮正佳(まさよし)ら日銀スタッフを呼び寄せ、こう指示した。


 黒田は、少しずつしか金融緩和を広げてこなかった

それまでの日銀のやり方は手ぬるいと感じていた。

黒田は「戦力の逐次投入はしない。やれることをすべてやる」。

戦争に行くような言葉遣いで緩和拡大を迫った。



 日銀は「黒田対策」を練ってはいた。



 黒田就任1カ月前の2月。

日銀生え抜きの副総裁山口広秀(当時)は、

企画担当理事だった門間一夫と、企画局長の内田真一を

ひそかに呼んだ。

「これからは進駐軍が来る。国債を大量に購入する

『量的緩和』の時代になる」と準備に入った。



 だが、「黒田緩和」は、日銀の想定を大きく超えた。



 「(市場に流すお金の量である)マネタリーベースを

2年で2倍の270兆円まで拡大する」



 「長期国債の保有額も、2年で2倍の190兆円に増やす」



 これは過去最大の金融緩和だ。

緩和積極派の副総裁の岩田規久男が

「計算上はあそこまでやらなくても十分なのに」と、

周囲に語るほどだった。



 人の起用法も変わった。

新たな金融政策を練ったのは、プリンスと言われながら、

前総裁の白川方明(まさあき)時代には大阪支店長に

遠ざけられていた雨宮。

「蚊帳の外」だった雨宮を中枢で使う黒田流は、

白川時代からの転換を日銀内に強烈に印象づける。



 迎えた4月4日の金融政策決定会合。



 「リスクを恐れずドーンとやらないとだめだ」



 冒頭、黒田は、やはりこんな勇ましい言葉を使った。

岩田も「従来の延長線ではない相当な規模の買い入れが必要だ」

と主張。

審議委員6人を含む計9人の多数決で決まる議論を、

2人は一気に引っ張った。



 審議委員らはいくつか不安は口にしたものの、

気おされるように、大規模緩和に賛成したという。

その後、岩田が周囲に「『日銀はどうしちゃったの』

と思うくらいの激変だ」と漏らすほどだった。



 だが、白川時代とは大きく異なる大規模緩和の「踏み絵」を

踏まされ、審議委員たちの心には爪痕も残った。



 委員の多くは「豹変(ひょうへん)した」と批判されたことを

気にしている。

ある委員は「今でも2%という物価目標が正しいか分からない」

と心情を吐露する。



 黒田が今後さらなる追加緩和に動くことがあれば、

決定会合の多数派がどう動くのか。それはまだ見通せない。

=敬称略

 (橋本幸雄、高田寛)


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☆☆☆

走りだした日本丸ですが、やらされた筈の日銀が先導役の様な

様相を呈しています。

消費税増税の引導も黒田総裁が渡したという見方も

出来るでしょう。



元々の日銀総裁人選に安倍総理の思い入れが強烈に有ったのは

ご承知の通りです。

世間の人が自分を歓迎の視線で迎えていないのは、本人が一番

痛感していたのでは無いでしょうか?

前任の白川総裁は独自のカラーを持った紳士でした。



そんな清流の中の鮎のような白川さんと対峙する自分をどう演出

するか?

相当悩まれたことと推察します。

濁流の中の鮭に成って産卵の為に遡上し死に絶えるか!

成果が出た後、自分のいる場所はなく成るだろう。

自分が残っても似合うような日銀であっては困る!

そんな思いを持たれているのだと思います。



それが故の2年で物価上昇2%、完全なデフレ脱却。

国内産業の再生と雇用の確保は政権の仕事にしろベースは

金融政策に掛かっているのは間違いない。

しばらくは、目が離せない人ですよ。