皆様ごきげんよう♪
オカダミアはてなっちです。

ヤンチャな子と大人しい子という分けられ方をすることが多いですが、、子どもさんの性格・特性によって支援(かかわり)の方向性は全く変わってきます。

支援者によって得意不得意は多少ありますが、一概にどちらが難しいとかどちらが大変と言うことはできません。

というわけで...

今日のトピック!!
①ヤンチャな子の特徴
②大人しい子の特徴
③ヤンチャな子への支援
④大人しい子への支援
⑤まとめ


この5つの項目に分けて書いていきまーーす。

①ヤンチャな子の特徴
ヤンチャな子の特徴は、とにかくすぐアクションを起こすというところにあると思います。インプットよりもアウトプットの方が得意です。なので聞いたり読んだりする時間よりも、書いたり喋ったり動いたりする時間の方が安心します。
自分主体で動けるので、良い面は活発で行動的です。弱い面としては、じっとしていられなかったり長い説明は聞けなかったり、集中力の維持が難しいように見えたりします。
人間関係でいうと、意見をぶつけ合ってケンカが多くなる傾向がありますね。


②大人しい子の特徴
大人しい子はヤンチャな子に比べてアウトプットよりもインプットが得意です。自分が動いたり喋ったりするよりも、聞いたり読んだりしている方が安心する傾向が強いです。
周りの様子を見て行動するところがあるので、静かにじっとして過ごすことは得意です。逆に、主体的に行動することが苦手です。幼稚園や学校等では大人から見ると「良い子」という評価を受けることが多いです。
人間関係でいうと、なかなか皆の輪に入っていけず、会話や遊びに参加しにくいという面が見られることが多いです。


③ヤンチャな子への支援
ヤンチャな子(以下 『アウトプットが強いお子さん』とします)は、行動を起こす頻度が高いです。とにかくトライ&エラーを繰り返して学習をしていきますので、失敗も多いですが学ぶ機会もどんどん掴んでいくことができます。
身近な大人(特にお母さんや担任の先生など)は、わーーー待って待って!!と感じてしまうことが多いですよね。
アウトプットが強いお子さんに対しては、「言って聞かせる」「見て学ばせる」よりも、安心してどんどんアクションを起こしてもらうこと、そしてそのアクションの結果何が得られたかを振り返るよう促していく支援が大切です。

失敗しないように大人が先回りして危機回避させるよりも、子ども自身に「どこにリスクがあるか」を考えてもらう必要があります。
具体的な例としては、お友達が使っているおもちゃを何も言わずに取っちゃった という場面で、「ダメでしょ!!」と注意して行動をストップさせず、そのまま少し見守ります。お友達に「やめて」と言われて返すことができたり、後付けでも話し合いでそのおもちゃをどう共有するか考えることができればOK🙆‍♂️
お友達が困って泣き出してしまったりトラブルに発展してしまったりしたら、そのときに介入します。きっとアウトプットが強いお子さんは少ーーーしだけでも「あっ」というリアクションをするはずです。すぐに「ごめんね」と言える子もいれば、ちらっとお友達のことを見るだけの子もいます。
ちらっと見ただけでも「お友達の発信をキャッチすることができた」と評価して「あ、お友達が嫌な思いしてるって気づいたね!えらいね!」と褒めた上で、「どうしたらいいかな?」と投げかけてみましょう。
きっと何らかのアクションを起こしてくれます。そのアクションの良い部分を取り上げて、言語化してフィードバックしましょう。例えばそのおもちゃを、ポイっと投げて逃げてしまうかもしれません。そのときは、「お友達が使いたいと思って返してくれたんだね!優しいね。代わりに渡しておくね。(お友達に向けて)どうぞ」と、お子さんに起こしてもらいたかったアクションを実際にやって見せます。そのあとは、お子さんの近くに行って「おもちゃ返してくれてありがとね。一緒に遊ぼうって誘ってみる?」など、改めて褒めた上で別の選択肢を提示してみましょう。
途中で注意したくなるポイントはたくさんありますよね。でもそこはぐっとこらえて、良い部分を褒めて別の選択肢を提示(実際にやって見せるor声かけで投げかけ)してみましょう。

ここでのポイントは、アウトプットが強いお子さんの場合は、「お子さんの行動」をベースにお手伝いをしてあげることです。
大人の行動やお友達の行動に焦点を当てるよりも、お子さん自身の行動を自ら振り返れるように促してあげると良いでしょう。



④大人しい子への支援
大人しい子(以下 『インプットが強いお子さん』とします)は行動を起こす頻度が低いので、周りの人の行動を基軸にお手伝いしていくと良いです。
ポイントは、どんどん見本を示すこと、そして一緒に遊べて楽しいねと伝えること、さらにお友達もあなたと一緒に遊べて楽しいんだと感じてもらうことです。
インプットが強いお子さんの場合は、誰かが喜んでくれているということがモチベーションになることが多いので、あなたのおかげで皆楽しいよ、嬉しいよということをしっかり伝えてあげるのが良いです。

お友達が遊んでいる所になかなか入っていけないという場面を想定して考えてみましょう。
まずはお友達に目を向けてもらうために、「あ、○○ちゃんは違うおもちゃで遊んでるね!」と投げかけてみます。ちらっとでも見てくれたら、「楽しそうだねー!一緒に遊んだら○○ちゃんもっと楽しいよ!一緒に行ってみよう!」と誘います。お友達の近くについてきてくれたら、「頑張って近くまできたね。えらいね!」と褒めます。そして代わりに「○○ちゃん一緒に遊ぼう!」とお友達に声をかけます。代わりにやるということは子ども自身が自分の力で誘う機会を奪うことになるんじゃないか、手伝ってもらわないとできない子になってしまうんじゃないか等、不安になってしまうかもしれません。しかし、そこは気にせず見本を見せて模倣を促します。
そしてお友達が賛同してくれたら、「ありがとう!一緒に遊ぼ!」とお子さんも誘います。大人が間に入ってでも、一緒に遊ぶことができれば大成功です🎉
遊んでるいる間に「一緒に遊ぶと楽しいね」と声をかけたり、「○○ちゃんも楽しいね」とお友達にも共感を促して「楽しい」を共有します。
月並なかかわりですが、上手くいかなくてもその過程でお子さんが起こしたアウトプットをしっかり評価して周りにプラスになっていることを積極的に伝えてあげると良いかと思います。



⑤まとめ
ヤンチャな子も大人しい子も、お母さん方が一番心配されているのは「人間関係をうまく作っていけるか」という点だということが多いです。
家族としか関わっていなかったところこからお友達と遊ぶ機会が加わり、コミュニケーションの幅が広がるときにお子さんにとっては想定外の場面や難しさが続出します。
そこで上手く行くようにと思っていっぱい注意してしまわないように気をつけましょう。大切なのは、「次もやってみよう」「もっと頑張りたい」と感じてもらうことです。お子さんの良い行動をピックアップして、何がよかったかをしっかり伝えてあげることが重要です。
その場の状況やお子さんの特性に応じて、お子さん自身の行動に焦点を当てたり、お子さんの行動によって生じた他のお子さんの行動に焦点を当てたりして具体的に褒めるなど、色々工夫されると良いでしょう。




はい、今日はここまでです♪
次回は、

『児発管が考える加配スタッフの役割について』

というテーマで記事を書いていきたいと思います✨


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました😊またお会いしましょう🤞