与える事で満たされていくこの愛は身勝手ですか? | モダンな陰陽師まあみの"幣"な日々

モダンな陰陽師まあみの"幣"な日々

神事×ロジック×NLP心理 by むらかみまさ美

 

3月スタートとなりました

 

2月は日数が短いおかげで

検収や請求や契約書に心臓を捧げておりました

 

 

さて、久しぶりの更新です

 

 

 

 

 

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こんにちは

NLPマスタープラクティショナー
心理カウンセラー
モダンな陰陽師 まあみです









 

 

話題の鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんの映画

「エゴイスト」を鑑賞してきました

 

 

予告で…

 

あのゴリラのような鈴木亮平さんが←

100%ゲイにしか見えなくて

スゲ!ポーンってなって

絶対見に行こ!と心に決めておりました

 

 

平日は22時という

ホンマもんのレイトショーだったので

土曜の昼間に行ったのですがけっこうな入りで

 

男性同士のカップルも多くて

 

多様性の縮図で

 

いい感じだ〜ニコニコ

 

 

 

 

私は、いわゆる左リベラルでもなく

フェミニストでもなく保守ではありますが

今のLGBT法案についての保守サイドの前時代的な

同性愛などに対する反応は

超気持ち悪いとは思ってます

気持ち悪いは差別じゃないんだよね

 

 

少子高齢化してる今の日本

同性婚を認めたとしても出生数は変わらんて

 

もう既に気軽に子供が持てないんだよ

 

 

なんで同性婚を認めたら

出生数が低下すると思うんやろうか?

 

アホちゃうか?

 

ハッキリ言うけど保守はアホが多いから

変に頭のいい左リベラルにやられこれされんねん

上野千鶴子さんみたいなね

 

 

しかし、世は風の時代で

これから冥王星は水瓶座へと移って

本格的に時代は多様性を求めていくのだな

と映画館でもそう感じました

 

 

私たちの意識に

法や制度が後追いする形になるのでしょうね

 

 

 

さて、小難しい話はどうでもよくて

 

BLで花盛りなドラマや映画界ですが

中学生の時から萩尾望都さんの「トーマの心臓」

竹宮恵子さんの「風と木の詩」少年愛ガッツリ世代なので

まったくもって同性愛に偏見などゼロです

 

 

 

「エゴイスト」

 

これは、いい意味で大きく期待を裏切ってくれました

 

 

 

俳優のアップが多く、カット割りも少なく

カメラが右に左に動くので車酔いみたくなったり

 

ドキュメンタリーの手法もとられてて

途中「私は何を観てるんだろう?」と戸惑いはしましたがw

 

 

 


以下、ネタバレとなります

 

 

特に宮沢氷魚さんについては

ネタバレなしの方が役柄が堪能できますので

自己責任でお願いします

 

 

 

前日、宮沢氷魚さんのゲイの恋愛を題材の映画

「his」をネトフリで観ておきました

 

出典

 

 

氷魚さんはゲイの役が多いのですか???

 

 

テレビのない我が家は

杏ちゃんのドラマ「偽装不倫」以来でしたので

シュッとしたイケメンのイメージしかなくて


ちむどんどんの女優さんと熱愛?らしいね

今日のネットニュースでみた 

 


背も高いし、今時のマッシュな髪型だし

韓国の色の白いキレイな俳優さんみたい

 

 

そして、どことなく、どことなくですが

若い日の豊川悦司さんに似ている気もする

 

出典

 

似てない?

 

 

多分、私の好きなタイプなのだと思うww

私がいいな、好きだな、と思う俳優さんは

不思議と韓国の血が流れてる方かゲイの方が多いのよ

 

 

 

 

 

まあ、そんなことはどうでもいい


 

 

 

相手役の鈴木亮平さんがお芝居が上手いのは

もう分かり切ってることなので何も言うまい

 

 

氷魚さんですよ

 

「偽装不倫」「his」しか知らず

こんなにもお芝居が上手な俳優さんだとは…

ただのイケメンや思てた

 

 

 

氷魚さんの最初の登場シーン

 

雨の中、髪を濡らして階段を駆け降りてくる時の

子供のような無垢な目に心を掴まれました

 

 

純真無垢を画にしたらまさしくな

 

キラキラしてる…

 

前日の「his」と全く違うやん


 

 

 

鈴木亮平さんに恋を仕掛けるのも氷魚さんなのですが

それが余りにも無邪気でね

 

 

これは鈴木亮平さんでなくてもヤラレテまうわw

 

 

前半は二人のセクロスシーンがてんこ盛りですが

やけにいやらしさがなくて

実際の男同士の性愛ってこんな感じなんだろうな…

って思うもので←見たことはないけど

 

 

亮平さん、ゲイの友人に「氷魚君はどんな子?」

と聞かれ

ピュアだと答えるの

 

 

 

 

 

そして、突然

氷魚さんから別れを告げられるのだけど

 

 

その理由が

 

氷魚さんは身体の弱い母親と二人暮らしで

高校を中退後ずっと生活の面倒をみている

いわゆるヤングケアラー

 

「売り」をやって生活を支えていたのだと

 

何もない自分は「売り」でしか

母親との生活を支えることができなかったと

 

 

今は駆け出しのパーソナルトレーナーだけど

それだけでは生活はできず「売り」は続けている

 

今まで「売り」を上手くやれてたのに

亮平さんと出会ってから折り合いがつかなくなった

 

「上手くできないんだ…」

 

だから別れるっていうのよ

 

 

 

 

これ、愛の告白やん

 

こんな健気なことを

こんな純真な子から言われてみ…

 

おばちゃん

母性が発動して身を削ってでも

お金あげよって思うわ

 

 

 

 

そうして、亮平さんと別れて

氷魚さんは「売り」の世界へ戻るのですが

 

「買う」お客さんに対しても

その、純真無垢無邪気さでやっているの

 

 

で、そんな「買う」お客さんたち

癒されてる

 

すごく幸せそうなんだもん…

 

 

 

ああ、まるで子供のために身を売る

レミゼラブルのファンティーヌみたいだと

とエゴイストを観ながら思ってました

 

 

レミゼラブルを観た時も

ファンティーヌに自分を重ね映画館で号泣したくらいで

少しばかり苦しかったのですが←少しちゃうしな

 

体の弱い母の為に「売り」をする氷魚さんが健気過ぎて

また少しばかり苦しくて

 

 

高校中退してる自分には「売り」しかできない

そう思い込んでる氷魚さん

モデル出来るくらいにカッコいいのに

何ゆーてんねんとツッコミ入れそうになりましたがw

 

 

 

自分の美しさに無頓着なのも

  

子供の頃からの生活環境によって自己受容できなくて

父親が女作って家出て行って息子の稼いだ金をせびりに来るクズな

 

純真ゆえに自己犠牲が発動するのも

私にもそう言うところがあるのでよく分かります

これ、発達障害グレーなんだと思う

 

 

自分が氷魚さんのように純真とか思ってません


私のことを綺麗だとか

小動物のように可愛いとか

天真爛漫だとか

無邪気だとか

言われたりしますが

 

自分の事をそんな風に思ったことはなく

自己受容というか

自尊感情も自己肯定感も持ち合わせてないので

私は今でも何もできない人間のクズ

くらいに思ってます

 

  

だからこそ、私によくしてくださる方には


”こんな私に申しわけない”

”身を挺してでもお返しをしないといけない”


と思うわけです

 

 

こんなふうに、今世、散々に自己犠牲やってきたので

こういうのは非常に反応してしまいます

 

書きながら涙がでる

 

 

 

 

 

鈴木亮平さんも悩み苦しみながら

「売り」をしてる氷魚を見つけ指名して

氷魚さんの時間を「買う」から

二人でやっていこうと提案するのです

 

氷魚さんもとまどいながら

その差し伸べられた手をとるのですが…

 

私はこのシーンで号泣レベルでした

 



お金を渡す(与える)という選択をする鈴木亮平さん

お金を貰う(受け取る)選択をする氷魚さん

 

 

 

私自身は受け取ることが非常に難しい人です

 

パトロンや、福の神や、なんて口にしてますが

何もしていないのにお金なんて受け取れない

心の奥底ではそう思ってたりもするのです

 

 


鈴木亮平さんも氷魚さんにお金を差し出し

生活の援助をしながら

 

「この愛のかたちは自己満足なのではないか?

彼らを追い詰めていたのではないか?」

 

と自問自答します

衝撃的な出来事から氷魚さんの母もお世話もするのよ

 

 

これもまた自己犠牲の形

 

 

 

しかし

受け取り拒否してる私が言うのもなんですが

 

 

鈴木亮平さんのこの献身を

なんて

尊いと思ったのです

 

惜しみなく愛する人たちのために

お金を差し出すことは美しい、

 

 

お金を差し出すことで

自分の愛する大切な人が少しでも幸せになるなら

自己犠牲にすることに何の躊躇があるのかって…

 

それが独りよがりな愛の献身であったとしても

 

 

 

 

与える事で満たされていくこの愛は身勝手ですか?

 

そう、この映画は問いかけます

 

 

たとえ、そうであったとしても

それを越えた先には

こんなにも美しい愛の世界線があるのだとしたら

 

 

これは、この界隈でとやかく言われる

自己犠牲なんだろうけども

 

それ、何が悪い?

 

 

惜しみなく与えることがその人の幸せであるなら

そこに見返りもなく、ただ、満たされていくなら

いいんじゃね?て


苦しくなければですが

 


私はそれをエゴイストだとは思わない

 

けど、苦しいんならしちゃダメだよ

 

 

 

 

反対に与えられて苦しいのなら

受け取り拒否でもいい

 

 

でも、私は、それを越えた先にある

「エゴイスト」で可視化された愛の献身の世界線を

経験したいと思いました

 

 

 

 

 

 

 

氷魚さんもその母役の阿川佐和子さんも

まるで天使みたいでね

 

でも、悲しいかな

天使みたいな人はヤラれがちです

 

 

 

だから、こんなに美しく、純粋で、無垢で

自己犠牲をしてしまう魂を持つ人たちを自分の利のために

搾取するようなダークトライアドな人たちに

私は強烈な怒りを覚えるのでしょうね

 


 

 

 

ここまで読んでいただき

ありがとうございます!

 

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ほな、またね~

 

 

 

まあみドキドキ

 

 

 

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