幸せな今だから書いてみようと思った
facebookの「過去のこの日」は
日によって凄い殺傷力がある
こんなに前の出来事だったのか…
私が癌の手術を受け6年たちました
離婚してから一年もたたずに元夫が亡くなり
その後、私の癌が発覚
当時、彼氏(詐欺師)だった人が
引っ越し先を探しててじゃあ、ということで
結婚を前提に暮らすことになりました
ギャランティーの未払いなど
仕事で色々大変だったのは知っていたから
生活費の催促はしませんでしたが
4ヶ月後の私の手術日が決まった時に
当分仕事ができないから生活の面倒を見てほしい
と経済的な支援はお願いはしました
その生活費を貰うことになってたお給料日から
彼は10日ほど蒸発したのです
25センチお腹を切った手術直後の
まだまだ体を動かすのがきつい私を置いて
やっぱりな、という気持ちと
絶望と、不安と、心配が渦巻く中
私が仕事に出てる間に合鍵を使い
家に出入りしている気配は感じていたので
地獄へ突き落とされた気分でした
結局、倉庫として使っていた下の小部屋で
寝泊りしているのをみつけて
妹を交えて色々と話し合いをしたのがこの日で
やり直すことにしましたが…
ホンマにあほちゃうか？と笑える今なら速攻でシメてるわ
この後、3年を共にして
やっぱりアカン、無理やわ…と
わたし的には円満に別れたつもりだったのです
別れてから4ヶ月後の年末に
詐欺師はまた私の前に顔を見せるようになりました
だんだんと私の家に増える彼の物
一人暮らし初心者の私はまだまだ淋しかったので
するにまかせていたのですが…
何かがおかしい
ある日、私の家から転送された詐欺師の郵便物に
ある女性の名を見つけるのです
◯◯◯ ◯◯子 様方 詐欺師様
わかりますか？私の家を出たその足で
次の女性の家に転がりんでいた
ということを知ることになります
別れを切り出したのは私からとはいえ
それはそれでショックで
「私と別れる前からの付き合ってたのか？」
と詰め寄ると
「付き合ってないし、そんな関係じゃない
部屋を借りてるだけ」と言い訳し
それ以来ぱったり寄り付かなくなりました
その転がり込んだ女性に面識があった私は
詐欺師の荷物と共に事情を聞きに行こうと
彼女のお店に会いに行きました
彼女は私を見てびっくりしていましたが
名を告げると理解したようで
お互いの辻褄合わせをしたところ
詐欺師の嘘が露見することとなるのです
詐欺師は…
借金一括全額返済と
婚約破棄の慰謝料請求をまさみにされてる…
とかなんとか言葉巧みに
彼女からお金引っ張っていたのです
彼女からお金を巻き上げた後は
ご丁寧に
「まさみに全額返済して全てが終わった
助かった」
と彼女にメールまでしたそうですが
彼女自身もどうも色々おかしいと思いだして
詐欺師を追い出そうとしてた時期に
私の前にまた姿を現したというのが真相でした
詐欺師は単に住む家を探していたわけです
何度か私は彼女と話し合い
彼女と共に詐欺師への債権回収の算段している知り
詐欺師は脅すかのような文言を並べ
私に「借金返済せん」と息巻いたので
彼女の同意を得て彼女の家にいる詐欺師の元へ
乗り込んだのです
追い詰められた詐欺師に暴力は振るわれましたが…
この債券の件はすでに
詐欺師とその女性と私との間で解決済みであり
詐欺師は私にも彼女にも返済しているので
法にはには引っかかりませんが
どう考えても詐欺師のやり口
私を悪者にして自分に惚れてる女から
私への借金分プラス10万上乗せしたのをせしめ
慰謝料分まで引っ張る算段でした
彼女は、惚れた男が自分のものになるなら…
と思ったのでしょう
彼女は詐欺師と私がお付き合いしていた時から
好きだったようで
彼から色々と恋愛相談的なものにも乗っていた
と聞きました
彼女は私の次のターゲットだったのでしょう
詐欺師はクズ男の王道を歩いてらっしゃるわ
詐欺師は女の惚れた弱みを利用し
私は、慰謝料なんて請求もしていませんし
借金分も分割でいいからと告げていたのに
※借用書には分割で返済する旨が明記されています
借金一括全額返済と
婚約破棄の慰謝料請求をまさみにされてる…
と言うような
業つくババアにされていたわけです
私は、ふたりの女の真心を踏みにじったのが
どうしても許せなかった
私はこの件がきっかけとなり
お陰でさまで男に尽くす人生はロクなことはない
尽くすべきは己
と人生をシフトすることができました
私が男性に対して少々手厳しいのは
これだけが原因ではないけど
詐欺師との件で私の心が大きくえぐられたのは
間違いありません
給料日に蒸発し10日後に発見され
話し合いをしたこの日
同窓会の予定がある私をプラネタリウムに連れて行き
この写真の喫茶店でお茶し
KALDIで私が欲しいもの買い与え
同窓会会場まで送っても行った
今からしたら
それもこれもすべて詐欺師のやり口です
だけどその時はまだ好きだったので
辛くとも幸せでもあったのです
少し、虚しく、悲しみといたたまれなさは
私の胸の中にまだ存在していて
この写真を見た瞬間に鮮明に蘇ってきました
目を腫らし
仏頂面をしながらアイスコーヒーを飲む私
腫れ物を扱うように
私の機嫌を取る間抜けな姿の詐欺師の彼氏
私はまだ
死んでしまえばいいのに…と
思っているのです
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