国立民族学博物館
こんにちは。
雨が続いて、一気に秋めいてきましたね。
大阪旅行の最終日に行った、
民族学博物館について触れておこうと思います。
前に新国立美術館でイメージの力という企画展がありました。
そこでみた世界各地の民族衣装や祭式道具が面白くて、いつか大阪のみんぱくへ行きたいな‥と思っていました。
ついに、太陽の塔とともに、みんぱくへ。
博物館はとても広く、見きれないぐらい量もあったので、足早ではありましたが、楽しんできました。
地域展示では、
世界をオセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、日本を含むアジア各地域に分け、オセアニアを出発して最後が日本という構成。
あるいみ、世界を一周したような旅気分の館内です。
世界の人の暮らしが分かるように、衣食住などの生活用品を中心とした展示。
もちろん民族衣装もあり、世界の刺繍の違いを見るのも面白かったです。
驚いたのは、
ビーズで作られた人形。
遠くてよくわからないけど、
これ全部ビーズなんですよ。
恐ろしいくらいの量。
ビーズというと、装飾品のイメージが強いですが、アフリカの多くの社会では、儀礼や富の象徴、社会的威信や民族のアイデンティティーに関わるものとして、重要な役割を果たしてきたそうです。
しかもビーズの素材は卵の殻だったり、
動物の骨、貝殻、鉄‥
色んな素材が使われていて、
ダチョウの卵の殻でできたビーズが、世界最古のものだそうです。
見て回るだけでも楽しい、みんぱく。
色鮮やかだったり、
びっくりするような人形だったり。
とても大きな所蔵品もいっぱいあって、
これはコーラン。
タペストリーみたい?
コーランの文字は全部、金の糸で刺繍してある。
ものすごい量に圧倒されつつ、美しさと狂気すら感じる。
最後は日本で終わりだけど、
日本のお神楽やしめ縄も、世界から見ると面白い。
宮沢賢治の童話に、鹿踊のはじまりがあります。
東北出身の賢治だから知っている、花巻の伝統。
これをもとにお話を作ったのだと思います。
一つ一つ紹介するときりがないのですが、
色んな興味をそそられる。
大阪に行く機会があれば、また行きたい。