3月25日に行われた詰将棋解答選手権チャンピオン戦の参加記でもサラッと書いていこうかなと思います。

 まず第1ラウンド。①は57金移動合を発見してスッキリ、上手い作品だと感じました。

 ②は27馬を消去するのかなと思いましたが、さすがにそれはなかったですね。38角が見えてからは一直線。紛れは少なく、変化も簡単に割り切れるので解きやすい作品でした。時間的にいいペースで③へ。

 ③は適当に進めた序の6手が正解だったのが大きかったように感じます。しかしながら7手目に37桂と打ち、以下26玉、25飛、17玉、28銀、18玉、45馬!の紛れに嵌ってしまいました。17桂を発見した後は、変化に苦戦しながらも先に作意が見えていたので何とか解けました。

 ④は一目解けそうな初形。④を時間一杯使って解いて、⑤は諦めかなと心の中で思ってました。元々4つ解ければ満足で、残り50分以上もあって④が解けないことはないだろうと。が結果を言うと④は解くことができませんでした。18香、25玉、17王、15玉、28王、16桂合、同香、26玉、18桂、25玉、39王、27桂合、同香、16玉、26香、27桂合で、逆王手が3回入っていかにもらしい手順が見えるも、ここからどう頑張っても詰まない。初形に戻って16角からの空き王手で角の位置を変えるのかななどと考え始めて、迷宮入りしました。ということであまり解ける気のしない⑤へ。(残り20分)

 ⑤は初手81飛不成から読み始め、21香合の限定合で12歩、同玉、82飛不成、32歩合と進めて、なんだかダメっぽい。⑤を解こうとするんじゃなかったと思いながら④に戻るも、時間切れで結局解けず。88分ごろだったか前に座っている看寿賞作家の方が途中退出されていてさすがだなあと感じました。

 第1ラウンドは31点(消費時間90分)となり、大阪会場同率5位、全体では同率20位でした。藤井聡太六段は55分で満点なのを知って、異次元だなと改めて感じました。(後半に続く)

 

藤井@退出で差をつけろ