6月17日(日) | 参議院議員 岡田広

6月17日(日)

 ちょうど1週間前に大阪心斎橋で通り魔殺人事件が起き、男女二人が殺害されました。犯人は、「自殺するつもりだったが死にきれなかった。人を殺せば死刑になると思って行きずりの人を刺した」と供述、被害に遭われた方に慰める言葉さえ見つからない凄惨な事件です。

 今年に入って半年が過ぎようとしていますが、残忍な事件が多く発生しているように思います。1月には大阪市で小学生が切りつけられ、2月には渋谷で70代の女性が61歳の女性を刺す事件が起きました。5月には地下鉄渋谷駅構内でサバイバルナイフによる殺人未遂事件が起き、北海道の帯広市でも連続通り魔事件が起きています。そして今回の心斎橋の事件と続いています。

 通り魔事件は歴史的に連鎖する傾向があることが明らかになっています。特に自殺願望が他者への攻撃行動にすり変わり、自分を蔑ろにした社会への復讐のため大量殺人へとつながっていくことになるそうです。

暑い夏を前に、この連鎖の鎖を断ち切るよう警察関係者には力を尽くしてほしいと思います。