人類史と生物学視点から「人間」とは!を考えさせられる一冊です。

「人類の幸福」とは!
壮大なテーマですが、私は、現代社会において「幸福社会創造」や「幸福価値創造経営」に多くの示唆が織り込まれていると感じています。

人類は複雑です。

皆、幸せな人生を送りたいと願っていても、戦争が絶えませんし、貧富の格差も厳然と存在しています。
支配する側とされる側の構図、ヒエラルキー社会の現実、自死を余儀なくされるほどの組織内バイアスとプレッシャー....

なぜ、このような社会となっているのでしょうか。

文明の進歩は、暮らしを豊かにし幸福社会創造に貢献している良い面もあります。
反面、文明の構造そのものが、人類の不幸をつくり出している側面もあります。

私たちが「常識」として思い込んでいる「史実」や「現象」、「事実」には、時々の社会や時代の思惑が介入し、「真実」とは言い難い物や事もあるかも知れません。

歴史学習は、受験勉強をした頃の年代を記憶するだけのものではありません。

歴史学習は、人間を知る手立てとして、未来を設計してゆく有効な手段です。

このサピエンス全史とホモデウスは、私に多くの気づきを与えてくれます。

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