続続続・被児童虐待児の、たどった道(私の場合) | 児童性的虐待を経験した元JW2世の、線維筋痛症的生活

児童性的虐待を経験した元JW2世の、線維筋痛症的生活

ステップファミリーです。
50代の旦那様、20代の娘2人、8歳の息子1人
70代の実母が、います。娘1人はお嫁に( ¨̮ )
今は、5人家族です。

JWにフィジカル的にも、メンタル的にも
ボロボロにされると「何かしらの病気」
に、なるのかしら。


倒れた私を見て、大泣きする

保育園児の末っ子長男を抱いて

母は、特に何も考えずに

家族の為に、家事や、世話を

集会を休み、奉仕も休み

一生懸命してくれました。




気づけば、不活発です。




私は、出来る事が

どんどん減っていきましたが

以前のように、簡易トイレを

ベッド脇に置く程には

なっていません。




が、こんな私も、年を重ね、

徐々に丸くなっていったのと

ほぼ同時期に

母が、勉強し始めたのです。

人の心について。

夫が、分かりやすい本を

渡してくれました。






そして、ある日。

それは突然やってきました。



私が大好きな

ロックバンドの

ボーカリストのタトゥーに

ついて、ネットで調べていたら

フリーメイソンが出てきて

ラッセルが出てきて…… 。




ここで初めて、離れてから

15年間、何故か守っていた

「エホバの証人をネットで

検索してはならない」

の掟を破りました。



真実を知る事になりました。

児童性的虐待の隠ぺい

など、その他もろもろ。



母に、動画を見せ

他の情報も話しました。




母の反応は、ある意味

「スカッとするもの」でした。



あまり口数も多くない 母が

激高していました。


「ばあちゃんだってね、

あんな虐待から、守れなかった

って、自分を責めてたよ。

でも、隠そうと思った事ない!

ママ(私)みたいな酷いめに

あった子を、嘘つきって言うの

U兄弟だけじゃないんだね!

ばあちゃんも、ダメダメだけど

組織のが酷いんじゃないの?

泣いてるよ。この子達……」

と、言いました。

まさに、激怒したのです。

私の為に、

怒ってくれたのは

初めてでした。






私は、エホバが許す組織を

心底信じていたし、

母が、私と和解したら

いつかは、また戻るだろうと

思っていたくらいなので、

相当ショックでしたし、哀しみで

いっぱいでした。



…なのに、母 大激怒(驚)!



で、サクッと、「辞める!」宣言




そう、ただ今 絶賛 自然消滅中。





それからは、孫の誕生日を祝ったり

ひ孫に誕生日プレゼントを、と

手作りの布製サッカーボールを

家族みんなで作ったり

母に笑顔が増えました。



劇的な事件が、全てを

解決したのでなく、1歩1歩

歩み寄った時間と、ひと言ひと言の

積み重ねを、

エホバじゃなく

人と、人が

努力を重ねました。







父親が、早くに死んでくれたのも

すごく、有難いことでした。






でも、それも、エホバからの

祝福などでは、ありません。



チャンスを、ひとつひとつ

逃さず、生かそうと

人が、人と支え合い

20年間

努力し続けただけです。




私は、今

母を許せた自分ならば

自分で、自分を好きに

なれそうな気がします。


自分で、自分を許せるような

気がします。



ただただ、心からの平安を

味わっています。



母が、こんなに面白い人だとは

思いませんでした。

母が、こんなに可愛い人だとは

思いませんでした。


私と母を見て、喜んでくれる

娘達、夫に感謝です。

ずっと、無邪気に可愛い息子にも

感謝です。



再婚した私達夫婦に

この息子が、宿った時、

2人の娘は、それぞれ

17歳と、14歳でした。

2人が、夫に言いました。

「これで、私達と お父さんは

血が繋がるね〜」

という、言葉。

夫は、ひそかに涙したそうです。

今も、その時と変わりない

気持ちでは、可愛がってくれます。

そのことを、

夫も、「当たり前じゃない」

と感謝し続けています。





私が、ダメ親で病気持ちの為に

苦労かけた、娘達が

いつもフォロー役をしてくれて

そんなこんなで、あっという間に

私は、人として追い抜かれました。

有難い事ですが、私も

もう少し向上したいです。





母は、毎日のように言います。

「みんな、優しいね。

ばあちゃんは、こんなに

自分以外の人を、思いやって

こなかったね。自分、自分、

ばっかりだった。聖書を勉強して

自分の方が、正しいって

信じてきたけど、会衆にいるって

だけで、いい人になってる

気がしてたよ。会衆に居場所が

なくなるのが、怖いと思い過ぎて

家族みんなで、ばあちゃんの

こと、受け入れてくれてるのが

分からなくて、ごめんね。

頑固で、幼稚で長い間

困らせてごめんね。」と。






嘘みたいですが、本当の話です。

家族や、母に何度も、

確認しましたから(笑)