▲春が近づいてきましたね~、早咲きの桜が満開でした。

 

ここ最近は爆風時化ばかりで釣行予定が流れまくりなので、ツールについての四方山話”フィッシュグリップ編”をば。

▲各種グリップ・・・、その前に余談。

 

釣りの三種の神器(必需品)と言えばハサミとプライヤーですよね。って、2種しかないか・・・あえて加えるなら魚締めツールとかかな。

 

愛用していたダイワのステンコアプライヤーが行方不明になった(船に置き忘れたかどこかに落としたのか・・・)ので、

▲ジャッカルのマルチプライヤーをゲット。軽くてコンパクト、“糸掴み力”もバッチリでお値段3.2kはGood。コアプライヤーは糸掴み力は抜群だったけどサビやすくてすぐに黄色くなった・・・ズボラ人間にステン製プライヤーは無理だなあ。

 

で、必需品ではないんだけど、持っていたら便利な物ってあるでしょ。

 

例えば、

▲はかり。揺れる船上では計量が自動フィックスされないこのダイワのデジタルばかりが便利。揺れで上下する重量を表示し続けるのでより正確な重量を計測できる。壊れにくいさも抜群なので愛用してます。メモリ機能も付いてて釣った魚を8つまで記録可能。表示は去年の最大サイズの大鯛のもの。太かったな・・・。

 

そして、

  魚を掴む“フィッシュグリップ”は、あれば便利なツールの代表格ではないでしょうか。

 

ということでやっと本題。前置き長いのが悪いクセ・・・スカートと前置きは短いほど良いとは重々承知なんだけどね(笑)。

▲フィッシュグリップを使うと歯の鋭い魚も安全に掴め、持ち運びも楽なのがメリット。

▲フィッシュグリップで魚を掴み前に出すように持つと、遠近法効果で魚写真が映えます。ナイススマイル!!

 

20年以上前の自分的コマセマダイ黎明期にフィッシュグリップはほとんど普及しておらず、アメリカ製のボガグリップと日本製のオーシャンマークのオーシャングリップ(以下OG)ぐらいしかありませんでした。オーシャングリップは2万円以上と高価なので、1万円弱で買えるボガを購入。

 

▲今でも健在。アメリカの釣具はとにかく無骨で頑丈、プライヤーとかも10年以上使ってもまったく壊れない。

 

▲魚をグリップする先端部もごつい。未だに購入当時と同じぐらいスムーズに開閉するのが凄い。

 

でもですねえ、

▲いかんせん重い。440gは持ち運びを躊躇する重さ。しかもスケール(重量計)がポンド表示で㎏換算するのが面倒だということで、オーシャングリップに移行・・・後述。

 

  最近は多種多彩なグリップがありますね。

▲コンパクトで軽量、安価なグリップが色々と発売されるようになりましたね。

 

▲デジタル計付きのこれはすぐにスケールが壊れた。安いので耐久性はそんなものかな。

 

これらの安価品でも中鯛くらいまでならなんの問題もなく使えます。だけれども、大鯛やワラサ、ブリなんかを掴んで乱暴に扱うと壊れますねえ・・・。

▲最近はこのペンチ形状のフィッシュグリップも人気みたいですね。使ったことないけど興味あり。

 

2000円前後のグリップをあれこれ買っても壊れたり使いにくかったりで、結局良いのが欲しくなって、

▲OGにたどり着く。かっこいいんですよね、これ。

▲ボガと同じようなサイズ感だけど、

▲ボガの半分以下の重量。300gの差はでかすぎる。OGは軽くて機能的で頑丈、良い製品です。

 

だけどもだけど高いんですよねえ~、25000円とか。魚掴みごときにこの値段はかなり躊躇する(笑)。

 

でも、あれば便利で、

▲暴れる鯛をこんな風に掴むとエラで指をぱっくり切ったり、背びれが刺さって痛い思いをしたりするんです。特に、よもやの入れ食いタイムに遭遇すると慌てて掴むので余計に危ない。そんなとき、安心確実に魚をキャッチできるOGが大活躍するわけです。ワラサもこれがあるとかなり楽です。

 

先日の釣行でもこれを使って魚を掴んで→締めて→クーラーに仕舞ってとやってたんです。ところが家に帰って片付けようとしたらどこにもない・・・船に問い合わせてもないと。

 

  やっちまったなあ(涙)。なきゃ困るので次なるモノを物色・・・。

結局、新しいものを購入後に車の座席下の奥深くからオーシャン君が出てきた・・・新しいの買っちゃったし、複雑な気分(笑)。

 

ダイワとシマノからもここ数年でグリップが発売されましたね。

▲スケール(重量計)付きは、どちらも2万円アップと結構なお値段。でも、なんだかやけにデカいんだよなあ・・・。

 

やっぱりオーシャン君がいいかなとネットをサーチするけどモノがないですねえ、しかも相変わらずバカ高い(笑)。

でも、OGは全然壊れないので10年は使えると考えれば高くない・・・と自分に言い聞かせる(笑)。

 

どうせ買うなら魚の口を挟むグリップ部が鯛の歯でも傷つかないHD(ヘビーデューティ)タイプで、10㎏超のブリやらキハダ小を掴んでも壊れない頑丈なのがいいということで、

▲2920HDを購入~、税込み38500円って・・・鼻血ブーの世界(笑)。

 

※OGの数字、2920の29は全長29㎝、20は20㎏スケールの意味。2510は全長25㎝、10㎏スケール。

 

新同品を安価で購入したわけですが、

▲堅牢感が半端ない。やっぱりOGはカッコエエなあ。

 

  モノマニアの世界では、何をもって”かっこいい”と感じるか千差万別ですねえ。

 

このOGの場合、機能性と操作性をコンパクトかつ軽量なボディに秘めていてなおかつ流麗なフォルムがかっこいい、と感じてるんですが、人によっては値段を聞いて”アホか”と一刀両断もありかな(笑)。

 

価値観も感じ方も千差万別で融通無碍かつ自由自在こそが、正しい趣味の世界だということで(笑)。

 

▲2510は8㎏級マダイだと挟むのがギリだったけど、この2920はこれだけ開くのでマダイならどんなにデカくても大丈夫。

 

▲かなりのごつさだけど250g(=60号オモリ程度)なら許容範囲内。

▲20㎏まで測れる=その重量の魚を掴んでも壊れないということで、グリップ部がでかくてホールド性バッチリ。近海の釣りならほぼ全ての魚種に使えそう。

 

マダイ、クロダイ、イシダイ、ワラサ、ブリ、サワラ、ヒラメ、キメジ、キハダ・・・結局、面倒になって素手で掴んでそう(笑)。

 

壊れそうもないので気軽に使い倒してみる予定なんだけど、掴む魚が釣れるかどうかが問題・・・。

 

明日は久々の出動。出番があることを祈りつつ出動準備しようかな。

 

バイバイ