2023年10月17日 天気>秋晴れ 風>北5mドッタンバッタン→凪ぎ 気温>17(寒い)→25(爽快) 水温>24℃ 潮>澄み 漁場>YSD KHM タナ>30m前後 潮流>南

 

11月初旬に大遠征決定! 

 

去年、楽しすぎた宮古島遠征釣行に今年も連れて行ってもらえることになり、

▲早めに荷物を送るというsゴー御大に便乗して竿を2本委託。

 

キハダ竿が手元に無くなったということで、今季の相模湾コマセキハダ釣りは終了かなあ、カツオが急に爆釣してるので行きたい気はあるんだけど・・・。今季は2回しか行けず、2ヒット・2オマツリバラシだけ。なんともダメダメだったなあ。来年こそやったる!!

 

ということで、宮古島に持ち込む竿の選別をしてから剣崎へ。

本日の一義丸は片舷5~7人ぐらいのゆったり3隻出し。

 

▲「ワラサは日によってムラがあるけど、ポツポツ釣れてますよ。少し潮が濁ってマダイも雰囲気が出てきたかな」と、なんとも楽しみな情報ゲット。

 

  本日、自分が乗船したユッキー船の右舷は、シマノスタッフ4人。

▲おなじみの松本さんに加え、鈴木新太郎プロも乗船。「外房からの遠征ご苦労様です」というと、「遠征ってほどの距離じゃないっすよ、昨日今日と千葉からの通いだけど余裕~」と、TVでおなじみのバリバリの笑顔。おとなしめの松本さんとのコントラストが絶妙すぎる(笑)。

 

でもって、

▲出船。10月から出船時間が6時半になったんですね。13時終了かと思ったら13時半だったので、コマセが足りなくなりそうだった。

ワラサバリ食いなら朝の2時間でコマセを使い切る勢いでいいんだけど、渋い日は調整がムズい・・・。

▲定番のヨシンデ海域でスタート。べた凪かと思ったらやけに横揺れが激しい。1投目ですぐに上げての合図。どうやら西に行く潮が激流で、潮と風が当たって激しく揺れるみたい。

 

コマセを強めに撒いてワラサを寄せにかかるけど、場所通過が早すぎるのか何度入れ替えてもそれらしい反応が出てこない・・・。

 

 船中、無言の行を繰り返すこと30分・・・。

隣の席の松本プロが「なんだか思い出すなあ、前回の悪夢」とポツリ。「あの日は泣きながら帰ったんですよ、今日もそんな目にあったらワラサ釣り引退宣言しないとですよ」と、早くもグチり漫談開幕(笑)。

 

 1時間経過。

船団を見渡しても、ほとんど竿が曲がる姿を拝めず。

M氏「なんか、来るたびに激渋デーなんですけど。マダイの釣果も今年は今一なんですよね~、でかいのバラすし」

オレ「いやいや、いつもいっぱい釣ってるじゃないっすか。でも確かに、ここ数回は同船しても良いこと無いっすねえ、お祓いしないと」

マ「お祓いでもみそぎでも釣れるなら・・・(笑)」

オ「これから潮がたるんでワラサ入れ食いになって、早々にマダイにチェンジして超大鯛もゲットしちゃうなんてプランはどうですか」

マ「夢ですね~。でもその前に今日こそ何とか1本釣りたいなあ・・・」

 

シニカルモードのプロが面白くて、べしゃりつつやってると手返しも苦にならないから助かります(笑)。1時間半ほど経過すると、ついに潮がたるんできたのか反応が船下に止まるタイミングが長くなってきて、あちこちの船で竿が曲がり始めた!!

 

気合いを入れ直して手返ししてると、トモ2番目の新太郎さんのテストロッドがガツーン。余裕過ぎるやり取りで本命ゲット。トモのスタッフの方にも当たってハリス切れ・・・。さらに松本さんの隣の方にもガツーンと来てしばらく後にハリス切れ・・・。

 

右舷>オレ、松本氏、スタッフ氏、新太郎氏、スタッフ氏

 

「おいおい隣までしか来ないのかよ。参ったな」と2分間隔・鬼手返しモードのプロを尻目に新太郎プロが連発! トモに行く潮で後ろ側が有利っぽいとはいえ、あの当てカンはさすがの一言。

 

でも、まつったり奪われたりでバラシ多め。バラシが無ければ5~6本は釣ってたはず。自分だって潮が逆でオマツリせずハリスが切れたりハリがはずれたりしなければ10本以上釣れたはず・・・とか何とかタラレバ言っても唇寒し。

 

ちなみに”唇寒し”というこの句の原典は、

 

人の短をいふ事なかれ、己が長をとく事なかれ

物言えば唇寒し秋の風

 

という松尾芭蕉の句で、座右の銘だったそうです。

人の悪口言うな威張るな。むなしくなるだけだぞ

うん、肝に銘じなければ(笑)。

 

反対側でもトモ寄りでワラサヒットの声。右舷では新太郎プロを筆頭にシマノスタッフ氏がヒット連発・・・。一方、ミヨシチームは異変無し・・・実に寒し。唇どころか全身寒しダ。

 

「いや、参ったな。いい加減当たってくれないかな」と隣から聞こえる声って、オレの心の声が漏れてるんじゃね?と攪乱してきたそのとき、ついにプロの竿がガツーン。

 

「き、来た。やった~」と9時間ぶりのアタリに小躍りしつつやり取りする姿で、こちらまで楽しくなってきた(笑)。


無事に本命ゲットで、

▲いやあ絵になる。写真写りもさすがプロフェッショナル!!

 

感心してるとオレの竿も突っ込んで、無事に1本ゲット。

ワラサはだいたい近所に配りきったので、自宅用に半身もあればOK。1~2本でもたくさん釣れてもどっちでも良いのです。

「あとは裏本命の赤い奴を狙いたい・・・」と漏らすと、「オレもオレも」とお隣の声。

ワラサがあまり釣れない要因は、こういう心理にあるんじゃないかと疑わしくなってきた(笑)。

 

その後、トモ寄りの新太郎プロだけ連続ヒットで気を吐いてたけど、当たるのはほんの一部の人だけで全体的には激渋。

 

「またしても激渋デーだ」「どうやったら喰うんだ」「潮が悪いのか腕が悪いのか、それとも運なのか」と、悶絶グチりオヤジーズと化して二人であーだこーだ愚痴ってると、「上げてください」のマイク。

▲荒波を超えてユッキー船動く! しぶきも気にせず、そそくさとマダイタックルに変更。

▲ロッドテストのお仕事もしてます(笑)。バットジョイントで竿先を変更して曲がりをチェック。軽くて良い感じの竿に仕上がりそうですね。

 

  二場所目は、マダイとワラサが混泳しているとか。

 

仕掛けそのままでも、マダイ仕掛けに変更しても良いとのことで自分らは大好物のマダイ仕掛けで狙います。

「松本さん~、この場所は下げ潮止まりが11時45分です。あとちょっと待てば上げ潮ウハウハタイムですよ」

「あとちょっとって、まだ2時間以上あるじゃないですか(笑)。ほんとに上げ潮が来てからチャンスタイムあるかなあ」

「我らミヨシチームのチャンスタイム、30分ぐらいあるんじゃないっすか」

「それだけかあ、足りないなあ・・・」

 

実の無い会話をエヘラエヘラと交わしていると、

 

松本さんのお隣スタッフ氏にググッとヒットでマダイゲット。8号6mのワラサ仕掛けだそうです。

さらにそのお隣の新さんもワラサ仕掛けでマダイ2連発。船中で一番輝いてました!

 

さらにトモのスタッフ氏にもワラサヒット。5回ぐらい当たって3本ゲットしたのかな。

 

一方、俺たちダメ~。

 

「コレは潮のせいですよ」

「そういうことにしましょう」

とイイワケを吟味してると、

 

「来ましたよ」と左ミヨシのsゴーさん。

結構な引きだけどワラサじゃなくてマダイっぽい、しかも良い奴。ハリスを手繰るとトモ寄りの方とオマツリしてブチッとハリス切れ・・・2㎏以上はありそうだったのに。

 

針を結び直して数投後、再び「来ましたよ」の声。

「オレはツメが甘いからなあ、今度こそ」と、爪に塩を塗りたくりつつ慎重にやり取りし、ハリスを手繰ると立派なマダイ!!

▲「やりましたー」と、良型マダイゲット。さらにもう一枚釣って船中トップタイ!! 「予は満足だ」とのこと、イイナア。

 

「松本さん、これでミヨシは潮上だからというイイワケができなくなっちゃいましたよ」

「ハハハ、参った~。よそ見した瞬間に竿がずぼっと突き刺さらないかな・・・。あ、刺さった!」竿がへし曲げられ、強烈な引き襲来。

 

携帯カメラを取り出し、シャッターを押した瞬間にブチッ。

▲「ああー」と、ハリス切れの瞬間が激写されてた(笑)。

 

「いつものマイルドで丁寧なやり取りと違うじゃないっすか。そんなに竿をブチ曲げるなんて、らしくないですよ(笑)」。

「マイルドからワイルドに変身しようと思ったら、失敗した」。


面白すぎるんですけど。

 

その後、オレにもついにヒット! マダイの手応え。一方、そのときプロは仕掛けごちゃごちゃ修復中。

「きましたよ~」とあおってたら、プロ隣のスタッフ氏にワラサヒットで竿がガツーン。

「そっちも曲がった~」とさらにあおると、

「うーむ、もたついているとコレなんだよなあ」。

「激おこでしょう(笑)」

「いや、無の境地(笑)」

 

とふざけつつタイを抜き上げようと思ったら、海面でポロッ・・・M氏ニヤリ。

スタッフ氏もワラサラインブレイク・・・。

するとどうでしょう、満面の笑みで

残念でしたねえ~」だって(笑)。

 

「今年聞いた“残念でしたね”で、一番嬉しそうですよ」と文句を言うと、

「いやいや、そんな事無いですよ」と言いつつパチパチと手をたたいてるんですけど(笑)。

 

「まあでも、“人を呪わば穴二つ”っていいますからねフフン」。

※“人を呪わば~”=他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる。 人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ。

 

案の定、トモ寄り周辺でワラサ連発、ついでにオレまでワラサゲットしたけどM氏シーン・・・。

「おかしいなあ、どうなっちゃってるんだろう。あ、キター」で竿を振り上げるとギューンとタイっぽい引き・・・。

「やっと来たよ~」と歓喜したのもつかの間、なんだかおかしな引きになっちゃって、お邪魔な青物に変身。

 

「マダイのアタリを切望しすぎて、幻覚が見えてきたんですねムフフ」とオレ。

「いやあ、アイツは最初だけ紛らわしい引きするんですよ」とM氏。それは間違いないないんだけど、当たった瞬間の歓喜とその後の落胆が面白すぎる(笑)。

 

しかし、これだけ渋いのに笑いが絶えないってのは最高だとお茶をグビリ。

っと、いきなり竿がギューン。

 

マッハ2の速度で竿を持ち、合わせようと思ったら逆にピピーッと糸が出て、でかいのキター!!

「きましたよ~」と、またあおろうと思った瞬間にブチッ。飲み込むヒマがなかったお茶を吹き出し、マーライオン状態でおしまい、今日の日よ、さよなら~(涙)。

 

「やっちゃいましたね、残念でしたねえハハハハハ~」。

「嬉しそうに“残念でしたね”を言う選手権があったら優勝ですよ、まったくトホホだぜ」。

 

ワラサかなあ・・・。でも大鯛っぽかったんだよなあ・・・今頃になって悔しくなってきた。

 

※3.5号はすぐに切れる。3号は問題外。今の時期は4号までで、それ以上細くするなオレ!

 

そしてついに、終了時間。

「今のが上がったら片付けてください」のユッキー船長マイクを聞いてもまだ上げない某氏。席周りを片付け、キーパーまで外したのにまだ竿が入っている・・・凄い執念(笑)。

 

するとなんと、

「マジでキター」と歓喜の声。

 

ウソかと思ったら竿がズキューン、糸がピピーッ。

強烈だけど、これはワラサかな。

 

またしても強すぎるやり取りをするので、「竿が入っている人は誰もいないから、ゆっくりやってくださいよ。そんなワイルドなやり取り、キャラに合わないですよ(笑)」と言うそばからブチッとハリス切れ。

 

「やっぱり穴二つでしたねえムフフ」

「あーあ。もう無の境地も通り越して笑えてきましたよフフフ」

 

船中でもどれだけバラしたのか不明なほどバラシが多く、ユッキー船長も笑っちゃってます。

 

アタリ少なめ・バラシ多めで、にっちもさっちもいかなかったけど面白かったからまあいいかな。

 

しかしプロ、凄腕キャラから面白キャラにイメチェン図ってるのか? 

やり取りもマイルドからワイルドに変身してたし・・・。

 

オレもブログで語る割には風呂屋の息子だし・・・。

湯ばっかし。

 

あまりにも実が無いので、

 

  <備考>

 

・朝のサービスタイムに全力投球! コマセドカ撒きで群れを寄せる!!

・だけど、朝がかんばしくない時は長丁場になるので、コマセの放出量を抑えて終盤までコマセが無くならないように注意。

・ハリスを落としても食いが良くなる感覚は希薄、だたハリス切れしやすくなるだけ・・・。なのでせっかく掛けたワラサをバラさないように8号ハリスまでで我慢。6号も可だけど多分オマツリでバレる。

・8号ハリスはフルドラグで強引すぎるやり取りをすると切れやすい。少しドラグを効かせつつ、ワラサが上を向いたら一気呵成に巻き上げる。

 

次はまじめにやって、でっかいマダイをゲットできるようにがんばろう。

 

またよろしくです。

バイバイ