2022年 8月8日 天気>晴れ 風>南6m凪ぎ 気温>27~33℃ 水温>27℃ 漁場>剣崎沖37m タナ>25m 潮流>北~南東微流 潮色>濁り

 

 

本日は8月8日、超末広がりDAYで縁起が良いので大漁間違いなし!!

 

宮古島以降ド貧果が続いているので、そろそろ宮古ロスから回復したい・・・。

マグカツの雰囲気が出てきた一義丸に押っ取り刀で参戦しようと思ったら、本日は風強くワラサのみの出船。一度はワラサ爆釣をやってみたかったので「ワラサ上等!」と予約完了。

 

本日は本来なら一義丸は定休日の所、ワラサ好調と言うことでタッチー船長とヒューガ船長の2隻出しに。親分のユッキー船長は珍しくお休みだそうです(まったく休まないワーカホリックなのでちょっと安心)。

 

  意気揚々と待合所に行くとヒューガ船長が下げ気味・・・。

 

「潮が速すぎてワラサ激渋ですよ。昨日なんか12時までほぼボーズで最後の30分でポツポツ釣れてやっとトップ3本とかでした」と浮かぬ顔。

「ワラサ激渋ならマダイ狙いのいたずらができるから逆にいいや」と言うと、「マダイなんて見たことないですよ」だって(涙)。

「まあ行ってみないとわからんぞ、今日は爆釣になったりして」といつもの脳天気で船へ。

今日は両船ともに片舷5~6人と釣りやすい人数。

▲ワラサ大好きタッチー船長、朝から元気満タン。ちょっとスマートになってイケメン加速中。

 

タッチー船にはギッシー親子が乗船。

▲「1年ぶりのワラサ釣りですよ。仕掛けってこんなので良いんでしたっけ?」とギシさん。ごつめの8号仕掛けに「完璧じゃないっすか」とテキトー返事(笑)。「食いが激渋らしいから、数投で細ハリスに変更かもですね」と言ったけど杞憂でした、8号でも10号でも関係なかった。

▲息子のよっちゃんも連発で楽しい汗をかいたそうです。

 

 

  自分が乗るヒューガ船に戻って準備します。

▲今日は頼むぜよ!

▲マグロ竿&BM6000とワラサ竿&BM3000 の2セットを持ってきたけど、“映え”を考慮し軟調ワラサ用ロッドの方をチョイス。竿が曲がりまくる画が撮りたい。

 

  5時半の出船時間前に出港し各船出揃ったら一斉にヨシンデ海域へ爆走。

 

ドックで船底清掃済みのヒューガ21号船は、速度がアップし22ノットで漁場へ到着。スピード感が半端ないので走行中は立ち歩き一切ダメ、10分間じっと座ってましょう(笑)。

 

「ハイどうぞ、タナは○○mで」で一斉にスタート。

コマセを打つと、「あれ、昨日までと反応が全然違う、すぐ喰いそうですよ」というマイクが終わらないうちに隣の方の竿がズキューン。

▲最初は場所作りのために1分で入れ替えてコマセドバ撒き。コマセで大群を呼び込む作戦。

 

すると3投目、

▲ズキューン。

 

  船中同時多発ヒットでテンション爆上げ(笑)。

 

船中アタリが連発するにつれ、全員躁状態でワッショイワッショイコマセを撒きまくります。

「朝が勝負ですからどんどんコマセを入れ替えてください」

「1分待ってこなかったら入れ替えてください」

「コマセが切れたら群れが散っちゃいますからね」のヘビロテ、ヒューガのテンションも上がりまくってるみたい(笑)。

 

1本目を無事にゲットしてすかさず再投入すると、

▲1分後にギューン。朝だけパターンが多いのでとにかくすぐに再投入。ポンポーンと連発して、6本の自分的ノルマ達成。

 

「どんどんコマセ撒いてください、今がチャンスですよ~」と、マイクが止まらん。

みんなアドレナリン全開で激手返ししてるっつーの(笑)。

 

投入→コマセ撒き→釣れたワラサの処理をする間もなくズキューン。自分でタモ入れしてすぐ再投入→タナを取ったらタモからワラサを出して血抜き・・・する前にまたヒット。

 

この繰り返しで、いつになったら渋くなるんだ? 

永遠に当たるんですけど?

▲最初のうちは大粒のオキアミを厳選してたけど、途中からどれでも当たると気がついた(笑)。小さめの粒は2匹付けにするけど、しっかりしたLLサイズの1匹付けが一番食いが良かった

 

<マメ知識(マダイ・カツオ共通)>

 

・渋ったときのツケエサはコマセと同質(無加工)の方が喰いやすい。

・漁場が浅く・針が重くて大きい・ハリスも太くよれにくいので尻尾付きでOK。

 

 

  怒濤の入れ食いに1年ぶりに遭遇。

 

コマセを撒いてタナにセットした瞬間にヒットしたり、1分置き竿でヒットしたり。

「俺らとにかく喰うかんね。どうあっても喰うよ~」とワラサ君たちのやる気が半端ない。

▲ヒットしたら自分でタモ入れ・・・トモ席なのでその方が手早い。

 

<マメ知識(マダイ・カツオ共通)>

 

・魚がタモに入ったら、柄=棒を縦にして取り込む!!

▲網に入ったら網を立てても逃げません。柄を横にして”とったど~”みたいにする人がいるけどこれはダメ、負荷が掛かり網の根元や柄の破損の原因になります。そもそも横にすると重いでしょ?

▲魚を入れたら柄は立てる! 

▲それと、網の中でハサミを使う人がいるけどこれもタブー、ミスって網を傷付けがち。次に魚を掬ったら切れ目からスルーしたなんてことも。

 

 

  5時45分から30分入れ食いで魚を仕舞う暇もない・・・。

 

魚が傷むのでちょっとペースダウンしようとタナを少し上にして魚を処理してるとそれでもオートフッキング・・・。

 

タモ入れが面倒になってきたのでハリス10号6m+極太ヒラマサ針に変更してみたところ、アタリが減ることもなく、すぐにズキューン。

 

片手で引っ張り出せないぐらい締めたドラグから糸が1mぐらい出されつつ激巻きし、抜き上げます。

▲次から次へとヒット、気分爽快。

 

▲ちょっと抜くのを躊躇するような太くて立派なワラサですが、上アゴに針が刺さってたら全く問題なし、振り回してもバレない・切れない。

▲口横のカンヌキに刺さっている場合は、口が切れて秘技空中バラシ2回ほど(笑)。

 

 

ちなみに、素手でハリスを手繰ると痛い思いをしがちです。

<マメ知識(カツオ・マグロ共通)>

 

・ワラサ以上の青物釣りではグローブ必須です。

素手でハリスを手繰ると、人差し指と小指の第一関節横部分にハリスが食い込んで切ることが多く、このキズが後までジクジクと痛いんです。

▲今日も名誉の負傷・・・。小傷のくせに痛い。

 

そんなときは、

▲キズパワーパッドがオススメ。キズの治りが早くなります。

▲財布内に常備。

▲これでOK。ただし、かなり弱く、濡れた指だとすぐにはがれるので船上では使いにくい。テーピングテープをとりあえず巻いといて、帰宅後にキズパワーパッドにしてます。

 

  手袋は、

▲百均とかワークマンのこんな手袋で充分。人差し指と親指が空いてないとエサが付けにくいのでカットして使ってます。

▲最近は2000円ちょっとで購入したシマノのグローブを使用してますが、さすがの釣り専門のグローブでグリップ力や装着感が抜群、宮古でも大活躍しました。ハリスを手繰りやすく、手も安全。やっぱり釣り専用グローブに限る・・・かも。

 

 

その後、ずーっと入れ食いで、 

 

▲7時00分にはトランク大将ほぼ満タン。

 

良型と入れ替えつつ、入りきらない分は苦戦中のお隣さんのクーラーへ(笑)。

▲頼まれていた人たちに送る分も含めてノルマ超過・・・。

 

バケツに放置しても痛むだけで魚に申し訳ないので7時30分に自主規制でストップフィッシング。

 

5分に1本だと100分で20本。9時までやると30本ペース? 切りがないのですね(笑)。

 「もう満足だ~」っと投入するのをストップして時計を見たらまだ7時半でびっくり。

 

「もうおしまいですか?何匹釣りました?」とヒューガ船長が牽制してくるけど、「好きなだけ釣れるんじゃないの、この席だと」と返事し、“もっとやれ”視線を遮断(笑)。

 

「SDチーズだよ、ヒューガチャン」と煙に巻いておきます。

▲右舷は皆さん好調にゲット。左舷はムキムキの“ファイアーデパートメント”チーム中、お二人がまだnoゲットらしい・・・火消しだけに(笑)。

 

トモ2番目の方に「ああしてこうすると喰いますから」と投入からタナ取りまでをお伝えすると、タナを取った瞬間にもうヒット。その後はバラシを交えつつ3本ゲット。

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朝の入れ食いタイムに当たらないのには理由があります!!

・一人だけ当たらないときはタナを疑え!!

 

船長の指示ダナ通りにやってても、太い道糸・軽いビシ・早めの潮流だと仕掛けがうわずって魚群にツケエサが届いていないことが多々。

 

※底からのタナ取りが許されている場合は、

1,ビシを底まで落とし、糸ふけを取って2m巻き、そこから4mの幅でコマセを撒きます(底上2~6mでコマセ撒き)。さらに2~4m巻いてタナ取り完了(底から8~10m)。

2,そこで1分待って当たらなければ竿を上下に動かしてツケエサアピール&残りコマセ放出。

3,さらに1~2分待ち、タイマーが3分を表示したら入れ直し。

※底立ちを確認できたら、次の投入からは底まで落とさずに上からのタナ取り。その方が勝負が早いです。

 

好調時はこれで喰うはずなのに、それでも食わない時は、

※チモトに余計な装飾が付いてたら全部はずして針だけに。

※オキアミのツケエサが暑さでグテグテだったり黒く変色してたり。おいしそうなエサを付けないとアタリが遠くなります。

 

 

タナ・チモト・エサ。

 

この3要素さえクリアしてれば普通に喰うはずです。

それでも喰わないときは・・・お祓い。

▲ワラサヒットまでの手順を動画にしてみました。

 

残り10分でヒットして全員ゲット。 

 

▲最後の一人になった若手ムキムキ氏は初チャレンジで四苦八苦。上記の手順でやってもらうと10分後にヒット!

 

「やっときたか」と先輩も一安心してタモを用意。

ところが!!

▲ピーンとはじいて竿先が戻った・・・高切れ。まだ新しいPEだそうですが2回高切れ。

 

※PE3号だとオマツリしてすぐに切れます。4~5号が良いかも。

▲「残り20分」のアナウンスで激ヒット! 硬い竿がひん曲がって初チャレンジャー焦るの画。

▲先輩が付きっきりで指導。良きかな!

 

ビシを掴んでハリスを手繰ると「痛ててっ」。

「早く手繰れ」「手が痛い」・・・。

▲服を脱いで手に巻き付けていざ勝負。

▲ついにゲット、やったね~。いい笑顔!!

▲いつも東京の平和を守ってくれる正義の味方のみなさん、ありがとう! 無事全員ゲット、お見事。

 

船中全員ゲット&過半数の人がクーラー満タンなので魚が傷む前に早上がり決定、まさに朝飯前の釣行となりました。

 

帰港後、漁協で細長い発砲スチロールを購入(氷付き800円)し、頼まれていた人々に発送準備。

 

9時過ぎに待合所に戻り、ギッシー親子や久々登場の大女将と談笑してから港を後に。

ヤマトに寄って発送を済ませ、帰宅してもまだ11時、なんだか得した気分。

 

  ワラサ入れ食い祭りに大満足。

 

これでワラサ釣りはお腹いっぱいに楽しみました。次からはマグロ時々カツオにロックオン・・・とはいってもまだ意識が向いていないので、気長にやってみます。

 

▲今日もこの水筒を持ち込んでみました。2時に氷と麦茶を満タンにし7時に麦茶を飲み干したのでコーラを注入。ちびちび飲みつつ、夕方19時に空になった時点でも氷が残ってた。コイツは凄いです。参考まで。

 

バイバイ