2022年 7月22日 天気>晴れ 風>南6m凪ぎ 気温>33℃ 水温>27℃ 漁場>宮古島北沖(約50㎞、航程2時間) タナ>350~400m 潮流>不明 潮色>激澄み
沖縄には高級三大魚というのがあるんだそうです。
アカジンミーバイ(スジアラ)
マクブ(シロクラベラ)
アカマチ(ハマダイ)
の3魚種で、今回はそのうちのアカマチを狙っちゃおうということに。
「キハダはみんなに配っていいけど、アカマチは自分で食べなきゃダメ。それぐらい旨くて貴重な魚だよ」と船長。
350~400mの中深海の釣りで、オモリは250~300号を使用。
胴付き仕掛けを使うということなので持参した仕掛けを見せ、
「幹糸26号、エダス20号のこの仕掛けでいい?」と船長に聞くと、
「ダメ! 幹もエダスも最低30号! それ以下だと切られるよ」と船長。
20号ハリスを切るって、どんな化け物を狙うんだとワクワク。
準備もそこそこにとりあえず出船。
▲今回の遠征で初めての宮古島北側の漁場。
▲今日も場所到着まで2時間ぐらい掛かるので、みんなで仕掛け作りに精を出します。
▲でっかいネムリ針。ハリス30号4~5本針のごつい胴付き仕掛けを作ります。
▲エサはムロやメジの切り身。カイト君がカットしてくれます。
▲大きな切り身を大きな針にちょん掛けして準備万端。
370mの深場でスタート。
船長の合図が出て早速投入。針数が多いけど、これだけ仕掛けがごついとごちゃごちゃになりにくく投入も楽。どうせなら10本針ぐらいにすれば良かった。
▲胴付き仕掛けのてっぺんにコマセカゴ。オキアミ等のコマセを入れてタナで巻くんだそうです、ユニーク。
投入後、底を5m切ってからコマセ撒きをしますが、竿が柔らかくてコマセが出ないので道糸を手に持ってあおります。
底から10~15m上げてアタリを待っていると、胴の間のスーさんに早速ヒット。竿先がガタガタと暴れてます。
しばらく待ってから巻き上げると、
▲1㎏半ぐらいのアカマチの一荷。
▲なんて綺麗な魚でしょう。見るからに高級魚というのがわかります。
▲ルアーマンのジュニアは持参した中で最も重いジグを投入して果敢に挑みますが、400gのジグでも潮が速いこの海域では底が取れず断念。みんなと一緒に電動リールでやりました。
▲2投目は400mまで糸が出た。BM6000のスプールが痩せて残量わずか・・・。
この流しも一番最初にヒットさせたのはスーさん。
▲サイズアップ。この後も絶好調で投入毎にアカマチゲットしてました、秘訣教えて(笑)。
▲指をくわえてアタリを伝えるお隣の竿を眺めてると、自分の竿もガガガッ。こんなに深く、オモリもでかいのに明確なアタリが出るもんなんですねえ。
▲もっと喰え、5本針に全部掛かれと、少しずつ巻いて追い食いを待っていると、
▲ぎゅーっと重みが伝わって追い食い成功?
▲海面に赤い魚が浮上、しかもダブルだ!
▲でっかいのダブルキター!! 凄い重量感で腕がプルプル。2匹で10㎏コースかな。
▲血抜きをしてすぐにカメへ。バケツに頭しか入らないサイズ感が凄い!
▲ヒット、ドラグが出る!! 迫力満点の真っ赤な魚に感動。
その後は絶好調。
▲毎回最初にヒットさせるスーさん、良型ゲット。
▲こんなのに騙されつつ、みんな順調に数を伸ばしていきます。
▲でかい電動リールを終始手に持ち誘い倒してナイスサイズゲット。
さらに、
▲ビッグサイズもゲット。
▲最初は大苦戦だったパパも、仕掛けを3本針→5本針に交換してからペースアップ。
まずまずサイズをゲット後、
▲ついにビッグワンゲット。6~7㎏級? 凄い迫力です。
▲ミヨシ側の二人にあおられ気味でしたが、良型ゲットでほっと一息、ビールが旨い!
▲みんなで快調に高級魚アカマチゲット。
▲今日は風弱く絶好のべた凪ですが、太陽がキバを剥いて襲いかかってきます。ミヨシの自分は日陰皆無でヘロヘロ。
待ち時間が長く、置き竿主体なのであまり疲れるような釣りじゃないのに、暑さと日差しにさらされると体力が削られます、紫外線の強さが半端ない。
トモの日陰で一休み中も竿先ガクガク、ヒットが連発します。
▲その後も快調にアタリは続き良型を追加。
▲ビッグサイズが次々に浮上。船長の「でかいの釣らせる」は本当でした。
満足したところで13時頃に終了。
▲高級魚がたくさん釣れて大満足の一日に。
▲5~7㎏の大型アカマチ(手前)と、1㎏級のアカマチ小が混ざって釣れました。市場価格を調べると卸売価格が1㎏1500~1800円で、巨大サイズは価格が跳ね上がるみたい。
6㎏級を魚屋で買うと2万円ぐらい・・・とにかく高級品です。
15時過ぎに帰港。
相変わらずコバルトブルーに輝く海を目に焼き付けて船は港へ。今回の釣り日程はこれでおしまいです、ちょっと寂しい。
魚の梱包→発送を済ませてからホテルで一休みし、最後の夕食に。
▲船長の先輩が営む島唄の実演が聴ける居酒屋さんへ。
▲sゴーさん「船長、また11月に来るよ」「その頃にはキハダもでっかくなってるからね。大きいの釣らせるよ」「それはいいね、とりあえずカンパーイ」。尽きぬ話(8割エロ話)で夜は更けていくのでした(笑)。
帰路、カイト君にお願いしドンキホーテに寄り道してお土産を物色(宮古土産コーナーがちょこっとありました)。自分はマンゴーを自宅に送ってお土産に(発送込みで5000円弱)。
最終日はちょっと観光してから帰路へ。
翌日は11時の飛行機なので、7時にホテルで朝食後、軽く観光に行ってきました。
ホテル前でタクシーを拾うと、観光客に慣れた運転手さんで、「観光してから空港ですか。それなら東洋一のビーチにご案内しましょう」と連れて行ってくれました。
海外だとこんな場面で、「どこへ連れて行ってくれるの?いくらかかるの?」と、ぼったくり対策が必須ですが、日本はそんな心配が一切無用なのが良いですねえ・・・。
色んな国を一人旅したけど、“人の優しさ”“安全性”“清潔さ”は日本が世界一。他に類のない、宝石みたいな国だということを思い出しました。
▲街中を10分も走るとサトウキビ畑だらけで、沖縄の離島イメージどおりの風景に。
宮古島は人口約5.5万人で、川がないけど地下水が豊富な島だそうです。
しばらく走り、
20分ほどでたどり着いたのは、
▲与那覇前浜ビーチ。白砂とコバルトブルーの海のコントラストが美しすぎる、東洋一と称されるビーチです。白砂のビーチが7㎞も続くというので歩いてみようと思ったけど時間が無いので割愛。朝8時にはほぼ人がおらず、楽園独り占め。
▲対岸は伊良部島。伊良部大橋を望むこちらの景観も素晴らしい。親子が堤防で釣りをしてたけど何か釣れたかな。
その後、鳥獣保護区に指定されているビーチなどを巡りつつ、空港へ。
▲待合所でみんなの到着を待ちます。なんか怪しげ(笑)。
▲帰りはANA。預け入れ荷物にモバイルバッテリーを入れっぱなしにして、チェックで引っかかった。バッテリー類は全て手荷物で。
3時間の空の旅で、
▲戻ってきちゃいました。空の色が違いすぎる・・・。
ということで、
宮古島4泊5日の超弩級遠征釣行はつつがなく終了いたしました。
海は凪ぎ、釣果は申し分なし。食事もおいしく、みんなのチームワークも万全。
不快なこと・不便なことがこれほど無い旅というのも珍しい。
同行の皆さんや海宝丸スタッフに感謝。
そして、貴重な機会を与えてくださったsゴーさんには感謝してもしきれません。
どうやって恩返ししよう、タコとかアジとか鯛とかまた一緒に楽しく釣りをすることで勘弁してもらおう(笑)。
後日、料理編をアップ予定です。
そしてそして、いよいよ8月1日に相模湾のキハダマグロがスタートしますね。
今年はフカセキハダが爆釣みたいなので、そのまま相模湾にたくさん入ってきたマグロがコマセに慣れ、爆ってくれるといいですねえ。
そして何より、超弩級モンスターキハダが釣りたい!!
オダモン襲来が待ち遠しい。
今年もチャレンジしていきますので、船でお会いした際はお手柔らかに(笑)。
バイバイ