2022年 7月19日 天気>晴れ 風>南東10m 気温>33℃ 水温>27℃ 漁場>宮古島南西沖(航程約2時間) タナ>20~70m 潮流>不明 潮色>激澄み

 

6月の某日、sゴーさんから、「毎年楽しみにしている宮古島遠征に欠員が出たので一緒に行きましょうよ、楽しいですよ~」のお誘い。4泊5日で諸々が超弩級の大遠征にかなりびびったけど、一念発起して参加させて頂くことに。

 

※宮古遠征の参考になるように詳細に紹介しています。本格的な釣りは次回以降になります。

 

 

STEP.1宮古島の位置。

宮古島は沖縄本島からちょっと離れた島という認識でしたが、調べてみると・・・。

▲那覇から270㎞もあるんですね。鹿児島から宮古島までだと900㎞! 内地に行くより台湾(400㎞)に行く方がずっと近い。

 

270㎞というと、

▲三浦半島から八丈島まで(230㎞)より、もっと遠い。青ヶ島まで行くぐらいの距離感です。

 

 

STEP.2何を釣りに行くの? 荷物は?

 

sゴーさんに何を狙うのか聞いてみると、

キハダ、カンパチ、ハマダイ(尾長鯛、沖縄名アカマチ)、カンナギ、カジキetc.。マグロ用のタックルを持って行けば大丈夫、仕掛けは全部持っていきますよ。使うハリスは40と80号」とのこと。要は船長と相談して釣り物を決めていくようなスタイルみたい。

 

まったくの初体験で右も左もわからんので、この遠征の常連コイちゃん(今回は参加せず)に聞いてみたところ、「オレが作った仕掛けがあるので使ってください」とのありがたいお言葉、仕掛け類はこれで安心。

 

その他に、

▲リールはBM3000とBM6000(9000でもOK)を用意。竿は最近完成したばかりのSグラス軟調キハダ竿とコンポジット剛竿、さらにショートな剛竿の3本を持ち込んでテストしてみることに。

 

魚を釣るのはもちろんだけど、常々sゴーさんに聞かされていたこの大遠征の全貌を記録するために撮影用ガジェットを総動員します。

▲持ち物リストを作って忘れ物が無いようにしてみた。遠足前の小学生気分(笑)。

 

・リールは6000か9000とムロアジ釣り用に3000があれば万全。

・Tバー、デカ当て、ギンバルのいずれか一つあればOK。

・歯ブラシやシャンプー類はホテルに常備してるので不要。

・普通ならスマホがあれば充分だけど、一眼レフとgopro2台を持ち込んで色々撮ってみた。充電器類必携。

※預け荷物20㎏以下、手荷物10㎏以下(後述)になるように調整。

▲スクーターに積み込んでサクッと羽田へ(家から30分程度なのでバイクで充分)。1日の駐車料金が、車2000円に対しバイクは600円。5日で7000円もお得!

 

 

STEP.3海宝丸。

 

今回お世話になるのは宮古島・荷川取漁港の海宝丸さん。シマノの大物釣り番組にたびたび登場する船なので、乗ってみるのが楽しみ。

 

 

  海宝丸のHPは以下の通り。

 

http://kaihoumaru-miyakojima.com/

▲海宝丸さん。船長がとにかくヤバい(笑)。釣らせすぎ・面白すぎ。

https://www.instagram.com/kaihoumaru88/

▲船長の釣果ブログ。

https://www.instagram.com/kaihoumaru_jr/

▲若船長カイト君のインスタ。

 

 

 

STEP.4日程はこんな感じ。

4泊5日という実にゴージャスな大遠征のスケジュールは、ざっと以下のような感じでした。

 

 初日

7時羽田発、10時宮古島着。

海宝丸さんのお迎えで、コンビニに寄ってから船に。

11時 出船。

エサのムロアジ釣り(時間が余ったら本命釣りの可能性もあったらしいけど、今回はムロアジ釣りだけでした)。

17時頃帰港、ホテルへ。

 

 2日目

6時ホテル集合、6時半出船、航程2時間のパヤオでキハダ釣り。14時頃に終了。

 

 

 3日目

 

6時出船、航程1時間のムロアジポイントでエサ釣り後、さらに1時間走ってパヤオでキハダ釣り。入れ食いで11時半に終了。

帰港後、マグロを梱包して発送。

 

 

 4日目

 

6時半出船、航程2時間の水深350~400mのポイントでアカマチ(ハマダイ・オナガダイ)釣り。13時半釣り終了。

帰港後、発送。カイト君の運転でビーチをちょっとだけ観光し、お土産購入。

 

 

 5日目

 

7時の朝食後、(自分だけ)タクシーでちょっとだけ観光してから空港へ。11時宮古空港発の飛行機で帰路へ。

3時過ぎに羽田着。

 

日程はもちろん、ご予算も超弩級(笑)。

どれぐらいの予算が必要かは各自でお調べください。

 

 

STEP.5飛行機への釣具持ち込みについて。

 

釣行前、今回利用する大手航空2社のルールをチェックしたところ、

・預け荷物=20キロまでなら個数不問。

・竿は3辺の合計が203㎝以内。破損しないように厳重なパッキングが必要。

※事前に発送する場合は、佐川急便が長物対応。

・重量超過の場合、10㎏まで2500円(意外と安いので、道具が多くても大丈夫)。

バッテリーは預け不可、手荷物で機内へ持ち込み(詳細は以下で)。

 

 

手荷物。

手荷物は10㎏・2口まで。

 

 自動膨張ライフジャケット(一人1つ、ボンベ1つまで)とバッテリー類は手荷物でのみ持ち込み可能。

 ・リチウムバッテリーは160wh以内を2個まで。

※Wh=V×A。電力丸10Aは14.8×10=148WhなのでOK。

 

 ・モバイルバッテリー(~20000mAh)は100wh以下なので個数制限なし。

 

手荷物に電力丸、GoPro予備バッテリー多数、ライフジャケット、ノートパソコンを持ち込んだので制限重量10㎏ギリでした。超過する場合は同行者に分けてもらって・・・という手も。

 

 

STEP.6集合時間の早朝5:30に羽田空港へ。

 

sゴーさんは常に早く到着するので集合時間の15分前に到着(羽田空港のオープンは5時)すると、すでに揃ってました(笑)。

▲今回のメンバーは、左からスーさん、sゴー御大、sゴーさんの息子sさん(以降、ジュニア)。みんなワクドキ、笑顔がこぼれます(笑)。

▲これに乗ります。飛行機を見ると絶対写真を撮りたくなる・・・。

▲空へ。

▲羽田空港から宮古島空港まで約1500㎞、約3時間。上空12000mはマイナス50℃、宮古の地に降り立つと、

▲そこはいきなりの南国、気温34℃。

 

 

STEP.7空港から船へ。

 

空港では海宝丸の二代目船長カイト君が出迎えてくれました。超ナイスガイで3分で打ち解けた。すぐさまコンビニから船長宅へ行き、送っておいた荷物をピックアップ。

▲船長登場。sゴーさんとはツーカーの飲み仲間。「今回も飲みまくりましょうね~。お○ーちゃんのいる○○が××で」と軽く18禁トーク炸裂、宮古の空みたいに底抜けに明るい船長とも3分で打ち解けた(笑)。

▲二代目船長のカイト君は典型的な沖縄顔のイケメン青年。至れり尽くせりのホスピタリティで、今回の釣行が100倍楽しくなりました。

▲空港から15分ぐらいで平良の荷川取漁港に到着。

▲竿を取り出して船に持ち込みます。それにしても空が青く日差しが強い。気温は東京と変わらないのに肌が焦げそう。日焼け止めと帽子必携です。

▲海宝丸。堅牢な作りの中型船で、キャビン・レンジ・トイレ・シャワー完備。ラークが常設されているのでロッドキーパーは持ち込み不要。4~6人までOK。

▲「やったるぞ~」。

▲「船長、よろしくね~」「任せといてよ」で11時頃に出船。

 

船の大型クーラーに大量のドリンク&食べ物をストック。飲み物は多すぎるほど準備。

 

 

STEP.8ムロアジ釣り。

 

遠征のベテラン、コイちゃんによると、ムロ釣りが意外と面白いんだそうです。

※ここでのムロ釣りは、最速で落として乗ったら最速巻き上げ。ちょっとでももたつくとサメに盗られるので超高速巻き上げ&取り込み必須だそうです。なので一竿二人体勢でやるそうです。

 

そんなことよりも・・・南風が結構強めに吹いているのが気になる。

▲宮古島のランドマーク伊良部大橋(無料で渡れる橋としては日本最長の3.5㎞)をくぐるまでは凪だったけど・・・。

▲南西に走れば走るほど波が立ち、いつしか大揺れ波高2~3mの世界に・・・。酔うか酔わないかギリかなと不安になりつつ横を見ると、

▲「いやあ爽快ですねえ~、ショーチューが最高にうまいですよ」と大ご機嫌のsゴーさん、船酔い耐性が最強レベル(笑)。

▲使い物にならない我々に変わって、カイト君がタックルセットから全部やってくれます。頼もしすぎる。

 

 

  洗濯機で揉まれるような2時間を耐え抜いて、やっとエンジンがスローに。

▲南西に約50㎞離れた所が今日のムロ釣りポイントでした、遠いんですねえ。

▲エサ釣りスタート。市販のハリス5号8本針仕掛けを投入すると途中でブルブル。「ドラグガチ締め、最高速で巻き上げてよ。サメに食われるよ」で、最速巻き上げしてポツポツ。

 

好調に入れ食いモードになった数投目、ガツーンと引っ張られてサメ・・・。8本針が5本、3本になり、最後はオモリを喰われて仕掛け交換の繰り返し。

 

※BM6000を使ったんだけど速度が足りずに結構喰われた。巻き上げが早いBM3000の方を使わないとダメだった。翌々日のムロ釣りは3000を使ってバッチリでした。

船の電源だと速度が不足しがちでパワーも出ないのでリチウムバッテリーを持ち込んだ方がいいです。電力丸を使用した自分だけムロの生還率が良かった。

▲魚を掴まず針外しではずすのがムズい。東京湾のマアジ釣りで練習しておけばよかった。

▲ムロは結構なサイズでブルブルッと竿を叩くのが楽しい。

 

やっと慣れてきた頃、「もう今日はおしまい、充分エサは取れたよ。明日いっぱい釣りましょう。さあ飲みに行こう」と船長。揺れと慣れない釣りでヨレヨレだったので助かった~(笑)。

▲初心者なりに精一杯がんばった! おれたち、次はもっと上手くやれるはず。

 

▲帰りは追い風で揺れは穏やか。みっちり惰眠を貪って帰港を待ちます。

▲キン肉マンのジュニアがカイト君に筋肉指南。プロテイン話で盛り上がってた(笑)。

▲港のいけすにムロを泳がせたら今日の作業は終了。結構大きいムロだけどマグロは丸呑みするんだそうです。楽しみ~。

▲港から10分のホテルで2時間ほどフリータイム。

▲シャワーの後のシークヮサージュースが浸みる~。写真と動画の整理をしてから晩飯。

▲18時過ぎに目抜き通りをそぞろ歩き。シーサー! 19時を過ぎても明るい。

 

 

STEP.9宮古牛、旨すぎ!!

 

初日の晩餐は、ジュニアオススメの店で宮古牛のしゃぶしゃぶだそうです。

▲凄い肉が出てきた! 宮古牛のしゃぶしゃぶが実にヤバい、旨すぎてびっくり。なんでも、宮古牛は有名な和牛の元になった牛だそうです、おいしいはずだ。

▲マッスル親子は肉が大好き(笑)。とても仲が良くて理想的な関係です。

 

自分とスーさんは下戸なので、もっぱらウーロン茶で食事。旨過ぎな肉に地味に盛り上がってました(笑)。

▲あんなに脂の刺しが入ってるのに、まったく脂っぽくない。卵をからませると永久運動的に食える!! 

 

宮古牛って肉の旨味が濃いんですねえ。これも初体験(笑)。

▲肉おかわりで腹いっぱい。途中でカイト君が合流してくれて一緒に盛り上がりました。船長は明日からの大参戦だそうです。

 

二日目に続く。