2014/2/16 天気>晴れ 風>北微風 気温>3→12℃ 潮流>ほぼなし 漁場>ウワバタ65m→シタバタ55m 座席>右前
巨大地震が…来るそうです!!
2011年の東日本大震災を契機に、日本列島は地殻の変動期に入ってしまったそうです。変動時に入るとどうなるかというと、日本全国の活火山がいつ噴火してもおかしくないスタンバイ状態になり、巨大地震が連続して発生する確率が格段にアップする…つまりは、確変モード突入というわけです。
実にありがたくない確変ですね(笑)って、笑い事じゃないか…。
▲東京周辺と静岡は、巨大地震発生の確率が高い「赤」で染め上げられてます(怖)。
2035年を頂点とした前後5年の間に、愛知沖・静岡沖・四国沖の3地点でマグニチュード9クラスの超巨大地震が連続して発生する可能性が、極めて高いそうです。
ただ、これだけ科学技術が発達したのに、いつどの山が噴火するか予知できないのはもちろん、数日~数ヶ月単位の地震予知も不可能らしいのです。10年スパンの地震予知なんて、はっきり言って何の役にも立たないですよね。
▲ちなみに、富士山は活火山のため、いつ噴火が発生してもおかしくない状態だそうです。自分が生きてるうちに、噴火する富士山を眺めることはあるのかな…。
※火山噴火には3種類あって、マグマ自体が噴出する「マグマ噴火」や「マグマ水蒸気噴火」は、マグマが上昇するのを観測できるために比較的予想しやすいそうです。一方で、御嶽山の噴火のような「水蒸気噴火」は、マグマの上昇が観測できないため、予測は非常に困難だそうです。
地震予知は複雑系…。
地震や火山の予知・予測に関する学問分野は「複雑系」と呼ばれているそうです。
▲地震はプレートの動きによって発生し、地震と火山噴火は密接な関係がある…。
割り箸を折ろうとして、ゆっくり両端に力を加えていくと(=プレートの移動)、折れる(=地震発生)。しかし、割り箸の分子構造や力の加わり方など複雑な要素が絡み合っているため、折れる箇所やタイミングを正確に予測することは困難です。
地震予知はこの割り箸の例に似ていて、要素が複雑すぎるために、どんなにコンピュータが進化しても正確な発生日時の予知ができないそうです。
どうせ予知できないんだから予知研究なんて止めちまえという、ぶっちゃけ系の科学者もいるようです。
で、何が言いたいかというと…。
マダイ釣りも結構「複雑系」だと思わせる部分があると思うわけです。地震や火山といった地球物理学とは、ケタ違いすぎるけど、分析要素が「自然」だという共通点があるしね…。
どの辺が複雑系かというと…。海流・水温・水色といった海の状況や、その他の諸条件によるマダイ君たちの活性、さらにエサ取り魚と真鯛の兼ね合い等々…。時として、条件が複雑すぎて釣り方が計り難いと感じるときがあるわけです。
まあ、お魚ちゃんのご機嫌なんて、わからないのがあたり前田のクラッカー(古)だけど…。単純だとすぐに飽きるので、いつまでも複雑系であって欲しいところですけどね。
ということで、本日も複雑怪奇なマダイ君たちのご機嫌うかがいに、常宿一義丸に出動です。まあ、ここ最近の傾向と時期的なことから、マダイのご機嫌は悪い!!というのはだいたい予測可能なんだけどね。
これほど前置きが長いと言うことは…内容がないよう~涙…なわけですね。
いつも通りで出船。
マダイの活性が低下するこの時期は、土日でも四隅がやっと埋まる程度と客足が遠のくものですが、我々が出動するときはなぜか活況…。片舷4人で出動です。福の神なのはオレかオジジか? まあ貧乏神にならないように気を付けようかな(笑)。
▲無風べた凪の剣崎沖。だいたいこんな平和な天気の時は、あまり釣れないような…。
いつもの場所に着いて、反応に合わせて「どうぞ」の合図でコマセを振ると、反応が散って無反応になりエサも取られない…。そんな展開が続きます。
時々、でっかいアジ君が竿を曲げてくれるので、とりあえずおかずはキープ。正真正銘の松輪サバ&松輪ゴマサバ君が連続ヒットする時間帯もありました。
▲大きなタルの底が見えなくなるぐらいアジサバがヒット。美味しい外道ですけど…本命は?
本命…音信不通。
どうやっても、マダイ君はヒットしません。船中ゼロが数時間続きます。
甘鯛でも来ないかと、ハリスを長くして底を引きずるようにするけど、トラギスなど底に住む奴らによるエサ取りが激しい。
トラギスやベラにやられてないか、チェックをまめにします。これを、「トラベラーズチェック」って言うらしい…。
そんなこんなで4時間経過。
コツンとアタリがあって、聞き合わせるとクンクンの引きでアジサバ確定→キーパーに掛けて電動ゴリ巻きを繰り返していると、チビ鯛が付いてました。サバより引かない(涙)。
いやあ飽きますねぇ。粘る系の釣りは、たま~にでも本命がヒットするなら耐えられるけど、3~4時間も本命ノーヒットだと耐えがたい…。
結果的にダメだったとしても、ランガン(場所を次々と変えて行く釣り方)スタイルの方が、自分は好きだなあ…。
漁場はいっぱいあるし、海は広いな大きいな♫なんだからねぇ…。
海。
ちなみに、地球上の海は全て繋がってるって知ってた?
太平洋や大西洋、日本海や瀬戸内海、インド洋やペルシャ湾等々…地球上の海は全て繋がっているんです。東京湾に落とした一握りのゴミが北極海にたどり着くことだってありえるというのは、ちょっと凄いような不思議なような感じがします。
それと、釣りをしていて水深が100mもあると深いと感じます。でも、海の平均水深って、どれぐらいだと思います?
なんと…。
海の平均水深は3800mもあるんです。予想外の深さじゃないですか?
300mのキンメ漁場や1000mのベニアコウの漁場だって、まだまだ序の口の深さなんです。我々釣り人は、海のほんの入り口で遊ばせてもらっているだけなんですね。
は~脱線ばかり…。
最後に良型ゲット。
5時間経過後、お隣のkさんの「剛樹マダイリミテッド210」が曲がりました。
▲アジサバとはちょっと違う、本命っぽい引きかな。しかしこの竿、良い曲がりしてます。無垢竿なのに軽いし、なかなかいい感じですね。10万円アップの高級感あふれる竿ですね。
▲チビちゃんだけど、無事本命ゲット。さらに数投後にもう一枚釣って、本日の竿頭です。
朝、「自分の隣席が一番釣れますよ」と言ったのが本当になって良かったです。コマセを効かせ続けるから相乗効果で釣れるんです。
残り50分でシタバタに移動…。
もっと早くこっちに来てくれれば、気分転換になるのにな~などと思いつつ誘っていると、小さなアタリ…アジでしたショボ~ン。
残り10分になり、御大はまたボーズかと、トモの寂しげな姿を眺めていると、突如、御大の竿がギューンと突っ込んだ!!
▲2.6キロの超美鯛。檄渋状況でも諦めずに手返し続けている限り、一発逆転の可能性は残されているんですね。
最後までやり続ける強い忍耐力が、今の時期の真鯛釣りにおける「釣るためのコツ」かな。
今日みたいな日は、テクもへったくれもありません。
手持ちで誘うとアジサバがヒットし、動かさないようにじっとしていても、当たるのはアジサバぐらい…。はっきり言ってやりようがないです。いつも3.5号ハリスを標準にしてますが、2.5号まで細くして7号の極小針を使ってみましたが何の効果もなし。
ハリス長を8mから12mまで試してみたりと色々やりましたが、ダメ。
どうやってもマダイは食わないんだから、別の場所を探るという選択肢もあるのでは? と、首をひねりすぎて肩がこったし、ストレスも溜まっちゃったよ(涙)。
はてさて、次回はどうしましょうかね。
ちなみに、アジは刺身でもフライでも抜群にうまいし、サバも食べ応え満点でした。おかずには困らないのが唯一の救いですかね…。
バイバイ