2014/12/09 天気>晴れ 風>北風 気温>6→12℃7 潮流>北→昼過ぎに南微潮 漁場>ウワバタ40m→タカブロ55m 座席>右前

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連続釣行二日目は、いつもの基地外二人&ギシさんで、いつもの一義丸に。
 
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▲「いやあ、昨日のタチウオ釣りで体中が痛いよ」だって。自分も左腕を中心に筋肉痛…。80100号オモリで一日中集中して誘い続けるタチウオ釣りは、慣れないと体に響きますねえ。
 
満身創痍なので、引きがマイルドな真鯛ちゃんだけと遊びたい…いい加減イナダ君たちが消えてるといいんだけど、どうなんでしょう。
 
謙ちゃん船長に聞いてみるとまだ残党部隊が多数出没するらしい(涙)。
「我々&常連のm瀬さんも、イナダは一ミリもいらない人なんでよろしく」とアピールすると、ニヤッと笑ってイナバ場へ直行。ナンデヤネ~ン!!
 
ちなみに本日は総勢6名。
右前>自分 ○ ギシ氏
左前>御大 ○ m瀬氏
こんな布陣なので、我々の主張を聞いてくれても…と思ったら、イナダ船団とは微妙にずれた場所でやってくれているみたいで、反応の出方もマイルド。これなら真鯛を狙えるかな。
 
ところが、何度かコマセを撒くと反応が盛り上がりイナダ君登場。「やっぱりおまえか(怒)」檄オコですわ。
 
今日の剣崎沖は、激しく上げ潮が流れています。昨日の観音崎は激しく下げ潮だったのに、わずか15kmほど南下しただけで、全く正反対の潮流…不思議なものです。
 
自分は潮下特等席ですが、コマセがこちらに流れてきちゃうからかイナダか入れ食いで真鯛が釣れません。まだまだ稲田君の勢力は衰えず、残念!!
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▲今日のタックルは、リールは昨日と一緒で竿だけ剛樹の2.1mに、ってかワンパターン(笑)。
 
仕掛けは、3.59m2本針からスタートしたけど稲造が…。
 
そこであえて、イナダの効果的な釣り方を見直してみることに。
・コマセを撒くほど集まってくる。
・積極的にコマセに突っ込んでくるので短めのハリスで。
・底上数mを群泳しているので、タナは若干高め。
・エサを目立たせてアピール。
この特徴を踏まえ、上記の正反対をすれば、奴らはヒットしにくくなるはずです。
・コマセをあまり撒かない。
・ハリスを長く。
・底上数mの下側に付けエサを持って行く。
・エサを目立たないように。
こんなやり方ができるように仕掛け・釣り方を調整します。とはいっても、ハリスを20mにしたりタナをハリス長マイナス5mとかにすると鯛も食わないので、ギリギリのラインを探します。
 ・コマセをあまり撒かない、寄せない。
・ハリス長9m10m12m
2本針→1本針
・針→光らない物に変更
・誘わない
 こんな感じでやると、イナダのアタリが遠のきます。左前の御大はイナダ5連釣とかやってるので、イナダ回避作戦は若干効果が出ているようです。でも、本命真鯛も来ないので意味ないなあ(涙)。
 
っていうか、そもそも奴らがいないところでやってくれれば良いのに…。「謙ちゃん、どうしてなんだよ!!」と思ったら、イナダが食い始めると潮回りしたり、真鯛っぽい反応の場所から流し始めるなどの企業努力はしてくれてるみたい。
 
親の心、子知らず。船頭の心、釣り人知らず…ですかね。
 
しばらくの後、超べた底(指示ダナはハリス8mを基準にしてるので、ハリス長を12mとかにして指示ダナを守ると、必然的にべた底になります)でやってると、イナダとは違う引き。これは来たのか?
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▲意外な外道、ハタさん登場です。この海域では最も高価な魚です(この魚体はちびすぎるけどね)。喜んだのもつかの間、あっという間に誰かさんのクーラーの中に消えちゃった。早い、早すぎるぜ。体が痛くて動けないと言ってたのに…。
 
開始1時間経過後、左トモのm瀬さんがチビ鯛ゲット。力が入りますが、がんばるとイナダになるのでがんばらない。
 
数投後…。
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▲この時期としては上等な1キロアップの真鯛ゲット。ボーズ脱出でほっとしました。
 
さらに数投後、一気に10m以上糸が出ます。止まってからクンクン…ワラサ君の登場みたいです。でも、かなり元気が良くていつまでたっても上がってきません。後ろを見ると、ギシさんがハリスをたぐり、海面には2キロ近い良型真鯛。タモも使わず抜き上げちゃった、男前(笑)。
 
「いいなあ、ワラサはいらないからアレが釣りたいなあ」とか思いながらやり取りしてると、気持ちが通じたのかハリス切れ。5キロ近い良型だったかも、根ズレでざらざらでした。
 
その後、右トモのギシさん、右真ん中のおじさんがイナダの合間に800g前後の真鯛を釣り、この場所の船中釣果は真鯛6枚、イナダ多数、イナワラ~ワラサ数本という成績でした。

10時過ぎに南下して、次なる漁場へ向かいます。

この魚礁周りの漁場では、上げ潮がきついので魚礁をはるかに離れた場所から流し始め、魚礁を通過したら潮回りというパターンです。
 
理想的な真鯛反応が出ますが難しい。コマセを出し過ぎるとここでもイナダ。なので、竿を持ちたい気持ちを抑えて、置き竿・コマセ少量・タナは底周辺というやり方で我慢の釣りです。
 
すると激しいヒット到来、後ろのギシさんもヒットで、太ったワラサでした。33.5号ハリスではキリがないので4号に変更。
 
数投後に本命っぽいアタリ。
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▲良型のチビ鯛ゲット。鯛焼きだったらビックリするぐらいの大きさです(笑)。
 
ギシさんもヒット、でもワラサでした。その後、3キロ半ぐらいから4キロ超ぐらいの太いワラサを連続ヒットさせています。「ギシさん、今日はワラサ王ですね」と冷やかすと、「鯛が釣りたいんですけどね」と苦笑いしちゃってます。
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10回以上ヒットして、6本ゲットしたようです。専門に狙ったら、10本以上釣れたかもね。いかにも太ってて旨そうな魚体だけど、今はイナダの方が旨いらしいです。
 
11時ぐらいになると、上げ潮がたるんできてエサ取りが激しくなってきました。すると、イナダとは違うようなアタリ到来。首をひねりながら上げてくると…。
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1キロ半ぐらいありそうな良型石鯛キタ━━━(゚∀゚).━━━!!! 海面に銀・黒の渋い魚体が浮上してくると興奮します。
 
でも、タモに入った魚を見て「あ、オレのだ」と御大が意味不明の発言。さらに、「ワラサと交換しましょう」とギシさんまで争奪戦に参戦し、血を血で洗う争いの結果、ギシさんのクーラー行きに。
 
実際は、二人で楽しく相談して嫁ぎ先を決めてました…っていうか、釣ったのオレなんだけど(((( ;゚Д゚)))ガクブル
 
石鯛のこのサイズの物はハタと並んで、この海域で釣れる最も高級かつ高価な魚なので、みんな欲しがります。カンパチやサワラもあの人たちは欲しがりますね。「鯛より旨いよ」と威張ってますけど、自分たちでは滅多に釣らない不思議…。
 
「ワラサとは価値が違いますからね」と釘を刺して、ワラサを何本か取り上げてやったから、文句ありませんけどね(笑)。
 
12時を過ぎた頃、下げ潮が微妙に流れ始めたような雰囲気で、明らかに真鯛ちゃんの引きです。
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1キロ弱の超特大鯛焼きサイズ(笑)。「明らかに真鯛の引き」とか言ってますが、デカアジやチビイナダでも真鯛宣言して謙ちゃんに笑われたこと多数…まぎらわしい引きが多いんです。

海の様子が微妙に変化してチャンスタイム到来?

「変わりまし」と呼ばれる潮変わりで、反応が真鯛モードに。チャンスタイム到来と見てハリスを39mに戻すと、すぐにヒットで真鯛連続ゲット。
 
御大に「33.5号で誘わず撒きすぎずハリス分でやって。今を逃したらボーズだよ」と檄を飛ばすとすぐに真鯛をゲットしてボーズ脱出成功です。
 
さらにさらにで、あっという間に3枚ゲット。小一時間でボーズから次頭に昇格しました。「こんなもんだよ、余裕だよ」と、さっきまで崩れかけた石地蔵みたいな顔してたのに、高笑いしてます。単純なものですね。
 
あ、自分も「イナダ嫌だ、もう帰りたい」と愚痴ってたのに、真鯛の連続ゲットモードですっかりご機嫌に…単純なものです。
 
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▲最後に2キロ級の真鯛もゲットして、めでたしめでたし。
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▲結局、真鯛6枚ゲット。小さくても800gぐらいで良型も何枚か混じりました。イナダがいなければ、もっと引きを楽しめるんですけどねえ…。
 
御大は真鯛3枚、ワラサ3本、イナダ多数。
ギシさんは真鯛2枚、ワラサダントツの6本、イナダ多数。
m氏は真鯛12枚、ワラサ23本、イナダ多数。
こんな状況でした。
 
とにかく一日中当たりっぱなしで、イナダサイズでもタチウオの倍ぐらい引くので疲れます。ワラサなんてきたら大変です、引きが強くて。途中、時間がもったいないので、あえて切っちゃうことも…。
 
ということで2日間の釣行は無事に終了。
「一日中手持ちで誘いっぱなし」のタチウオ釣りも、竿を持ちたい心を抑えて「攻めの置き竿釣法」で挑む真鯛釣りも、どっちも楽しかったかな。
 
色々工夫したり考えたりしながら微調整を繰り返すと釣果がアップするというのは、どんな釣りも一緒みたいです。で、その工夫を実行できるようにテクの引き出しはもちろん、ハリスや針などのツール類を幅広く用意しておくことが肝要かと、我が輩は思うわけであります(笑)。
 
ちなみに、どの魚種も脂が乗って絶品です。旨い食材をゲットしに、釣りに行ってみてください。
 
釣果>
竿頭>右前 真鯛6
道具>竿=剛樹ゴッド真鯛210cm リール=シマノBM3000(道糸3号)
仕掛け>ハリス=Vハード33.54号、長さ912m
釣り方>誘いとコマセを抑えた、ステルス釣法を重視。
 
バイバイ