2013/04/26 晴れ 南風3→10m(早上がり) 気温>17→22度 潮流>南西

例年、真鯛の乗っ込み期は、狙い通りに釣れなくて苦戦することが少なくないんですが、今年の乗っ込みは、サイズこそ12キロ級とちょい小ぶり主体ですが610枚ぐらい釣れたりと、かなり好調です。

濁りすぎの潮や潮流不足、水温低下などの影響(それより何より飽食しちゃうのかな)で、いつも開始後3時間ぐらい経過すると食い渋るのですが、そんなの関係ないとばかりに、ほぼイメージ通りのタイミングで当たりを引き出せるので実に気分がよろしいのです!! 

本日もこの好調が持続することを願いつつ、いつもの二人で一義丸幸ちゃん船長の船にお邪魔しました。
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写真の一義丸謙ちゃん船の乗船者は12人ほど。幸ちゃんのライト船は9人です。
 

ということで、ヨシンデ周辺海域へ。
 
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コマセを振るといきなり理想的な反応。昨日までトップ23枚程度とかなり厳しい話を聞いていたのですが、この反応なら食うでしょ。しかも、潮は船の自分の方(右前)に流れているので、すぐ食いそう・・・すると2投目にコツッ!!
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▲1キロ級と小さめですが、真っ赤な鯛をゲットしてとりあえず一安心。

朝の30は、右舷4人中3人の竿が曲がる場面もあり、かなり鯛の活性が高そうですが、皆さん半分ぐらいはバラしちゃってます。ポロッと針がはずれるフックアウトのバラシが多いみたいです。
 
自分は大きめの針を使い、鯛が脳しんとうを起こすぐらいの檄アワセを入れるので、あまりバレません。指ではずせないほど強く刺さっているのでプライヤーが必要です。
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その後も好調にヒットし、朝の30分で3枚ゲット。3キロ近い良型も交じって、ホクホクです。
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枚目も良型。2キロ前後だとほとんどドラグが出ないですが、ワクワクする引きで気分爽快です。この鯛はかなり黒ずんでいて、お腹もパンパン。乗っ込み真っ盛りといった魚体です。
 
結局、朝の1時間で5枚ゲットと好調そのもの。右舷側は全員真鯛ゲットで10枚ぐらい釣れましたが、左舷はゼロ。乗っ込み期は釣り座によって釣果に大きな差が出ますが、今年はその傾向が特に顕著なようです。

食い渋りに突入

しかしそんな好調はいつまでも続かないのが世の常で、次第に食い渋りの陰が忍び寄り開始2時間後の9時頃には当たりが遠のいてしまいました(この時点で7枚)。

そこで幸ちゃん船長は移動を決意。「あっちかな、こっちかな・・・潮が澄んじゃったし、あそこに行ってみるか」(想像)と、船がいない場所を選択。
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水深等はあえてカット。指示ダナ通りにコマセを振るとムクムクと反応が盛り上がり、浮き方も最高。
 
絶対に食いそうな反応にあわせて誘っていると、すぐにヒット。
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▲2キロ前後ぐらいの鯛を追加していきます。南に行く潮がトロッっと流れ、前の席は理想的な潮下特等席です。誘えば食い、置き竿でも食ってきます。サイコ~に楽しいけど、何か?

数投後、激しい当たりで今日初めて5m以上糸が出ます。今年初の4キロアップかと、ワクワクして上げてくると、イナダ大に変身で檄凹み(涙)。心が折れかけたけど、半べそかきながら手返しを繰り返し、真鯛君を1枚ずつ追加していきます。

結局、1キロ弱~3キロ弱が12枚と大満足な釣果になりました。少人数の仕立船ならともかく、10人近く乗船した乗合船では、なかなか出ない釣果です。しかもほとんど1キロアップ・・・。

もしあのとき、幸ちゃんのカンピュータがひらめかなかったら、78枚で終了だったはず。船長様々ですね。
 
船中釣果はこんな感じで、偏り方が凄すぎ・・・。
右前>12 1 5 2
左前>1 2 0 0 0

しかし、全員のコマセを背負い、最初に魚の口元に付け餌が届く「潮下特等席」というのは、実にありがたい席ですね。他の人はどうやっても食わせられず、指をくわえて見てるだけ的な状況になってしまいます。
「その席だったら、俺だって5枚は釣れただろ、いや、10枚ぐらい釣れたかもな」と、2枚おじさんが悔しがってたけど後の祭りですね、ムフフ。

傾向と対策

今日は反応が入ってくれば食う「ファン感謝デー」みたいな釣りだったのであまり参考にはならないけど、明日のためにメモ。
・朝のチャンスタイムはとにかく集中。
・簡単には口を使わない時間帯に突入したら、細部へのこだわりが釣果を左右する。
・チモトに付着するクラドは、毎回丁寧に取り除く。
・大きいオキアミを付け餌にする際は、尾羽はきっちり切っておく。不自然な付け餌の動きや、付け餌の回転によるハリスのヨレは、鯛の食欲を減退させる原因に。
・澄み潮で空が明るくなったら、ハリスを4号から3.5号へダウンさせる。まあ、わずか0.5号の差なので効果があるのかないのかわからないけど、体感的にはアリです。
ちなみに、3.5号ハリスを使うならVハードがおすすめ。それ以外のハリスは弱いので、ちゃんとしたブランドの3号ハリスで細心の注意を払った釣りをした方がいいかも。でも、突然の大物襲来で痛恨のハリス切れの可能性も・・・。
・コマセおよび付けエサを厳選したいところです。赤いオキアミは・・・。
・誘いも、あるやり方に敏感に反応する、なんてことがあるものです。いろいろやってみてその日の正解を見つけられたらこっちのものですね。
 
ということで、去年の乗っ込みは景気が良かったみたいです。
今年は、まだ本番とはほど遠い感じですけど、大物がちらほら出てるので、大鯛一発狙いで通い詰めてみようかと思ってます。
 
バイバイ