NHKの朝ドラ「らんまん」は最終週となりました
秋の山をふらふらしていたら
すてきな植物たちに出会えました
 
『サカサトリカブト』

トリカブト科の亜種。春から秋に花を咲かせるトリカブトにあこがれて突然変異した植物。イワナを釣り上げることができたフライマンにだけ見えるという俗説がある。猛毒。
 
 
『シロスターマイン』
ツリガネニンジン科。見た目で命名された安直そうな名前だが、謎が多い植物。彼岸の仲日の夜、激しい爆発音とともに開花し、この形となる。猛毒。1メートル近くで即死する。
 
 
『ワライキイロ』
シラサギソウ科。秋の低山、湿って滑りやすい山道に咲く。下山中の登山者が足を滑らせると一斉に笑い始める。一度笑うと力尽きて枯れる、可憐な花。花言葉は「老人殺し」
 
 
『キャラメルリボンタケ』
サーティーワン科。アイスフレーバー目。アメリカからの外来種。甘い香りに誘われて生で食べたくなるが必ず腹をこわす。鍋に入れると溶けてしまうが正露丸とともに煮込むと下痢にはならないがクレオソート臭が気になる。
 
 
『フカヒレボウシ』
ヨシキリザメ科。中国、蘇州原産。高級中華食材として珍重されていたが、サメのひれの乾物が代用品として出回ると
一気に取られなくなった。憤慨したフカヒレボウシは怒りで体中に猛毒を持つようになった。気が短いキノコ。
 
 
『マッシュルームニシッットタケ』
シットダケ科。秋の疎林にひっそりと生えるが、実は目立ちたがり屋のキノコ。落ち葉に似せた色にしたらいいものの、その性格から白い粉を身にまとって「色白は七難隠す」と語っていた登山者の言葉に惑わされている。「マッシュルームに似ている」と語りかけると白い粉を吹きかけ、真っ赤に怒りだす。その瞬間枯れる。
 
 
『ベニテングダケモドキトイワナイデ』
タマゴタケ科。ベニテングダケに非常に似ているが傘の白い斑点がない。非常に美味。このためベニテングタケで殺人を起こそうとした人はとても感謝される。なーんだと食べると急激に猛毒となり、死に至る。人の心情次第で有毒化、無毒化するウラナイダケの仲間。
 
 
「全部、うーそさ。そんなもーんさ」
(爆風スランプ『リゾ・ラバ』よりてへぺろ