もやしと 卵の 炒め物。
主婦だったら、「もやしだけじゃ さみしいし、卵でもかけて炒めてみようか!」と、思いついて、作ってみたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの本は、食べログによると、昼でも一人5万円は見積もっておく 高級和食店の店主が書いたもの。
「くろぎ」というこのお店は、なんと、課長島耕作が、「社長 島耕作」となった16巻で、社長最後の日の晩御飯を食べた舞台なのだとか。
タイトル くろぎのおかず
筆者 黒木 純
発行 KADOKAWA
定価 本体1500円+税
ところが、本を読んでみると、とても親近感を感じるのは、ごはんを大切に考えているところ。
そのごはんにあう おかずを、この本では レシピにしてくださっているのです。
だから、決して、お高くとまっている本ではなく、あたたかさが伝わってくる本なのです。
「社長 島耕作」となった16巻で、社長最後の日の晩御飯を食べた舞台のお店。
「社長 島耕作」の筆者は、家庭生活だけはうまくいかなかった島耕作をぬくもりのあるご飯でねぎらいたかったのだそうです。
だから、この本には、ぬくもりがあふれていて、料亭にはだせないかも・・・?な庶民的なものもあれば、これ、料亭ででていそうですね!という高級なものも紹介されています。ごはんのおかずになればいいのです!!
でも、やっぱり主婦にとっては、短時間に、低予算で、美味しく作れるものがうれしい。
もやしと 卵の炒め物。
ふーん。
私も 作ったことあるんですけどー!
と、思いつつ、でも、なんか、私のより美味しそう。
何が違うのかしらん?と気になって、この本を買ってしまいました。
材料は卵二つ。溶いておきます。あ、このお皿、有田の焼きカレーのお皿です
もやしは、水洗いし、水気を切ります。200グラムの一袋です。
フライパンにサラダ油をひき 中火で熱し、もやしを入れさっと炒める。
ちなみに、今回、私が使ったのは、鉄のフライパン。譚彦明監修のフライパンよ
私が思うに、テフロンより、高温になるような気がしています。
くれぐれも もやしに火を入れすぎないよう注意と書いてあるので、まだ硬いけど、味をつけることにしました。
塩、コショウで味付けする。本によると塩は小さじ1だそうです。
私は、塩分とりすぎないほうがいいので、ちょっと控えました
溶き卵を流し入れ、濃い口しょうゆ、みりん、各大匙1を加え、全体をまぜあわせます。
火を止め、余熱で卵に火を通し、うつわに盛ります。
うんま~!!
もやしが シャキシャキ!たまごがふんわり。
そして、なんといっても、味つけが 2回にわけてつけてあるのが、ポイント!
もやしからは塩、コショウの味がして・・・。
全体と、卵からは、しょうゆとみりんの優しいあまじょっぱさが感じられる。
つまり、味がまだらなわけです!
私は、味がまだらな料理って 好きなんです。
味がまだらとは、私特有の表現かもしれないのですが、場所によって、味が違うっていう意味です。
どこまでいっても同じ味がするお料理より、場所によって、味が違うほうが 食べていて、飽きずに 美味しい。
しかも、そのハーモニーがちょうどいいかんじになっている。
家族にも大好評!!
今までの 私のもやし卵は、全体が同じ味だったのです。
しかも、みりんのような優しい味を足していなかった!
この本の もやしと卵の炒め物が 完全に勝ちです!!
みりんが 「いい仕事してますね~!!」
ぜひ、お試しあれ~!
なるべくアツアツの鉄フライパンなどを使うのをお勧めいたします!