私は、いろいろなレシピで小籠包や、焼き小籠包を作ってきたのですが・・・。

 

いつも、

「スープをうまく作るのが、むずかし~!!チューチューチュー

と思っていました。

 

私がはじめて食べた小籠包が、ジョーズ上海のこってりした小籠包だったからか、こってりしたコクを求めてしまうのです。でも、こってりしたスープってどうやったら作れるのだろう?と、ずっと悩んでおりました^^

 

話はすこしとびますが、

小籠包を食べると、なぜ、スープがでてくるのかはてなマークという種明かしをすると・・・。

肉餡に、スープのゼリーをまぜるのです。

すると、肉餡を生地で包むときはスープはゼリー状なので、包める。

調理すると熱でゼリーがとけて、完成時には、スープがでてくるわけです。ウインク

 

ところが、このゼリー、たとえば、柔らかいゼリーだと、手の熱でも溶けてしまうこともあるんです。それだと、うまく、包めない💦

 

だから、わりとしっかりしたゼリーが望ましい

 

そのため、寒天を使う場合もあるし、大量のゼラチンを使う場合もある。

 

そして、本格的レシピになると、豚の皮でゼラチンをつくって、使う場合もあるのです。天然の豚の皮からつくるゼラチンは、豚のコクもあって、おいしいのだそうだ。(製菓コーナーで見かけるゼラチンは、牛の骨を使っているものが多いようです。)

 

となると、点心に関しては、情熱大陸の私!

いろいろな書物をひっぱりだしたり、パソコンで検索しては、豚の皮のゼリーの研究をしてきたのでしたメモ

 

そして、本日!

ついに、OKストアで豚の皮を買って・・・。

 

秘伝の作業を乗り越えて、豚の皮から作ったゼリーを完成させたベルのです!

意外と思われるかもしれませんが、豚の脂肪が上に浮いていないゼリーなのですビックリマーク

これだけの豚の皮から、たったの400ccしかゼリーがとれませんでした!

これ以上欲張ると、ゆるいゼリーになって、溶けやすいので、仕方ありません💦

 

フォークで細かくしました。

 

さて、お次は、焼き小籠包のまわりを包んでいる生地を作ります。

このたびは、マニアックに、中国食材店にあった中国のイーストで作ってみることにしました。グラサン

 

ぬるま湯と砂糖少々でイーストを溶かしてみたけれど、なかなかあぶくがたたない滝汗

日本のイーストなら、もうとっくに泡が出ているはず…💦

 

大丈夫かなあ・・・と心配になるけど、食べものを捨てられない私は、このイーストを使って、焼き小籠包のふわふわ生地を作ることにした。

ふむふむ。こねてみると、手の熱で、イーストが活動をはじめたのか、なんとなくこの生地にイーストが入っていることが伝わってくる。日本のイーストのようにふっくらとは膨らまなかったけど、なにやら、生地の中がふんわりしてきているのを感じる。

イーストを入れない餃子の皮とは明らかに生地が違う。

 

味をつけた肉餡に、豚の皮のスープゼラチンを加える。

私の熱い手でまぜるとゼラチンがとけてしまうので、ゴムベラでまぜてみました。

 

小籠包を包んだら、綴じ目はしっかりくっつけます!スープが逃げたらこまるので。

そして、綴じ目はフライパンに並べるときは下にむけます。

 

油で焼いて、焼き餃子のように熱湯を加え蓋をします。

でも、最初のうちは、火を強くしすぎないのがおすすめ。

じっくりとイースト生地が膨らむのを期待します。

 

ふっくらしてきたら、蓋をあけて、白胡麻とネギをパラパラ。

 

蓋をして、最後の焼きの仕上げ。

いい色に、カリッと焼きます。

ちょっと太白胡麻油(白)をまわしてもいいですね。

 

水分もとんで、焼けた音がしてきた!

ネギと胡麻のいいかおり!

 

完成~!

 

もぐもぐ・・・。

お・・・おいちーーーーーー!!ラブラブラブ

 

スープがね。

ほら、スプーンにスープが流れているラブ

スープがたっぷり入っていました。

この小籠包の中に、スープはもっと入っていましたよ。

 

中国のイーストのおだやかな発酵のおかげで、生地が発酵しすぎていないのがいい。

生地がまだ、スポンジ状になっていないおかげで・・・。

スープを生地に吸われにくい気がします。

 

そして、豚の皮のゼラチンは、とってもコクがあります。

そのおかげで、普段の肉餡が、ずっとこってりとして、私好みのコクのある肉餡になりました!

肉餡のお肉が豚肉なので、豚の皮のスープとの相性もいいです!

 

この焼き小籠包は、成功だわ!100点

 

まさか豚の皮からこんなおいしいスープゼラチンがとれるとは!

冷凍保存もできるらしいから、次回はもっとたくさん作ろう!

 

豚の皮のゼリーの作り方の一例はこちら。↓

塩などは状況に応じて入れたり入れなかったりがいいかもしれません。