先日、おしるこの作り方をご紹介したところ・・・。
「これは関西では、しるこではなくて、ぜんざいです。」というご意見が続出!
「え?ぜんざいって あんこみたいに汁がないものではなくて??」
関東人からは関西のしるこやぜんざいが想像のつかない世界で・・・。
どうやら、関西と関東では しるこの概念が違うらしいということが わかってきました!!
私のように、関東に住んでいる人間にとってのしることは、しるがあればしるこです。(ですよね?)
たとえば、豆があっても・・・。
これはしるこ。別名 つぶあんがあるので 田舎しるこ。
それから、つぶがない こしあんの しるこもあります。
たとえば、文明堂の 懐中しるこ
(画像はお借りしました。)
つつみを開けると・・・。
(画像はお借りしました。)
もなかが入っていて。
(画像はお借りしました。)
お湯が入り込みやすいように、バリバリと穴をあけてあげて・・・。
(画像はお借りしました。)
熱いお湯をそそげば、あら不思議。
こしあんの おしるこのできあがり。
餅を焼かなくても、もなかが 餅みたいに 浮いてます♡
お値段も1個150円くらいで、お手軽な インスタントな おしるこです。
「こしあんの おしるこ??
それって、文明堂だけじゃないのですか?」と思われるかもしれませんが・・・。
なんと・・・。
じゃーん!
とらやの御膳じるこも、こしあんですぞ。
(画像はお借りしました。)
ただ、とらやは、もともとは京都の和菓子屋さんで、明治になって天皇にお供して、東京に進出してきたお店なので、関東風というべきか、関西風というべきか、私にはわかりません💦
写真が小さくてすみません💦
つまり・・・。
関東では、粒あんでも、こしあんでも、汁があればしること呼んでいるような印象があります
私にとって、ぜんざいとは・・・。
(画像はお借りしました。)
こんなふうに、あんこのように汁が少なくて、粒が大きい。
大納言小豆でできている印象。
ただ、関東であっても、関西の名店が多いからでしょうか。
たとえば、鶴屋吉信のぜんざいは・・・。
粟ぜんざいを頼むと・・・。(くりじゃないですよ、あわぜんさいです)
(写真はおかりしました。)
粒あんでなくてびっくりした!(あれ?関西では関東のおしるこみたいなものをぜんざいというのではなかったの??ぜんざいって粒あんを使用するとは限らないのかしら?)
そして、虎屋の喫茶でもあわぜんざいはこしあん!!
(画像はお借りしました。)
あわのお餅に、こしあんのドロッとしたのがかかっていて、いわゆる関東の甘味屋さんで考えるぜんざいとは違います。
だから、関東に住んでいると、ぜんざいの定義ははっきりしていないかんじはあるのかも?
なにしろ、ぜんざいを置いているお店が少ないし、店によって内容が違うので。
鎌倉に、納言志るこ店という人気の甘味屋があります。
そこのぜんざいは粒あんのように見えます。
クリームぜんざい。
(画像はお借りしました。)
ここのお汁粉は汁が少なめの、豆たっぷりのお汁粉です。
関西のことは、私は詳しくわかりませんが、
お話によると、粒あんで汁があるものはぜんざいと呼ばれている?という印象です。(あってますか・・?)
そして、関東で思う、ぜんざいのような あんこをたっぷり食べるものは、金時とか、亀山と呼ばれているとのことでした。
ところ変われば、名前も違うので、粒あんと汁が大好きな私としては、
関東では田舎しるこ、関西ではぜんざいを いただきたいと思います!!