10月のある日。

満漢全席でお世話になった、あの、シャウウェイ先生のお店。

小薇点心に行きました。

 

上海蟹コースをいただいてきました。

 

私はここ10年、毎年欠かさない季節のお食事があります。

それはシャウウェイ先生の上海蟹コースです。

上海蟹コースは旬の時期だけ開催されるのです。

 

毎年渾身の逸品がいただけます。

毎年、メニューが変わります。

ありえないほど、素敵なコースに毎年感動しています。

 

しかも、10月と11月ではメニューを変えて下さるため、両方の月に参加する方も少なくないのです。(酔っ払い蟹と蒸し蟹だけは両方にでてきます。)

 

今年も先生はすごいことを始めていました。

なんと、手作りのからすみを作っていたのです。

こちらは、あとでまたお料理になって出てきますよ・・・。

上海蟹コースといっても、ずっと上海蟹を食べていたのでは、その美味しさがわかりにくくなります。

だから、先生のコースには、ありがたいことに、あえて、違うものも提供してくださいますが、それがまたいつもすごいので、やめられない・・・。

 

さて、上海蟹コースがはじまります!

 

まずは、酔っ払い蟹。

こちらは、紹興酒に生きた上海蟹を漬け込んだもの。

新鮮なお刺身状の上海蟹が紹興酒の風味とともに味わえる逸品です。

フィンガーボールもありますので、手づかみで。

味噌のところを口で含んでギュッと噛みます。

すると、蟹全体の味噌と身が私の口に入って、すごい美味しさが広がります。

がちがちとかみ砕きながら、蟹のエキスを吸いつくして、生の美味しさを堪能させていただきました。これは毎年でてくるメニューでどの上海蟹コースにもついてくるメニューなのですが、これだけは無くては困るというほど美味しいので、その点を安堵しています。

 

さあ、さきほどのカラスミが厚めにスライスされて、握り寿司になって出てきましたよ。

このカラスミが、先生が作ったばかりのカラスミなので、まだカチンカチンになっておらず、ちょっとレアな感じがあって、超絶おいしい。

カラスミを大根と食べたことはあったけど、まさかすし飯と食べる機会に恵まれるとは!

 

こんな贅沢をしていいのでしょうか!

神さま!感謝いたします!!

 

次は前菜の盛り合わせです。

 

右手前から説明いたしましょう。

 

あん肝の紹興酒漬け。あん肝は私の大好きな食材。

これはお酒が必要だ!

紹興酒も注文していただきます!!

 

その左となりは胡瓜の皮で生姜とパプリカをくるんだもの。

蟹料理に生姜がつきものです。

かに料理は中国では身体を冷やすと考えられているので、生姜を食事に取り込むことが多いのです。

 

白いのはピータン豆腐

豆腐という名前だけど、味はクリームチーズのようでした。

ちょくちょくピータンの食感を感じながら、これもお酒にあう!

 

牡蠣の四川風オイルコンフィ

ディルが添えられていて、一緒にいただく。

ディルの香りと牡蠣があう!

これもまたお酒にあう!どうしてくれる!!

普段お酒をあまり飲まない私がどんどん飲んでしまう。

 

よだれ鶏

ピリッとしたタレがしっとりした鶏にかかって、これもまたお酒にあう!

 

叉焼

これは、ウーシェフの得意料理。

もしかして、ウーシェフが作ってくださったのか?

シャウウェイ先生か?

いつもながら、美味しい。

 

いちばん奥のオレンジ色のものは、京にんじんとカニ味噌をあえたもので銀杏が添えられています。

 

おや。上海蟹が運ばれてきました。「これを蒸しますよ」

 

長くなるので、今日はここまでで、また次回につづく・・・。

 

小薇点心はこちら・・・。すばらしい味の世界が待っています!

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