(つづき)

鳳凰の尾のような、ふかひれの煮物

 

上の写真だと大きさが実感できないので・・・。

次の写真で手の大きさと比べてみてください!

なに??この巨大なふかひれは!!!

大人の男性の手より大きい!!

 

ぶ厚さがすごい!巨大さがすごい!

 

私に提供されたのがこれ!たっぷりとした厚さと長さ!!

こんなふかひれ食べたことない!

このふかひれは私の人生で一番立派なふかひれでした。

食べるのがもったいないけど、おいしいので食べてしまう。

緑豆春雨のようにしっかりした繊維で、でも、コラーゲンたっぷりな食感。

それを包むスープがまた絶品で総合力がすごすぎる!

 

お料理がおいしいので、紹興酒もすすむ・・・。

昨日とはまた違う紹興酒・・・。これもまた旨し。

 

紹興酒はいろいろでてきました・・・。

 

昨日でてきた紹興酒、ご紹介し忘れていたので、こちらにのせますね。

昨日もいろんなお酒がでてきたな~。みんな飲む飲む・・・・。

 

イカとセロリの塩炒め

 

ヤリイカに見事な飾り包丁が施されていて、とってもやわらかく食べられるイカと、シャキシャキとしたセロリがとてもあいます。野菜で彫られたバラが美しい!

この包丁の入り方!綺麗ですよね~。なんて細かいのでしょう!!

このかざり包丁のおかげでとてもやわらかく食べやすいです。

 

口直しにお菓子がきましたよ♡

栗のムースです。金粉がのっています。

 

口直しだなんて、なおす必要がないほど口の中は美味しさでみたされているんですけどね^^

でも、甘いものは別腹なので大歓迎です♡

 

こちら、栗とバターを練り合わせたものなのですが、とてもやわらかく、とろけそうなのです。

私が栗とバターを練り合わせたものは硬いイメージがあったので、「先生、バターなのに、なぜ固まっていないんですか?」と愚問を聞いてしまいました💦

そしたら、「当時からバターはあったのですが、冷蔵庫が無かった時代なので、このお菓子を冷蔵庫で冷やして提供しなかったからやわらかいのです。

なるほど!!そうか・・・。

いまの時代、なんでも、腐ったらいけないと思って冷蔵庫に入れてしまうけど、冷蔵庫に入れないほうがおいしいお菓子ってあるんですね・・・。

決して出来立てのほかほかのお菓子でなかったのに、常温保存だとこんなにやわらかく食べられるものなのですね・・・。

とても勉強になった瞬間でした。

 

次は

鴨のもち米や8つの宝の詰め物焼き。

 

 

 

上海蟹のソースがかかった鹿のアキレスけん

こちらが私にはこばれたもの。

蟹のソースとアキレスけんの歯ごたえがたまりません。

 

油をかけながら仕上げたクリスピーチキン

何回も油をかけて、火を通していきます。

左手、重いだろうな~。ずーーっと持って右手で油をかけています。

パリッとできました!いい色!!

綺麗なもりつけ!

パリッとしておいしい!!

 

なまこの醤油煮

 

これね。すごい大きさなんです。大きななまこ!!

ナマコで驚きのまなこ!(すぐにおやじギャグをいってしまうワタクス・・・。^^)

でかっ!!!

あたたかい器に盛りつけて・・・。

ソースをかけて

手前のズッキーニの上の透明なものは、現代の最新調理法によるもの。

分子ガストロノミー!!(本当はよく意味がわかっていない!)

意味はわからないけど、この製法でつくった料理は先生からいくつもいただいたことがあります。古代にはなかった不思議な料理が生み出されるのです!

ゼリーみたいに見えるけど、ゼリーではないんですよね~。

 

先生は分子ガストロノミーにも詳しいのです!

古典と現代の融合料理です。

 

この分子ガストロノミー。

透明なまるい料理はへんに箸でわったりしないで一口でお口にはこんだほうがよいのです。

れんげで口にはこぶとぷるんとした丸いものがぷちんとはじけてぶわーとスープと具が口にひろがるのです!!

 

私に盛りつけられたなまこ!!

ズッキーニの上には分子ガストロノミー!!

 

そして!!

左手前の黄色いものは西太后の好きなパンです!!

黄色い円錐の形のトウモロコシときなこのパン!

素朴で滋味深いパンです!

 

もともとは中堅官僚の娘だったと言われる西太后。

后妃選定面接試験「選秀女」を受けて合格したため紫禁城に入ったとはいえ、それまではきっとこのパンのようにとうもろこしやきなこの、素朴な食事をしていたことでしょう。

ごちそう三昧の日々の中、西太后が一番求めていたのは、子供のころから食べていた、素朴な食事だったのかもしれません。

 

次は点心が続きます。

 

辛いワンタン

 

 

蟹小籠包

 

こちらの蟹小籠包は、先生の上海蟹コースでいただいたことがあります^^

小薇点心では手作りの点心が豊富にいただけますよ♡

 

〆の料理になりましたよ~。

1日目も〆はおかゆでしたね!

本日は、

あわのトリュフおかゆ

あわのおかゆの上に白トリュフをスライスしてのせます。

いつもシャウウェイ先生の料理はこんなふうに豪華なのでこれは特別なことではないのです。

でも、私にとっては久しぶりの白トリュフ!!特別感満載です!

 

このおかゆが・・・。

トリュフだけじゃないんですよ・・・。

なんーーーーか、あわが超絶美味しいので、「これはなぜだ??」と思って、先生に「だしは何ですか?」と伺ったところ、なんと!サメの唇のときのスープと同じだしなのだそうです!

ということは、何種類もの乾物と動物のあのおいしいスープと同じだしなのですね!!

それをあわが吸い取ってういていて、なんともなんともおいしいおかゆでした!!

こんなに美味しいおかゆは私の人生のナンバーワンかも!?

 

そして、さいごは

果物とお茶。

 

本日は大臣むけなだけあって、男性が喜びそうな肉料理が豊富!!

(といいつつ、私も大喜びしていました^^)

 

大きさがダイナミックで、大事なお客様にごちそうアピールが見た目でもしやすく、皇帝の料理人の心遣いを感じます。

大臣がどういったものを喜ぶか、皇帝の権威をどれだけアピールできるか、考え抜いたメニューといえましょう。

鶏が丸ごと提供されるというのは、貴重なお肉、そうとうなごちそうだったと思います。

きっと皇帝の料理でなければ、家庭の火力ならぶつ切りで食べることが多かったことでしょう。

油は今でこそスーパーで手に入りますが、油をとりだすのはかなりの労力です。

当時は高級品だったと思います。

油の揚げ物だなんて一般人には高級品だったことでしょう。

今でさえごちそうですが、当時としてのごちそうたるや、相当のものだったと思います。

 

ついに次回は3日目に突入します。

3日目もすごい料理が続きます。

どの日も決して手が抜かれていません。

いや、3日目はあまりに手がこんでいて、当日先生たちはお客様がいらしたときの時点では完成しきれていなかったほど手がこんでいるのです。(でも、普段と同じくらいのスピードで食べて、同じくらいの時間経過で終了できました。プロチームの本気がさく裂でした!)

おたのしみに・・・!!