復習の質を上げる科学的な学習法


今回は科学的に効果があると証明されている学習法学びましたので、簡単にご紹介がてらではこれを中学受験の国語の勉強に当てはめた場合、どういう勉強すればいいのかって言うところも書きたいと思います

 

まずポイントは4つあります。

 

アクティブコール

分散学習

自己説明

インターリビング

 

アクティブリコール。これは、つまり想起練習です。

 

授業や講義で学んだことを復習の際、最初から思い出してノートに書き留めるというやり方ですね。

始めはテキストなど何も見ずに取り組むのがコツだそうです。脳に負荷をかける学習です。そのうえで思い出せないところも当然出てくるので、その場合はテキストをもう一度見返したりして、理解をしたうえで、付け足していくというやり方です。これを繰り返し行うのがアクティブリコールです。

 

分散学習は、学んだこと、覚えなければならないことを一気にやるより、何回かに分けて、繰り返し学習したほうが効果的であるという学習法です。

 

自己説明は、他者に声に出して学んだことを説明していくことです。

 

インターリビングは、単元ごとに整理して学習(ブロック学習)ではなく単元をごちゃまぜにして学習するというやり方です。

 

ただ知識がない、もしくは低い場合は、ブロック学習をしたほうがよく、そのうえでインターヒーリングを行うほうが効果的ということです。

 

これらは世界的にいくつもの論文があり、それも資料として掲載されているので、科学的に効果があると立証されている学習法になります。

 

では、これを中学受験の国語の学習に当てはめるとどうでしょうか

 

自分はアクティブリコールと自己説明を応用したものを読解、分散学習は知識、漢字などの学習に当てはめるとよいのではないかと思います。

 

アクティブリコールと自己説明を応用し、コーネル式ノート術も活用した復習例

 

まずノートを用意し、文章や設問で疑問に思ったこと、できなかったことを書く。

もしくは文章での読み取りでできていなかったところや、間違った設問内容を書く。

次に、その答えとなる授業での解説を書く。

最後に学んだことのまとめを自分で書く。

 

それを完成させたうえで、再度、そのノートを見ながら、誰かに説明するように声に出して読んでいく。

 

自分の授業なら、復習ノートを作成したうえで、

 

文章


読み取り方(例、説明文の読み方、具体と抽象の区別など)やポイントの押さえ方、入試に役立つ概念知識や学問的な内容(これは必要があれば黒板に書いているので、それ判断材料に)

 

設問


間違った設問をピックアップ→設問内容の読み取り方、解答の根拠の探し方、設問タイプ別の解き方

 

などを授業で教えているので、それをノートに書かせたうで、再度、解説をするように、声を出して読んでいく。

 

こんな感じになります。

 

これがしっかりできれば、かなり思考力がアップし、初見の問題に対応できるようになっていきます。

実際に、この復習方法を実施した生徒のほとんどは御三家をはじめとした難関校に進学しています。

ただ、遅くても6年のまでにはやってほしい復習方法ですけどね。

 

分散学習は主に知識で役立ちます

 

例えば、覚えなくてはいけない漢字が一週間に16字あった場合、4字×4日にして、残り3日のうち日で、再度、テスト形式でチェック。覚えられていないものを再度、学習するという感じですね。

塾で漢字テストなどがあるならば、それにあわせて学習計画を立てるとよいと思います。

 

最近の入試問題は御三家でも、易化している印象があります。


しかし、実際に高得点がとれていない。

これは、生徒の学力が最上位クラスでも落ちてきているのではないかと思います。

特に記述に関しては。

 

恐らく、デジタル化の弊害ですね。

実際にアメリカのニューズウィーク日本版の記事を見たのですが、アメリカではポップコーン脳というのが問題となっているようです。

3行くらいの記述すら、まともに書けない若者が多くなっていると。

デジタル学習の弊害らしいです。書けない=思考力低下ですからね。

 

昔のようなハードな記述問題では対応できない生徒が多くなり、結局、国語で差がつかなくなってしまうのが目に余る記述系の学校の先生(難関校)がおっしゃっていたという記事も見ました。

 

書けない生徒が多くなったと実感しているようですね。


だから、差をつけるために設問の難度を下げてしっかり考えれば書けるようにする。

言い換えれば、記述ができない生徒はふるい落とされる。

ある意味、記述ができない生徒はより合格が困難な受験になっていることが予想できます

 

今回はここまで。

 

次回は、やる気アップについての記述もあったので、それについて書こうと思っています。

 

アメンバーさんへ

5月初旬に開成中の簡易分析をアップ予定です。

お楽しみに。

 

ではよい一日を、実りある受験生活を。

 

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