今回はアメンバー限定記事で書いたものを簡単に紹介する記事(一部、対策などの具体的な情報はある程度カットしています)です。
2024年の入試も終わり、そろそろ問題が出回ってきているので、早速、解いています。
今、解いた学校は開成、桜蔭、渋渋、渋幕、市川、東邦大東邦、慶應普通部、早稲田、鷗友ぐらいです。
初回は早稲田(もちろん、国語)
この学校の特徴は
文章・・文学的な物語で、小学生がほとんど読めないものを出します。今年は雑誌の文芸春秋から出典ですね。明らかに大人向けの物語です。
論説文(説明文は出題しないですね、この学校は)は、大江健三郎の教育論ですね。
教育学部が大学になる学校らしく、この学校は教育、倫理、社会学、哲学などの文系の学部で学びそうなジャンルを多く取り扱います。
従って、文章の難度は小学生にとっては難しい部類にはいりますね。
設問は選択などが中心です。
今年の入試結果を見ると国語の合格者平均と受験者平均は5点ぐらい離れています。たった5点と思うかもしれないですが、60点満点ですから。大体6割が合格ラインかと。
恐らく、記述一問間違ったらアウト。
記述は難しくない(つまり、ある程度、傍線部までの流れを押さえれば解けるし、解答の根拠も比較的、傍線部の近くにあるので、見つけやすい)のですが、字数制限がタイトなので、余計な言葉を省いてシンプルにまとめるのに時間がかかりそうですね。
意外と選択問題や書き抜きが難しかったりします。特に書き抜きですかね。
あと一番初めの選択肢は文章をすべて読まないと解けないので、傍線の前後で解けると考えて設問の先読みや、解きながら読むという手法をとると、終わります・・・・・。
文章全体問題(文章全体をふまえてまとめる、内容一致など)は出題しないことが多いですが、最後の選択問題や書き抜きは意外と難度が高め。
結果的には文章内容を振り返させる問題になっていますし、かつ語彙力の高さをベースにした推理力が求められる。ただ、論説文の最後の書き抜きはわかりにくいですね。
英単語の知識がないと推理できないかなと。番号も何を指すのか、分かりにくいですし。職業柄、すべての問題を解くようにしていますけど、自分が受験生なら「捨て問」にします。他の問題の正答率をあげればいいかなと。
ただ記述が少なく、難度も低いのに、合格者平均が6割ということは、やはり選択や書き抜きで苦戦している受験生が多かったということですね。
対策として考えらえるのは、難度の高い文章をどんどん解くこと。
選択問題、書き抜きは、早稲田の過去問を通して解答の根拠と選び方をしっかり学び、思考パターンを学ぶこと。
あと高い語彙力を求められるので、語彙力強化は必須。
こんな感じです。
これからもアメンバー限定記事で紹介した後、最難関の開成、桜蔭、渋渋か、慶應普通部あたりのうち1校を書きたいと思います。
では、よい一日を、実りある受験生活を。
タカウジ