さて今回は国理社の勉強方法について、書いていこうと思います。


アメンバー限定記事よりはライトな感じですので、その点はご容赦を。

 

理科、社会について


まずなるべく予習をしないほうがいいと思います。

何故かとと、事前に知識を手に入れてしまうと、そのことに興味を持てないからです

つまり「あーそれ知ってる。」状態なので、授業にも集中できないのですね。

人は知らないことを学ぶときに集中力が上がりますので。

 

算数と違うのは、算数は「理屈」。理社は「知識」なんです

算数の理屈は、予習の段階で完全に「知っている」という状態は作りにくいし、結局、問題を自分で解かないと解けるようにはなりません。

 

それに対して、理社の知識は、このインターネット時代ですから、ググればある程度、理解できるのですね。

そうすると先生の授業を集中して聞かなくなります。

 

ですから結局予習した以上の知識を得ることができずに帰ってくるという状態になりますので、まずは理科社会に関しては授業でしっかりと知識を吸収するためにあえて予習しない


かつ授業ではしっかり知識の説明や覚え方をメモする。

 

例えば、授業の中で、「この知識はこういう意味があるのかということをしっかりと理解をし、そして覚え方のコツを学ぶ。そして後で振り返りやすいようにメモしておく。

 

基本的な知識事項は、その日のうちに復習しておくのが、効果的です

 

必ず、その日のうちに復習してください。エビングハウス忘却曲線などというのを聞いたことあると思いますが、やはりその日にやらないと人はどんどん忘れていきますので


そして夏期講習前までに一度、入試問題でアウトプットの練習をしておきましょう。入試問題を集めたテキストや市販の問題集を使用してもよいです。

 

注意してほしいのは、暗記だけでは歯が立たないのが、今の中学入試レベルです。

それを早く体感したほうがよいと思います。タイミングを6年生としたのは、大体どこの進学塾も、6年前半で一通り中学入試の範囲をやり切るからです。

 

最後に国語

 

まず漢字は塾のカリキュラムを無視して、中学入試の範囲を早くすべて終わらせてください

 

漢字力を身に着けるだけでも、抽象的なものを理解する力は上がりますし、思考力も上がります。言葉は思考の源ですから

慣用句、ことわざなども早めに。

進学塾のトップ層と下位層の違いの一つは、この知識の差です。

漢字テストで満点が当たり前なのが上位層。50点などもいるのが下位層です。

これに例外はありません。

自分が担当してきた最上位層はすべて、知識はあまり問題がないという印象です。

 

次に文法

これは5年あたりからしっかり取り組んでおくべきかと。

抽象的概念の理解をしやすくなるのが、この学年あたりからです。

ちなみに知識と同じで、この文法テストでもやはり、最上位層はほとんど満点を取るなど、漢字・知識・文法は早めにできるようにしておくことが鉄板ですね。

 

最後に読解です。

算数と違い、事前にその単元を~というのはできません。

あまりに大雑把なので(苦笑)

 

ただジャンルはわかるはずです。

その際に、どういうところに注目して(線を引くポイント)読むか、どういうことを意識して解くかなど、目的を持って授業に臨みましょう

 

線を引くことは重要です。当然、文章だけでなく、設問も。

線を引くことで能動的になり、頭が働きます。手が第二の脳と言われている所以です。

 

国語の場合、復習の仕方やタイミングがわからないという悩みをよく聞きます。

 

まず、復習のタイミングですが、その日のうちではなくてもよいと思いますが、解き方などは軽く寝る前に確認しておきましょう。

2~3日後に「本格的な復習をする」でも大丈夫だと思います。

 

そのうえで、復習の仕方です。

まず、文章。

文章のあらすじを説明する必要はありません。

文章で学ぶべきことは、その文章内容ではなく、文章から「どんな考え方」を学んだかです。

 

説明文であれば、どんな概念的な知識(心身二元論を土台とした科学論など)を学んだのか。

物語文ではあれば、どんな心理パターンを学んだのか、どんな価値観(いわゆる道徳的な価値観)を学んだのか。

 

それを説明できれば、最高です。

難しければ、再度、読み直しをさせて、それを確認させる作業をするとよいです。

 

多くの進学塾のテキストは、算数と同様に入試問題の文章を活用しています。


入試問題を活用しているということは、入試問題に頻出の文章パターンということなのです。


わざわざ、たくさんある入試問題から塾が教材として選定しているということは、入試に頻出のものだからですよね。


だから、これを活用しない手はないのです。

次に解き直し。

ただ解き直しをするのではなく、

 

設問文や傍線部から何を読み取ったのか。

解答の根拠はどのように探したのか。

選択問題なら、どのように選択して正解を出したのか。

記述なら、どのように解答の記述の要素を見つけて、どのようにまとめたのか。

 

このような思考プロセスをしっかり学びながら、復習をしておく

 

難関校、上位校以上の志望者なら、この思考プロセスを言語化する。つまり、ノートに書いてみる。

 

このような復習が効果的だと思います。

このように復習することで論理的思考力や実戦力が身に付きます。

実際の入試でも、このような思考プロセスができないとまず、解けません。

さらに、6年あたりからは入試問題もガンガン解きましょう。

 

4年、5年では記述を中心にしっかり実力を蓄え、6年では入試問題演習でアウトプットをどんどんしていく。これが理想的ではあります。


国語がある程度、できるのであれば、中堅レベルの学校の入試問題を5年後半から解いてみてもいいでしょう。

 

国語は、やはり偏差地帯(最難関→難関→上位→中堅→標準)によって、文章レベルや設問の難度が変わるので、まだ実戦力が身についていないのであれば、最上位であっても、中堅レベルから取り組むことがよいでしょう。

 

今回は以上になります。

実りある受験生活を。良い一日を。

 

タカウジ


マナラ トーンアップUV モイスト