1月入試で注意すべきことは?

 

おはようございます。

今回は、1月入試についての注意事項を書こうと思います。

すでに塾側からも詳しいお話がある(あった)と思ので、今回の記事はあくまで+αという感じで書く予定です。

 

以下、3つの注意点をあげていきます。

 

1・受験者数が2月入試と比べてかなり多い。

 

1月入試は東京、神奈川以外の学校が入試を行います。

埼玉・千葉はもちろん、関西や九州、長野なども本校だけでなく首都圏の大学などを借りて1月に実施します。

 

本命の方は1月こそ、本番になるわけです。

逆にまずは入試の雰囲気を味合わせ、合格校を確保したい、もしくは志望校が埼玉、千葉になる東京、神奈川の多くの生徒も受験します。

 

ですから、受験者数が2月入試と比べて桁違いの多いのです。

 

例えば、栄東は5000人、市川なども2500人くらい、毎年受験します。

渋幕でも2000人くらいです。ちなみに渋渋はここ2年、450人くらいです。

合格者数も東京や神奈川の学校と比べて多いのは、このためです。

 

これだけの人数が受けるとなると、注意することが増えてきます

 

まず文字通り、「1点(一問)勝負」なるケースが多い。100人規模で同点になるケースが出てくるので、ケアレスミスが致命傷になりかねないです。

 

さらに受験当日、相当込むので、駅から学校までの時間が5倍近くかかることを想定しないといけないです。

渋幕などは、隣の昭和秀英と同じ入試日であるので、昔渋幕の入試応援をした時、海浜幕張から1時間以上移動時間がかかりました。ちなみに何もなければ、徒歩で遅くても15分あれば到着できます。

 

あと埼玉や千葉の本校で受ける場合、駅から地理的に遠いケースも多い(自分は昔、開智、栄東の入試応援にいきましたが、始発でも危なかったぐらい)ので、そのことも鑑みて車で移動を予定している方もいらっしゃいますが、当然、同じ考えの人は多くいて、結局渋滞に巻き込まれます。

 

遠方の方は近くのホテルなどに泊まるなどを考えると思いますが、これも同じ考えの人が多いので、予約が取れないケースもあると思います。気をけてほしいです。

 

この点、都内の大学などが受験会場になる関西系などの学校は、少し楽かもしれません。

 

2・過去問への取り組み方

 

これはそもそも志望校なら以前、書いた過去問への取り組み方を参考にしてほしいです。

それ以外、つまり合格校をとりたいという趣旨で受ける方へのアドバイスです。

 

まず最低でも1年分は解いたほうが良いです。

さすがに、まったく解かないで受験するのは無謀です。

 

1年分ぐらいは解いて、

どんなレベルの問題を出すのか、どんな形式なのか、今の自分だとどれくらいとれるのかなどはチェックさせたほうが良いです。

そのうえで、時間配分などの練習をさせていくべきかと。

 

当日は初めての受験なのですから、失敗も多いはず。

ですが、過去問を解くなど事前準備をしていれば、それなりに失敗は減らせます。

特に千葉、埼玉などの学校は、地元の生徒は本気で合格したいと思って、それなりの対策をして受けますので、軽い気持ちでいくと痛い目にあいます。

 

過去に想定外の結果(つまり、偏差値的には十分受かるけど、落ちた)をもらった生徒も数は少ないですが、毎年必ずいますので、受験は模試とは違うという意識を保護者の方も持ったほうが良いです。

 

3・受験する学校、もしくは受験するかもしれない学校の良さに保護者自身が気付くこと

 

これは2月入試でもいえるのですが、よく「お試しだから」とか、「偏差値○○以下の学校はいかせない、いきたくない」など、学校の価値=偏差値という見方で受験校を考える方もいらっしゃいますが、やめたほうがいいです。

 

そもそも偏差値は変わるもの。今、偏差値が50台後半、60台の学校も数年前は偏差値40台だったというのもよくある話。渋渋、豊島、吉祥女でさえ、40台のときはありましたし、今40台の学校も60台だったときもあります。

 

中学入試において、学校の偏差値は「現在の合格するレベル」を示すものでしかありません。

実際に同じ偏差地帯でも入試問題は千差万別。

 

模試のデータが良くなくても合格した生徒もそこそこいますからね。自分の教え子もそうです。

以前書いた、逆転合格の記事も参考にしてください。

 

まして中学入試では偏差40台でも高校入試では偏差60台の学校もありますよ。

例えば、駒込、佼成など。

 

高校入試は失敗できないので、中学側も安全策を勧めるし、高校との関係もあるので、合格できそうな学校を推薦するケースが多い。また都立などは基本的に1校しか受けられない、かつ高校入試から撤退している学校も増えているので、そもそも人気のある私立学校が少ない、人気がある学校は高倍率で狭き門、また内申点もあるので、これが結構厄介ですし

 

つまり高校入試は高校入試の厳しさがあるのです。

 

それに、これは倫理的な話になりますが、その学校に通っている生徒、その保護者、その生徒を教えている先生方に失礼な話です。

 

自分もそれを聞くと、かなり不快な気持ちになります。教え子が通っている学校もあるのですから、余計に。

最上位しか担当していないでもないので、それこそほとんどの学校に教え子がいます。

 

どんな過程を経て、その学校に通っているのか。そのことを少しでも想像すれば、上記の発言は出ないはずです。

 

また、もしお子様がそこに通うことになったら、多分、っと不平不満をお子様に言うことになります。

口で言わなくても、言外にそういう想いが伝わりますから。

 

その結果、そのご家庭の人間関係がどうなるかは、想像できます。

 

ですから、生徒自身はもちろんですが、保護者の方もやはり受ける以上は、遠方ではない限り、また遠方を望まない限り通う可能性があるので、今からそういう視点で学校を見直していく、少なくとも美点を見出すことが大切です。

 

その結果、高校入試を選択しても、納得度が違うと思うのです。

 

今回は、以上となります。

 

よき一日を、実りある受験生活を。頑張れ!受験生。

 

タカウジ