11/15(木)ラージギル→(パトナー)→ヴァイシャ―リー

○  3:35に目が覚めたので起床。

○  朝の勤行を行う(4:50-6:00)。6:00に勤行を途中で終わり台所に行って朝食を食べる(6:02-20)。トーストと野菜、お供えのお菓子、ヨーグルトを食べる。

部屋に帰り荷物を持って部屋の外で待つ。6:20頃に小此木上人が声をかけてきて勤行の最後を行う(6:35頃終了)。

○  外からきれいな車(SUZUKI)が来る。

小此木上人、付添人、当方が乗車して日本山妙法寺を出発する(6:45)。最初は道路建設などがあるが途中から高速道路でスムーズに走っていく。8:40頃にパトナー駅近くの道路脇で降車する。そこに停まっているバスがヴァイシャ―リー方面の途中まで行くというので乗車する(8:43-9:24)。乗車時は混んでいたが後方座席を座っている人が譲ってくれた。出発してすぐにガンガー(ガンジス川)の長い橋を渡った所で多くの乗客が降車した。車掌に言われてロータリーみたいな所で降車する。すぐそばのオートリキシャなどが停まっている所の人にヴァイシャ―リーと言って少し待つ。少ししてヴァイシャ―リーに行くというミニバンが来たので乗車する(9:49-10:53)。田舎道を1時間ほど走って停まった所はバスが2-3台停まっている小さなバス・スタンドだ。ここで停車しているバスがヴァイシャ―リーを通るとのこと。どうも大回りしているか道順を間違っているように思うが仕方ないので乗車する。足の置き場もないような込み具合だ。結局小1時間走った所で降ろされる(10:57-11:47)。

○  スリランカやベトナムの寺院の矢印が書かれた看板がある。門をくぐって歩いて行くと緑色の屋根の大きな中国風みたいな建物がある。ベトナム寺院だった。寺院の使用人がいたので宿泊できるか聞いたがお坊さんがいないので分からない由。その対面にスリランカ寺院などもある。大きな池の一辺に沿ってヴァイシャ―リー日本山妙法寺に行く。池は干からびて真ん中あたりに水が少し残っているだけだ。

日本山妙法寺も上人はパトナーに行っていて今夕に帰って来る由。何とか部屋に入れてもらい荷物を置く(12:08)。

   

○  12:15頃に日本山妙法寺を出る。

  

寺院の裏にある大きな日本山妙法寺のストゥパーを見る。インド人の家族連れなどもたくさん見に来ている。

  

池を回ってブッダが入滅した後、8つに分けられて祀られた仏舎利の一つのレリック・ストゥパーに行く(13:10頃)。きれいに手入れされた庭園の中にトタン屋根で覆われたストウパーの土台の遺跡があるだけだ。中国、ミャンマーなどの信者たちが訪れている。

         

スリランカ寺院に行って宿泊できるか聞いたが満室とのこと(13:34頃)。ベトナム寺院に行くとお坊さんが帰っている由。尼さんが出てきて日本山妙法寺の上人がパトナーに行っている、スリランカ寺院は満室だと言うと部屋を見せてくれて泊まってもよいとのこと(14:10-25)。

 

ヴァイシャ―リー門でアショーカ王の石柱に行こうと思ってオートリキシャを停めるが誰もそこまではいかない由。

   

アショーカ王の石柱はあきらめてヴァイシャ―リー王宮殿跡に行って見学する(14:50-15:05)。ここも建物などの土台のレンガがあるだけだ。青年たちがいて一緒に写真を撮らされる。

    

15:17に日本山妙法寺に帰る。

○  日本山妙法寺の上人が帰っている由。早速会って挨拶をする。中里上人と言って函館出身で67歳だ。ラージギルの少し陰気な小此木上人とは違って少しでっぷりした人で話好きだ。最近左足がものすごく痛くて杖を突いて歩いていたこともあった由。ヴァイシャ―リーの日本山妙法寺には1987年からおり、その前はスリランカ(2年間)で出家し、ロンドン、イラン(6年間)などにも滞在した由。ロンドンでイラン人に会いその後イランに行った。イランは監獄に入れられて国外追放になったそうだ。三里塚闘争に参加して学生生活は6年間とのこと。同じく2年留任した函館出身の学生と仲良くなり今でも付き合いがあるそうだ。小説家になりたくてヘンリー・ミラーが好きとのこと。この後クシャーナガルに行くと言うとスリランカ寺院に電話してくれてクシャーナガルに行くスリランカ団体はいないかと聞いてくれる。クシャトリヤから来た団体が明日ラージギルに行くそうだ。16:35に部屋に帰る。

○  部屋に本が置いてあるので読む、堀沢祖門『求道遍歴』、山折哲雄『インド・人間』。

○  上人がお茶でも飲まないかと部屋に来て誘ってくれる。台所でダージリン・ティーなどを飲みながら話をする(16:50-17:50)。インスタント・コーヒーもいただく、インドに来て初めてだ。堀沢祖門、佐々井上人、佐々木妙定の3人が日本山妙法寺の最初の頃の3大強者だったそうだ。堀沢上人は今は比叡山の偉いお坊さんになっており、佐々井上人は故藤井日達山主から日本山妙法寺から出て行けと言われた由。佐々木妙定さんが建立したサールナートの日月山法輪寺の11/17、18の催事に参加するそうだ。

○  夕食をいただく(19:10-21:00)。KFCのフライドチキン、ライス、野菜煮など。KFCは今日パトナーに行った時に空いていたので寄って買ったそうだ。食後にまたいろいろ話をする。退室する前にコーヒーも飲む。

  

○  22:40頃に就寝。