宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <ジョージ・ソロスが爆弾発言、右翼より右翼的 (2019年01 | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。

    ジョージ・ソロスったって、まるで別世界の人物だもんな。興味もなけりゃ知りたくもない人物かなぁ。


宮崎正広メルマ

http://melma.com/backnumber_45206_6782095/

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

平成31年(2019年)1月25日(金曜日)弐

         通巻第5969号    

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

(休刊のお知らせ) 取材旅行のため1月27−28日は休刊の予定です。 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


 ジョージ・ソロスが爆弾発言、右翼より右翼的

  「習近平は自由社会にとって、もっとも危険な敵である」

****************************************


 民主党支持者、リベラル派の頭目、反トランプの急先鋒としても知られる投機家のジョージ・ソロスはことしもダボス会議に乗り込んでスピーチした。

 1月24日の分科会と、引き続いての新聞記者との夕食懇談会において、ソロスはこう言った。


 「習近平は自由社会に対するもっとも危険な敵だ」と。

 なぜなら「習近平は富裕で、強力で、しかもハイテクで進歩が著しい中国のトップにあり、国民をデジタルシステムで管理し、支配しており、やがて人間の支配者になろうとしているからだ」。


 ソロスはハンガリーから英国へ亡命したユダヤ人で、青年期はロンドンのザシティで使い走りから身を起こし、経済の現場で株取引の遣り方を学び、独自の方法論を確立した。かれの設立したクアンタムファンドは年率24%の高配当を記録し、さらには英国ポンドに挑戦して10億ドルを稼ぎ出したという伝説の投機家となった。

 同時に旧東欧諸国の自由民主団体に献金を繰り返し、「オープン・ソサイアティ」と設立してバルト三国に民主化や、近年はウクライナの反ロシア運動で影の黒幕と言われた。


 しかし米国ではあまりのリベラル思想と、見え透いたフィランソロフィ(社会奉仕、慈善活動)を偽善とみて不快感を示す向きも多く共和党支持の右派からは蛇蝎の如く嫌われていた。

NYの別邸に爆発物を送られたこともあった。

     □◎□○み△◎□◇や○◎○□ざ□◎□○き○◎○□  

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆ 

◎ 読者の声 ☆どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

   ♪

(読者の声1)韓国海軍による火器管制レーダー照射問題、日本側が実務者協議を行わない(もう相手にしない)と表明したところ、今度は自衛隊機が低空飛行で威嚇を繰り返しているとの言いがかり。

韓国の虚言癖&ストーカー体質には呆れ果てて言葉もありません。

 ネットでは「韓国人は嘘をついていないと死んでしまう病気」、「声闘(ソント)では一瞬でも言い淀んだら負け」など、大手マスコミの韓国擁護論など誰も相手にしていない。野党のかなりの部分や自民党の中にも帰化や背乗りの勢力が多いのでしょう。

 モリカケであれほど騒いだ野党も妙におとなしい。立憲民主党は伊勢神宮を参拝してみせたり、共産党の赤い小池(都知事は緑の小池)は神社の前での写真を公表したり(犬の散歩のついでですが)、日本人アピールに必死のようです。

 日韓関係が破綻し日韓戦争ともなれば「余命」の過去記事のように反日組織とその構成員は殲滅対象になることにいまさらながら気づいたのでしょうか。

 韓国海軍が公表した「自衛隊機による低空威嚇飛行」とやらの画像も立ちどころに合成写真とバレてしまう。

http://www.moeruasia.net/wp/wp-content/uploads/2019/01/index_2-197.jpg

http://www.moeruasia.net/archives/49622700.html

 さらに防衛省は1月18日に北朝鮮のタンカーと船籍不明の小型船が横付けしての瀬取りの写真公表しました。韓国に対する国連決議違反による制裁もあるかもしれません。

 おまけですが、「韓国の建設労組(5万人)が1月9日、抗議書簡を手渡すためにソウルの日本大使館を訪れた。連帯ユニオン関西地区生コン支部に対する異常な権力弾圧の即時中止を求めたものだ。」 という記事。

http://www.moeruasia.net/archives/49622612.html


 コメント欄では、関西生コンは中核派の一大勢力との指摘があります。中核派といえば沖縄やソウルのデモにも積極的に参加。お里が知れます。

 安倍総理が防衛大臣を交代させたのは岩屋防衛大臣には弱気を演じてもらって(素で韓国寄り?) 韓国を付け上がらせ、日本国民の不満と怒りを沸騰点レベルまで高めるためだというのは考え過ぎでしょうか。

日韓断交まであともう一息かもしれません。

   (PB生、千葉)


  ♪

(読者の声2)中国はいよいよジャーナリストばかりか、フリーの物書きも拘束しはじめましたね。

中国外交部は1月24日に、オーストラリア国籍を持つ中国出身の作家を拘束したことを認め、その言いぐさは、「国家安全に危害を加える活動に従事した疑いで北京市国家安全局が強制措置を取った」としました。

 理由はなんでも取って付ける。ポケットにへんなクスリをするりと入れてあらぬ疑いをかけたり。なにしろ日中友好屋の人士まで捕まえて懲役12年という無法国家!

宮崎さん、気をつけて下さいね。

   (HG生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)行く先々で尾行され、電話が盗聴されていましたので、2013年9月に北朝鮮国境の丹東取材を最後に、小生は五年以上、中国には行っておりません。ほかにも「自主規制」している物書きが小生の周囲にも何人かおります。


  ♪

(読者の声3) フレデリック・フォーサイス『アウトサイダー』を読んだ。

フレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth) - 1938年生まれ とは僕がまだ20代だった頃夢中になって読んだ本の著者だ。<ジャッカルの日>、<オデッサ・ファイル>、<戦争の犬たち>など多数ある。

全部が全部読んだわけではないが、これほど読み出したらやめられないほどの面白さはなかった。上記三部も映画化もされ特に<ジャッカルの日>は映画としても素晴らしい作品だった。僕が米国にいた頃ロードアイランド州の高級別荘地にフォーサイスの家があり、まさに軽井沢の有名人の別荘巡りのようなツアーがあって、その聳え立つ城のような家を見て、その世界のベストセラー作家の巨大な印税に驚いたものだった。

この2015年刊行の本には僕は気がつかずたまたま本屋で山積みされており、即購入したのだが、久しぶりに手にするフォーサイスの自伝ともいうべきこの本、あのフィクションの語りが自伝にもあり、まさに一気に読んでしまった。

面白いのは彼の生い立ち、ケンブリッジ大学に行けたのに、そんな凡庸さを蹴飛ばして19歳でイギリス空軍に入隊後、1956年から1958年まで勤務する。その後、イースタン・ディリー・プレスのレポーターとしてジャーナリズムの世界に入り、1961年にロイター通信社の特派員としてパリ、東ベルリン、プラハで過ごす。

1965年にBBC放送に転職し、1967年にナイジェリア内戦(ビアフラ独立戦争)取材の特派員として現地入りした。まさにロイター記者としてスパイもどきスリリングな生活をした経験が、その著者にも生かされているどころか、ビアフラの惨状に正義感を持って、自ら稼いだ印税で傭兵を雇い、ビアフラのために戦うまさに歴史を動かす、物書きの<口先>だけの世界ではないほどの正義感を持った男だというのも感動的だ。

とにかく面白い自伝であり、特に僕が商社マン時代通ったベルリンそれは僕が通った1980年だよりもずっと前のさらにさらに暗い時代にロイター特派員としていた時代であり、シュタージ(秘密警察)を翻弄したり、とにかくリスクを冒すのを楽しみ、ちゃっかりとベルリンでもチェコでも美人を相手につまみ食いするアドベンチュア(実は敵もさることながら、彼女らも秘密警察だったのオチもあり)の面白さ、写真を見ても<いい男>のフォーサイスの色男ぶりもさりげなく書かれている。

『オデッサ・ファイル』ではナチスSSが自分の父親をリガで惨殺したとの日記を見て復讐に奮い立つ主人公の話だが(決してユダヤ人浄化への復讐ではないのが味噌で当時僕は注目していた)この映画を上映したアルゼンチンにてこのSS高官が近所に住んでいることが発覚して、事件化したことも、彼の綿密な調査の成果が現実として時代を動かす活き活きとしたジャーナリストの役割を、ビアフラの傭兵工作と共に只者ではないと思わせる。

傑作なのはこんな成功者が前妻には慰謝料として半分を明け渡したのは当然としても、その慰謝料を現金化して財テクに大成功した前妻とは裏腹にフォーサイス自身は資金運用を安全資金として委ねたコンサルに騙され全財産を詐取されたほどのトンマ性があまりのも人間的であり、これをあてに買った牧場の借金だけ残り、それを取り戻すために小説を書かねばならないと奮い立ったことも書かれている。

こんな知恵ものが詐欺師に簡単に騙される面白さ、その恥を晒す可愛さも格別だ。

ジャーナリズムは、つまり内部に入り込んで真実を掴む努力つまりインサイダーとしての役割は重要であり、まさにフォーサイス自身がその稀なる冒険心と好奇心でピカイチの役割を果たしたが、それと同時にその中にのめり込まない一線を画し客観的な洞察力と中立性を保つアウトサイダーの役割がより重要であるが、フォーサイスはその点においても秀でていることがわかるだろう。

もちろん燃えるような正義感が彼の原動力であるのだが・・

  (奥山篤信)


(宮崎正弘のコメント)小生もフォーサイスは短編集まで含めて、おそらく全作品は読んでいます。どちらかと言えば映画はみないほうですが、ジャッカル、オデッサ、戦争の犬は見ました。

 嘗てフォーサイスの上司だったフリーマントルが「あいつがかけるのなら」とスパイ小説を書き出したら、これも大当たりで、殆どが翻訳されて新潮文庫にはいってますね。

 チャーチルしかり、サマセット・モームしかり、そして007のイアン・フレミングと、これらの作家は全員が英国情報部出身です。精度の高い機密情報にふれていたからこそ、すれすれの情報小説が書けるのかも。

    ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

◎宮崎正弘の新作!  AD

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

   ♪♪

アマゾン1位(産経新聞24日付け2面に五段広告がありました)

宮崎正弘『日本が危ない! 一帯一路の罠』(ハート出版。定価1620円)

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

https://www.amazon.co.jp/dp/480240073X/

「一帯一路」は「末路」なのに、日本は「協力する」と前向きなのは危険すぎないか?

 ●ニカラグア運河、ペネズエラ新幹線などは正式に中止

 ●インドネシア新幹線、マレーシア新幹線など中断、挫折

 ●CPEC(中国パキスタン経済回廊)危機、パキスタン債務不履行か

 ●マレーシア、スリランカ、モルディブ、そしてマダガスカルで親中派元首が落選

  対抗して日米豪印はインド太平洋共同軍事訓練。米豪は南太平洋のマヌス島に軍事基地を建設合意。「インド太平洋」プロジェクトへ米国は600億ドル。

 豪・NZなどが「南太平洋インフラ投資銀行」設立へ。英仏海軍は共同で南シナ海「自由航行」作戦に合流。ペンス演説は「対中準宣戦布告」に等しい

          


  ♪

絶賛発売中!

宮崎正弘 v 渡邊哲也『2019年 大分断する世界』(ビジネス斜、1512円)

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 「次に何がおきるか」。新進気鋭のエコノミスト渡邊哲也氏と白熱の討論!

 アメリカは本気で親中国家を排除する。世界は『踏み絵』を踏まされる。

 ファーウェイ・ショックはむしろ日本のチャンスだ!

 次世代通信技術のコア「5G」で世界は米中に分解、二極化する

 米中は貿易レベルからハイテク争奪、そして金融戦争へ暴走する

https://www.amazon.co.jp/dp/4828420746/

  (↑ アマゾン)


   ♪♪

 明日(26日)発売!

宮崎正弘 v 田村秀男『中国発の金融恐慌に備えよ!』(徳間書店。1296円)) 

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 ――日銀、財務省を批判し消費税増税に異議を唱える論客・田村秀男氏との徹底討論。

 ――米中貿易戦争は120%、アメリカが勝利する!

https://www.amazon.co.jp/dp/419864750X/

 (アマゾン予約受付中です ↑)

――トランプが米中貿易戦争を仕掛ける前に中国経済は崩壊のプロセスに入っていた!

――ドルの裏づけのない人民元の大量発行によって、人民元はフェイク・マネー化し、資金逃避がとまらない。

――習近平の窮余の一策が「一帯一路」。日本は通貨スワップ? なぜ?

――見えてきた危機の深層を明かす。 中国バブルはどのような結末を迎えるか?

 ――米中貿易戦争がなくても人民元帝国は崩壊するしかなくなった

 ――その「前夜」、中国経済はあらゆる面で面妖な動きにでてきた

 ――日本政府に備えなし。しかし読者諸兄は目の前の「チャイナ・リスク」に備えよ!

      ◇□◇○□○ □◇◇○□○

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


    前掲の如く、支那経済はアッチコッチで少しづつ崩壊し一気に潰れるのかなぁ。大混乱の中から分裂し侵略した満蒙、東トルキスタン、チベットの独立。そして何ヵ国かに分裂かなぁ。推理するだけで心騒ぐ様は推理小説並みだな。