宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<ウクライナで2・4トンの金塊を発見 (2018年01月22日 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    ウクライナ人の父を持つ大鵬幸喜の孫が先日大相撲にデビューした。 

    そんな時にウクライナのデフォルト(破産)間近の記事が出て来た。何という皮肉なことだろう。

    改めて調べてみたら、人種の坩堝と化したのが、ウクライナなんだなあと。


宮崎正弘メルマ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018)1月23日(火曜日)
        通巻第5590号   
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 「いまごろ、何故?」と訝しいが、ウクライナで2・4トンの金塊を発見

  戦争中、ナチスとスターリンは金塊、財宝、絵画を奪い合った

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 なぜか、ウクライナで金塊が発見された(1月19日、英文プラウダ)。
スターリンがポーランドあたりから奪ってモスクワへ送る途中のものなのか、逆にナチスがウクライナから奪っての輸送途中だったのか。
この金塊は2・4トン。世界市場を動かすのほど量でもなく、まして、これをドルに換金したところでウクライナの差し迫った借入金の償還にみあう金額でもない。

 それにしても名画の山もまだまだ発見されていないものがあり、ナチスが隠匿した財宝がどこに隠されているか、宝探しの冒険野郎も欧州にはいる。

 ヤヌコビッチ政権末期にウクライナ政府は、ロシアから30億ドルを借り入れた。
すでに償還が来ているが、金利さえ支払いが遅延しており、ロシアは償還時期延期に応じる気配もなく、遅延分の金利は別途になると表明している。
ともかくロシアはウクライナを締め上げる気なのだ。

 現在ロシアへの返済金額は不明だが、今月末だけでも金利が7500万ドルにあると見積もられている。
ウクライナ経済は行き詰まり、北朝鮮に最新鋭ロケット発射台などの武器システムを密かに売却して現金化をしてはいるもの、国連制裁決議の手前、公然とは出来ず、とどのつまりロシアへの返済は逆立ちしても不可能である。

けっきょく、ウクライナの債務不履行も、時間の問題となり、西側の金融機関はさらなる貸し付けに応じる威勢にない。

あれほどウクライナ民主化を支援し、西側のウクライナをロシアからもぎ取るために民主デモをしかけ、ヤヌコビッチを追い出したまでは米国の非公式支援もうまく行った。
 ヒラリーが国務省を去り、リベラル派とネオコンが弱体化しはじめ、ソロスの支援も途絶えがちとなって、ウクライナはいよいよ、「うっ。暗いナ」。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)宮崎正弘先生が、亡くなった西部遭先生との対談『日米安保五十年』(海竜社)を出されていたことを知り、なんだか無性に読みたくなってアマゾンを探したら古本で十数冊、出店がありました。
すぐ、その裡の一軒に選んで注文したところです。
 それにしても、宮崎さんと西部さんとは、思想が近似しているのか、していないのか、天皇論などでは明らかに意見が異なると思いますのに、なぜ対談集などという椿事のような企劃が成立したのでしょうかねぇ。
   (TO生、浜松)


(宮崎正弘のコメント)この本は2010年、八年前の本です。
 対談は三回に分けて半蔵門の会員制のラウンジで行われ、そのあとは決まって新宿の「ブラ」という西部さんのたまり場でもあるスナックへ。ここには佐伯啓思、若松孝二、木村三浩の各氏がよく止まり木に駐まっていて、(まったく人脈としてはバランスが取れない人ばかりでした)
そこで西部さんはすこし酔うと、「桜井の別れ」。楠木正成、正行の別れの場面への追憶と哀惜を歌詞を見ないで熱唱しました。こねくりまわした論理、ああだこうだの弁士というイメージからは遠く、ロマンティックな、それでいて西部さんが往時は愛国少年だったことが分かるのです。
なぜこういう本の企劃がでてきたのかは、1960年の「アンポ」から半世紀を経て、日本の安全保障は、なんと半世紀にもわたってアメリカの庇護下にあり、自主防衛の気概はどこへ行ったのかをテーマとし、かたや60年アンポの闘士、こなた70年安保時代に「安保体制克服」を説いていた小生との対決や如何に? というのが出版社の企画の意図でした。
はなしは半分しか噛み合いませんでしたし、肝腎の安保・国防問題より、ほかの話題へ流れています。



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(読者の声2)西部遭氏の自死は衝撃的であった。
 その著作、言動、特に直前のものにはそれが示唆されており、近しい人間には、それが相当程度に予見されてはいたであろうとは言え、「実行」に接すると、それは電撃的であったという点で、三島由紀夫さんの自死にも比すべき「事件」ではないか。
 一読者に過ぎない自分にとっても、年齢的にも、その感情移入度からしても、西部事件の方が自身への衝撃度はより強いものがある。
 宮崎正弘メルマガ1月22日通巻5587号によると、宮崎氏は「三島研究会の公開講座にも(西部氏に)講師としてきて頂いた。その記録を調べると平成八年五月のことで、演題は『三島由紀夫の思想的可能性』。この頃の西部さんの三島評価は低かった。ということは自死に否定的ではなかったか」と述べておられる。
 この関連として、猪瀬直樹著『ペルソナ』(1995年)についての、西部氏書評「25回目の憂国忌に」(『週刊ポスト』1995年12月1日号)の一部を紹介しておきたい。
 「・・・・三島さん、あなたの感じとった矛盾は、ほとんどすべての人が心密かに感じている矛盾なんだ。それを耐え忍ぶために家庭を作り、職場を持ち、交遊関係を切り結んでいる。あなたが大言壮語してバルコニーに立つならば、矢継ぎ早に山ほどの原稿を書くならば、同じく虚無主義と絶対主義の間で揺れ続けながら人知れず努力をしている人々に役立つような言葉を吐くべきだ。さもなければ、安っぽい猿芝居とはいわぬまでも、出来の悪い観念論に堕してしまうよ・・・・・」
   (CAM)


(宮崎正弘のコメント)西部さんも、「憂国忌」にでるようになって、徐々に目覚めて行ったのでしょうね。晩年は、三島さんへの批判めいた言説は一切聞かれなくなりましたから。
 ただし、西部さんのトーク番組に三回か、四回、また氏の主宰する雑誌の座談会に、やはり三回か四回、小生も呼ばれてはおりますが、こうした場面では三島を論ずることはありませんでした。ほかのチャンネルでは三時間の長時間番組でご一緒することが多かったのですが、本番中にも西部さんはタバコを吸っていて、しかも誰も文句を言わない。
 小生は、西部さんのなかで、『Mと僕』という夫婦愛の人生模様をかいた作品が好きで、「西部さんは小説家になったほうが良かったのでは?」と言うと、まんざらでもない顔でした。
当該作品は小説として読めるものです。哀切に満ちた物語になっていて、そのなかに家族の死に際して、車の中で西部さんが、自然発生的に唱いだしたのが「桜井の別れ」という記述があるのです。



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(読者の声3)貴誌5588号、マティスの新方針解説ですが、まさにトランプ政権が昨年暮れに公表した「国家安全保障戦略」の再確認ですね。田久保忠衛氏が1月3日の産経紙「正論」で解説され、ライバル強国と同盟国を区別するなど、軌道修正を強いられているようだと指摘されました。つまり、同盟国・準同盟国・敵性国家とに区別し対処していくということだと思います。
 土台、無法国家中国がオバマ大統領に働きかけた「新型大国関係」などはナンセンスです。
 太平洋は2つの大国が共存できる十分な広さがある」などとイケシャーシャーと 主張しましたが、いわば山口組が、「西日本は我々任せてくれ」と日本政府に提案したようなものです。冗談にも程があります。
 この最後にある、
 「同盟国への分担強化など、日本への防衛圧力も相当強くなると予測される」は当然であり、重要ですね。同じく田久保氏が、上記の「正論」でお書きですが、「他国に防衛を委ねながら社会福祉を充実した国々がある」などという事は、米国民は「もう、やってられない」という事なのです。憲法を改正し、「自分の国は自分たちで守る」という普通の国になることが求められているのです。しかも、「待った無し」なのです。
  (OG生)



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(読者の声4)「日本文化チャンネルさくら」からお知らせです。23日(火曜日)午後八時からの「フロント・ジャパン」はキャスター福島香織さん、ゲスト宮崎正弘さんで、お送りします。一時間番組です。
 ご期待下さい。
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    米国務長官・マティスの更迭が決まらないながらも話題が次々と出て来る。

    独立独歩は日本に取っては早急に図らねばとは言うものの。サッサと北と開戦でもしてくれなきゃ日本人は覚醒しないぞ。自分自身と国が護れないとは認識できないだろうな。


    日本人に危機感を与えるにはショック療法が不可欠だろう。

    日本海に原子力空母を三隻並べなきゃショックは感じない鴨。