宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<フィリピンのミンダナオ島にISが次の拠点を構築か? (201 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    何時も支那畜を「蝗」と称してきましたが、どうやら地球上にはもう数匹イナゴとも呼ぶべき存在が在るような気がして来た。

    此方も分派が居たりして中々退治が厄介そうだ。イナゴ同士で潰し合いしてくれたら、嬉しいんだけど。シルク・ロードの砂漠地帯に到着するには、まだ時間が掛かりそうだな。

    好漢?ドゥテルテの手腕は如何に!又日本が金出す事になるんだろうなぁ。フィリ公は金をねだってばかりだもんな。


宮崎正弘メルマ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)11月24日(金曜日)
        通巻第5520号 
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 フィリピンのミンダナオ島にISが次の拠点を構築か?
  マラウィのIS系過激派は粉砕したが、騒擾は終わっていない
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 ISの次の目標はフィリピンではないかとする観測があがっている。
 ミンダナオの中核都市マラウィがIS系列のマウテ武装集団やBIFF(バンサモロ・イスラム解放戦線)という過激派の拠点となり、フィリピン国軍が投入されて八ヶ月にわたる戦闘の末、ようやくマラウィは平定された。

しかし、このイスラムの都市はベイルートやラッカのように、或いはカブールのように、残骸と瓦礫の廃墟に化けていた。避難民はおよそ40万人。この難民に紛れ込んでIS系の残党は逃げおおせたようだ。

 先週、フィリピン国軍はミンダナオ諸島の南端に位置するマグインダナモの三ヶ所を攻撃した。BIFFの新しい根城と判明し、島民5000人が避難したあとを空爆した。
 
 マルテ集団は指導者が死亡したため、次のリーダーは過激派のエスマイル・マブダルマリクが主導権を握ると、マニラ当局は予測している。
マウテ集団はMILF(モロ・イスラム解放戦線)の分派であり、2014年の停戦協定に不平を鳴らしてモロ解放戦線を去った。モロはイスラム教徒だが、ミンダナオはキリスト教もさかんで、従来は財閥、とくに華僑を誘拐し身代金をとって肥った。軍事訓練を積んだ構成員がどれほどの数なのか、不明である。

 廃墟と化したマラウィ市の再建には10億ドルが必要とされるうえ、BIFFの戦闘員が主体とは言え犠牲者は1100名のものぼり、難民は40万人。ミャンマーのロヒンギャに次ぐ夥しさである。

 「次はコタバト市が『第二のマラウィ』となる怖れが高い」と現地司令官は『アジア・タイムズ』(2017年11月22日)のインタビューに答えた。

 地図を見れば分かるがミンダナオ海に面した少数民族の街で、コタバトの人口30万人、マラウィから四時間もかかるイスラムの自治区で、警戒態勢が敷かれている。マニラからは航空便がある。

 「ドゥテルテ・ハリー」の異名を取るドゥテルテ大統領にとっては一難去ってまた一難。なるほど、フィリピン政府としては、中国に盗まれたスカボロー礁のことにかまけている閑はないというわけだ。
 
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)昨日のテレビニュースをみていると、「シリアの戦後」をめぐってロシアがしゃしゃり出てきました。トルコとイランの大統領がロシアのソチにあつまって、戦後を協議して、これからはロシア主導になりそうとか。
 サウジやアメリカは引っ込むのでしょうか?
   (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)保養地ソチは、五輪も開催された有名な保養地で、プーチンが大好きな場所。ここに呼ばれたのはアサド政権を守り抜いたイランのロウハニ大統領と、アサド打倒が目的ながらも、国内のクルド族対策を優先させるトルコのエルドアン大統領で、じつはその前日までアサド大統領が、プーチンと何事かを協議していた。
 シリア和平は国連がジュネーブで会合を積み上げてきており、プーチンはその実績に基づいて「戦後」を策定すると発言していますが、アメリカもイスラエルも、サウジも参画しない、つまり明確にアサド体制に反対してきた国々を袖にしており、この参加国で何を決めようとも、他の列強がそれに従うとは考えられません。
 しかしアメリカとしてはシリア北部の拠点維持。そのための兵力駐屯を続行する方針であり、他方、イスラエルはレバノン情勢の悪化と、ヒズボラの戦争準備に神経を尖らせており、ゴラン高原のすぐ近くにまでヒズボラの影が見え隠れするようになっています。
 ヒズボラは言うまでもなくイランの代理兵、究極的にイスラエル攻撃を狙っています。サウジはカタールと断交し、プーチンとは話し合いを深めて米国一辺倒の軛から脱しようと努力していますが、原油価格低迷、サウジ國債売り出し、アラムコの株式上場ときて、財政難につけ込んできたのが、あの抜け目のない国です。
 中国はアラムコの株式を5%ほど購入して大株主を狙い、シリア問題では発言をしなくとも、イランとロシアという「友好国」との共同行動はあり得ると思えます。



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(読者の声2)NPO法人「次世代の教科書を考える会」はネットで見られる歴史教科書を公開しました。
 20秒足らずでダウンロード(パソコンに取り込むこと)ができます。
https://www.nextgen-textbook.org/%E7%84%A1%E6%96%99%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/
 
■電子化された教科書をご利用になる皆様へ
 
 戦後のGHQの内政干渉により、日本人としての誇りを持てなくなるようないわゆる自虐史観が、残念ながら教育現場、マスコミと歴史学界で常態化しております。
当サイトは文科省検定済自由社版「新しい歴史教科書」を電子化していますが外部情報を加えて日本の歴史を体系的に学べるよう工夫しています。
我々は、日本の正しい歴史を学び、読者が自信と誇りをもって、世界の人々と接し、良き国際人に成長することを期待しております。 特にご家族でもお読み頂いて、家庭での歴史論を深める事を可能とするために、ネット上で存在する解説資料、一次史料、動画などにもリンクを張って大人の読み物となることも狙っています。
また、当サイトは海外で活躍する方々のご御子弟や、日本に興味を持つ外国人の方々にも読んでいただけるよう検討中です。多くの外国人の方もで正しく日本の歴史を知っていただける認識して頂けることも期待しています。
将来、教科書はデジタル化する方向にあります。当サイトでは、皆様の色々なアドバイスを基に、将来のデジタル教科書の有り方を継続的に研究・開発する所存です。
何時でも何処でも誰でもこのサイトにアクセスして頂き、誇りの持てる正しい日本の歴史を友達と一緒に学んで頂きたいと思います。
ご協力とご支援をお願いいたします。
   (特定非営利活動法人 次世代の教科書を考える会 理事長 若松博)



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(読者の声3)小生の慰安婦対策に拉致被害者像を建立するという提案の説明が足りなかったようなので以下補足します。
 「慰安婦像問題と日本の対応」
 サンフランシスコ市が慰安婦像を建てさせるというので、大阪市が抗議のために姉妹都市関係を断絶すると伝えたが像は建設されるようだ。これでは日米断絶という敵の狙いにはまることになってよくない。
そこで私がSF市に抗議はするが、同時にSF市に日本の拉致被害者像を建立させることを提案したところ、慰安婦像撤去運動をしている友人から、現地の苦労を知らない意見だという批判があった。この方は長年真面目に取り組んできた人なので裏はない。そこで慰安婦宣伝と拉致問題の関係、南北朝鮮の日米関係断絶の戦略、そして日本の対策について考えてみた。

1.慰安婦と拉致問題
私が慰安婦宣伝と拉致の関係に気付いたのは、テレビの時事番組で韓国人の女流評論家のK女が、拉致被害を慰安婦問題で相殺を図ろうとしたことである。
そこで慰安婦は拉致非難をかわすための朝鮮人の便法と気付いた。
慰安婦が少女像なのは13歳で誘拐された横田めぐみさん隠しなのだ。時期的にも拉致問題と慰安婦工作の開始は重なっている。そして今回の韓国政府のトランプ大統領歓迎晩餐会では慰安婦と称する老婆が現れ大統領に抱きついた。
これはトランプ氏がその前に東京で拉致被害者家族と会見し同情したからである。すべてぴったり符合する。

2.朝鮮の狙い
南北朝鮮の日米離間の狙いだが、これは最終的には日本を征服する為である。
具体的には反日宣伝で米国民を動かして米軍を日本から撤収させ、丸腰の日本政府を核で威嚇し無条件降伏を要求する。抵抗すれば小都市を核攻撃して廃墟にする。
国際非難に対しては、北朝鮮は日韓併合の報復などで自己正当化し米国も核攻撃をしたことがあるとうそぶくだろう。
こうした遠大な戦略の下で慰安婦をでっち上げて米国で日米離間のため反日宣伝をしているのではないか。
これは南北朝鮮共同の戦略であり思いつきなどではないと考える。朝鮮人を侮ってはならない。

3.プロパガンダ論
人間には「被害者に理あり」という思い込みがある。
このため攻撃側は被害者を偽装する。それが南京大虐殺事件であり慰安婦性奴隷論だ。ただプロパガンダは一方的である事が必要で反対論があると効果が弱い。予見の無い真っ白な人に、比較させると当然不合理な主張は採用されないからだ。
そこで日本は反論のカウンター広報が必要だ。
その方法が現代ではインターネット広報であり銅像なのだ。銅像は視覚に訴えてメッセージを伝える万国共通の有力な方法である。

拉致被害者団体は米国の大統領の理解を得ているのだから、ニューヨークなどに拉致被害者像を建てて国際的に広報をしたらどうか。これは慰安婦像の反日宣伝を中和し長期的には破壊する効果がある。
慰安婦問題は単独のモグラ叩き的事件ではなく、拉致と深い関係のある巨大な反日国家的謀略の一部なのだ。
したがって日本側は日本政府の理解の下で各組織がしっかり連帯し、高い視点と計画性を持ち長期的に反撃を続けて行く必要がある。
当面日本がしっかり核自衛するとこうした日米離間の反日宣伝は止むと思われる。
      (東海子)

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 明日です! 憂国忌(第四十七回三島由紀夫氏追悼会)
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とき  平成29年11月25日(土曜) 午後二時
ところ 星陵会館大ホール(千代田区永田町)
http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
資料代 2000円(学生千円)
どなたでも予約なしで御参加いただけます。
<プログラム>   総合司会  佐波優子
1400 開会の辞 富岡幸一郎(鎌倉文学館長)
1405 奉納演奏 薩摩琵琶「城山」(島津義秀=加治木島津家13代当主)

1430 シンポジウム「西郷隆盛と三島由紀夫」
     (パネラー。五十音順、敬称略)
     桶谷秀昭(文藝評論家)
     新保祐司(文藝評論家、都留文科大学教授)
     松本 徹(文藝評論家、三島文学館前館長)
     渡邊利夫(拓殖大学前総長、学事顧問)
     水島 総(司会兼 日本文化チャンネル桜代表)
1615 追悼挨拶 女優 村松英子
1625 閉会の辞 玉川博己 事務局からお知らせ
1630「海ゆかば」全員で合唱
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西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信
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だから司馬遼太郎史観は怪しいのである
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 十七日に茨城県の日立、十九日に愛媛県の松山を訪れて、我が国に迫る国家存亡に関わる懸案問題と、それを克服する為の戦略論としての日本国憲法無効論の話をさせていただいた。
日立と松山の集会で語らせていただいたこと、松山の護国神社に祀られている松山歩兵第二十二連隊のことを記したい。日立から松山、離れているが、お会いした方々の国を思う真心は一つだ。
ところで、国会が開会されているが、夜明け前の闇がいちばん暗い、という通りだ。
そのひときわ、暗い闇が国会であり、その国会内の住民の頭の中がいちばんの課題。既に、許しがたい迷妄である。ここまでくれば、もはや利敵行為の域に入っている。即ち、内なる国難、コミンテルンだ。そして、この内なる国難を今までよりも、よく見えるように、選別し囲い込んだのが、この度の総選挙の功績といえる。
 私は、伊予の松山に行けば、松山歩兵第二十二連隊の祀られている護国神社に参ることにしている。そうするのは、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」のお陰だ。「坂の上の雲」は、日露戦争を勝ち抜くために総力を傾ける明治維新後の日本における、伊予松山藩出身の三人の男を主人公にしている。
 銃砲弾うなる陸海のロシア軍との戦場に赴き、日本騎兵を率いてコサック騎兵を打ち破り陸軍大将となった兄の秋山好古とバルチック艦隊との海戦を勝利に導く作戦を立案した連合艦隊参謀の海軍中将、弟の秋山真之の兄弟と、真之と同級生で近代文学の開花期を牽引した俳人の正岡子規の三人である。しかし司馬遼太郎さんは、松山のこの三人に注目しながら、松山を郷里とする歩兵第二十二連隊のことに触れていないのだ。
 その為に、松山市は観光客を誘う「坂の上の雲の街」という旗を各所に立てているが、この「坂の上の雲」のお陰で伊予松山の人々さえ二十二連隊のことを知らない。司馬さんの「坂の上の雲」が第二十二連隊を隠しているからだ。しかし松山出身者の日露戦争を描きながら、大量の血を流して国家に貢献した松山を根拠地とする歩兵第二十二連隊を無視することは許されない。
 司馬遼太郎さんは、旅順要塞攻防戦の日本軍の第三軍司令官乃木希典大将を愚将とし、乃木司令部が敢行した歩兵の肉弾突撃戦法を「兵の屠殺」と冷笑する。まさに松山歩兵第二十二連隊こそ、司馬さんが冷笑する歩兵の突撃を繰り返し、「肉弾連隊」と呼ばれた連隊だった。だから司馬さんは二十二連隊を無視したのか。そうであれば、如何にフィクションといえども、許せない歴史の改ざんである。
 何故なら、敵のロシア軍も、観戦武官のイギリス軍のイアン・ハミルトン中将も、近代要塞である旅順要塞攻防戦の勝敗を決定づけたものは、日本歩兵の突撃であるとしているからだ。

もし、旅順要塞が陥落しなければ、日露戦争において満州の陸軍は崩壊して我が国は敗北した。そうなれば、我々は、日本人として生まれていなかったであろう。
従って、松山に来て、旅順要塞に突撃を繰り返した松山歩兵第二十二連隊の英霊と武勲を忘れてはならないのだ。だから、私は、何時も〓松山の護国神社に参拝する。
なお、歩兵第二十二連隊は、日露戦争後の大正・昭和も戦い続けた。連隊は、シベリア出兵、満州、上海、支那事変、そして、最後は沖縄に転戦し、昭和二十年六月、沖縄南部の戦闘において連隊長が戦死した後も戦い続け、遂に連隊旗を奉焼して全員玉砕し、明治十九年八月からの連隊の武勲と苦闘の歴史を閉じた。沖縄から生きて松山に帰還した連隊の兵士はいない。

我が国の全土には、それぞれの郷里の連隊があった。その連隊の戦いの歴史を知ることが、
歴史の回復であり、国家の回復だと思う。そのために東京に明治天皇が創建された靖国神社があり、各地に護国神社がある。

さて、我が国家の再興は実践期に入っている。この実践期とは、稽古して次に実行しよう、という実践期ではなく、予期しようが、しまいが、有無を言わさず襲ってきて、それを実践しなけれ国が滅亡させられるという意味の「実践期」である。ではその実践とは何か。
それは、具体的に「軍隊の運用」と「日本国憲法無効宣言」である。

丁度、四十年前の一九七七年(昭和五十二年)の九月から十一月、我が日本は、福田赳夫内閣の際、現在のモデルケースともいえる三つの事例に遭遇している。

その三つとは、
〓九月十九日、北朝鮮による久米裕さん拉致事件(能登半島の宇出津事件)
 十一月十五日、北朝鮮による横田めぐみさん拉致事件(新潟)
〓九月二十八日、日航機ダッカハイジャック事件・・・日本赤軍
 十月十三日、ルフトハンザ機ハイジャック事件・・・西ドイツ赤軍
〓NATO(主導は西ドイツのシュミット首相)の「二重の決断」
 NATOはソ連の中距離核弾頭ミサイル「SS20」の実戦配備に対して中距離核弾頭ミサイル「パーシング〓」を実戦配備して軍備増強と軍縮圧力を同時にソ連に突きつけた。
 これによって、ソ連は、SS20を撤去する。
我が国政治は、以上三つのうち、〓と〓は、国民が知らないのを奇貨として封印して放置し、〓は、「超法規的措置」として日本赤軍の要求を全面的に受け入れ、そして、三つとも、喉元過ぎれば忘れて、四十年後の現在に至っている。
しかし、これら三つの課題は、
第一に「国民の救出」、
第二に「テロとの戦い」
第三に「核の抑止」
という、現在の我が国にのしかかっている国家の存亡に関わる課題である。つまり、この課題に関して四十年前に不作為を決め込んだ「ツケ」が今我が国に突きつけられている。

我が国政府、当時の福田赳夫内閣は、十三歳の横田めぐみちゃんが北朝鮮に拉致されたまさにその時に、それは、北朝鮮の仕業であることを、知っていたのだ!
では何故、我が国は四十年前にこれら三つの課題に関して、不作為を決め込んだのか?
それは、この課題を解決するための力、「実力」がなかったからだ。
即ち、「国軍の欠落」だ。そして、この「欠落」は、おしつけられた憲法、別の名を、マッカーサー憲法、によってもたらされた。しかし、四十年後の現在、我が国は、この三つの課題つまり国難を克服しなければならない。従って、今、我が国において、「国軍の回復と運用」こそが、死活的課題である。
そこで尋ねる。現実論として、「日本国憲法」の「改正」は、いったい、間に合うのか?
間に合わないとき、「日本国憲法」を今までのように守って、国民を殺し、国を滅亡させるのか?
さらに尋ねる。無効なものを「改正」してどうする。毒の樹の枝を換えても、毒の樹は毒の樹だ。結論、間に合わない!
既に、東アジアは、これから何が起こるか分からない航路に入っている。
よって、我らは、軍隊を運用して国難に直ちに対処してそれを克服すべき危機に直面したとき、かつ、もはや「憲法」を口実にして四十年前の不作為を繰り返せば国が滅ぶとき、
万策尽きた後の、最後の一手として!救国の実践論としての「日本国憲法無効宣言」を、特に、総理大臣は覚悟しておくべきである。
つまり、桎梏の「ゴルディアスの結び目」(日本国憲法)をかつて、アレキサンダーが斬ったように、現在において、我が国総理大臣が斬り、直ちに軍隊(自衛隊)を動かすのである
。To Cut The Gordian Knot!

これが即ち、我が国が、「日本を取り戻す」ことであり「戦後体制からの脱却する」ことである。そして、「取り戻された日本」こそが、命にかえて守るべき日本であり、この日本こそが、国軍の創設と運用の前提である。この前提なくして我が国の国軍はあり得ない。

では、命にかえて守るべき日本とは何か。
それは、英霊が命にかえて守った日本である。それ故、歴史の回復は死活的に重要だ。
そのために、我らは、戦前戦後の連続性を取り戻し、現在と明治維新と太古との連続性を確認しなければならない。
よって、まず、戦後教育が触れようとしなかった天皇の詔書と御製とお言葉を回復しなければならない。特に、戦後、「天皇の人間宣言」というレッテルを貼って戦後教育がその真意即ち大御心(おおみこころ)を封印した、昭和天皇が敗戦後に初めて迎えた元旦、昭和二十一年一月一日の新年に発せられた
「新日本建設の詔書」を拝読し、昭和天皇が、戦後の日本の国家目標と国民精神を
明治天皇の掲げられた明治維新の精神、つまり、五箇条の御誓文にありと宣言されていることに気付くべきである。
即ち、王政復古の大号令によって始められた明治維新と現在は
切断されることなく連続している。

次に、現在の日本人から誇りと使命感を奪うために「日本国憲法」と「東京裁判」によって隠された大東亜戦争の開戦目的が、次の昭和十六年十二月八日の帝国政府声明の通り、
アジアの解放!であったことを深く認識しなければならない(安濃豊著「大東亜戦争の開戦目的は植民地解放だった、帝国政府声明の発掘」展転社)。

今次帝国が南方地域に対して、新たに行動を起こすのやむをえざるに至る。なんらその住民に対して敵意を有するものにあらず。只米英の暴政を排除して、東亜を明朗本然の姿に復し、相携えて共栄の楽しみを分かたんと祈念するに外ならず。
最後に、明治の勲章をつけた維新の元勲たちの名が全て忘れられても、日本人が日本人である限り忘れられない
西郷南洲とは何か。西郷は、廃藩置県という明治維新最大の変革を為した改革者であるが、何の為に「若殿ばら」と、城山に死にに行ったのか。その西郷は、最後まで、橋本左内の手紙を肌身離さず持っていた。無意味に持っていたのではない。
橋本左内は、「器械芸術(文明)彼(西洋)に取り、仁義忠義我に存す」という信念の英傑であり、若くして井伊直弼の為に斬首された。西郷南洲は、改革者であるが故に日本にが如何に近代化しようとも、橋本左内の言う「仁義忠義我に存す」為に死んだのだ。
つまり、西郷は、楠正成と同じように、「士魂」を断じて我が国に残すために戦死したと、私は思う。
この頃の、我が国には、改革、改革がはやり、その者たちは、期せずして、よく、「リセット」という言葉を使って国民に改革を訴える。その者たちには、歴史性がない、まるでコンピューターを動かすように我が国の改革を言っている。
しかし、西郷は、改革は手段であり、目的は「溌剌たる士魂」を残すことだと、自らの戦死を以て現在の我々に突きつけ続けている。
従って、西郷こそ、現在の日本の指針を指し示してくれているのだ。
次に、江藤淳氏が、著書「南洲残影」の最後に西郷の首を受け取った山形有朋の情景を記した一文を以て本稿を終える。
山県有朋は、砂だらけのその首を清水で清めさせ両手を差しの得てこれを受け取り、各旅団長を顧みていった。
「何という立派な死様だ。日頃の温和な容貌と少しも変わっていない。
これが二百余日のあいだ、一日として吾輩の心を安んぜしめなかった人の顔だろうか」
このとき実は山県は、自裁せず戦死した西郷南洲という強烈な思想と対決していたのである。
陽明学でもない、「敬天愛人」ですらない、国粋主義でも拝外思想でもない、それらをすべて超えながら日本人の心情を深く揺り動かして止まない「西郷南洲」という思想。
マルクス主義もアナーキズムもそのあらゆる変種も、近代化論もポストモダニズムも、日本人は、かつて「西郷南洲」以上に強力な思想を一度も持ったことがなかった。
 
(にしむらしんご氏は前衆議院議員)
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    西村慎吾氏の論考を真面目に読む気は無いので。でももっとな事書くんだよな。弁護士資格剥奪されたんだっけ?良く知らないんだ。あの時の無様な姿はマスゴミのプロパガンダだったのだろうか?良く調べてないけど・・・。読んでみて下さい。



    中近東には日本は口を挟むのは止めようね。カイロ大学卒業の都知事さえキャスター時代から何も発言(知らないだけ鴨)してないのに、外野の外野の僕は貝に成ってるだけしか能が無い。

    まぁ勝手に演ってろ!