宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<あのティラーソンの影もクルドの石油利権交渉の過程でちらついて | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    クルドもロヒンギャの問題も英国の二枚舌・三枚舌の結果なのに・・・。

    エクソン・モービルのCEO上がり?だったティラーソン(国務長官)。他国の人間には突然登場した人物の素性なんか判りゃしないわな^_^;

    イスラムって「独裁」じゃなきゃ安定しないのかな?イランだってアフガニスタンだって元々王制だったのに。

    ロシアがイスラムに執着が有るのは何故だろう。「皇帝の密使」に出て来る[タタール(蒙古)の楔]が未だにの土に引っ掛かる棘なのかも。


宮崎正弘メルマ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)9月29日(金曜日)弐
        通巻第5453号  
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 あのティラーソンの影もクルドの石油利権交渉の過程でちらついていた

   ロシアが突如、クルド支援に立ち上がったが、その背景は?

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 9月25日の住民投票で「クルド族自治区」の(イラクからの)「独立」に、住民の93%弱が賛成した。米国は投票そのものが「挑発的であり、破壊的であり、地域の安定を損なう」と反対していたが、イスラエルは、「賛成と出れば直ちにクルディスタン独立を支持する」と表明していた。
 ロシアもラブロフ外相が「投票は合法的である」と述べた。

 結果は予想されたように独立賛成とでたが、途端に周辺国からブーイングがおこる。
イラクはもとより、クルド族を大量の国内に抱えるイランとトルコの非難合唱。イランは国際線の乗入りを止め、イラクは空港の返還を迫り、トルコはクルドから輸出されるパイプラインのトルコ通過ルートを締め上げ、クルド経済は痲痺する。

ちなみにクルド自治区には三つの国際空港があり、大都市はエルビル(アルビールとも発音)で140万人、第二の都市はスレーマニアで96万人。第三はキルクークで85万人。但し、キルクークはクルド自治区の域外で、イラクと揉めている。

 実態としてクルド経済は、あのベネズエラ同様に原油依存体質、将来の開発利権を担保に諸外国から借金を繰り返してきたため、現時点での対外負債は200億ドルと推定される。内陸部のため、輸出はパイプラインに依拠せざるを得ない。

 クルド自治区には、石油埋蔵が450億バーレル、ガスは5・6兆立方メートルあるとされており、サダム・フセイン体制の崩壊後、この資源開発をめぐっての利権争奪戦が、列強メジャーの間に繰り広げられてきた。

 数年前には米国も触手を動かし、エクソン・モービルが進出した。
石油鉱区の開発工事に着工したが、設備としては小規模のもので、その後、ほかの企業に売却している。
そのときのエクソン・モービルのCEOはティラーソンだった。いまの国務長官である。


 ▲ロシアがなぜ、クルド族自治区問題にしゃしゃりでてきたのか?

 もっとも強い関心を持ったのは、ロシアだった。ロフネフツは、すでに2億8000万ドルを投じて原油採掘離区をおさえ、実際にはトルコ経由のパイプラインで輸出している。さらにロフネフツはクルド経済の窮状をみて、将来の採掘分の先払いとして10億ドルを支払うという破格の交渉を進めている(イスラエル英字紙「ハーレツ」、2017年9月29日)。

 ロシアが、こういう事態になると、ひょいと顔を出すのは、いまの北朝鮮への政治的介入と同じで、主要なプレイヤーとして、国際政治の主役を演じたいからで、経済的コスト度外視しての支援をおこなうのは歴史的な体質でもある。

 独立反対の急先鋒であるトルコも、クルドとは共同開発事業を展開しており、トルコの投資額は20億ドルと報じられている。

 問題は腐敗と汚職にまみれたクルドの政治実態である。
バルザニ「大統領」は2013年に期限が切れたのに、「大統領職」に居座っている。その合法性を問わず、大統領選挙を行なうのならともかくも、さきに独立か否かの住民投票を行った。

 「首都」エルビルは近隣諸国とハイウェイが繋がり、車に溢れ、道路は整備されつつあり、ビル建築ラッシュに湧いた。
 「第二のドバイ」になると建築ブームが起きたのは、原油代金が1バーレル=100ドルに迫った時だった。

これらの利権をバルザニ大統領一族が抑えている。つまり、この構造はトルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタンなどと変わらない。
 資源しか売り物が無く、外国資本の開発に依存せざるを得ないという独裁国家ならば、ジンバブエに似ている。
 先行きに「希望」がないのは、どこかの国の選挙に似ている。
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴著『西郷隆盛』を拝読中です。西郷隆盛と三島由紀夫の精神性比較は誰もされなかったことであり、宮崎先生の問題意識が最も鮮やかに表出されるところかと存じます。
「2018年NHKドラマの主人公」との黄色の帯がつき、ブックカバーも西郷の肖像を大きく印刷して、「軽め」の印象を醸し出していますが、内容は極めて重厚で、読み進めながら、これ一冊で何十冊の本読破したような感触が自然に湧きあがって来ます。
宮崎先生、素晴らしい著作を有難うございます。
   (TN生、大坂)



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(読者の声2)御新刊『西郷隆盛』を拝読しました。
親思う心に勝る親心今日のおとずれいかにきくらん
吉田松陰の言葉に導かれた人生の出発点。松陰が尊敬してその戒名の中の松陰をいただいたのが、高山彦九郎、私の故郷近く尾島町の出身、寛政の「奇人」と言われたその高山彦九郎を、宮崎先生は、ご著書「西郷隆盛」の中で、英雄と書いておられる。
現場主義を第一にして居られる宮崎先生ならではの「西郷隆盛」は、まさに自分が西郷隆盛先生になったような錯覚さえ覚える。
今、まさに、日本の行く末が危ぶまれる絶壁に立つ思いの政局混乱、この本から学び得ることが多い。
それにしても、宮崎先生の丁寧な三島由紀夫さん研究、それによる三島さんが西郷隆盛さんを崇拝するまでの過程、宮崎先生にしか書けない一冊だなぁ〜
そしてなにより驚いたのは、語彙の豊富さ。
登場人物に知人がちらほら、お写真をご一緒したり、画集にサインしていただき、色紙まで頂いた俳優さんが「半次郎」をお演りになられたとは、是非この映画みたいものです。
鹿児島県人の西郷隆盛さん大好き人間のAさんはじめ、西郷隆盛さんの末裔は、言うに及ばず、小松帯刀さんの末裔の方に「西郷隆盛」を近々贈呈しよう。嘗て宮崎先生の「吉田松陰」を贈呈して大層喜んでいただけたから。
   (FF子、小平)



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(読者の声3) ついに不意打ちのような衆議院解散ですが、選挙前に怒濤のような状況が産まれ、民進党は解党、希望の党へ合流、つまり小池爆弾は選挙前に不要野党をぶっ壊したわけですから。これって、まず小池知事の功績じゃないですか?
次に希望の党は安保法制賛成、憲法改正が看板ですから、これを受容できない民進党候補者は受け入れない。となると、左派は、どうするのかなぁ。いきなり「みなしごハッチ」ですね。
 次は「政界のゴミ」でしかないオザワ、マエハラ、オカダ、ツジモト、エダノなどを落選させて欲しいものです。
   (HJ生、京都)



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(読者の声4) 講演会の御案内です。
9月30日(土)午後6時45分〜8時 
 荒川区立諏訪台ひろば館(公民館)=西日暮里3-3-12 電話03-3823-6097(山手線西日暮里駅・日暮里駅から徒歩8分 両駅の間、山手線線路のすぐ内側)。
講師 村田春樹
 演題   「三島由紀夫と森田必勝の蹶起を語る」
入場無料 但し終了後同会場で懇親会有り。懇親会参加者は実費
主催   日本サイコー!代表・栗林寿行 



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(読者の声5)長年に亘って、先生のメルマガを読ませ頂いて世界に対する知識を得ています。
しかし今回のミャンマーの件については、馬渕睦夫氏、有本香氏等が論評していますが、単にスーチーが無能云々ということではなく、元々、英国が民族を分断させて統治するためにミャンマーに連れてきたのがロヒンギャであり、今回、民族浄化だなどと英国等が騒いでいること自体が、ある意図を持って、スーチー政権を攻めているという図式だというようなことでした。
 単純に無能という表現はまずいかもしれません。
   (HH生)


(宮崎正弘のコメント)英国の施策が元凶であり、ミャンマーの荷物だった少数民族が43万人もバングラに戻ったわけですから、ロヒンギャにとっても英米にとっても、アイロニーでしょうか。
スーチーが無能であることは事実ですが、欧米のこれまでに異様な持ち上げ方が、かれらの政治的演出であったことにいま気がついて愕然としていることでしょう。慢心が急速冷凍していると思います。
 しかしロヒンギャに優しくしたり、独立運動を看過したら、カチン、カレン、シャン、モン族がおなじ要求を繰り出してくる。ミャンマー国内の少数民族との対決問題を抜本的に解決する方法は彼女には持ち合わせていない。
 ともかくノーベル賞を剥奪せよとまで言う英米の短慮が、ミャンマーをして、せっかく中国の軛から離れつつあったのに、またも引き戻させてしまった。周りを見たらもはやスーチーが頼れるのは中国しかない。
 これからが本当にスーチーの政治力量が問われることになります。



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(読者の声6) 前原氏は国会議員になったのが小池氏と同期で「日本新党」で一緒に勉強会に参加したりした旧知の仲です。
おそらく、前原氏とかなり前からすり合わせていたはずです。前原氏が無所属で立候補するのは、希望の党に合流するとき、現在の希望の党の幹部の風下に置かず、三顧の礼で迎えて、党のナンバー2とするためでしょう。
 選挙結果を決める大きな要因は三つです。
(1)当日の天気できまる投票率
(2)投票前に北朝鮮の工作員の検挙があるか否か、
(3)連合がどの党を支持するかです。
良い天気なら遊びに行って投票率がさがり、悪い天気なら投票に来ない。中間なら投票率が上がり希望の党に票が流れる。最近十数年間の自民党の衆議院選得票数は天気とは関係なく殆ど同じです。
 連合が支持する党の票が伸びるとは限りません。逆に連合が希望の党を支持すると反安部の保守票を集めにくくなります。
  (X生)


(宮崎正弘のコメント)小生は小池新党を「維新の会」と同様な、単にフレッシュだけが売り物の寄せ集め、いや吹きだまりと見ていますが、嘗ての日本新党が政権をとったように、劇的変化の可能性はあるでしょう。
 いや、独逸のように大連立も視野にいれておいて良いかも知れない。
 なにしろM&A(企業買収、合併)のタームから見ますと、なにも実績のない企業が、88名もの議席を有する大企業(民進党)を飲み込むわけで、既存の大企業が弱小零細に吸収され従者になることに対して、かれらの「自尊心」は、どうなるの?



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(読者の声7)民進党はあっと言う間に事実上解党を決定し、あとはどれだけ希望の党に移れるかに焦点が絞られてきた。
小池百合子代表は憲法改正と安全法制への賛否を『踏み絵』にしたい意向のようだが、これは噴飯ものだ。
なぜなら両問題について民進党はこれまで「安倍首相の下では憲法改正論議はできない」と言ってきたのであり、安保法制にいたっては2年前の成立時には物理的抵抗までし、現在でも廃案を目指している。
これでは全員が希望の党に移れない。ということは、この条件は結局無視されるということである。つまり希望の党は「第2民進党」に他ならない。
 小池代表がいくら綺麗ごとを言ったところで、本音では欲しいのは「組織と金」である。それさえ満たせば、あとは付け足しに過ぎない。
 私はこれまでの取材を通じて、彼女の政治家としての戦術やしたたかさについては非凡なものがあると評価している。
しかし、理念や志、国家指導者としての器量などとなると一切認められない。要するにその時々の権力者にすり寄る術と自己アピール術に長けた権力の亡者に過ぎなかった
 「第2民進党」ということは、3年3カ月のあの悪夢の「民主党政権」の再現ということである。
朝鮮半島で戦火が上がる可能性もある今、このような無責任な政党に政権を委ねる訳にはいかない。
過去の例を見ると、新党は最初の1回だけはブームを呼ぶことが多い。しかし小池氏の作り笑顔の下には、消えたはずの「民主党」という悪魔の顔が隠れている。絶対にこのような党の跳梁跋扈を許してはならない。
(加藤清隆)

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    マスゴミは何も報じてないけど、解党状態の民進党の政党助成金。国庫に返すつもりが無いんだろうな。前原のさぎだな。民主党は解体せずに政党助成金をそのまま引き継いだ。今度はどんな裏が在るのか?

    金に穢い朝鮮人ども。最も穢い小沢一郎も登場して来た。

    ヒョットして、小池も朝鮮族??

    公示日まで二転三転どころか、もっと有りそうなのには笑えるな。