宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<毛沢東の孫=毛新宇も、張震の子=張海陽もリストから外された | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    昔の名前が通用しなくなった?通用させたくなかった?

    太子党出身の習近平がその芽を潰す?キンペーちゃんとこは自身に良く似た(美人の嫁さんにあまり似てない)娘一人だったっけ。娘の逃げ道の算段ついたのかなあ?   僕が心配する事でもないな。


宮崎正弘メルマ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)9月8日(金曜日)
       通巻第5424号  
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 毛沢東の孫=毛新宇も、張震の子=張海陽もリストから外された

  党大会参加者名簿から多数が「落馬」。とくに太子党の大物が五人。

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 第十九回中国共産党大会を10月18日に控え、参加者名簿およそ2300名が発表された。
 失脚が明らかとなったのは共青団系で周強、孫政才ら嘗て胡春華と将来を嘱望されたリーダーの名前がないのは予想通りだが、軍の代表団からのリストに異変がある。

 失脚が明らかとなったのは房芳輝、馬暁天、呉勝利だが、9月6日の時点で明らかとなったのは毛沢東の孫、毛新宇(陸軍中将)。劉少奇の子、劉源(上将。嘗ては習近平の軍師と言われた)、胡耀邦の女婿、劉暁江(海軍上将=提督)。張震の子、張海陽(上将)。李先念の女婿、李亜洲(上将。嘗ては反日軍人のトップ)など五人もの太子党軍人の大物が、リストから外されていることだ。

 五人はともに革命元勲の末裔であり、中国共産党を代表する顔でもあり、才能があるかないかは別に、象徴的存在だった。
 とくに毛沢東、劉少奇の裔が党大会にさえ出席できなくなったというのは異変である。

 前回の党大会では41名が中央委員を兼ねていた。その後、王建平、田修思ら軍人の大物らが退任していた。次の党大会では軍から34名の軍人が新しいメンバーとなる予定。
 退任が確定した軍人のなかでも、氾長龍(軍事委員会副主任)、常万全(国防部長)、越克石らの名前がある。

 軍トップの移動人事はかなり大幅な上、特徴的なのは習近平に忠誠を誓う軍人が選ばれているのは当然の流れにせよ、平均年齢が50代後半から60代前半と若返っていることである。
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 あの四川省大地震で糾弾された学校の倒壊は手抜き工事の悲劇だったが

  一人っ子。大事な、大事な子供が死んだ。田舎へ急行した両親は呆然自失した

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メイ・フォン著、小谷まさ代訳『中国「絶望」家族』(草思社)

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 副題が「一人っ子政策は中国をどう変えたか」。
 中国語に新しいコトバがでてきた。「失独」というのだ。
 これは「たった一人の子供を失った両親を一言で現す」。すでに推定で200万世帯が「失独」となり、さらに毎年7万6000世帯が増えている。
 これまでクローズアップされてきた一人っ子政策の問題のなかで最も目立った議論は「小皇帝」問題だった。
甘やかされ、兄弟げんかを知らない子供は人生観もスポイルされているからこの手合いが一線に立つと、社会が歪むのではないかという心配事だった。兵隊も一人っ子が多いため、とても戦える軍隊ではないだろう。
 「幼年期から神様のように扱われた子供は、大人になると悪魔のように振る舞う傾向になる」(P・D・ジェイムス『人類の子供たち』)
 だから本書も社会学者の近未来予測かと思いがちだが、中味は異なる。本書は勇気ある女性ジャーナリストの現場におけるレポルタージュである。
 中国の奥地、警戒網を突破して、当事者にインタビューし、真実に近付くというのはジャーナリストの任務でもあり、著者はウォールストリートジャーナルの北京特派員としてながく中国取材に取り組み、ピュリツアー受賞にも輝いている。
 人口動態、将来の高齢化、福祉制度の破綻という文脈で、日本や先進国の社会学者、統計学者はこの問題をよく語る。フランスの人口学者のエマニエル・トッドは、人口減少の主流派に対して反主流派イスラム人口爆発をベースにソ連の崩壊を予測した。
 社会的変化、人口動態の構造的歪みのグラフを見ていても、近未来の暗い家族像、国家像が浮かぶ。
 それゆえ日本でも団塊の世代が高齢化し、介護生活に直面した現在、もっとも懸念されるのは年金制度の崩壊と福祉医療、いつまで基金はもつのかという素朴な疑問、そして行政を離れてみれば、すでに高度成長期に崩壊した家族、過疎村!
いったい誰が最後の面相を見るのかという一種絶望的世界観にぶち当たる。
 それゆえに世界一深刻なのは日本であると騒がれた。一人っ子どころか、結婚しない日本人が急増し、さらに結婚しても子供を産まない。高度福祉国家を実現した日本は、この制度の崩壊が秒読みという近未来の恐怖が語られる。
 日本の国会とメディアの議論と言えば「待機児童ゼロ」だ。本末転倒も甚だしい。
まさに若者が結婚し、家庭をもって子供を産むという人間本来の自然な環境を、政府がいかに支援できるかということを考えなければいけないときに枝葉の議論をしているのである。

 ところが。
 世界一深刻で人口政策が悪魔的に貧困なのは中国だった。
 厳密な一人っ子政策の実行は末端の行政にノルマを課した。このため残酷な強制堕胎、あるいは法外な罰金が科せられ(それが地方幹部の副収入でもあった)、家庭は破壊され、悲壮な人生観が広がる。
まさにディストピア(ユートピアの反対語)、それが中国である。
 四川省地震では学校がばたばた倒壊し、おそらく数万の子供が、それも一人っ子が犠牲となった。手抜き工事や現場の写真をメールしただけで、監視団は口止めし、告発した人々を逮捕した。
 中国の人口抑制政策は1980年から正式に実行されたが、それ以前すでにテストケースとして実験された山奥の村があった。言い出したのはロケット工学の博士だった。机上の空論、所詮は、書類の計算式から産まれた処方箋だった。
 インドも人口抑制のため一人っ子政策に踏み切ったがすぐに撤廃した。不人気極まりないというより自然の法則に反するからである。
 日本は逆に産めよ、増やせよと笛を吹いても、若いカップルは踊らない。冷ややかである。
 「一人っ子政策がもたらした男女比と年齢構成のアンバランスによって、今後十年以内に中国の独身男性の数はサウジアラビアの全人口を上回り、高齢者の数はヨーロッパの全人口を上回る」と著者は言う。
 「ドイツ銀行による試算では、2050年までに中国の年金不足額は7兆5000億ドルに及ぶとされ、これは2011年の中国のGDPの83%に相当する」
 財政が悪化し、ゾンビ企業の再編効率化、輸出激減、労働賃金の高騰のため『世界の工場』ではなくなった中国。負債が膨張し、海外への送金が規制され、これから先の中国経済は真っ暗闇だが、このうえに一人っ子政策のツケが覆い被さる。
 突撃取材によって現場の夫妻の嘆き、独身男性の叫び、共産党のちぐはぐな対応を活写している。

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 きれいなものを見ると汚したくなる変質者と朝日新聞に似ていないか

日本(きれいなもの)を貶めることがよほど楽しいらしい

高山正之『サンデルよ、「正義」を教えよう』(新潮文庫)

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 皮肉たっぷりの譬喩がある。
 「先日、京浜東北車内で美人に痰をなすりつけた男が鶴見署に捕まった。きれいなものを見ると汚したくなると自供した。朝日新聞はこの変質者に似る。きれいな日本をみると汚したくなる」
 改めて文庫になったので、評者(宮崎)は読み返す機会を得たが、初読でスルーしていた重要箇所があったことを知った。
 この本、単行本のでた2,011年にいちど小誌でも書評している。最初にそれを下記に再録する。

 「ご存じ『変見自在』シリーズも第六弾。辛辣で皮肉たっぷりで、相手が一番触れて貰いたくない患部をぐさりと突き刺す。矛盾をえぐりだす。『週刊新潮』の看板コラムの単行本化である。
  日本の精神の腐れ、知的腐敗の元凶は朝日新聞だが、いかにこのメディアが卑怯で、それでいて本質的恐喝や暴力には怯懦であるか、本書をよめば溜飲が下がるように、パノラマを見ているように納得できる。正義を標榜する戯れ言は旨くても、かれらが隠し続ける左翼の不正義が、そこはかとなく浮かんでくる。船橋洋一がいかに偽物であるか。
 同時に歴史的経緯を簡潔に分析している行間のなかに、欧米とりわけ米国、英国、フランス、オランダという「民主国家」が、いかに残虐で、無謀で、暴力と謀略がすきな国々であるかも明らかになる。
 その左翼の詭弁と詐弁が擁護するのは中国、韓国、北朝鮮、そして冷戦時代はロシアを徹底して擁護した。その論理的破綻を隠蔽しつつ、今日もまたでたらめな報道、主張を織りなして多くの日本人を洗脳しようとする。
 これまで英雄視してきた人物達のいかがわしさ、これまで敬愛してきた集団や国家群や国際組織の欺瞞。そして歴代NYタイムズ東京支局長なる人々のいかがわしさと無教養。
 その嘘を、この本では表題に用いたハーバード大学の詐欺男に象徴させるのである。
 サンデルなるおっさんが、いかなる詐欺的弁舌を展開しているのか、評者(宮崎)は寡聞にして知らなかったが、高山さんが要領よく、端的にまとめる。
 「サンデルの頭にこうした日本的な正義はない。商売は阿漕に、金持ちは命を惜しむ。それを何とか正義で包みたい。あの大学(ハーバード大学)に中国人が増えるわけだ」

さて。
文庫になったのを機会に読み返してみて、おやと思った箇所はコソボの独立に関してである。
かつてトルコはセルビアを落とし、「強いセルビアが復活しないよう彼らの都、コソボに(トルコは)イスラム教徒のアルバニア人を住まわせた。セルビア人の心の拠り所を奪ってしまう手法だ。先の戦争のあとGHQは都会のいいところを三国人に不法占拠させ、パチンコ屋をやらせて日本の景色を一変させたこれと一脈通じるところがある」
 実際にコソボを歩くとアルバニア人が夥しく、セルビア人は家を放置して、ベオグラードやほかのEU諸国や米国に移住した。だから寂しい田園風景。治安はNATOが守っており、皮肉にも世界遺産はキリス小教会だ。
 もう一つ、ルーマニアの串刺公こと、ワラキア公がなぜか吸血鬼ドラキュラ、悪魔に扱われているのだろうか。かれはトルコの侵略を撃退したのに?
評者、現場に立ってドラキュラの王城を見学し、なぜ、この英雄が、単なる吸血鬼扱いされているのか訝しんだ。そこで拙著(宮崎正弘『日本が全体主義に陥る日』、ビジネス社)のなかでこう書いた。
「言うならば外国侵略軍と戦って散華した鎌倉武士の棟梁のような存在であり、イスラエルでいえば『マサダ砦』ではないか。ルーマニアの英雄である。それなのになぜドラキュラの汚名を着せたままルーマニア政府は放置しているのか、不思議に思った」。

 その答えは簡単だと、高山氏は言う。「彼らはローマンカソリックではなかった、東方正教会系だったからだ」
 清涼飲料をまとめて十本のんだようになれるのが読後感があった。
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1) トランプが決めたDACA撤廃ですが、日本のメディアから受ける印象はトランプのほうが悪い、「経済的ロスは50兆円」などと騒いでいます。おかしいです。不法移民を排斥するのがトランプの公約だったのでは?
 たしかに80万人の不法移民の子供達が大きくなっており、「夢見るヒト」と呼ばれる、この人たちに罪は無く、またIT産業で活躍が目立つ。トランプは、この実施を実際におこなうかどうかは議会に丸投げし、六ヶ月以内に対応する法律を策定して欲しいとしたのに、メディアは終始一貫してトランプ叩き。そのうえオバマ前政権がやったことが正しかったとでも言いたげな印象操作を行っています。
 真相はどうなのでしょう? 
    (UH生、浜松)


(宮崎正弘のコメント)オバマ政権とは鳩山由紀夫政権が八年続いたと考えて下さい。
「日本列島は日本人だけのものではありません」と彼は言いました。
オバマは「アメリカをアメリからしからぬ国」にしようとしていたわけで、トランプはアメリカンファーストですからオバマ政治のすべてを根底的にひっくり返していることになり、それが気に入らないのがリベラルなメディアとボストン、ワシントンに巣くう左翼、カリフォルニアのITのメッカにいる無国籍グローバリストらという構図です。
 いずれにしても、このDACAは日本でいえば、在日特権をもつ人々の問題と似ています。しかもグローバル経済の波に乗って、もっと深刻なことが起こるでしょう。不法滞在の外国人は夥しく、中国人の不法移民だけでも10万人と推定されています。
 強制送還は「人道的に憲法違反」と、メディアが騒ぎ立てているような状況が、すぐそこにあると予測されます。



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(読者の声2) 週刊文春による民進党の山尾志桜里議員の不倫疑惑報道、民放各局とも叩きまくりで驚きました。
今まで自民党議員の不倫を声高に追求していただけに、民進党お得意のブーメランとはいえ気の毒なほど。モリカケ(森友・加計学園)疑惑でなんの根拠もないのに安倍総理を叩きまくったあげく、あまりの偏向報道ぶりをネットや産経新聞に報じられ、さすがにまずいと軌道修正でしょうか。
 ネットで知ったのですが、偏向報道筆頭のテレビ朝日、モーニングショーではテレ朝
社員でもあるコメンテーターの玉川徹が山尾志桜里を徹底追求「民進党のジャンヌ・ダ
ルク? 最後は火炙りになりましたよね」とまでという異常事態? 
ネットで動画を見るとたしかに言っていました。ネットの情報はどこまで本当かわかりませんが、山尾志桜里が司法試験を六回も落ちたとか(これは本当)、性欲が強すぎて検察官時代に被疑者と情を通じ検察を追い出されたとか、いかにもありそうな話ではあります。
 民進党の人材不足は深刻でこのままでは解党まっしぐら。
かつて小沢一郎が自民党を割って新生党・新進党を作りましたが、民進党の政治家はもとより自民党内野党の石破茂にもそんな力はないでしょう。
北朝鮮のミサイルと核実験で日本の世論は様変わり、10月22日の衆議院の補欠選挙にあわせて解散総選挙もありえますね。
   (PB生、千葉)
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    今日の書評欄は二冊。どっちも面白そうだけど、懐に限界そして脳梗塞の後遺症の集中力の無さ?で読書が遅々として進まないから・・・。


    生産年齢人口は世界では15ー65歳で統計を採っているようだ。しかし支那畜の場合は60歳で。何故なら働けなくなる程の不健康が進行しているからだそうな。もう末期に近付きつつある様だな、人工的には。現状の環境破壊がどの様に人体へ影響し、どの様な死に様になるのだろうか。Pm2.5による呼吸器官への疾病は統計には現れないだろうが(現せない?現したくない?)、確実に人口減少への道だろうな。


    北京の砂漠化・三峡ダムの決壊・一気に来そうな人口減少。外貨不足による経済破綻。それらが一気に来るのだろうか。何とも不気味な妄想しか出てこないなぁ。