宮崎正弘の国際ニュース・早読み<< インドの南西を扼するモルディブは地政学的要衝 (2017年0 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    印度と支那は昔良くドンパチ遣ってたって印象が有る。ジリジリとヒマヤラを西進。高度4000mの国境地帯で投石ごっこで遊んでいるとか。

    行ってみたいとは思わないモルディブ。セイロン島の様にいつの間にか支那竹に・・・なんだろう。金掛からないだろうからな。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)8月17日(木曜日)弐
        通巻第5396号 
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 インドの南西を扼するモルディブは地政学的要衝

  中国がインド洋シーレーンの覇権確立に必要な港湾建設を狙う

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2014年に習近平国家主席がモルディブを訪問し、ヤミーン大統領と会談している。そのとき、中国が提示した一帯一路の「海のシルクロード」で両国は協力を謳った。すかさず中国は首都マレと空港がある島を結ぶ橋の建設へ資金援助を表明した。
 
小さな島嶼国家、人口僅か32万人の小国を習近平が訪問すること自体、異常なのである。なぜそこまで重視するかは南アジアのグレートゲームの一環であり、インド洋を扼するシーレーンをめぐるインドとの地政学上の駆け引きである。

 中国の国家戦略はすでに「南シナ海は貰った」とでも言いたげに、こんとは白昼堂々とブータンの国土を侵略して道路を建設したためインドと対立、そのインドを南西から扼するモルディブを地政学的見地から活用するために、港湾整備を支援し、関係を強化しようとするのである。

 モルディブは日本の若者にとってはハネムーンの行き先というより、ダイピング、サーフィンなど海のスポーツ、水上コテージが売り物のリゾート地で一時の「天国にいちばん近い島」といわれたニューカレドニアより人気がある。

 イスラム教を奉じる宗教国家でもあるモルディブを外交的に放置しておくと、同じイスラム国家で、インドの宿敵パキスタンの影響下に入ってしまう怖れがある。

過去を振り返っても中国はモルディブ外務省の庁舎を建設して寄付し、ついで2010年には730万ドルの無償援助を与えるとした。しかし援助とは名ばかりで、1500戸の住宅を建設し、しかもその契約者は中国機械設備進出口総公司だった。

 2016年には中国がモルディブで港湾を整備するという情報が流れ、さぁチャイナタウンだ、侵略の橋頭堡にする積もりだとインドのメディアが騒いだ。

 ラーム環礁での港湾整備を許可するとされたが、結局、アジア開発銀行(ADB)が、モルディブのクルドゥフシ港湾整備・拡張を支援することとなった。9600万ドルの規模で、2019年12月の完工を目指す。

 というのも、モルディブ現地では中国人の評判が滅法悪いからだ。
ホテルの宿泊客はダイビングのマナーが悪いばかりか、水上コテージでもレストランを利用せず、カップ麺しか食べないので、室内のポットを撤去した。カップ麺のプラスチック容器を綺麗な海になげすてる等、観光業界からも抗議の声があがった。
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)米国務省の「2016年信教の自由に関する年次報告書」は中国を名指しで批判した。
ティラーソン国務長官の声明 
https://www.state.gov/secretary/remarks/2017/08/273449.htm
2016年信教の自由に関する報告書(International Religious Freedom Report for 2016)の全文。 
https://www.state.gov/j/drl/rls/irf/religiousfreedom/index.htm#wrapper



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(読者の声2)貴誌前号の書評で「応仁の乱」が取り挙げられていました。私の母方は山名宗全の傍系の子孫で祖父は山名姓である。
 昨年、祖父の実家のお寺を訪ね当主の住職とお話したが、「近衛さんにお目に掛かったら、おたくらのせいで伝来の貴重な資料が沢山焼けてしまったと500年も前のことで苦情をいわれました」と言っていたのが面白かった。たしかに勿体ないことをしたと思う。
 京都の西陣は山名宗全の陣屋跡にちなんだ地名ということなので、今度京都に行くときには訪ねてみたいと思っている。
  (東海子)



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(読者の声3) ウイグルの詩人で、民族の独立を求めて戦い処刑されたアブドゥルは陸の生涯とその詩を朗読劇にしたものが公開されました。チャンネル桜の「南モンゴルの風」でキャスターを務め、またアジア自由民主連帯協議会でも活躍しているフミエイツ氏他が演じています。
 以下に彼女から来たメールをそのまま紹介します。
   記
『ウイグルの荒ぶる魂』著者の萩田先生が朗読劇に脚本して下さり、演じました。
 実在したウイグル民族のために民衆を率いて闘った英雄詩人の詩とともに彼の生涯を描いています。
 長い(約40分)ので、三部作にしてアップロードしています。日本語に、ウイグル語訳をつけたバージョンもあります。
『ウイグルの荒ぶる魂』朗読劇 詩人の荒ぶる魂 fumieitsu
天使マラーイカ 奥村大介
劇中詩 アブドゥハリク・ウイグル
訳・脚本 萩田麗子
ウイグルの荒ぶる魂、朗読劇、第1部
https://youtu.be/7mAcSiw8W44
ウイグルの荒ぶる魂、朗読劇、第2部
https://youtu.be/dvCr3MZSbnM
ウイグルの荒ぶる魂、朗読劇、第3部 
https://youtu.be/tle-phKuDqg
Uyghur, Reading Theater No.1 
https://youtu.be/MGN48Cs9C_Q
Uyghur, Reading Theater No.2 
https://youtu.be/hQSDhEhp8sw
Uyghur, Reading Theater No.3 
https://youtu.be/ClRpM_HytAA

原作本 ウイグルの荒ぶる魂―闘う詩人アブドゥハリク・ウイグルの生涯―
萩田 麗子
http://www.amazon.co.jp/dp/4884714431

 ウイグルの詩人、アブウドゥハリク・ウイグル(1901~1933)は、ウイグル近代詩の幕開けというべき美しい詩を残し、若くしてトルファンの民衆蜂起を指導、捕らえられて処刑された。彼の激烈な生涯と全詩集を翻訳した本邦初の評伝。
 アブドゥハリク・ウイグルはウイグルの伝統詩を引き継ぎつつ、その中に近代的な個人の内面を描き出した。
社会活動家としても活躍。社会の近代化を拒み、ウイグル人を抑圧する漢民族支配に抵抗し、ついに処刑されるが、その詩と生涯は今もウイグル民族の心に生き続けている。
現在のウイグル問題の原点を知るためにも、また漢族とは全く異なる中央アジアの文学を知る上でも必読の一冊。
   (三浦小太郎)
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(休刊のお知らせ) 小誌は8月21日から十日ほど休刊となります。 ✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭


    どうやらISが・・東トリキスタンに兵士が戻ってくるのだろうか?