宮崎正弘の国際ニュース・早読み <スパイサー(ホワイトハウス・スポークスマン)が突如辞任 (20 | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    トランプ政権は何時になったら、基礎が固まるのやら?


宮崎正弘メルマ
http://melma.com/backnumber_45206_6559546/
✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭
 
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月22日(土曜日)
        通算第5365号 
✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭

 スパイサー(ホワイトハウス・スポークスマン)が突如辞任
  トランプが指名した新しい広報部長は適切な人事ではないと抗議
***************************************

 まだ政権の中枢人事が決まらないうちに、次々と幹部が辞めるというのも、トランプ大統領の人事があまりに個人的で依怙贔屓があるからと見られる。
 フリン大統領補佐官、そして今回は「ホワイトハウスの顔」とも言えるスポークスマンの辞任だ。

 スパイサーは五月に個人的理由として辞任したマイク・ダブケ広報部長の後釜に、トランプがアンソニー・スカラムッチを指名しようとしていたことに猛烈に反対してきた。
 いざ、指名となると、スパイサーは直ちに辞任した。「こんな上司に仕えられるか」というわけだ。

 新任のアンソニー・スカラムッチはウォール街の雄、ゴールドマンサックスから、「ウォール街の予言者」としてテレビの番組に頻繁に出演し、投資家の一部に人気があった。独立し、2005年に自分で投機ファンド「スカイブリッジ・キャピタル」を設立した。
 トランプへの支持は同じNYっ子として一貫しており、トランプの番組にも出演した。また大統領選挙中は経済顧問をつとめていた。

 広報部長(コミュニケーションディレクター)就任にあたって、スカラムッチは経営してきた「スカイブリッジ・キャピタル」を売却したのだが、そのバイヤーは中国系ファンドであり、またロシアとのコネクションが深いことでも知られる。

 スパイサーは、こうした怪しげな人物の登用に我慢がならないといった風情。しかし記者会見での話しぶりなどから、人気がでていただけに保守系メディアの一部は惜しいという声も聞かれる。ただしトランプ自身はスパイサーの記者会見での発言に不満だった。

 いずれにせよ、トランプはウォール街からは距離をおくとするイメージだったが、政権中枢にはムニューチン財務長官、ロス商務長官などウォール街出身者が顔を並べ、また「キッチン・キャビネット」は隠れた政府であるべきなのに、身内のイバンカ、クシュナーが表の舞台に突出してきたため、今後も閣内のごたごたが尾を引きそうである。

        □▽◎み□◇□や□▽◎ざ□◇□き◎□◇ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ) 地方講演のため7月23日―24が休刊です
✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭

 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    

 丁寧に淡々と中台関係の歴史をふりかえり
   習近平と蔡英文の意外な素顔、その個性を描いた意欲的レポート

  ♪
近藤伸二『米中台 現代三国志』(勉誠出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 淡々と、主観を挟まず冷静に客観的に、中国と台湾の関係。両国に対するアメリカの戦略の変遷を歴史叙述として描く。
 冒頭にちょっと顔を出すのは中国と対立的なトランプ大統領だ。
 トランプは「中国は一つという原則に拘らない」と言ってみたり、撤回してみたり。しかれども、歴代大統領の中ではブッシュ親子もクリントンも最初は中国にキツイ態度で臨み、途中から中国となぁなぁと関係になるというパターンを繰り返し、おそらくトランプは、この歴史の法則に従うかも知れない。
 例外的に台湾が大好きだったのはレーガンで、舞台裏で台湾への配慮は行き届いていたが、オバマは逆で、最初から最後まで台湾を軽視し、中国に最初はやさしく当たった。
ところがオバマ政権後期には「新しい大国関係」を言いつのって揉み手の習近平を相手にしなかった。さんざん騙されたからである。
 さて中台関係である。
 本書の随所で近藤氏が台湾の政治家から財界人、ジャーナリストまで広く取材されている経験とその裏付けから話は展開するので、意外感はないが、記録的な叙述は検証が行き届いている。
 近藤氏は、概括的に両国関係の歴史を振り返りながら、おりおりの激突、衝突、駆け引きをめぐる現代史を活写しつつ、そこには多くの取材の成果が挿入されている。
 習近平は合計17年間、福建省にいた。この履歴は重要である。
この間に台湾の財界人、実業家の多くと交わり、台湾企業の中国進出の手助けもし、結構多くの台湾人と、いまも個人的な繋がりを持つ。中国共産党指導部のなかで、異例なほどに台湾人脈が豊富である。
 しかし、台湾総統の蔡英文とは、火花を散らしあって対決の威勢を崩さず、外交的には国際舞台から台湾を締め出す姿勢を崩さない。
 台湾独立を言わなければ、台湾侵攻はないと読む蔡英文はさっさと台湾独立色を希釈させてしまったので、独立派からの人気は減退した。
 蔡英文総統とは、評者も彼女の国会議員時代、野党時代に台北や日本で何回かお目にかかり、また質問もしている。まさに学者ゆえ、流れるような流暢な言葉はアカデミズムそのもの、直截な語彙を撰ばないので、大衆には分かりづらいだろうと思った。
1999年の李登輝の「台湾と中国は特殊な国と国との関係」という二国論の起草者であることは知っていたが、1992年の中台交渉のとき辜振甫の通訳を務めていたことは、本書ではじめて知った。
 彼女の才能を早くから見いだし、要所に配置したのが李登輝さんだったことも、合点がいく説明がなされている。
 ところで昨年の台湾総統選挙のとき、評者(宮崎)はいつもの定宿が取れず、民権東路のビジネスホテルに泊まっていた。
偶然、同じフロアに近藤さんも泊まったいたのだ。ある朝、エレベータホールで久しぶりに偶会したのだが、そのとき、毎日新聞を退社されて大学教授にトラバーユされたことを初めて知ったのだった。
           ○□▽○◇○▽□ 
✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭

  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1602回】     
――「支那の官吏は賄賂を取る・・・金なくば訴訟するな」――(廣島4)
   廣島高等師範學校『滿韓修學旅行記念録』(非賣品 明治40年)

  ▽
 もう少し宗教事情についての記述が続く。

 仏教と道教は混交一体化しているが、僧侶にしても道士にしても共に「多くは無識にして僅かに讀經禮拝の式を諳んじ」ているだけで、それ以外は「悠々何の爲す所なし」。イスラム教をみると「雛僧の時より亞刺比亞語を?へ嚴重に宗規を守り」、信徒も戒律を守り互いに親睦に努めるが「宗外の人を惡むが如し」。「外人は基督?の傳播に盡力」するが、なにせ「人民の無知なると排外思想に富たるとによりて」、信徒拡大は困難を極めているようだ。

 次いで教育事情に転じ、「滿洲の教育は概して普及せず」とする。近代的な学校はあるが振わない。「?師に多く日本人を招聘し或は日本に留學した支那人を用ふ」。だが「支那語を解するも?育の何たるかを知ら」ず。「?育に通ずるも支那語を解」せず。「頗る滑稽に類することあり」

 大連に設置された公学堂では「支那人を集めて普通?育を授け」、「營口には本邦人の私設に係れる商業學校あり」、「又本願寺又は淨土宗の布?師にして支那人の?育に盡力せるものあり」。かくて「滿洲の?育事業は大に本邦人の盡力を待つものなりと謂ふべし」となる。

 やがて観察は満州在住の日本人へと移った。

 先ずは今回の旅行の結果、「我戦勝軍隊の勞苦に對する感謝の念と國威自覺の心とは長く記念すべ」きであり、「滿洲至る所に國力を認識せざるなし」と胸を張る。それに反して「吾人の杞憂に堪へざらしむるものは我醜業婦と冒険的商人多きこと」であった。現時点では彼らは「軍隊の威力」を背景に商売を続けているが、「将來の満洲經營」を考えるなら「着實の目的を有し確實の資本を有する紳商の手を煩はすこと切なりと謂ふべし」。「醜業婦に至りては無懶漢の好餌となりたるは頗る憫むべきも其國辱たるや疑うべからず」

 戦後の混乱期である。しかも戦勝国の国民だから「軍隊の威力」を背景に、先ずは一旗上げようと「醜業婦と冒険的商人」が乗り込むことは当然だろう。これは日露戦争後の満州にかぎられたことではなく、洋の東西を問わずに自然の成り行きだ。やがて混乱期を過ぎ社会が安定してくると、「着實の目的を有し確實の資本を有する紳商」が乗り込んでくる。かくて「醜業婦と冒険的商人」は不必要な存在として冷遇され排除されるわけだが、「我民政署にて巳むを得ず醜業婦の爲めに驅黴院を置き我在留壮丁も亦其餘澤を蒙るものあるに至りては我國民健康の将來に就きて深く戒めざる可からざるなり」との記述に接すると、当時の在満州日本当局は「醜業婦」と「壮丁」、つまりは流れ者や裸一貫組の処遇に、それなりの配慮をしていたことが窺える。それにしても彼女らの厚生・支援施設が「黴」の駆除を意味する「驅黴院」とはスゴイ。「醜業婦」を社会の「黴」と見做すとは、表現が余りにも露骨で直截にすぎないだろうか。“ジンケン万能”の現在なら、絶対に許されない表記と思うのだが。

 大連の街を歩き、「一として我國力の發展を證せざるものなし」と感じた高校生は、「從軍兵士の勞苦を追想し感謝の涙を」流したのであった。

 発展しているとはいえ、「殊に露人は退却に際して主要なる官衙に火を放ちたるを以て」、日露戦争において日本軍が「占領したるときは大部は荒野の觀」がしたとのことだ。

 大連を後に旅順戦役激戦の地を巡り、「露國の東洋に於ける行動は、天、人共に惡みし所、我軍が天祐を受けしは自然の事といひながら、十年の準備と完備せる組織と、日本人獨特の愛國心となかりせば天祐は决して受け得ざりならしむ」と綴ることを忘れない。
《QED》
      ▽□◎ひ▽□◎い□▽◎ず□◇◎み▽□◎  
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(休刊のお知らせ)地方講演のため7月23日―24が休刊です
✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭

 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)桜チャンネルから番組のお知らせです。7月25日(火曜日)の午後八時からの「FRONT JAPAN」(ホスト福島香織)に宮崎正弘さんが生出演します。
 中国権力闘争のゆくえ、トランプ政権の内情などがテーマとなる予定です。
   (日本文化チャンネル桜)



  ♪
(読者の声2) ルーズベルトの対日敵視政策
1.歴史には史実、政治史、宣伝史があります。日米戦争は政治史としては米国ではすでに見直されています。すなわち1951年にマッカーサーが米議会で日本の自衛戦争であったと証言しています。歴史の見直しは、宣伝史観側から見直し主義者として非難されますが、マッカーサーこそがリビジョニスト第1号です。また1953.11にはニクソン大統領が来日し憲法九条は誤りであったと述べました。ニクソンは第2号ということになります。

2.米国の対日敵視は日露戦争直後から始まっているという見方が多い。日本政府がハリマンの南満州鉄道買収を拒否したことが契機でした。米国は満洲に野心があった。だから日米戦争はその前の史実を分析する必要があります。

3.すでに1935年米国の長老外交官で極東専門家であるマクマレーは、「このままだと戦争になる。日本を滅ぼしても、ソ連が南下するだけだから米国の思惑通りにはならない。日米戦争は両国の大損害になる。米国は過度の極東介入を止めるべき」という先見性のある建白書を国務省のホーンベック極東部長に提出し、グルー駐日大使も支持しましたが、無視されました。
しかし戦後予想は的中し、国際政治学者G・ケナンはもっとも優れた歴史的文書として激賞しています。
米国の具体的な反日政策としては、1937.8.13に支那事変が始まると、日本は米国に講和の仲介を頼みましたが、拒否され、逆に1938年から米国は蒋介石に軍事支援を始めます。米国の蒋介石を使った対日戦争は始まっていたのです。

4.現在のインドネシアは、戦前「東インド」と呼ばれ300年以上にわたりオランダの植民地でした。日本は米国の石油禁輸政策に困り商業ベースで石油の購入を要請しましたが、オランダ本国はすでにナチスの占領下で亡命政府がロンドンにあったため米英の方針に追従しました。そしてオランダは1941.12.10に日本に先に宣戦布告したのです。このため日本軍に反撃されて1週間で東印度は占領されました。オランダ軍は現地人の心が離れているので、ゲリラ戦には自信がなく、降服しました。

5.ゼロ戦の性能については、支那の現地から馬鹿に出来ないという情報が送られていましたが、欧米は日本を見くびる風習があり、無視されたそうです。1937.12.12のパネー号誤爆事件でも船底には支那事変で撃墜された日本機(ゼロ戦ではない)の残骸から収集した部品が秘密裏に積まれており、米側は日本側の無償引き揚げ提案をあわてて断ったそうです。

6.政治的な歴史観は、政治の必要性が動かしています。まさに「あらゆる歴史は現代史である(クローチェ)」です。しかし、日本側は古くさい昔の反日宣伝歴史観の泥沼から足が抜けていません。反日外国と迎合勢力が悪用しているからです。日本人は現実に合わせて歴史観を変える柔軟性が必要です。

 なお大東亜戦争は、史実としては米ソに挟撃された日本の自存自衛の抵抗でした。欧米アジアの歴史専門家は皆知っています。
    (東海子)
        ▽□◎ド▽□◎ク□▽◎シ□◇◎ヤ▽□◎ 
✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭



    歴史の真実は自らの手で調べないとね。

    フランクリン・ルーズヴェルトが蒋介石に手助けした、これを持って米国は宣戦布告無しに対日戦を始めたのですね。


    何がパール・ハーバーだ。米国の多くの人間はフライングタイガーの事を知らないかもしれない。知っててパール・ハーバーを主張する奴は、日本人の寛容さを舐めてるんだと思わなくちゃ。植民地攻撃を米国本土みたいに扱う事自体が片腹痛い。そう思いませんか?