宮崎正弘の国際ニュース・早読み <中国でも、LGBT(同性愛少数者)が本格化してきた [宮 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


シナにLGBTが7000万人? 人間社会には権利と共に義務も存在しているのです。人類の発展とは種の保存と増殖ではないのだろうか?

保存と増殖の義務を否定する輩は人間社会から排除べきとは言わないが、一般社会の中で権利を主張するのだけは止めてもらいたい!人類発展の助けはしたくないと宣言しているのだから!


宮崎正弘メルマ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)3月15日(水曜日)
        通算第5225号  
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 中国でも、LGBT(同性愛少数者)が本格化してきた
   7000万人のゲイ、レズという「ピンク産業」が大躍進
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 北京の三里屯といえば、外国人相手の飲み屋街で、深夜レストラン、サパークラブにまざって、バア、パブ、スナック、カラオケ、ナイトクラブが犇めく一角である。
 「外国人のお客さんが半分以上でした。数年前から中国人客が増え、それがいまでは外国人が目立たなくなった」というのはゲイバーの経営者だ(TIME、17年3月20日号)。

 同様な外国人相手も飲み屋街、バア街は上海、深セン、広州、青島、大連などにあって、いずれもインテリアは外国と変わらず、ときおり妖しげな客がいる。

 「中国のLGBTコミュニテイィ人口は推定で7000万人」(TIME、3月20日号)。
この数字はかなり過大だが、米国、欧州についで、世界で参番目の「市場」であり、毎日300万人が交流サイトでネット通信をしているという。
 もちろん、中国では同性愛結婚は認められておらず、社会的な蔑視は根強い。だから、LGBTが西側のような「権利」を得られるのは、まだずっと先のことだろうと推測できる。

 しかし、社会は変わり、中国でも「数年前まではLGBTサイトはよく削除されて、まともな通信が出来ず、相手を捜すに苦労を伴ったが、いまやサイトが遮断されることもなくなった」という。
 
7000万人といえば、地下教会のキリスト教信者とほぼ同数。世界的にLGBT市場は3兆ドルといわれ、中国でも「儲かる隙間産業」として、大いに注目が集まってきた。

 とはいえ中国社会では家族がもっとも深い団結を誇り、家族愛が尊ばれる道徳が社会を支配しているため、同性愛は異端として厳格に差別されている。このため、同性愛結婚はままならず、偽装的な婚姻をしているゲイがおよそ70%とされる。
 同性愛がばれるとむち打ちが行われ、精神病院へ強制的に送られるケースも頻発しており、欧米のLGBTは「これは人権弾圧」として中国批判の舌鋒をするどくするが、こうした欧米の主張は中国では聞かれない。

 社会全体の許容度は低く、一部のネットで同性愛結婚、ハワイへの新婚旅行などが報じられると百度などの書き込みは95%が嫌悪感、反対意見を述べているという。
 「しかし十年後をみて下さい。中国のLGBT社会は、こんにちの欧米のそれのように社会的認知をうける時代となっています」と若い世代が自信たっぷりに予測していると前掲TIMEが報道している。

 愛国主義による中華民族の興隆が「中国之夢」と語る習近平の中国の、ひとつのダークサイドの現実である。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
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(読者の声1)中東問題といえば宗教問題も絡み日本人にとって非常にわかりづらい。
そんな場所を昭和12年(1937年)に訪れた宮崎市定の「西アジア遊記」(中公文庫 絶版)は実に面白い。
80年前のトルコ・シリア・レバノン・イラク・パレスチナ・エジプトの旅行記ですが、英仏の植民地統治の違いから日本商品の進出、各宗教の違いまでよく観察している。

 トルコではケマル・パシャの文字改革により古本屋にはアラビア文字の写本が溢れている。値段交渉はどこまで値切れるか勝負、今の絨毯屋と変わりません。
オスマン帝国のイエニツエリ(イェニチェリ)についてはこう述べる。「元来西アジアにおいては、白人の地位が低く、黒人とあまり違わぬ存在なのであった。文明人はトルコ人、もしくはアラブ人であって、ヨーロッパ人は黒人に近い野蛮人と見なされていたのである」「宗教から言っても、西アジア地方では、イスラム教が貴族的宗教であり、最上位にある崇高なもので、キリスト教は下等社会の一段劣った宗教である」。
千夜一夜物語では後宮の女奴隷たちが黒・褐色・白色など自分の肌の色を自慢する話がありますが納得です。

 シリアのアレッポでは青銅の偶像を見て観音像としか思えない。
バグダッド鉄道の終点からのボロ車では三人のアラブ娘に日本人と見破られる。話を聞くとベイルートに日本人は多いが中国人は滅多に来ないという。ベイルートの学校を卒業し夏季休暇を終えイラクのミッションスクールへ戻る先生たちです。歌で盛り上がる娘達、宮崎市定にも何か歌えという。
『「貴方も何か唄いなさい」「歌は何も知らないので困りますね」と撃退すると、「あら、君が代を知らないはずはないわ」と来る。
「どうして君が代なんて知っていますか」「どこの学校でも君が代くらい教えないところはありません」。ああ、偉なるかな、君が代!』
日本は有色人種の希望の星だったことがわかります。

 モスールでは馬糞牛糞を捏ねて乾燥させ燃料をつくっている。
こんなところはインドに近い。バグダッドではシリアの立派な石造建築と比べると泥でできた田舎町ときびしいですが、干乾し煉瓦の建物は新しいのか古いのか見た目ではわかりづらい。街歩きで迷い込んだのは最下層のユダヤ人区域、少年達というよりもガキどもがバクシーシを求めて付きまとう。ガキ大将にヘルメットを叩き落されたりしながらもなんとか逃げ出す。

 英仏の統治を比較すると、シリアでは地図はすぐに手に入れられるのに、イラクでは文化的施設はほとんどなく、地図や旅行記もまったく貧弱なものしかない。
クテシフォン見物では運転手がイギリス人の暴政を憤慨する。イラクは石油の産地でありながら、自由に自動車の油を使えない。石油資源は英国に抑えられ、石油はみな英国へ持って行かれてしまう。船で運んで英国についた値段が35銭のものを、イラク人は本国で65銭払って買うのだという。
これは現代でも精油設備を持たない産油国に共通する問題です。原油を安く輸出し高いガソリンを買うしかない。

 ユダヤ教やイスラム教についての記述も面白い。都市文明のシリア人のバール神は寛容な福の神、対する未開な遊牧の民であるイスラエルの神エホバは嫉妬深く恐ろしい軍神であるとする。
 『城郭内に定住して高度の商業的文明を享楽する都市住民と、未開なる氏族制度を維持しつつ荒野を彷徨する遊牧民との対立は、同時にシリア人の偶像神バールと、イスラエルの守護神エホバとの抗争であった。イスラエル人が次第にシリア人の感化を受けて都市生活に浸り、福利を追求して、純朴なる古武士の精神を脱落してゆくを見て、イスラエルの古風な預言者たちは愛憎の霊験いやちこなるエホバの神の怒りを畏れ、大声疾呼して、国風の維持を計らんとしたのであった。ひたむきに神を恐れ、文明生活の罪悪を咀い、金銭を手にすることすら恥じたイスラエル人から後世の拝金宗の使徒ユダヤ人が現れたことは世界の奇跡である』

 イスラム教のマホメットに関しては、フランスの碩学ルナンの「宗教史論考」からと断りながら、マホメットがいかに女好きだったかを記しています。
「彼の後房には、コレイシ族の血統を誇る二人の女子、オマルの女ハプサと、アブ・バクルの女アイシヤとが、寵を恣(ほしいまま)にした。コプト生まれのキリスト教徒にして卑しき女奴隷マリアが、マホメットの愛撫を受けしとき、高貴の血統の威厳を損ぜられし両女を中心として、マホメットの後房には総罷業(ゼネストですね)が勃発せんとした。彼は神の啓示により、首謀者に閉門一ヶ月を申し渡して、罷業を弾圧した。
マホメットの言に曰く「余は世の中のあらゆるものの中において、女と香水とを好む。されどそれもなお、祈祷の中における祝福されし喜悦に如かざるなり」
 千夜一夜物語のハーレムもマホメットの先例があったればこそ、サウジの王様御一行が千人規模で大騒ぎでしたが、有力部族からみな妻を娶り部族長を金で懐柔しておかないと反乱がいつ起ってもおかしくない中世世界がいまだに続いているのでしょうか。
  (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)千夜一夜物語り、少年の頃、何回も読みましたね。ちょうど四十年前にイラクへ行ったとき、あちこちに立っている銅像は詩人が多く、しかも読み上げた詩は酒に関するものでした。イスラムが酒を飲まなくなって、詩が廃れた?
 シリアの田舎町で牛糞を塗った燃料棒があった由ですが、小生も五年前にバングラデシュの田舎町で、いまだに牛糞の燃料棒を売り歩いている人を見ました。一本三円ほどでした。
 インドの田舎町では、あいかわらずタバコは一本づつの販売でした。



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(読者の声2)1月に発刊された日下公人著『ついに日本繁栄の時代がやってきた』(ワック)をしばらくツン読していましたが、昨日から読み始め本日読了しました。
 宮崎正弘先生のことが取り上げられておりました。(171頁 172頁)
日下先生が「日頃の準備と咄嗟の行動に関して、私が尊敬している人が日本に三人いるとした」うえで一番目に、平田竹男氏(元通産官僚、元日本サッカー協会専務理事、早大大学院スポーツ科学研究科教授)、二番目に宮崎正弘先生、三番目に安倍晋三総理をあげています。
 以下抜粋です。
「最近著『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社)で最後の七章とエピローグで
驚天動地のことが、たくさん書かれている。氏はたくさんの中国論を発表されているが、すべてが体験と行動による取材に裏付けられていて、単なる予測を超えて日本が直ちになすべき行動まで提案されている。特に、資格も肩書もなく、政府から調査費ももらわず、多くの読者の支持にのみ支えられて、これだけの活動ができるとはすごいことである。中国の要人に合うより前に会うべき人だと思う。それが日本政府のヒューミント活動(人と人との付き合い:小生註)の第一歩である」
と絶賛されている。

 日下公人先生は、過去にこれ以外に二度ほど(私の知る限り)著作で宮崎正弘先生のことを取り上げて褒めています。日下先生が紹介された『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社)は、まだ読んでいないので是非週末にでも読もうと思う。日下先生は、驚天動地などと滅多に言わない方と思うので・・・。
   (MS生、鎌倉市)
     ▽△◎読□◇▽者□◎○之◎□○声○□◇
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千夜一夜物語を読んだのは半世紀前だった。

ユダヤとイスラムの対比は面白い。八十年も前の中東の模様も。

しかし日本人はメモ好きだ。越後の庄屋さんが、お伊勢参りの旅行記が残したそうだ。かくゆう僕もこんなブログを書いてるもんな。(^^ゞ(^^ゞ