宮崎正弘の国際ニュース・早読み <日本の人口は西暦2500年に「千名になる」と中国紙 [宮 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    少子高齢化は問題なのでしょうね。国家の衰退、民族の衰退。例えば、若い世代の給与をたった今から、一割上げるとどうなるのかなぁ、なんて妄想します。

    『まんがでわかる「ケインズの経済学」』なんてのを読んでみた。「自由社会主義」なんて言葉が。Wikipediaでケインズの主張を見てみたが、こんな言葉・単語が出て来ない。日本社会を表してるような気がするんだが。政府が国をコントロールする事が先ず第一のような気もするんだが・・・。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)2月26日(日曜日)弐
         通算第5201号 
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 日本の人口は西暦2500年に「千名になる」と中国紙
  結婚しない日本の若者が元凶。

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 中国語新聞「多維新聞」(2017年2月24日)は、西暦2500年に日本の総人口は1000名となり、元凶は結婚しない若者の増加にある、と警告的記事を掲載した。
 
 日本政府が25歳から29歳の男女を調査した『少子化社会対策白書』に拠れば、結婚した人は少なく、未婚率が男性71・8%、女性60・3%にも達していることが判明している。

女性の第一子出産年齢が平均で30・3歳である。
 生物学の原則に照らせば高齢出産はこどもがすくすくと育つ条件が狭められるという。

 過去二十年、日本経済は右肩下がり、男性は早朝出勤で深夜に帰宅し疲れ果てて、夫婦間の接合は一ヶ月に一回もない。家族関係は冷ややかであり、夫婦間に会話も少なく、子供は煩わしいと考えている。

 日本の「結婚しない男女」は増えつつけており、結婚しても子供がいない夫婦も急増、さらに日本の再婚率は26・8%に登った(香港の離婚率はとうに50%を超えているのだが)。

 出生率はやや回復基調にあり、フランスやロシア、米国の白人の比率よりは少しだけ多い。逆に中国では結婚したくても出来ない若い男性が膨張しており、男女の人口比率は公式統計でも女性100に対して男性113,つまり3500万人の男性は生涯、配偶者には巡り会えない。

少子高齢化社会は日本でも大問題だが、中国も規模からいっても難題中の難題である。一人っ子政策をやめても、中国の若い男女は子供を作りたがらないという顕著な社会現象をみていると、日本のことを心配するより、まず自国の惨状を見よ、と言いたくなる。
  
    ▽△◎み□◇▽や□◎○ざ◎□○き○□◇

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
                                        

 古典的名著を半世紀ぶりに読み返してみたけれど
  種の起源というより生存競争の原理原則を観察体験から述べたカタい本だ

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ダーウィン『種の起源』(八杉隆一訳、岩波文庫)
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 ガラパゴス諸島へ行くときに現地で読もうと思いながら、携行するのを忘れた。
 種の起源は進化論の嚆矢、ガラパゴスの古代生物を観察し、なぜ生き残っているのか、独自の進化を遂げているかを調べた著作とされる。だからガラパゴスで、イグアナやアシカ、アホウドリ、フィンチなどを観察しながら読んでみたいと思ったのだ。
 帰国後、現地の写真やらダーウィン研究所でみた光景をひとつひとつ思い出しながら読んだ。半世紀ぶり、中味はすっかり忘れている。
 それにしても訳文もカタイ。一昔前の日本語である。
 最初にいくつか気がついたこと。第一は題名が誤解を与えていること。第二に肝腎のガラパゴスのことは三ヶ所しか出てこない。第三にダーウィンが乗り込んだ探検船「ビーグル号」、じつは軍艦だった。
 進化論は発表当時の社会情勢から言えばタブーに挑んだ動物、植物、生物の観察日誌だが、なにしろどの大学にも研究機関にも属さなかった自由人として、しかもダーウィンは博覧強記、地質学、植物学、天候、博物学の見地から洞察がなされるが、究極的にこの本は「人間」を論じているのだ。

 実存としての人間は自然選択と適者生存。つまり生存競争に打ち勝った種が生き残る。
 「世界の歴史で相次ぐおのおのの時期の生物は、それより先にいたものを生存のための競争でうちまかし、それだけ自然の階段を高くのぼっていく」のである(下巻、87p)とちゃんと書いている。
 適者生存の法則とは過保護の生物は淘汰される。自然淘汰の原則で、ガラパゴスのソウガメとイグアナのことを思い出した。
 ゾウガメの「孤児ジョーンズ」は、2017年1月に死んだ。ピンク・イグアナも同時期に死んで、この二つは絶滅種となった。たぶん、この事実はガイドブックの最新版にも出ていないだろう。

 「動物を飼い慣らすことはきわめてたやすいが、拘束のもとで自由に繁殖させるのは至難のことである。たとえ雌雄が交接する場合が多くても、子は生まれないのである。原産地で、しかもそれほどきびしくない拘束のもとでながく生きながら、子を産まない動物がなんと多いことか。これは一般に本能がそこなわれたことに帰されている」(上巻、21p)。
 孤児ジョーンズ(ゾウガメの一種)には二頭の雌亀が与えられた。つまり、妻妾同居だったにも拘わらず、子を産む能力に恵まれず、他方、米国から持ってきたゾウガメの「ディエゴ君」はすでに100歳を越えているのに、800頭の子孫を作った。
 つまり「生存競争は、あらゆる生物が高率で増加する傾向をもつことの不可避的な結果である」とダーウィンが言うような結果がでている。
 このあたりを読んで連想するのは日本人と中国人の比較、ジョーンズが日本人、ディエゴ君があのエネルギッシュな人たちだ。
 ダーウィンはこう続ける。
 「すべての生物はその本来の寿命のあいだに多数の卵あるいは種子を生じるのであるが、一生のある時期に、ある季節、あるいはある年に、滅びねばならない。もしそうでなければ、幾何学的(等比数列的)増加の原則によって、その個体数はたちまち法外に増大し、どんな国でもそれを収容できなくなる」(上巻、89p)

 ここでどうしても中国の人口爆発を考えざるを得ない。
 すでに北海道の農地やら水資源が宏大に買収され、中国人二百万人の移住計画が進んでいる(産経新聞、2月25日)。
 北海道の移民計画促進政策も手伝って、すでに中国資本が買収した北海道の土地は7万ヘクタール。山手線内側の11倍という宏大な面積になり、「北海道は十年後には中国の32番目の省になる」と中国人の呟きが聞こえるという。
 ダーウィンは言う。
 「その国の境界が開放されていれば、新しい種類が移住してくるにちがいない。そして、このこともまた、従前の住者のあるものたちの関係を、ひどく擾乱するであろう」(同113p)。
 まさにドイツもフランスも移民の急増によってナショナル・アイデンティティの危機を迎えた。トランプはメキシコとの国境に壁を増強した。
移民排斥の声が先住者からあがるのは自然のながれ、必然の流れではないか。
 
 題名に違和感があるという理由は次のようである。
 「種の起源」は省略されすぎた書籍の題名なのである。正確には「自然選択の方途による、すなわち生存闘争において有利なレースの存続することによる、種の起源」。これがフルタイトルである。
ちなみに英語の原題は「ON THE ORIJIN OF SPECIES BY MEANS OF NATURAL SELECTION OR THE PRESERVATION OF FAVOURED RACES IN THE STRUGGLE FOR LIFE」である。
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
                                        
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1536回】         
   「支那ハ困リタ國デス何處マデモ亡國ノ兆ヲ帶ビテ居マス」(戸水3)
  戸水寛人『東亞旅行談』(有斐閣書房・東京堂 明治36年)

   ▽
 やはり「日清戦爭に於て日本人は甚しき武勇を著はし北清騒動に於ても聯合軍中無類の武勇を顯はし」たこと。つまり19世紀最末期の数年間の日本の振る舞いが極東の勢力図に大きな変動をもたらし、ロシアに過剰なまでの日本敵視策を取らせたということになる。だが、だからといって戸水は「センソー・ハンタイ。なにがなんでも話し合い」などといったフヤケタ議論は口が裂けてもいうはずがない。さすがに「七博士意見書」の主唱者でけのことはある。

 「日本の或政治家が露西亞の蔵相に逢つた時蔵相は頻りに『滿州で日本人を歡迎するから澤山來る樣にして下さい』と言つたさうで其で日本の政治家は大いに悦んで「『だから戰爭などせなくても善い』と人に吹聽したさうです」。かくて戸水は「(ロシアの)蔵相のずるさ加減と日本の政治家の馬鹿さ加減はちよつと測量が出來ませぬ」と続けた。

 「(ロシア)蔵相のずるさ加減」対「日本の政治家の馬鹿さ加減」という図式は、大東亜戦争最末期にソ連が見せた卑怯・卑劣千万な振る舞いのみならず、延々と続く北方領土交渉においても数限りなく、イヤというほどに見せつけられてきた。にもかかわらず、昨年末には蔵相ならぬ「元工作員の大統領」に3000億円である。一国民としては戸水ならずとも、「日本の政治家の馬鹿さ加減はちよつと測量が出來ませぬ」と嘆きたくもなる。

 続いて戸水は、「戰爭をして善いか惡いかは別問題として日本人が平和的に滿州に入り平和的に滿州に居住し平和的に商工業又は農業に從事して金を儲けることが出來ると思ふのは頗る迂闊です」とも。ならばやはり、「特別な仕組み」を考えたところで、我が固有領土である北方4島の一部で日本国民が平和的な経済活動に従事すること「が出來ると思ふのは頗る迂闊」ということだろう。
いよいよ戸水の旅は「(人口)八萬の内五萬が支那人で三萬が露西亞人」という人口構成のハルピンへ。そのハルピンで行政の衝に当るロシア人高官は「何ても喰へない古狸」だった。

 当時のハルピン在住日本人は506(男:269人、女:237人)。職業は商業、写真、ラムネ製造、大工、石工、洗濯、貸席、視察員、語学実習、裁縫業、時計商、理髪業、行商に加え「露清人の雇人」など。「貸席の女が百七十五人」だけがロシア人に歓迎されているが、他は「實に邪魔に思はれています」。ロシアの要人のなかには「『ハルピン』に留まる日本人の半數位は探偵と見て宜いなどヽ勝手な事を言つて居」る。そこで日本人に対し「どし々々壓制を加へ居る」。「唯日本人が支那人と喧嘩をすると云ふと巡査などは日本人の贔負をすると云ふ」。だが、別に日本人の肩を持っているわけではない。「日本人の贔負をす」れば、「些少はカネになると云ふこと」だからだ。

戸水はハルピンにおける土地所有問題を一例にして、ロシアでは如何に日本人が不当な扱いを受けているかを縷々説いた後、どうやらロシアと清国の間では秘密条約が結ばれているゆえに清国人は優遇されていると推測する。かくして「事情既に此に至りたものとすれば日本の役人が(ロシア官憲に)向て何と理窟を言つても其理窟は糠に釘です」。だから「日本人の主張を通ほす積ならば日本の中央政府が戰爭するの覺悟でうんと露西亞の中央政府に交渉せ子ばならぬ」。だが「言論の上て日本人の主張を通ほすは六ヶ敷矢張私が平常言ふ通始めから滿州を取る考へで戰爭する方が善いでせう」と、なんとも勇ましい。

 ところが当時も「センソー、ハンタイ」を叫ぶ連中がいたわけだ。そこで戸水は「私が戰爭論を主張しますと直く新聞などであの陳腐な戰爭論などと言つて冷かされますけれとも其ではあの連中の平和論は新奇ですか知らぬ」と。まあ昔も今も・・・。
《QED》

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
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(読者の声1)貴誌5200号(2月26日発行)の書評「人工知能と経済の未来」を拝読いたしました。ついに人間その者の存在理由を問う領域に入りました。
これについて面白い記事が2017年2月22日付け産経ウエブ版ウエブに掲載されました。
 題して「鉄腕アトム」が家庭に AI搭載のロボット開発。
 記事の要旨は下記の通りです。
1.  講談社が4月に創刊する週刊誌に付属するパーツを、読者が組み立て、ロボットを完成させる仕組み。人の顔を認識し会話するといった機能を備える。
2. 身長約44センチ
3. 刊誌「鉄腕アトムを作ろう!」は全70巻(計約18万円)。
(以上記事の要旨転用終わり)
これには、私も興味が湧きました。なにしろ私が小学生時代に夢中で読み漁った故手塚治虫氏の作品の主人公ですからね。
 話は飛びますが、この少し後にどこかのテレビ局が放映した番組で、老人ホームに入所しているお年寄りの方に人形型ロボットを膝の上に載せて会話をする場面がありまた。
ロボットの話す言葉は、介護職員の人がパソコンを通してロボットに伝え、それをロボットがお年寄りに伝えるものでした。反響は非常によいものであったようです。
しかしです、番組をけなすわけでは毛頭ありませんが、このお年寄りは、ロボットと会話をすると事と、実際に生物(お孫さん、犬、猫)等と会話したり、触ったりして触れ合ったのとでは、どちらが幸せなのかという疑問が起きました。
 私は鉄腕アトムは大好きですが、やはり会話をする時には血の通った人としたいのですが。まだまだ記したいことは沢山ありますが、本日はこれで失礼致します。
  (松戸の老人)



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(読者の声2)貴誌により、中国の内情、いつも拝見しています。習近平と王岐山、どうなるのでしょう?
 宮崎先生にお伺いしたいのは、かって先生は、「華国鋒は、、毛沢東の庶子である」といわれましたが、最近、この話にふれる中国研究家はいないようです。
 いまでも、先生は、この説でしょうか。
    (SO生)


(宮崎正弘のコメント)華国鋒は間違いなく毛沢東の子供です。でなければ無名の軍人、しかも凡人が、跡継ぎになれません。
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    白人たちは自らの出生率が低いことに気付いていない模様。国の出生率と人種率の違いを認識できていないのだ。白人種の人口減がどんな事になるのかなぁ?ヤッパリ白人たちは阿保だ!

    日本の人口減より、自らの現象を心配しろよ!    混血ばかりじゃ彼らの未来はどうなるんだ?

    同様にロシアも又、旧ソ連内からの移住者≒出稼ぎ者たちをどうするんだ?スラブ民族との調和は?


    民族・国家の概念が未来予測の変遷に任せるだけで善いのだろうか?    去りゆく人間には理解不能だな。

妄想爺