宮崎正弘の国際ニュース・早読み<ベトナム政府が中国との戦争、領海係争の報道を初めて認可 [ | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


    ベトナムには海洋警察用に巡視船を新造しているそうな。秩序維持?を目指してる?のでしょうか?

    また今月にはシンガポール海軍の駆逐艦がカムラン湾に寄港したとか。三橋貴明氏が書いていたな。東南アジアで地殻変動でも起こっているのかもしれない。シナの顔色伺いながら・・・。裏で何かが蠢いてるのかな?    ベトナムとフィリピンとの間でも何やら握手したようだしな。


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成29年(2017)2月24日(金曜日)
         通算第5198号 
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 ベトナム政府が中国との戦争、領海係争の報道を初めて認可

  中越戦争、スプラトリー群島での軍事衝突の写真を公開した意図は?

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 長らくベトナムでは報道が禁じられてきた。

 1979年の中越戦争、そして1988年におきたスプラトリー群島での中越軍事衝突。ベトナムで反中暴動が起きたときも、政府は鎮圧に動き、また反中抗議デモや集会を禁止してきた。
活動家は自由を拘束され続けた。独裁体制の下、野党活動に結びつくことを恐れたからでもある。

 今月になってベトナム政府は、これら過去の中国との軍事衝突の写真、報道を許可し、テレビ番組や新聞の特集が始まった。

 なぜこの時期になってという疑問が湧くが、ベトナムは中国との対決姿勢を鮮明にして国民にナショナリズムを煽ろうとしているのかも知れない。

 1979年の中越戦争は同年2月17日に開始され、27日間、砲撃・消耗戦が続いた。ベトナム軍兵士は米軍からろかくした夜間ゴーグルや高性能の火力、兵器を持っていたので、軽武装の中国軍を大破した。
ベトナムは米国と苛烈な戦争を体験しているだけに兵士の練度は際立ち、他方、中国は文革の疲弊で軍は階級章さえなく、命令系統は統一されていなかった。

 中国軍の犠牲は21000名から63000名と見積もられている。

 ところが軍事力を拡充していた中国は1988年にスプラトリー諸島の軍事占拠に乗り出し、ベトナムの警備艇を砲撃した。
このとき、ベトナム側に64名の犠牲者がでた。

 ベトナム政府は、じつに長い間、このフィルムを公開せず、3年前から非公式ルートで映像を流し始めていた(一部は日本でも報道された)が、正式な広報ではなかった。

なぜいま、報道管制を緩和したのか? 次のベトナムの狙いは何か?

      ▽△◎み□◇▽や□◎○ざ◎□○き○□◇

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
                                        

 日本のリベラルは「知の荒廃」を象徴してあまりある

  鳥越某の惨敗でリベラルの退潮がはっきりと示されているのに。。。

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山村明義『日本をダメにするリベラルの正体』(ビジネス社)

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 リベラルが日本では誤った使い方をされている。なんだか知性のある良識派とか、自由主義とか、アメリカで認識されているリベラリズムとはたいそうな懸隔がある。

 なにしろ政権与党の自民党も、リベラル・デモクラティック・パーティだから。

 桜井よしこ氏はこう言っている(ダイアモンドオンライン、16年8月2日号)

 「リベラルという表現は、むしろ愚かな人という意味合いさえ(アメリカでは)含み始めた。だから皆、いま、自分はリベラルだと言うより、プログレッシブ(進歩的)だと言っている」。

 もっと率直に言えば、米国でリベラリズムというのは治癒の見込みのない愚者という意味で使われる。
80年代のレーガン革命は「レーガン・デモクラット」という新しい投票行動を生んだが、それは民主党支持者が、当時の民主党執行部の時代錯誤的リベラリズムに愛想をつかし、大挙して保守主義に雪崩れ込んできたからだった。

 ハンフリーとか、マクガバン、デュカキス等々。

 当時、評者(宮崎)は、取材でよくワシントンへ出かけていたので、共和党関係者とりわけレーガン支持の若者達と議論すると、「Liberal Pinky Fool」という熟語が飛び出してきた。
 説明の必要もないだろうが、リベラルって、結局、愚かな馬鹿という意味で会話が成り立っていた。

 それくらい退嬰的というか、反進歩的タームなのであるにもかかわらず、日本では良識的自由主義という意味と取り違えられて頻度はげしくメディアでも使われている。

 リベラリズムを巧妙に煽って、保守主義に挑む論調は朝日新聞に典型的に見られる。

 著者の山村氏は、まずリベラル派といわれる人々はダブルスタンダードであると指摘し、大江健三郎や、瀬戸内寂聴、坂本龍一、内田樹、山本太郎、古賀茂明らの名前を挙げる。このなかにはネオリベラルで売り出し中の三浦瑠麗という政治学者も入るという。

 しかし、「この『リベラル勢力』は、いま完全にほころびているのだ。最大の問題は、彼らが知的な人たちに見えて、実は根本の部分に政治哲学を持っていないことだ。端的に言えば日本の『リベラル』と呼ばれる政治勢力はリベラリズムとはほとんど何の関係もない。彼らの拠って立つのは、ただ『反権力』という立ち位置のみである」と手厳しい。

しかい、まったくその通りである。

 日本のリベラルとは「知の荒廃」を象徴してあまりあるうえ、鳥越某の都知事選惨敗でリベラルの退潮がはっきりと示されている。 

 彼らは中国や北朝鮮の核武装、人権抑圧をスルーするという際立った特性を持ち、寛容をかかげながら、他人を強要する不自由、愛のリティや弱者が常に正しいという恐怖政治が、彼らの理想らしいのだ。

 そして彼らは保守の復活に我慢が出来ないらしいのだ。

昨年あたりから日本会議を「カルト集団」と頓珍漢な攻撃を始めた。批判本だけで十冊もでたが、どれもこれも的外れ、そのうえ、批判本を読んで日本会議に加盟したという人が相当でてきて逆効果となったのは一種のアイロニーだろう。
 かくして本書はリベラリズムの欺瞞と二重基準と、その妖しげな人脈、その没論理を徹底的に追求した快著である。
      ○◎○ □▽◎ ○◎

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
                                        
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1535回】  
  「支那ハ困リタ國デス何處マデモ亡國ノ兆ヲ帶ビテ居マス」(戸水2)
戸水寛人『東亞旅行談』(有斐閣書房・東京堂 明治36年)

   ▽
  戸水が記すところでは「露西亞上流社會にも餘り感服出來ぬ」ようで、「彼等が賄賂を好むことは支那人と餘り違ひませぬ」とした後、「上流社會すら賄賂を好みますから下流は尚更さうで」あり、税関の役人でも警察官でも賄賂を与えれば「大抵の子惡は見逃して呉ると云ふこと」だ。じつは「日本人中には恐露病者も澤山有る樣だが露西亞内部の腐敗は甚しいものです」と。いわば「賄賂を好むこと」にかけては、「露西亞上流社會」も「支那人と餘り違」わない。だから「内部の腐敗は甚しい」ようなロシアを恐れることはない、と訴える。

  戸水は自らの調査に基づき、ロシアの「政治家の希望は旅順ダルニーの隆盛と滿州の席巻を計るに在」る。だが、これを日本としては断固として黙視しているわけにはいかない。ウラジオストックでは日本からの輸入品に対する扱いが他国に較べて不当に過ぎる。また同地経由で「滿州に入らんとするの日本人に對しては時として甚しき侮辱を加へ或は乘車に防害を加へ甚しきに至りては之を監禁して平然たり」。ロシア政府は日本との間で結ばれた条約を「無法の解釋」によって運用し、日本に対し不当の扱いを繰り返す。ロシア政府も「無法の解釋」であることを十分に判っているにもかかわらず、だ。それというのも「能く日本人民の鬪志無きを看破する故」であり、それを甘受する「日本人民の意氣地無きと露國の無法無遠慮は是蓋し天下の好一對なり」と憤る。

  「能く日本人民の鬪志無きを看破する」ゆえにゴリ押しするロシア。それを受け入れる日本。「日本人民の意氣地無きと露國の無法無遠慮は是蓋し天下の好一對なり」とは、戸水の時代から1世紀以上が過ぎた現在の両国の関係にも当てはまるようだ。なぜ、そうなのか。なぜ、1世紀が過ぎても変わらないのか。いや、変われないのか。ここまで読んだだけでも、戸水らが日露戦争開戦に際し所謂「七博士意見書」を発表し、バイカル湖以東の東シベリア占領を強く訴えた背景が浮かび上がって来ようというものだ。

  ところで当時のウラジオストックの人口は1901(明治34)年1月1日段階の調査では37,597人。翌年に上陸した「支那人の數ですら四萬人以上」。居留民事務所に届け出ている日本人は「三千人餘居りませう」。これ以外に「何處から來た人か分からぬものも隨分」と居るようだ。驚くことに「日本の女て支那人の妾となりて居るものも澤山ある幾人あるか確かな事はしりませぬが三百人位は居るだらうと思ひます」。彼女らの間では「互い連絡が付て居るよう」であり、殊に組織化されているというわけではなさそうだが、「重なる人が頭となり」相互に連絡を取って「多分緩急相救ふ樣にもなりて居ませう」。

  ウラジオストックには「支那の出稼人が頗る多」く、「大抵は山東から來たのです」。加えるに「滿州の支那人も山東から來たものが餘程多い」と。

  先に戸水は日本の「恐露病者」について言及していたが、じつはロシア側にも恐日病者が見られるようになってきたと記す。「近頃までは格別日本人を恐れて居無かりた樣ですが日清戦爭に於て日本人は甚しき武勇を著はし北清騒動に於ても聯合軍中無類の武勇を顯はし」ただけでなく、日本人が持つ地図が極めて正確だという評判であり、満州で日本人に正確な地図作りでもされたら大変だと考える。それというのも「他日、日露戰爭の起る時日本人は又此精確の地圖を用ひるだらうから今から防禦の策を講す」る必要がある。だから「日本人を滿州に入れないのが上策だと」して、「露西亞人は上下擧て日本人の滿州に入ることを妨害する」。「特に軍事探偵を恐れ」、「?ば日本人を捕へる」。

 「若しも日本の陸軍が弱小であるならば露西亞人は日本人を恐れない」。だから「日本の方より言はヾ陸軍を弱小にすることは得策では無い」とは・・・万古不易の哲理だ。《QED》
            
▽△◎◎ヒ□◇▽イ□◎○ズ◎□○ミ○□◇

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
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(読者の声1)アジア自由民主連帯協議会講演会のお知らせ、です。
 講師 ペマ・ギャルポ(協議会会長、チベット文化研究所所長)
  1959年3月、ダライラマ法王がチベットを脱出、中国共産党の軍が抵抗するチベット民衆を残酷に踏みにじって全土を「植民地化」してから今年は58年を迎えます。チベットでは今もなお焼身抗議が続く中、トランプ政権の誕生に始まる世界情勢の変動が、今後のチベット情勢にどのような影響をもたらすのか、その中でいかに運動を展開していくべきか、当協議会会長でチベット文化研究所所長のペマ・ギャルポが講演いたします。
多くの皆さまのご参加をよろしくお願いします。

日時 3月11日(土) 午後2時開場 2時半開会
場所 TKPスター会議室九段下(千代田区九段北1-12-3 井門九段北ビル2F)http://www.kaigishitsu.jp/gmap/gmap-kudanshita.html
TKPスター貸会議室 九段下地図
www.kaigishitsu.jp
講師 ペマ・ギャルポ(協議会会長、チベット文化研究所所長) 
地図,九段下の貸会議室。会議・打合せ・研修におすすめの貸し会議室です。 
会費 1000円(会員500円) 
http://freeasia2011.org/japan/archives/5068
   (三浦生)



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(読者の声2)今朝(23日)早朝のTBSラジオを聞いていたら、突然、宮崎先生が登場され、生島ヒロシさんと北朝鮮問題と中国との関連について鮮やかな解説をされていました。録音ととっておきたいほど目から鱗の話の連続でした。
事前の予告があればテープレコーダーを用意できたのにと残念に思いましたが、つぎに出演前には貴誌で予告をして下さい。
   (TY生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)この出演は前夜に突如決まったことでしたので、予告の時間が間に合いませんでした。次のラジオ出演は3月3日、1250 1357でラジオ日本「マット安川のすばり勝負」です。



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(読者の声3)たまたまYou tubeで「天皇皇后両陛下ベトナム訪問と独立戦争を戦った残留日本兵」という宮崎さんご出演の番組を拝見しました。
そのなかで「ベトナム残留日本兵の人たちが自らその体験を語ったモノがない」と元朝日新聞サイゴン支局長の方が仰っていました。
もう40年も昔のことですが、学生時代のベトナム語の先生がベトナム残留日本兵でした。授業の半分はおしゃべりで、ベトナムについてことば以外にいろいろ教えていただきました。「ボーゲン・ザップさんと一緒だった」というような話もありました。
日本におけるベトナム語通訳の第一人者といわれていましたから、当時ベトナムに関わったひとたちはほとんどが先生の「ベトナム物語」を聞いていると思います。
ネットで調べてみましたら、先生は『クァンガイ陸軍士官学校-ベトナムの戦士を育み共に闘った9年間』(暁印書館、2006年)という本を出されています。
(浪子)


(宮崎正弘のコメント)そうです。「グアンガイ陸軍士官学校」の教官はすべて日本人だったそうです。
このことは出演した井川さんも指摘していたと思います。



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(読者の声4)国連特別報告者デヴィット・ケイ教授の「予備的報告書」に「慰安婦の真実 国民運動」が意見書提出。
 国連特別報告者に指名されたデヴィト・ケイ教授は昨年4月19日に日本の外国人特派員協会で記者会見をし、「予備的報告書」を発表しました。
http://www.sdh-fact.com/CL/open05.pdf
 内容はみたとおり、ひどいもので日本の出版の自由は「広範な領域において、事態は甚だしくかつのっぴきならないほどに、悪い方向へ向かっているのではないかという深い、かつ見過ごしにできない懸念が生じているということを私は知りました。」と述べ、例えば「辛辣な質問をすることで有名なアナウンサーやコメンテーターが政府を非難した場合、局側が不快感を持ち、あるいは後難を恐れたために、長年勤めていた職を去らなければならなくなることがあるとのことです。」
などと全く事実を無視したことを次々に述べています。

 慰安婦問題については、「第二次世界大戦中の「慰安婦」という犯罪」などと、とんでもない誤認を前提とした議論を展開しています。当時、売春は合法的であり、軍は強制など行っていませんので、まったく間違った認識です。教科書における扱いについても、まる慰安婦記述が政府による検定の圧力で外されていったかのような、大ウソを書いています。
 こんなものが正規の国連特別報告として採用されると、第2のクマラスワミ報告となって、日本の名誉を傷つけ、そして日本政府を拘束することになります。
 すでに「放送法遵守を求める視聴者の会」では、これに対する言論の自由という観点からの反論の意見書をオープンレターとしてデヴィト・ケイ教授に送付しています。
   http://www.sdh-fact.com/CL/open01.pdf
   http://www.sdh-fact.com/CL/open02.pdf

 「慰安婦の真実 国民運動」は、このほど下記の意見書をまとめ、このうちの英文意見書をデヴィト・ケイ教授ならびに8名の国連高等弁務官、5名の国連人権理事会理事長・副理事長あてに21日に発送しました。会の幹事の一人としてご案内する次第です。
  http://hassin.org/01/wp-content/uploads/David.pdf
 (英文)http://www.sdh-fact.com/CL/Open-Letter-to-Prof.-David-Kate.pdf
   (「史実を世界に発信する会」 茂木弘道)



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(読者の声5)日本文化チャンネル桜からお知らせです。
            記
番組名:「闘論!倒論!討論!2017 日本よ、今...」 
テーマ:「アメリカ・トランプの世界再編は成功するか?」
放送予定日:平成29年3月4日(土曜日)20:00 23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV

<パネリスト:50音順敬称略>
川口マーン惠美(ノンフィクション作家)
菅原出 (国際政治アナリスト)
田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員)
馬渕睦夫(元駐ウクライナ兼モルドバ大使)
丸谷元人(ジャーナリスト・危機管理コンサルタント)
宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)
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    ユナイテッド・ネイションズ(国連)に幻想を抱かせる教育にはウンザリだ。日本にとっては屈辱的な「敵国条項」が廃止されない限り、何の益も無い国際組織でしかないのだ。

    今年から分担金の割合が若干下ったようだが、依然第二位にあるのは不自然ではないのか?    常任理事国の負担が軽すぎないか?

    トランプが国連改革を目指して、強硬な態度を取っているように見えるが、先はまだ解らない。


    新組織が出来るなら、それもまた良し。現状は日本のリベラル派が日本を貶めているのだ。彼らも余命の「外患罪」告発の結果次第では逃げ出すだろう。まぁ愉しみはゆっくり眺めようか。それまで多少健康に留意が必要だな。