宮崎正弘の国際ニュース・早読み <買い物天国だった香港でも爆買いが「突然死」 [宮崎正弘の | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 日本の神話を読むと、日本の国は混沌の中から生まれた。歴史が始まると曖昧な社会が連続する。何かの意思に由って決断され、歴史的転換が成される。

 AIで行き詰れば、我が日本民族が何かの意思のもとに何かを決断し、行先を謝らないのではと、僕はそう考えていると言うより、そうなると考え始めている。

 日本に取っては友達の酵母。そこから今年のノーベル賞が誕生したではないか。変態民族が特殊な興味を抱き、酒を浴びながら、特殊な業績を確立したではないか。大隅先生万歳\(^o^)/


宮崎正弘メルマより
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)10月19日(水曜日)弐
        通算第5066号  
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 買い物天国だった香港でも爆買いが「突然死」
   反腐敗キャンペーンと外貨持ち出し規制が大きく影響
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 香港の「パシフィック・パレス」といえば、外国ブランドの豪華製品を扱う旗艦店が集中するショッピングビルとして有名である。
 日本橋三越と新宿伊勢丹を合わせたような場所である。

 この旗艦店でブランド品の売り上げは50%減というから落下状態だ。
 香港人が好きなブランドは旧英国植民地の影響もあって「バーバリ」だが、売り上げは二桁の激減に見舞われた。

 「香港にやってくる中国大陸からの旅客は9・2%減少だが、買い物は22・5%の激減ぶりを示した」(サウスチャイナモーニングポスト、10月19日)。
 香港の失速がこれからの中国の経済を占う上で、かなり鮮明にバロメータとなる。香港の不動産価格は、中国共産党の特権階級が豪邸を買いまくって、価格がつり上げってきたが、天井をつけたあと、暴落に転じた。
 
 香港の産業は金融、不動産、そして観光に付随しての小売りである。
この三つの基幹産業の、どれもが駄目になりつつあり、香港経済の先行きは灰色、そういえば隣接のマカオの賭博場も博徒の客が半減した。

カジノホテルの多くはファミリーを当て込んだリゾートに改装したり、ターゲットを切り替えたりしているが、リゾートなら海南島のほうが規模が大きく、また目玉だった香港ディズニーもアトラクションが少ないのに料金がたかく不人気だった。上海ディズニーランドが開園したため、大陸からの客が、これまた激減中だ。
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
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 人間はいずれ機械に支配される道具を作ってしまった

  AIが産業を活性化させるだろう。けれどもAIが人類を超越する日

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小林雅一『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(講談社新書)

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 鈴木大拙の預言は「道具が人間を支配する」という。

 鈴木が活躍した時代に、AIは発明されてもいないし、インターネットもなかったが、彼の『道具』というタームは、今日のネット社会、AIとコンピュータの融合社会に置き換えれば良い。

 実際にチェス、囲碁でAIロボットがプロの将棋士、チェスのチャンピオンを破った。この信じられない、身震いするほどの事態の出現という衝撃は未来におこる何かをみごとに象徴してはいないか。

 昔、「パンツをはいたサル」というベストセラーがあったが、昨今は「スマホを操るサル」から、ついに「スマホが人間を支配する」という恐ろしい時代が忍び寄ってきた。

 地下鉄に乗っても、通勤客の殆どがスマホと睨めっこしている。ニュースを読んでいるかと思いきや、ゲームである。漫画をスマホで読んで笑っている人もいる。かつては通勤アワーの地下鉄では文庫本か、日本経済新聞を読んでいたものだった。

 驚くほどの「知の荒廃」が現実の脅威となった。

 「ポケモンGO」は、世界百カ国でヒットした。ニューヨークで、パリで、ロンドンで、このスマホのゲームが猖獗を極め、知識人は眉をひそめる。スマホを睨みながら道路や公園を占拠し、ついには交通事故も起こして社会問題と化けた。スマホ中毒を中国では「抵頭族」と比喩するほどに、歩きながらのスマホゲームほど迷惑なことはない。

 評者(宮崎)は、すでに1981年に『エリートビジネスマン・ロボット』(山手書房、絶版)という本を書いている。
産業ロボット革命の進行が、やがて日本を大きく変えるだろう、雇用形態と社会構造が地殻変動を起こすだろうと予測した。しかし、産業革命のおきた英国でも蒸気機関車がはしる道すがらの田園では昔ながらの農耕生活が営まれていた。
スマホが便利といっても、持っていなくても不自由を感じない一群の人々がいる。

その翌年に、上梓したのは『軍事ロボット革命』(ダイヤモンド社、絶版)という本である。1983年だったか。

 これはいずれロボットが軍事に転用され、戦争が革命的な変貌をとげると予測したもので、ロボット兵士が戦争をおこなう未来図だった。

ミサイルの目はソニーのヴィデオの記憶装置、精密なカメラはニコンからの転用だった。巡航ミサイルは日本の技術なくして成立しないのだが、先端技術はいずれますます激しく、軍事に転用され、最先端兵器システムが登場するだろう、通常の戦争は局地紛争でしか用いられなくなると予測した。

 33年前の当時、拙著『軍事ロボット戦争』を防衛庁幹部にも見せたが、笑ってすまされた。

 いま、果たして現実はどうなったか。
1500キロも離れたところから発射された巡航ミサイルは正確に敵の軍事施設、戦車、兵員を撃つ。IS対策として活用されているドローンはいかに?

 アフガニスタンの岩や洞窟に潜むテロリストを確実に、ドローンは撃つ。スマホの通話から、位置を特定し、宇宙に浮かぶ衛星が、テロリストの正確な移動ルートを追跡し、敵を特定するや、殺傷兵器が飛び出す。これは日本の発明したカーナビの応用でもある。

 この近未来を正確に予測した小説はすでに2013年にフレデリック・フォーサイスによって書かれた(『キル・リスト』、邦訳は角川書店)。この本があまり評判を取らなかったのは、かかれた内容の技術的革命性とテロリストの残忍性が、静謐な読書人が敬遠するところだったのかも知れない。

 ネットとユーチューブを活用し、どの国の誰か発信元かも分からない秘密のメッセージは、世界に伝播され、イスラム過激思想をシソウして、右も左も分からない若者をテロに駆り立てる。

 げんに日本人九人がバングラデシュでホームグロウンの若者に襲撃され殺害されたが、犯人等は裕福な家庭の息子だった。

ネット社会が悪用され、世界の先進国にホームグロウンのテロリストを産んだ。
パリでニースでベルギーで、オーランドで、アンカラで、世界のあらゆる場所で、予告無く大量殺人が横行し、これを追うインテリジャンス機関も、カウンター技術を飛躍させ、ヒューミントを併用しながらも、ISの過激な指導者やアルカィーダの首魁ビンラディンをついに仕留めた。

 小林雅一『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(講談社新書)は、「自ら学んで成長する能力を身につけた次世代ロボットは、人間社会をどのように変えるのか」とテーマとしている。

 洗濯ロボ、清掃ロボ、看護ロボ、自動車はいずれ運転手をも必要としなくなり、家電や看護ロボットを超えて、あらゆる製品でAIロボットが活躍すると、社会は激変する。雇用状況も激変する。そして人類は滅亡へ向かうのか、機械の奴隷となるのか、深刻なテーマを追求している。

 曰く。

 ホーキングらは「AIは今後、指数関数的な成長を遂げ、2045年頃には人間の知性を超越した存在になると予想しています。(中略)超越的な進化を遂げたAIがいずれは暴走し、人類に壊滅的な被害を与えるという懸念も囁かれています」

 具体的には「AIは金融市場を混乱させ、科学者や政治的リーダーを出し抜き、われわれ人類が理解できない新兵器を生み出してしまうかも知れない。現時点でわれわれが考えなければならないことは『誰がそうしたAIを制御するか?』だが、長期的には、『そもそも人類はAIを制御できるのか』が本当の問題となって来るだろう」と恐ろしい技術の未来を予測する。

 介護ロボットとか、愛玩動物がわりとか、日本のロボット論議は、こうした文脈からいえば、愚かで、のんきで非政治的な、非軍事的な、いつものように現実離れした議論に埋没しているなぁ。
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前々号でしたかに宮崎さんの「歴史通」のグラビアと記事への感想文が並びましたね。
 おくればせ、私も『歴史通』11月号の先生の記事に大感激して、全部、スキャンしました。会う人みんなに宣伝しています。
 旧ソ連圏15ケ国と衛星圏15ケ国、合計30の国々の自由度、市場経済度などの一覧(星取り表)も理解しやすくて、非常によかったです。写真も素晴らしくて、今後、利用させてもらうかもしれませんが、そのときはちゃんと出典を明記します。
   (JM子、東京都)



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(読者の声2)第四十六回 三島由紀夫氏追悼会「憂国忌」のお知らせです。
    記
とき  11月25日 午後六時(五時開場)
ところ 星陵会館大ホール(千代田区永田町2 16)
http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
             
シンポジウム(憲法改正と三島由紀夫の檄文)
佐藤守、潮匡人、藤井厳喜、葛城奈海、富岡幸一郎ほか
参加費 2000円(会員と学生千円)
問い合わせ(090)1611 9839

<プログラム>
1800 開演 黙祷
1803 開会の辞 松本徹「三島文学館館長」
1810 シンポジウム
     「憲法改正と三島由紀夫」    
     佐藤守、潮匡人、藤井厳喜、富岡幸一郎 
     司会 葛城奈海
1955 「三島が愛した十人の美女達」岡山典弘
  05 閉会の辞 玉川博己(代表幹事)
  10 「海ゆかば」斉唱
  15 終了
 どなたでも予約不要で御参加いただけます。
    (三島由紀夫研究会)
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 多民族社会の小世界の香港。英国が遺したものは、他民族からの搾取の仕方。


 扨どんな新たな搾取社会を構築できるのだろうか。フィリピンやのアジアからの出稼ぎをどの様にコントロールするのやら。寄生が大好きです、上手く行かぬと逃げ出すのが極小多民族の香港人にどんな知恵が? 若い世代は前世代には持ち得なかった?(持ったとは考えたこと無かったなぁ)香港に民主主義を唱えるとは、不思議でしかたが無いんだよなぁ。

 李嘉誠には香港に愛着は無さそうだしな。さっさと金の匂いのする処へ転身してるんだろうな。

 日本に出稼ぎに来ていたアグネス・チャン。香港返還のドサクサに紛れて、英国籍。日本に居るのは日本ユネスコなる組織での寄付金詐欺。濡れ手に泡の荒稼ぎ。


 二人だけの例では、とても香港に愛着は無いと思いませんか?