高まるドイツ銀行破綻の懸念。ドイツでは家庭用金庫が売り上げ増 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 まず始めに、ドイツの国立銀行は「ドイツ連邦銀行」と言うそうです。

 前に一度か二度、ドイツ銀行の破綻に言及したことが有りましたが、そんな事を記事で見付けました。


ハーバー・ビジネス・オンライン
http://hbol.jp/108799
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 ドイツの金庫の大手メーカー「バーグ・ベヒター(Burg Waechter KG)」社の家庭用金庫の今年上半期の売上は昨年同期に比べ25%伸びたそうだ。他の大手2社も二桁の成長をしているという。

 その理由は、ドイツ市民が銀行にお金を預ける代わりに家庭で金庫にお金を保管することを選択しているというのである。つまり、経営難にあるドイツの銀行の倒産を懸念して、銀行に預けているお金を引き出しているのである。しかも、ライファイゼン銀行のように、9月1日から10万ユーロ以上の預金者を対象にマイナス金利0.4%を適用するという銀行も現れたことから、市民は銀行にお金を預けることから、尚更、敬遠する傾向が強くなっているという。(参照:「RT」)

 ドイツでは、ドイツ銀行とコメルツ銀行の2大銀行を除くと、州立銀行とか協同組合的な貯蓄銀行といった中小規模の公的銀行が多い。これらの公的銀行は国際金融業界において厳しい競争の経験が薄く、収益率も悪い。しかも、ドイツ政府は健全財政を強調して来ているが、金融関係の負債は銀行にそのまま押し付けているというのが現状である。それが、また資金力のある2大銀行だけが巨大化する要因ともなった。しかし、問題はそのひとつであるドイツ銀行が破綻するかもしれない状況に陥ってるということである。

◆巨額負債を抱えるドイツ銀行

 世界的に景気低迷にある中で、ドイツ銀行は厳しい未来が待ち構えている。現在のドイツ銀行は75兆ドル(約7500兆円)相当の金融取引で派生したデリバティブ債を抱えているという。この総額はEU全体のGDPの5倍、ドイツGDPの20倍に相当する規模にまで巨大化している。仮にドイツ銀行が破綻したとしても、ドイツ政府がそれを補填することが出来ない額である。簡単に言えば、世界恐慌を引き起こすに十分なリスクを背負っているということである。この取引の中には、将来財政破綻しても不思議ではないギリシャへの債権や、同行の歳入の19%をEU離脱を決めた英国に依存しているという危険を伴っている。また、最近からまた騒がれているイタリアの銀行危機とも関係している。(参照:「El Blog Salmon」)

 ドイツ銀行は昨年67億ユーロ(7370億円)の赤字を計上している。更に、同銀行の株価は今年45%の下落、2008年から比較すると90%以上の評価損になっているという。同行の競争力が落ちているのである。米国で廃ガス不正問題を起こしたフォルクスワーゲン社のメインバンクもドイツ銀行で、不正問題に関係して伴う巨額の賠償金などにもドイツ銀行がその為の必要資金の工面をせねばならない。経営難である上に、この多額の資金の工面は同行への経営不安をより高めることになる。

 更に、問題として収益率の低下もある。そのひとつは欧州中央銀行の政策金利が0%になっているのも一般に銀行の収益率の悪化に繋がっている。2009年からヨーロッパの金融業界での利息による収益率は7%減少したという。(参照:「ABC」)

 これは、ヨーロッパの景気低迷で資金需要が減少して銀行からの融資を求めることが減少していることによる。特に、ドイツのように、財政緊縮政策を政府が実行して来た影響で、公共事業が減り、企業の方で請け負う仕事が減少して銀行に融資を求める必要がなくなったことによるものである。それが、連鎖反応して関連企業でも資金需要が必要でなくなっている。

◆欧州経済の「爆弾」

 8月31日付の『Expancion』紙によれば、ドイツ銀行は自行の危機脱出を求めて8月上旬にコメルツ銀行との合併の為の会合ももったという。しかし、コメルツ銀行は内部組織機能を改造中ということで、両行の合併の可能性はないと確かな情報筋が伝えたと報じている。

 その前の7月には、スペインの最大銀行サンタンデール銀行がドイツ銀行を買収するのではないかという憶測も生まれた。(参照:『Urgent24』)

 ドイツ銀行の単独での回復は不可能という見方が強まっているのだ。

 また、ドイツ銀行は自行の救出に急きょ1500億ドル(16兆5000億円)の資金投入を求めている。(参照:『RT』)

 ドイツ銀行は爆弾を抱えているようなものである。仮にギリシャ財政危機が再燃すれば、債権銀行であるドイツ銀行への不安は一挙に爆発する。現在のギリシャは国有資産を売却して必要資金をつないでいるようなもので、財政危機は近い将来必ず訪れる。同様に。イタリアの金融危機もこれから更に深刻化する。ヨーロッパで一番多額の不良債権を抱えているイタリアの銀行の危機が長引くと、これもドイツ銀行に火種を預けるようなものである。

 難民問題で社会不安を招いているドイツであるが、ドイツ銀行の問題はそれ以上の危険度を孕んでいる。同行が破綻すれば、世界恐慌は必至である。

<文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。
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 皮肉なことですが、日本からの駐在員記者ではなく、スペイン在住の日本人が書いてるところですかね。

 日本のマスゴミ出身者には書けない?書かないだろうな。日本のマスゴミは『真実を日本国民には報道しない自由」と「嘘捏造は垂れ流す自由」を謳歌するらしいからな。


 ドイツの金融業界が貧弱そのものとは知りませんでした。日本で言うと、超メガバンク一行、普通銀行一行、あとは信用金庫クラスがゴロゴロって所なのかなあ。

 製造業もフォルクスワーゲンだけを頂点に置いた三角形なのかもしれないな。

 財政規律、財政規律と叫んだ結果がインフラ投資抑制で公共投資しない結果から、公共施設がボロボロった事だったとは、分かるなあ。他山の石とせねば、日本もドイツの破綻の道を歩きそうだ。


 何故日本は大急ぎで金融業界の再編をしたのだろう?

 米国の金融界から恐れられていたのかもしれなあ。護送船団方式で協調融資で日本企業を後押ししてたからなあ。郵便事業の民営化も今となってみれば、日本社会破壊のなにものでもない。やはりなぁ。小泉純一郎と竹中平蔵は売国奴の謗りは免れないな。余程米国の後押しがあったんだろうな。その引きで朝鮮ハーフの進次郎が米国遊学か。親父の慶応卒も学業成績には?が付くらしいから、息子も推して知るべしかも。卒業ボカシにロンドン遊学だったようだしな。


 頑張れドイツ!破綻しない程度にな。