宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 尻当て戦っているのは、クルド人だと川口マローン恵美氏の記事をこのブログでもアップした事があった。3月以前だったかな(^^ゞ

 敵の敵は味方という論理が通じ無くなってきているな。日本は中東に関わりを持つべきでは無いな。

 クルド人は民族の独立の為に汗をかいていると信じたい。ならばイラン、イラク、の国境地帯で陣地?確保に奮闘するのは当然か? ISはクルド人に取っては単なる敵だ。逆に言えばISに取ってはトルコ内のクルドと分れば、トルコで事を起こすことにはなんの躊躇いなど有るものか。



宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6386802/
************************************
                  

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)6月30日(木曜日)弐
          通算第4949号 
                                        

 弱り目に祟り目だったトルコ、窮地脱出のため外交路線を一変

  ロシア、イスラエルと劇的な関係改善へ一歩、踏み出す

***************************************

 トルコが夢見た中東地域でのオスマントルコ帝国の再現、中東の盟主としての政治的力量の発揮は幻となって消えそうである。

それによって国民を糾合できるとエルドアン大統領は踏んだ。


 かれの強硬姿勢はロシア戦闘機撃墜、イスラエルとの外交関係停止、そして影でIS支援、表では欧米に協力を見せかけ、じつはシリア難民を大量にバルカン半島からEU諸国へ追い出し、国内の安定とイスラム復帰を目指した。


 計算違いはISがトルコに牙をむけてきたことだった。

 アンカラでの自爆テロにつづき、イスタンブールで、トルコ各地でISのメンバーもしくは支持者の連続的テロは、ついに6月28日、イスタンブールのケマル・アタチュルク空港における襲撃自爆テロとなった。


 筆者はよくイスタンブール空港を乗り換えのために利用するので、あ、あそこが現場か、と現場の地図がよく了解できる。つい4日前も、この爆発現場にいたばかりである。

トルコ国内の旅行者なら玄関からはセキュリティ検査をおえて国際線のラウンジにはいる手前の箇所、国際線乗り換え客なら、地下のセキュリティからエスカレーターで出発ロビィへのぼり、免税店を超えて中央の案内書近辺、つまり空港の中枢部である。

 6月28日のテロでは38名死亡、百数十名が重軽傷を負う大惨事となった。


 動きはこのテロ以前である。

 トルコはまずロシアへの強硬姿勢を軟化させ、プーチン大統領に書簡を送り、もし必要であるなら戦闘機パイロット遺族への補償も選択肢だとした。


「もしかれらが望むなら」という条件付きで提示し、大局的にはロシアとの関係改善への強い意思表示をしめした。これは28日の記者会見でトルコ政府スポークスマンのイブラヒム・カーンが述べた。


 前日27日にロシアの大統領府は「プーチン大統領宛にトルコのエルドアン大統領から書簡が届き、ロシア戦闘機撃墜に「謝罪と悲しみ」をのべたうえで「両国の関係改善のため必要とされる段階へ歩み寄りを開始したい」としているとした。

「両国は友人であり、戦略的パートナーでもある」とクレムリンのスポークスマンは続けた。


 ▼トルコはイスラエルとも外交関係を劇的に改善へ

 7月1日にはロシアのソチで開催される「黒海経済協力会議」(BSEC)にトルコ外相が出席し、くわしく説明するとした。


 同会議は2015年師走(12月4日)にセルビアのベオグラードで開催されたが、ロシア軍機撃墜事件(11月24日)直後だっただけにトルコとロシアは対立したまま、その後互いが経済制裁に入っていた。


 「すでにトルコ人技師のロシア再入国が認められ始めており、両国の関係改善への意欲をしめす動き、つよいシグナルだろう」とトルコ外務省は言う。


 またトルコはイスラエルとの外交関係再開に乗り出し、まもなく大使交換が復活する。


トルコは六年前のガザ地区でイスラエル軍がトルコの活動家を巻き込んでの軍事制圧でトルコ人十名が犠牲となった事件に立腹し、トルコは大使を召還してきた。

 6月27日に両国の外務省それぞれが同時に発表した。


 同時にトルコは英国の軍事産業と合弁の新世代戦車260両の生産と配備に向け、最終的合意になったことを発表した。これは対戦車ミサイルを積んだ新型装甲車両、2018年までにトルコ国内に配備され、対テロリスト対策に使われる。


 トルコの一連の動きから外交路線の鮮やかな転換がみてとれるだろう。

       ◎○◎み○○○や△○○ざ○○○き▽○○
                                        
 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
                                        

 すでに1935年に正当な満洲史観がアメリカで上梓されていた

  日本の満洲国建国支援を正当に論理的に評価していたアメリカ人の活躍

  ♪
ジョージ・ブロンソン・リー、田中秀雄訳『満洲国建国の正当性を弁護する』(草思社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 満洲という民主的国家の建設こそは、中国が史上初の民主化というテストケースだったのだ。

本書は戦後史観を根底からひっくりかえす画期的な訳本である。

本書の原題は、『満洲国の場合は』となっているように、あまたある近現代史論のなかで、とくに歴史家でもない、実業家であり、かつジャーナリストであった著者だからこそ書けたとも言える。
シナの現場の感覚と豊富な人脈を通じて知り尽くした中国人のリアリティ、その体験から冷静に見据えた中国という「国家とはとても言えないカオス状況」の中に差し込んだ一条の光を描き出した。

 それが中国は初めて体験しようとしていた民主国家、マンンチュリア建設だった。

 ところがロシアの野心は南進にあり、さんざん日本を利用し、こづき回し、果ては多くの謀略を用いて日本の努力と挑戦をひっくり返した。それに手を貸した米国は、最後の最後、中国はロシア傘下となってしまったが、逆転劇に達する過程のありさまを本書は活写する。

 なにしろ著者のブロンソン・リーは、孫文の親友でもあり、鉄道の建設プロジェクトを委託され、外国に借款を求める責任者でもあった。それも三回に及んだ。だからこそ知り尽くしたのだ、現代史の闇を知りすぎた男でもあった。

 かれは言う。

 「満洲国は中国の領土ではない」

 「『リットン報告書』はデタラメな裁判である」うえ、「満洲国は条約違反をしていない」、「いやそもそも中国は国家ではない」のだ、と。

 ブロンソン・リーは、当時のシナ大陸の実情を次のように活写している。

 「北京から江西省までの各軍閥は、中国で最も繁栄している地域を取りもどそうという気になった。そこでは張学良一派が三千万の人民から富を掠奪し、盗み、その歳入は南京政府に勝るとも劣らなかった。(中略)彼らの奇襲や虐殺によって無法状態が現出した。新国家の信用を失わせ、秩序生前とした政府を成立指せにくくするためである。揚子江の南にいるあらゆる急進的な指導者がお膳立てし、新たな戦争の種を撒いた」

 にもかかわらずアメリカの遣り方は、この無秩序を助長するような愚かな対応ばかりしていたのだ。

   (似ているなぁ。ゾンビ国家に手を貸すいまのアメリカと)


 リットン調査団のなかには国務省から派遣されたブレークスルー博士がいた。
かれは「極東の未解決な問題だけではなく、日米間の問題の最も効果的な解決方法は、中国が強くなることである。(そうすれば)いずれ、日本は現在の中国政策を放棄することになるだろう」と『極東に於ける政策の衝突』(1934年)で書いていた。

 つまり、これこそが当時の米国務省の雰囲気を代弁している。

 逆に著者は日本の置かれていた状況と立場をつぎのように代弁している。

 「日本はロシアの侵略に抵抗し、独立を護るために二つの戦争を戦った。日本は、中国がロシアと秘密の同盟関係を結んでことを知っている。また中国の一方の政治党派が公然とモスクワと同盟し、中国全体を統一しようとしていることを知っている。中国中心部における『赤の勝利』が、モスクワと同盟したもう一つの共産主義国家の登場に繋がることを知っている。そして自らの未来が安全かどうか恐れている。そのような状況下では、日本は座して死を待つことはしない」

 共産主義者が中国で露西亜の支援を受けて猖獗をきわめていた時に、中枢でシナ人らは何をしていたか。


 ブロンソンは続ける。

 「南京を見よ! 外国人顧問が国民政府の全ての部局に、満ちあふれている。国際連盟の大勢の専門家たちは各自が机上の計画を立て、行政、財務、司法、衛生学、公衆衛生、教育の基礎、その他近代国家の基本的な義務を政府の役人に教えている。この揚子江上の傀儡ショーの背後には、操り人形を動かしながら債務支払いに睨みをきかせている外国軍艦の煙突から立ち上る煙が見える」

 ところが、この情景を目撃してさえも外国メディアは日本の満州国建国支援を罵り、悪罵を投げかけ、冷笑していたのだ。


 著者のリットン報告の総括的評価は、
 「満州国の訴訟は控訴も出来ない裁判所でなされたのである。またこの訴訟では利害関係を持つ裁判所の集団が、自ら作った法を解釈し、自ら作った議事手続きを適用して被告人に有罪を宣告した」、つまり法の精神はなく、『自由と平等を熱望し、裁判官等には想像の世界にのみ存在する政府の独立を宣言してその権利を主張』するという不思議な裁判を演出した


 もう一つ特筆しておきたいのは、田中上奏文がの偽書であることはあまねく知れれている画、評者(宮崎)は、これを中国の陰謀とみてきたが、なんとロシアが主導した偽造であると示唆している点である。

 当時もすでに欧州では『シオンの議定書』が偽造文書であることは知られており、ユダヤ人がスイスで訴えを起こしていた。

「1921年にタイムズは議定書が恥知らずの偽造であり、ロシアの元メンバーが秘密警察の手になるものだという秘密を掴んだ」。


 しかし元を正せば、「1864年にフランス人法律家モーリス・ジョイがナポレオン三世の独裁政治に反対して書いた『マキャベリとモンテスキューの冥界での対話』の剽窃であると告発している。その中ではユダヤ人の長老が、ナポレオンの名を借りて話すマキャベリに置き換わっている」のである。

 この基本的トーンが、ピョートル大帝、レーニンの世界革命論、共産主義者のアジア支配計画におけるロシア製、ロシアの発想パターンに軌を一にした偽造文書となっており、まさに同様な手法で、「ソビエト化した中国の役人によって北京で発表された田中上奏文」なる謀略文書、つまり偽造の構造、構文、その文章心理学的分析からみれば、当該偽造文書の文章心理が露西亜的である。

これは日本人が思いつきもしない心理が作用しているからであると、その本質をずばり見抜いている。


 当時、これほど慧眼なアメリカ人がいたことも別の意味で驚きではないだろうか。

     ◇◇○○□□ ◎○◎○□□ 
                                         
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
  ♪
(読者の声1)「『反戦、脱原発リベラル』はなぜ敗北するのか」浅羽通明著 ちくま新書、先日読みました。

すべての内容に共感したわけではありませんが、一読後強く思ったのは、これは保守運動の側の人間も絶対に読んだほうがいい本だということ。

ここではリベラル派、特に脱原発運動やシールズが批判的な考察の対象となっていますが、私は途中から、これは私たち保守派、右派の運動の現状に対しても極めて的確な批判だと思いました。
 http://miura.trycomp.net/?p=3700
   (三浦生)



   ♪
(読者の声2)第155回士気の集いは、織田邦男先生講演会≪中国の台頭と我国の課題≫ 東アジアの平和と安定をどう確保すべきか になります。

 中国による東シナ海・南シナ海への海洋覇権戦略が激化する中、安保法制が整備されたとはいえ、我が国の安全保障には課題が多く残されています。

一部では在日米軍引上げ論も提議されており、バックパッシングのリスクも懸念されます。

今後とも日米同盟を十分に機能させるには何が必要でしょうか。軍事以外にも三戦やサイバー戦の脅威の下で、安全保障を強化する上で我が国の課題と展望を大いに語ります。

講師 織田邦男(おりたくにお)先生
■プロフィール 元・空将。1974年、防衛大学校卒業、航空自衛隊入隊、F4戦闘機パイロットなどを経て83年、米国の空軍大学へ留学。90年、第301飛行隊長、92年米スタンフォード大学客員研究員、99年第6航空団司令などを経て、2005年空将、2006年航空支援集団司令官(イラク派遣航空部指揮官)、2009年に航空自衛隊退職。
■活動 JBプレスに定期寄稿。時局を鋭い舌鋒で一刀両断。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47196
「織田邦男著作集(雑誌投稿文等)http://aiminghigh.web.fc2.com/archive.html
「テレビ、ラジオで活躍中」
      記
【日 時】  7月16日(土)14時00分 16時30分(開場:13時45分 )
【会 場】アカデミー茗台 東京都文京区春日2-9-5 電話番号:03-3817-8306
交通:東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1995
【参加費】 事前申込:1500円 (事前申込の学生:1000円、高校生以下無料)
 当日申込:2000円
【懇親会】 17時 19時 参加費:事前申込3500円(当日申込4000円)
【申込先】  7月14日(木) 22時までに下記申込フォームに登録してください。
        http://goo.gl/forms/rrMrOxm1NndHflvM2
        ★事前申込の無い方の入場は講演5分前とさせて頂きます

【主 催】  士気の集い  http://blog.goo.ne.jp/morale_meeting

   △◎□◎ ◇○○○ ○△◎ □◎◇○ 
************************************


 多民族多文化共生なんて、支配民族次第だろうよ。


 満州国の実態の詳細を知らないし、知ろうとも思わない。満蒙開拓団が大きな刺激を与えただろうとは想像出来るだろう。額に汗し、苦しくとも貧しくとも不平も不満も愚痴くらい。いつの間にやら荒れ果てた大地に緑の沃土が眼の前に拡がった。そんな民族は大和民族の後裔の日本人しかいなかったのだ。

 劣等民族の朝鮮族は旧宗主国のシナ人たちに馬鹿にされ、泣きついての「創始改名」。日本人成りすましの起源は満州国に始まるのだ。全てが恥ずかしい歴史しか歩んで来なかった民族。高木正雄が満州国の軍人だったのも、日本本土も半島にもが興味無く、新天地に夢を託したのかもしれない。知れば知るほど、朝鮮族に誇りなど持てなかっただろう。



日本人の手に日本を取り戻そう!!