宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 ロシアとシナの金保有高が増えたのか。

 歴史上世界で産出された金の量は百mプール三杯分だとか。その内の一杯分は我が日本。でも金本位制を止めた時点では日本に金は残っていなかったのですよね。どこへ行ったのでしょう?

 知ったのは十年ほど前ですが、平岩弓枝の小説「御宿かわせみ」の中です。幕末の開国時、金銀兌換率が日本と欧米とは違っていたのを利用され、日本から欧米へと何百万両かそれ以上かが、日本から流出したのです。

 開国以来、日本は欧米から毟られ続けてきたのです。逆に今は、高度技術やノウハウでそのツケを回収しているのだけれど・・・。


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6368722/
************************************
                  
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)5月19日(木曜日)弐
          通算第4908号 
                                    

 ロシアの金備蓄は気づかないうちに日本の二倍
  中国は日本の2・5倍、かれらは金本位復帰に備えているのか?
************************************

 ブーチンは西側に悟られないように静かに金備蓄を増やしていた。ロシアの国家備蓄としての金保有は1460トン、日本の二倍である。何時の間に?

 中国は世界最大の産金国であり、同時に世界最大の金消費国でもある。現在の金保有は1700トンと見積もられる(英文プラウダ、5月17日)

 スペイン紙『エルパソ』によれば、両国が金備蓄を増やしているのは、第一に米ドルが弱体化していく近未来のショックに備えており、第二は、米ドル建てで借りている借款への対応とされる。
 
 ロシアの金備蓄を現在のレートで換算すると3680億ドルに達し、同国の外貨準備高より多い。2005年の備蓄量から二倍となっている。

他方、ロシア通貨のルーブルは対米ドルレートが劇的に下がっており、2015年に一ルーブル=3円弱、現在は一ルーブル=1円40銭程度まで下落している。

 中国も人民元レートは過去一年で10%以上の値崩れを示してきたが、近未来にさらに下落するだろうと予測されている。

 中国は2015年夏まで毎月6トンから8トンの金を購買してきたが、15年末以後はペースを二倍にたかめ、過去十五ヶ月に間に70%増やした。

 こうした状況下で脆弱な通貨をかかえるロシアと中国がともに金保有を増やしていることは不気味でもあり、ひょっとして金本位制復帰を、その備蓄理由の最大の根拠としているのかも知れない。
        ○○○○○○○○○▽○○○□▽◇   
                                    
  宮崎正弘の最新刊『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』
                                    
    ▼▼▼
アマゾン第一位 ! 大好評発売中 !!
     ♪♪
宮崎正弘の新刊『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円)
 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
   
    「トランプ現象」は一時的な熱狂なのか、それともアメリカの地下水脈がかかえる地殻変動の予兆か。予期せぬ「トランプ政権」誕生で、アメリカは孤立主義へ向かって突っ走るのだろうか?
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314938/
       ○○○○○○○○○▽○○○□▽◇   
                                    
(休刊のお知らせ)米大統領選挙取材のため小誌は22日から30日まで休刊します。 
                                     
◆書評 ◎しょひょう ▼BOOKREVIEW ▽ 書評
                                    
  ♪
宮崎正弘、田村秀男、渡邊哲也
『中国経済はどこまで死んだか 人民元が暴れ出す!』(産経新聞出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

副題は「死んでいるのに死なない経済の謎を解く」
  濃霧に包まれる中国・上海。中国経済の先行きを見通す本で最初から最後までおもしろい。
 ちょっとさわりをご紹介しよう。

 田村秀男(産経新聞特別記者) 2016年の世界経済最大の焦点は、中国の企業債務問題でしょう。15年は中国の生産過剰が世界のモノの市場を揺さぶりました。次はカネ版のチャイナリスクです。株式を含む世界の市場が中国製債務爆弾に脅かされることになります。

 党支配の異形市場経済がつくり出した金融バブルです。

 宮崎正弘(評論家) ニューズウィークによれば、中国企業の債務は、対GDP比で約160%です。我々は一貫して中国はバブルだから危ない、危ない、と言ってきたわけですが。

 田村 そう、我々は危ないと言ってきましたね(笑)。バブル経済とは何か。もちろん、資本主義経済の成長は債務の増大で支えられますから、企業は借金をしては設備投資し、雇用を増やしていきます。その結果、需要が創出され、高度成長に導くという好循環となるなら、「よい債務増大」と評価できる。それが「悪い債務」に転化したのがバブル経済ですね。


 渡邉哲也(評論家) 政府の公表数字だけを見ても、全くわからないのが中国なんですよね。知ってか知らずか知りませんけど、政府の数字だけを見て、「健全だ」「まだまだ好調だ」なんて言っている人やメディアもあるのが事実で…それも専門家を名乗る人たちやメディアだったりするんですよね。


 宮崎 そもそも中国発の数字を先進国の資本主義メカニズム同様に考えてはいけないわけです。大半の国有企業の公開情報はデタラメで、工場を閉鎖したのに「操業中」と報告するくらいは屁とも思っていない。株価罫線(チャート)、PER(1株あたりの収益率)、PBR(1株あたりの純資産倍率)というような近代の株式形成理論はいっさい通じない。あれはマカオの博打場と同じなんです。

 市場参加者の8割を占める個人投資家は、「あの会社は共産党幹部の某の息子が経営している」とか、「この工場は習近平が2回見学に来た」などの情報を株の売買の判断基準にしているような状態ですから。


 田村 そもそも08年9月のリーマン・ショック後、中国人民銀行(中央銀行)は、党中央の指令を受けて国有商業銀行を通じ、国有企業などに巨額の融資を行ってきましたね。それを可能にしたのはFRBによる量と金利両面での史上空前の超金融緩和政策でした。

 海外にあふれ出たドル資金の多くが中国に向かい、人民銀行はそれを吸い上げて人民元に置き換えたわけです。人民銀行による資金発行量は米日欧を上回る。人民銀行資金は国有商業銀行を通じて国有企業や地方政府に融資されて回り出す。不動産や生産を刺激して、何倍にも増殖して現預金となる。その膨張率は半端ではなく、やはり米日欧を圧倒するのです。

 そのようにして、企業と地方政府は借り入れては生産設備や不動産に投資し、供給能力を肥大化させてきましたが、13年から14年にかけて不動産バブルがはじけたわけですね。私はそれをモノ版チャイナリスクと呼んでいます。


 宮崎 中国の地方政府が不動産開発を次々と行い、すでにそれらははじけ、ゴーストタウンになっていることは報じられて久しい。典型例は、私も五年前に見に行きましたが、内モンゴル自治区オルドス市カンバシ新区で、100万人規模の幽霊都市をつくっちゃった。


 渡邉 なぜか中国政府に不都合な話は日本のメディアにほとんど載らないから、それを知らない日本人も多いのだと思います。それで騙された日本の企業や投資家がたくさんいると思うのですよ。まぁ、投資は自己責任ですけど…。


 宮崎 16年1月8日時点で人民元は、前年末に比べてオフショア市場ではすでに36%も崩落している。人民元のオフショア市場は香港、シンガポール、ロンドン、台湾など。日本の株式市場やウォール街も、人民元安と上海株の暴落とに連鎖して下げました。


 田村 中国企業の債務のうち外国に対する債務は、1・3兆ドル(約158兆円)に上ります。大半はドル建てだから、人民元の下落が続くと返済負担がさらに重くなります。16年もアメリカの利上げ、ドル高が続けば、いよいよ中国企業は追い込まれる。


 渡邉 つまり、元高でも元安でも、もはや中国は地獄の様相というわけです。


 田村 バブルが崩壊したあとは何が起きるか。日本の場合、慢性デフレによる「空白の20年」でした。北京は日本の二の舞を避けるため、後に詳しく話しますが、「国際通貨人民元」を武器に、対外攻勢を強めるしかないということになる。日本はそれこそを、警戒すべきです。

『中国経済はどこまで死んだか 中国バブル崩壊後の真実』(宮崎正弘×田村秀男×渡邊哲也)から抜粋しました。
  △
宮崎正弘、田村秀男、渡邊哲也の鼎談『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
   重版出来! (定価1296円)
   中国経済ぶった斬り三人組の激辛鼎談。『死んでいる』のに『死んでいない』不思議な中国経済の面妖さに大胆なメスをいれた。
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%8B-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E5%BE%8C%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%BC%98/dp/4819112805/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1463558366&sr=1-3&keywords=%E7%94%B0%E6%9D%91+%E7%A7%80%E7%94%B7
  ○○○
                                    
  読者の声 どくしゃのこえ Readers‘ Opinions 読者之声
                                    
   ♪
(読者の声1)三島由紀夫研究会からのお知らせです。
次回公開講座は明日、5月20日です。馬渕睦夫(元ウクライナ大使)の登壇です。
       記
日時 5月20日(金)18時半より(18時開場)
場所 アルカディア市ヶ谷会議室
講師 馬渕睦夫氏(元駐ウクライナ兼モルドバ大使)
演題 「世界戦争を仕掛ける市場の正体」
   講師略歴 昭和21年京都府出身、京大法学部中退、外務省入省、ケンブリッジ大
主催 国防問題研究会 共催 三島由紀夫研究会
           


   ♪
(読者の声2)日本文化チャンネル桜から「討論!倒論!討論!2016 日本よ、今...」
テーマ:サミット後の世界経済の行方」のお知らせです。パネラーに変更があります。
放送予定日:5月21日(土曜日)20:00 23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV
<パネリスト:50音順敬称略>
片山さつき(参議院議員)
齋藤 進(株式会社三極経済研究所代表)
島倉 原(経済評論家)
田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員)
野口 旭(専修大学教授)
松田 学(前衆議院議員)
丸谷元人(ジャーナリスト・危機管理コンサルタント)
宮崎正弘(作家・評論家)
司 会 水島総(日本文化チャンネル桜 代表)



  ♪
(読者の声3)アメリカ大統領選挙では共和党トランプ候補の人気が衰えません。欧州における移民・難民問題同様、アメリカでも移民や少数派に対する過剰な配慮に一般の国民はポリティカル・コレクトネスなる言葉で正論を封じ込められてきた。日本でも左翼の言葉狩りがあり、最近ではヘイトスピーチと言葉を変えて在日への批判を封じ込めようと必死です。

 アメリカでチェアマンはけしからん、チェアパーソンにしろとか、ミスとミセスを区別するのは差別だと言い出して何十年、英国のサッチャー首相はミズと呼ばれるのを拒否しあくまでミセスでした。

 アメリカ人がトランプ候補を支持するのは非常に健全だと思います。

今回のトランプ旋風は第二次世界大戦後、一貫して左翼により既成の価値観を否定され続けてきたサイレントマジョリティの反逆ではないでしょうか。
あとはマイノリティに強い民主党との戦いをどう制するのか。

トランプ大統領の誕生は日本がアメリカの軛を脱して真の独立国家となる第一歩かもしれません。
(PB生、千葉)
       ○○ ○○ ○◎ △◎□◎◇○
************************************

 PB生に激しく同意!

 民進党の政調会長が、日本が普通の国になるとほざいたとか。日本が普通の国になるのが悪いのか?普通の国に以外だと、日本はどんな国なんだと?首を傾げてしまった。

 意味不明は朝鮮人のDNAが言わせるのか? お里が知れ渡るぞー志桜里ちゃん。