繰り返すが、僕は党員候補だった。左翼病に罹患し、組織と無関係になってからもから、日々の暮らしに必要のないものは排除しながら生きてきた。
保守論壇?何じゃそりゃ?西尾幹二?それ誰?
僕を大和民族として復活させてくれたのは、黄文雄、田中英道の二人だ!
宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6366906/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)5月15日(日曜日)
通算第4903号
(日曜版、読書特集)
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◆ 書評 ◎ しょひょう ▼ BOOKREVIEW ▽書評
西側は冷戦に勝って一気に緊張を弛緩させてしまった
『後期全体主義』以後の社会は、西側が期待したものではない
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西尾幹二『西尾幹二全集(13)日本の孤独』(国書出版会)
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主として雑誌と新聞に書かれた時局評論がこの全集第十三巻には集められている。その時局ごとに適切な問題提議と鋭角的な情勢分析が並んでいる。
扱われる時期はソ連崩壊からイラク戦争、この間にすすんだ日米構造協議、クエート戦争への膨大な出費と敗戦国扱いなどのテーマが重なる。
ソ連崩壊で自由主義が勝ったなどと短絡的反応をしめしたのはネオコンだったが、爾後の世界はかれらの描いた通りには進まず、とりわけ「アラブの春」は無惨に挫折し、シリアへの不介入は米国の威信をぼろぼろにして、プーチンの影響力を際立たせた。
そして東西冷戦に勝ったはずの西側諸国で、左翼はうちひしがれて消えるかに思われたのに、環境、人権、平和などを巧みに逆手にとって「男女同一賃金」はまだしも、怪しげな「反原発」とか、「先住民族差別反対」やらなにやら面妖な「市民」運動を展開して生き残った。
テレビのコメンティターを眺めやっても保守系は誰もいない。偽善と欺瞞でポーズを作りながら右顧左眄を繰り返すニセ知識人が日本の大手マスコミではいまも通用しているのは不思議というより、本当に西側の自由陣営が全体主義に勝利したのかという疑問なのである。
西尾氏はすでに60年代後半、とくにチェコ事件以後の東側を「後期全体主義」と定義されたことがある。
「「処刑と粛清の相次ぐスターリン時代とは異なり、東側は国内で革命精神を失い、守りの態勢に入る。市民相互の密告ネットワークが完成した息苦しい社会で、もう政府も市民も内心で革命を信じていない」。
ゆえに西側でも「共産主義に思想的に冒される危機の時代は去った」(198p 199p)。
しかし、日本では「ドイツや朝鮮と異なって、国内に三八線が引かれていた」のだ。
「国民の心に目に見えないベルリンの壁があった」。
そして西側の緊張感は一気に弛緩し、自民党は総主流派の政権たらい回しが続き、「未来への本当の目的が見えなくなってきたのである」。
西尾氏は、第二部の「湾岸戦争」のなかで、こうも書かれる。
「冷戦の終わりとともに、経済力がこれからは世界を動かす時代だというようなことを言う人が、にわかに増えていた」
ところが、「経済力が世界の秩序を決めるという非軍事国の『覇権国家』幻想は、もともと虚しいものであったのに、少し前にはなんとなくそんな幻想が日本の国内に瀰漫していた。湾岸戦争は幻想を一気に打ち壊したが、それだけでは終わらなかった。いかに強大な力であろうとも、経済力は一国の安全保障の代替にはなり得ないことをも証明したのだった」(117p)
そのことを象徴する出来事があった。
「ソ連政府筋と金銭上の取引の密約がすでに成立しるかのごとき取り沙汰が、あちこちの新聞に」報道されはじめ、それを裏書きするかのような小沢一郎の訪ソがあった。
「結果はすでに国民の知悉する通りである。ゴルバチョフへの期待は失望に終わった」
「カネを振り翳(かざ)した戦略が相手をついに動かすことが出来なかった」ではないか。つまり「平和主義的心情のために巨額の金を出し軍事負担を逃げる」という日本の政財官界の考え方は「錯誤」だ、と西尾氏は断定する。
▼狷介孤高に見える西尾さんの素顔
さて、この全集に挟み込まれた「月報」に評者(宮?正弘)も寄稿を求められたので、次のように書いた。ご参考のため、ここに再録させていただく。
(引用開始)
昨師走にチェコを旅行した折、この全集第十二巻の『全体主義の呪い』を携行した。冷戦終了直後にプラハに赴いた西尾氏が、ハベル大統領の側近や知識人らと「黒い馬」という紫煙もうもうのバアに集まって活発な議論を展開したと、書かれた冒頭箇所を記憶していたからだ。カレル橋から旧市街にかけて、当該酒場を探したが、結局見つけることは叶わなかったが。
それはともかくとして、あの冷戦の酷薄な時代を生き抜いた知識人らと侃々諤々の対話をくりかえすなかで「今世界で一番大事なお話をなさっているという気がしないのです」とずけずけと、しかし相手の肺腑をえぐる発言をしていることに強い印象が残っていた。
こうした思想的なことを軸に本稿に向かったが、すでに過去の月報で氏の多くの友人等が執筆し、論議は出尽くした感がある。そこで小生はごく個人的な目から、氏の人生の取り組みについて綴ってみたい。
なにかの書籍の書評を書いたことが切っ掛けに知遇を得て、西尾氏が主宰される「路の会」のメンバーに加えて戴いた。事後、私塾のような「坦々塾」でも小生が初回の講師に呼ばれ、「新しい歴史教科書をつくる会」での八面六臂の活躍の頃には多少の手伝いもさせていただいた。
小生は学生時代に「日本学生新聞」の編集を担っていた。三島由紀夫や林房雄、村松剛の各氏等に寄稿して貰っていた。初代編集長は持丸博(「楯の会」初代学生長でもあった)だったが、『論争ジャーナル』に移籍した彼が、西尾氏を伴って三島由紀夫邸を訪れた。その晩、六本木のゴーゴー倶楽部へ連れて行かれた回想などが西尾氏の著『三島由紀夫の死と私』(PHP研究所)のなかにも出てくる。
小生は楯の会二代目の学生長だった森田必勝と親しかったこともあり、三島事件後、「憂国忌」の催行を続けており、西尾氏には何回も「憂国忌」にお出ましいただき印象に残る講演をしていただいた。
昨年、第四十五回「憂国忌」でも基調講演をお願いしたのだが、打ち合わせは電話でいつもの長い話の果てに「それじゃ十五分ほど」と。しかし途中で熱が籠もると止まらない。結局四十分の熱弁となった。
一際想い出が深いのは氏の『江戸のダイナミズム』(文藝春秋)の出版記念会だった。
裏方を務めたので招待状つくりから当日配る冊子やスライドの手配など、版元の文藝春秋の担当者等と頻繁に打ち合わせを重ねた。氏の自宅書庫で記念会の基調報告に使う古典や写真のチェックなど、入念な準備に努めた。記念冊子だから8ページ程度でよいのではとの小生の言は軽く一蹴され、結局40ページの大冊となった。
某年4月4日の当日は、まさかの春の雪となった。悪天候に出席の叶わないものと危ぶんだのだったが、会場は四百名超の熱気に溢れた。予測外の「無断出席」の編集者続出という事態を前に、裏方としての面目も然りながら、改めて氏の仕事の大きさ偉大さを思い知らされたことだった。
ニーチェ研究、文藝評論、そして近年は旺盛な時局評論や歴史評論でも学ばせていただく機会が増えた。カバーする範囲はあまりにも広大無辺!と目を瞠る思いだが、やはり学者気質のなせる技か。興の赴くところへ徹底的に突き進む性格、そしてそれを可能にする智力気力体力をお持ちだ。
ひとたびその文字を辿れば誰もが了解するように本質をずばっと抉り出し、切っ先鋭い批判に終始する。書物を通じて氏を知る人はさぞ気むずかしい、狷介な性格の持ち主というように氏を誤解する向きがあるかもしれない。たしかに会話は常に理詰めで、論理的矛盾には容赦なく批判追及の手を弛めず、とことん論じ尽くす。
デビューしたがっている若手や学者の真贋をたちまち見破ってしまう。
西尾氏のお陰で論壇に出た人、お蔵になりかけていた作品を世に問うことができた人も数多い。犬好きで、面倒見の良い、慈父のような側面に触れさせてもらった筆者の場合を綴って、大方の読者に「その一面あればこそ」と氏の眼差しへの理解の深化を促したい。
ある年、氏は突如、小生の出版記念会を企画提案され、ためらいがちな小生の背中をぽんと押して、とうとう拙著出版記念会開催に至った。通り一遍でない、手間暇を要したはずの祝辞に小生はただただ頭を垂れた。これを基調に小生の文庫版の解説を書いていただくことにもなった。
講演旅行にご一緒したこともあったが、氏はじつに健啖家。80才をこえて驚くばかりの旺盛な食欲、そしてお酒が強い。少なくとも、この全集の完結まではお酒を適量におさえては如何と思って見ていたが、どうやらこちらは堅固な意思を以て自主規制されているこの頃のようである(引用止め)。
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宮崎正弘の新刊『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円)
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◆ 書評 ◎ しょひょう ▼ BOOKREVIEW ▽書評
マスコミがいま尚、おかしい報道をする元凶はいったい何か?
防衛はなぜ本質が語られず枝葉の問題が浮上するのか
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桜井よしこ、花田紀凱『民意の嘘 日本人は真実を知らされているか』(産経新聞出版)
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大手マスコミ、とくにテレビと朝日新聞は、いまも偏向報道を垂れ流すことにおいて健在である。
自衛隊、安保、憲法、中国の軍拡について、なにやら世論は誤った方向へと導かれている。そこには目に見えない「誘導装置」が存在しているようだ。
そうか、かれらは誘導案内人でもあるわけだ。
「日本の煽動者」らは、60年安保以来、その本質的な左翼路線はすこしも変わっていない。ばかりかますます狡猾になっているとも言える。
本書は桜井よしこ女史が中心となった花田編集長が縦横無尽の質問を浴びせながら、ゲストの論客とともに日本に現状を解剖する。
論客として登場するのは阿比留瑠偉、百地章、佐藤正久、そして朝日新聞OBの永永潔の各氏だ。
最終章の佐藤正久の対談箇所で、中国の東シナ海ガス田開発の克明な地図がある。
マスコミでは産経新聞以外、ほとんど見たこともない中国の「軍事占領区」であるとも言えるのだが、中国はすでに日中中間線ぎりぎりのサイトにプラットフォームを建て、一部はヘリポート、そして宿舎完備、レーダー基地と化けている。
こうした中国の軍事的脅威を朝日新聞などは何かの理由があって、正確に国民に知らせない。怠慢というより意図的なのである。
中国は友好国であり、日本に敵意などもっていないという不思議な信念と誤謬に満ちた前提に立つから、国益を無視する報道姿勢を貫けるのだ。
なかで、出色なのは朝日新聞OBでありながら『ブンヤ三十六年』で朝日新聞の体質と、その暗い社内の闇を抉り出し、朝日のおかしな論調を批判した永栄潔氏と花田氏との対談だった。
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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1412回】
「支那種族ノ勢力ハ将來實ニ恐ルヘキ者アルヲ信スルナリ」(高橋7)
高橋謙『支那時事』(嵩山房 明治二十七年)
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毛沢東の主治医だった李志綏が著した『毛沢東の私生活(上下)』(文春文庫 1996年)には、「吃喝嫖賭抽大烟」に「去聴戯」が加わった毛沢東の皇帝然とした日常生活が描き出されている。もっとも毛沢東が吃(く)ったのはヒトで、喝(の)んだのはヒトの血。嫖(あそ)んだのは美形の小姑娘で、賭(か)けたのは権力。抽(す)ったのは国産たばこの最上級品で、聴(み)た戯(しばい)は超一流役者演ずる京劇。彼は人民に「為人民服務」を求めたが、このスローガンには「我」つまり毛沢東の一文字が隠されていた。じつは「為我人民服務(人民よ、ワシのために服務せよ! 毛沢東のために粉骨砕身せよ!)」だったような・・・。
ある「商業頗ル盛ナ」る町の川辺で、高橋は「育嬰堂アルヲ見」た。それは「棄兒ヲ養育スル所ニシテ慈善家ノ醵金ニ依」て維持・経営されている施設だ。「支那ニテハ鰥寡孤獨ハ憐レムヘキ無告ノ民トナシ之ヲ救恤スルヲ以テ好事善擧トナ」す。そこで「都會ノ地ニ至レハ育嬰堂及ヒ義學等種々ノ善堂アリ或ハ棄兒ヲ養育シ或ハ無資ノ子弟ヲ就學セシメ或ハ醫藥ヲ施シ或ハ倒死ヲ埋葬シ或ハ粥ヲ施シ衣ヲ給スル等ノ事ヲナス而シテ其レ地方官ハ之ヲ補助監督スルノ義務ヲ負ヘリ」と。
この種の善堂と呼ばれる篤志家の資材によって行われる慈善事業は明代に福建辺りかあら始まったとも伝えられるが、当局の支援体制が整っていれば、わざわざ民間が執行する必要もない。ということは公権力が庶民の日常生活にまで関与していなかった。平たく言えば冷たかった、ということ。ここで「倒死ヲ埋葬シ」の記述に注目してもらいたい。じつは古くから都市部では引き取り手の行倒れが多く、その死体を善堂が収容し、郊外に掘った大きな穴に埋葬していた。その多くは、棺から取り出して。折り重なった死体で穴がいっぱいになると上から土を被せ、また次の穴を掘った。だから古くからの大都会の郊外には、こういった義塚とも万人坑とも呼んだ大型墓穴がつきものだった。
穴を掘ったら折り重なった死体がゴロゴロ。これこそ日本軍による蛮行の言い逃れのできない鉄証だ。万人坑は日本軍の悪逆非道を物語る、などと、かつて朝日新聞の本多勝一が触れ回ったもの。本多が日本と日本を貶めようと意図的にウソをデッチ上げたというなら話は別だが、そうでなかったら本多は彼の民族の歴史も文化も全く知らないアホであることを、満天下に自ら曝したわけだ。やはり本多は、南京大虐殺の東某、済州島における慰安婦狩りの吉田某と同じように詐話師だったのである。
高橋の関心は製糸業に向く。
確かに上海における製糸業の発展には目を見張るものがあり、欧米市場にも「支那器械絲ト稱スル者」が出回っているが、「總テ是等西洋人ノ製造セル者」であり、「各地ノ支那製絲家ハ未タ改良ノ必要ヲ感セサルナリ」。だが将来、彼らが製糸業の近代化に目覚め、最新機械を備えることになったら、「世界各國ノ製絲家織業家ハ之カ爲メ必ス著大ナル影響ヲ蒙ルナルベシ」。殊に「我國ノ製絲及ヒ織物ノ二業ハ最モ不利ナル地位ニ陷イルヤ必然ナリ」と。
将来、かりに中国が製糸・織物関連の世界の工場にでも変身するような事態が起ったとするなら、世界各国は「著大ナル影響ヲ蒙ル」ことになり、ましてや我が国の関連業界は多大な影響を被るとの断言になろうか。
「支那人ハ宗?上最モ妄信ノ深キ國民ニシテ無智ノ下等民ニ至ラハ最モ甚シトナス」。ことに長江下流域は「古來妄信最モ甚シク日時ノ吉凶墳墓ノ風水等妄誕ナル僻説ヲ信シ社會ノ事物ハ總テ鬼神アリテ吉凶ヲ司ル者トセリ」。かくして「愚モ亦甚哉」と。
《QED》
読者の声 どくしゃのこえ Readers‘ Opinions 読者之声
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(読者の声1)沖ノ鳥島をめぐり台湾の行政院長(首相)様が日本との「戦争も辞さない」と仰せられたとか。
2008年、馬英九氏が総統に就任して間もなく尖閣問題でもめたことがあります。その時の行政院長が同じことを言っていました。
ちょうど居留証(外国人登録証)の更新で移民署(出入国管理局)にゆきました。窓口の女性係官はうるさいひとで、手続きが終わると、「辱日成功(日本人に恥をかかせてやったぞ)」とひと言。戒厳令下の時代でもこんなことはありませんでした。
「戦争も辞さない」で始まり、「戦争も辞さない」で終わるこの政権。ウソとハッタリの世界に生きるのも辛いもの。そしてネットに代表されるコンピューターの世界は中国語で「虚擬空間」。
ウソとハッタリの世界に生きる漢民族にはぴったりの世界ではありませんか。その証拠に台湾のIT産業は日本の一歩先を行っています。
(浪子)
(宮崎正弘のコメント)台湾はこれまで「外来政権」であり、外省人が統治してきた。その最後の残滓が馬英九でしたが、あと一週間で、蔡英文政権となり、ゆるやかに、しかし着実に台湾化が進んでいくと思います。
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(読者の声2)中国、韓国、そして米国、EU、ロシアなどの動きに眼を奪われている裡に、足下のフィリピンが大変です。ミンダナオの市長が大統領となって、これまでの親日、親米路線が大胆に修正される恐れはありませんか?
新大統領は親中派と聞いておりますので。
(JJセブン)
(宮崎正弘のコメント)ミンダナオはルソン島とは常に対立してきた地域特性があり、そのうえ、イスラムの影響が強い。奥地にはアルカィーダの残党が残っていますし。
そのミンダナオのダバオ市長がフィリピン大統領となります。
大統領選挙もさりながら、副大統領にマルコスの息子が落選する番狂わせもあり、マニラの視点から判断してきたマスコミの選挙予測はほぼ外れたと言えます。
ところで、大統領より、上院議員にボクサーのマニー・パッキョオが当選しました。外交権をもつ上院は定数12名。ボクサーとして世界チャンピオンに輝くパッキョオがなるというのも、今後どうなるのか、目が離せないのでは?
余談ですが、昨年五月、マニラに居たときでしたが、偶然、パッキョオと黒人選手、フロイド・メイウェッザーとのボクシング世界チャンピオンを決める試合をみました。これは宇宙中継で、場所はラスベガス。最初から最後まで見ました。
スポーツ番組など殆ど見たことのない筆者が「なぜ?」と言えば食堂で、料理を注文しても従業員がテレビに釘付け、なかなか頼んだ料理がこなかったので、結局のところ、最後まで観戦する結果となりました。試合のルールや、どういうポイントが得点となるのか、小生にはまったく分かりませんが、印象としてはパッキョオが勝ったと思いました。しかし判定負けでした。
やはり会場からもブーイング、論評も「パッキョオの勝ちでは」という事後評が多かった。
これも場所がアメリカであり、かれらから見ればフィリピン人に勝たせるわけにはいかなかったということでしょう。
これらから類推しても、フィリピン人が素直にアメリカを信じているか、どうかは疑問とするところです。フィリピン華僑の多くは、親中派ですし。
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繊維産業の片隅から見てきたけど、最後の一歩を超えられないシナに何が出来るのやら? 片腹痛し!
経団連会長榊原の出身企業の東レには憤りを感じてはいる。何しろ売国企業だからな。
保守論壇も結構だが、売国政策が何処から湧出して来るのだ? その元の処を誰も言わない言え無い? 不思議だなぁ。何故言わない。何故言えない? 宮崎氏もホンのちょっとだけとは。
僕は余命に覚醒された訳ではない。見方や行動(不買運動、官邸メール)には賛同している。だから余命本、ハンドブックは購入した。明日は余命本2の発売日だが、予約してあるから明日か明後日には手元かな?
日本人の手に日本を取り戻そう!!