宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。



 僕の日本の近現代史は、左翼とキムチ族の日本侵略史だと、思っています。

 世界史は一神教の侵略史であり、その淘汰が現在進行形?なんて考えています。まぁ邪悪な宗教(宗教は明治の翻訳語)の流行じゃないのか。影に隠れてはいるものの「マルクス・レーニン主義」も宗教だろうな。そう考えたら、スッキリした見方が出来ると思いませんか?


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6366451/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)5月14日(土曜日)
          通算第4903号 
                                        

(本号は書評特集です)
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 対象本
加瀬英明『いま誇るべき日本人の精神』(KKベストセラーズ)
倉山満『歴史戦は「戦時国際法」で闘え』(自由社ブックレット)
ネルケ無方『仏教の冷たさ、キリスト教の危うさ』(KKベストセラーズ)
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◆書評、その1 ◎ しょひょう ▼ BOOKREVIEW ▽書評
                                        

  変化球の名手が、ユーモア筆法で「ヘイワ」という空念仏を斬る
   「鰯の頭も信心から」とかの「まじない札」が「憲法九条」だ

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加瀬英明『いま誇るべき日本人の精神』(KKベストセラーズ)
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 おなじみ加瀬英明氏の現代日本論の最新バージョンである。

 いつもの加瀬節が炸裂するが、語彙の選択の基準はユーモラスな筆法にふさわしく、それでいて左翼の欺瞞の本質をざっくりと抉り出す適切な用語を選択している。

平明で力に溢れる文章、加瀬氏独特のボキャブラリィはいつも不思議な魔力的な精神性を秘めている。

 この本でも登場するのは、まず「加瀬の法則」と呼ばれるもので、「全体主義国家が五輪を開催すると九年後に崩壊する」。これがワシントンでも話題のKASES‘LAWだ。

まさしくベルリン五輪から九年後、ヒトラー体制は崩壊し、モスクワ五輪から九年後に、ソ連崩壊が始まった。

 北京五輪から九年後とはすなわち来年(2017年)、北京の独裁政権は崩壊を始めるだろうという。

加瀬さんがワシントンで、こうした講演をおこなうとアメリカ人からも拍手が起こるが、それは抜群のユーモアに対してであるという。

 平和憲法は「まじない札」である。

   なるほど分かりやすいなぁ。

 もし左翼がいうように「安保法制」が「戦争法」なら、中国は「戦争国家」であるとも比喩される。憲法九条は「平和念仏」だが、「平和ぼけ」とは「保護呆け」のことであり、いまの占領基本法でしかない「憲法」を後生大事に戴き続けることは「属性国家」の継続を意味する。

 その「属国」を、戦後の我が国のマスコミ、リベラリズムの政治家、左翼文化人等が「平和」と言い換えてきた。この状態を加瀬氏は「寄生虫の平和」とユーモラス筆法で切って捨てる。

 鰯の頭の信心からというなら、平和憲法は鰯の頭だ。

 訪米した安倍首相は連邦議会で演説したが激烈な歓迎の拍手で迎えられ、「反動」「挑発者」と当初、命名されていたのが、米マスコミからも「朋友」と称えられた。

対照的に、習近平は訪米に際して自ら希望した議会での演説を断られた。

日本のマスコミが大きく伝える「米中戦略対話」は、ちょうど加瀬氏がワシントン滞在中に行われていたが、米国のマスコミは一行も報じなかった。このため国務省のHPで進展を確認したという。

このような絶妙な現代日本論の間に何気なく挟まって、加瀬氏が若き日にまだ存命中だったマッカーサー元帥と会見したときの逸話がでている。これは歴史的証言としても参考になると思った。
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  宮崎正弘の最新刊『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』
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宮崎正弘の新刊『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円)
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  http://www.amazon.co.jp/dp/4759314938/
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◆書評、その2 ◎ しょひょう ▼ BOOKREVIEW ▽書評
                                        

 ウッドロー・ウィルソンン大統領は本当に偉大な大統領だったのか
  新秩序とは旧秩序を破壊して後に新興勢力が構築する

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倉山満『歴史戦は「戦時国際法」で闘え』(自由社ブックレット)
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 怪しげな近現代史の論戦、何が目的か理解に苦しむ意味不明の論争、敵性国家の代理人に成り下がり洗脳された連中が展開する宣伝だけの、無意味な論考など。

これら戦後の有象無象の灰色の霧をばっさばっさと切りまくる。「快刀乱麻を断つ書」ではあるが、この刀は「怪刀」かも知れない。

 扱っている項目は主に所謂「日中戦争」(シナ事変、満州事変)、南京事件そして、北岡伸一「大先生様」という、正体不明のガクシャの化けの皮を剥ぐ仕掛けとなっている。

 議論は保守陣営のなかではすでに出尽くしており、かの「南京大虐殺」なる事件がまったくなかったことは120%証明されている。

たが、中国は相変わらず「歴史を鏡とせよ」として、南京になる記念館をとりこわす気配さえない。

つまり、かれらの狙いは心理戦、宣伝戦で、日本の自虐精神を植え付けることが継続できれば、政治戦争において勝っていることになるからであり、歴史の客観的証明とか科学的証拠などは端からどうでも良いことなのである。

 したがって倉山氏は、歴史論争に勝つには
(1)「疑わしきは自国有利に」
(2)「本当に悪いことをしたなら、なおさら自己正当化せよ」
(3)「やってもいない悪いことを謝るな」

という「倉山三原則」を提唱し、「これらが分かれば立派な日本人になれます」と結んでいる。

 さて本書でとりわけユニークな見解はウッドロー・ウィルソン大統領への評価である。今日的な評価ではウィルソンは世界新秩序を構築するために巴里講和会議を主導し、国際連盟を提唱し、その今日的欧米秩序形成に貢献したのだから「偉大な」大統領となる。

 学者であり、プリンストン大学学長からニュージャージー州知事を経て、アンドリュー・ジャックソンに次いで二番目に民主党からの大統領ですが、晩年は不遇でした。

 しかし「安部談話」はウィルソン路線の踏襲とする著者は、一方でウィルソンが「民族自決」を鼓吹した挙げ句にドイツを弱体化させてワイマール共和国を作らせ、つぎに衰退過程にあったハプスブルグ家を「八つ裂き」にして、バルカンもハプスブルグ家からもぎ取り、オスマントルコ帝国解体にとどめを刺したとする。
 
ハプスブルグ家は十三世紀にスイス東北部の豪族が興した帝国であり、栄耀栄華を極めて640年間、欧州に君臨した。
近親結婚、政略結婚を繰り返し、ロビィ活動と舞踏会で、秩序を守った。最大の勢力範囲はオーストリアを中心にボスニア(当時はクロアチア、スロべニアも含む)、ボヘミア(チェコ、スロバキア、ハンガリー)、そしてトランシルバニア(ルーマニア)にも及んだ。

サラエボの銃弾が第一次世界大戦を誘発し、ハプスブルグ大帝国は潰えた。

バルカンはチトーが統一したが、その命運も1989年のソ連末期と崩壊、大混乱の余波を受けて、八つ裂きではなく七つ裂となってしまった。欧米ではいまなおウィルソンは高く評価されているが、中欧諸国ではそれほどでもなく、例外的にはスロバキアくらいだろうか。スロバキアの首都プラチスバラは嘗て「ウィルソン市」と改称したほどだった。
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◆書評、その3 ◎ しょひょう ▼ BOOKREVIEW ▽書評
                                        

 おなじ末法思想でもキリスト世界ではハルマゲドン
  仏教世界は悟りがあるから、聞き流せるし、戦国の世から他人事だった

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ネルケ無方『仏教の冷たさ、キリスト教の危うさ』(KKベストセラーズ)
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 キリスト教もユダヤ教も一神教であるがゆえに、相互が譲り合う、「お互い様」という譲り合う精神、その気持が理解できない。

敵を徹底的に殲滅するまで闘い、相手を絶滅させるのが一神教である。

 「ポア」というのは、もともとチベット仏教の用語であり、「人の意識を仏界へもどす」。つまり「殺してあげることで地獄に堕ちずに済む」という救いの発想から生まれた。

 一神教のキリスト教世界でそのドグマが生活の臭いにまで入り込み、「人権」「民主主義」(の偽善を聞く度ごとに)「うんざりさせられる」とドイツに産まれ、キリスト教の教育環境で育った著者は言う。

 「私がキリス教より仏教に惹かれたのも、それを『宗教』ではなく、『実証可能な思想』、あるいは『人生の実践哲学』ととらえたから」だったと素直に「改宗」までの思想遍歴を語る。

  おなじ末法思想でもキリスト世界ではハルマゲドンである。だからノアの箱船信仰が生まれた。

  仏教世界は悟りがあるから「末法思想」も、軽く聞き流せるし、戦国の世から他人事だった 

 さて「右の頬をうたれたら左の頬を」などと言って回ったイエスは、反対に武装を説いているのだ。

「剣のない者は自らの上着を売ってそれを買いなさい」(ルカ福音書)と言っている。つまりイエスは「羊の皮を被った狼か、それともきわめて情緒不安定な人」だったのではないか、という。

 こうして著者のドイツ人禅僧は「一神教は何故争いをこのみ」、仏教の「さとり」、「執着」と、かくも甚大なる差違を産んでしまったかを平明に解説した比較宗教論の入門書と言える。
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  読者の声 どくしゃのこえ Readers‘ Opinions 読者之声
                                        
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(読者の声1)あの「ネズミ男」こと舛添都知事ですが、白紙の領収書を集めていたり、息子の散髪代も一緒にレシートを貰ったり、公用車も別荘へ私的使用ばかり。こんなんを都知事にした都民のインテリ度って、たいしたことなしですね。

 またやり直し選挙になると思われますか?
   (IH生、さいたま市)


(宮崎正弘のコメント)前都知事の猪瀬氏にせよ、いまのそれにせよ、皆、カネがからみますね。しかもみみっちい金額で、なおさらみっともない。

中国やほかの国の政治家たるや、パナマ文書で暴露されたように公金流用も桁違い。この点でもスケールが大きいことを褒めるわけにはいきませんが、それにしても、ちっぽけな世界の話です。



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(読者の声2)戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ!(「日中戦争」は中国が起こした)。
「史実を世界に発信する会」茂木弘道著(自由社)

 第2回:<前編> 満州事変
 満州事変は関東軍の陰謀によって始まったのだから、どう見ても日本の侵略だ、という人が多いようです。

 そういう人は、日本に対して厳しい判定をしたと言われている『リットン報告書』に次のように書かれていることを知るべきです。

「この紛争は、一国が国際連盟規約の提供する調停の機会をあらかじめ十分に利用し尽くさずに、他の一国に宣戦布告をしたといった性質の事件ではない。また一国の国境が隣接国の武装部隊によって侵略されたといったような簡単な事件でもない。なぜなら満州においては、世界の他の地域に類例を見ないような多くの特殊事情があるからだ。」

 9ヶ国条約の中心的な推進者で中国駐在公使も歴任したジョン・マクマリーは、その著『平和はいかに失われたか』において、この条約を守らなかったのは中国自身であり、満州での出来事は、中国国民党政府が仕掛けた結果であり、事実上中国が「自ら求めた」災いだと我々は解釈しなければならない、と言っています。

 なによりも、張景恵満州国総理が1943年11月に開催された大東亜会議において、次のように述べたことが満州事変、そして満州国の成立が何であったかを物語っているでしょう。

 「当時の満州の支配者として人民にあくなき搾取を加えつつあった張学良軍閥が、米英の東亜撹乱政策に乗ぜられて露骨なる反日態度に出たのに対し、日本が敢然起って張軍閥を打倒した結果、ここに真に国民を向上し、国土を発展せしむべき自主的なる道義国家の樹立に、三千万民衆の総意が翕然として集まったのは当然のことでした。」
 
 日本語原文; http://hassin.org/01/wp-content/uploads/China2.pdf
 英訳文:URL:  http://www.sdh-fact.com/book-article/694/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/Second-Sino-Japanese-War-Part-1.pdf
  (「史実を世界に発信する会」会長代行 茂木弘道)
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西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信
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アメリカの理想と日本の理念
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 アメリカ合衆国に関して二つの話題を書く。

 (その一)
 ドナルド・トランプという人物が共和党の大統領候補になる。

  この共和党の大統領候補確定に至るまで、 アメリカをよく知る外交評論家やジャーナリストの予測は外れ続けた。 従って、ここから予測される事態は、 トランプの大統領当選である。何故なら、アメリカをよく知る彼らの多くが、民主党のヒラリー・クリントンの大統領当選を予測しているからだ。

 トランプの共和党大統領候補確定までの経緯(いきさつ)は、理屈ではなく現象である。 そして、この現象は、アメリカ社会の変貌から湧き上がっている。もはやアメリカは、「大草原の小さな家」に住んで、明日の豊かさを信じて明るく生きる白人家族の国ではない。 このアメリカ社会の変貌から湧き上がる現象は、トランプを大統領にするだろう。

 考えてみれば、我が国を振り返っても、選挙つまり民主政治とは、こういうものだ。

 別にアメリカで特異なことが起こっている訳ではない。

 その上で、「アメリカの理想」について述べる。トランプ氏には「アメリカの理想」がないとよく言われているからである。これまで、アメリカ大統領は、自由や民主主義の理想を掲げ、世界秩序の牽引者という理想を掲げてきた。その理想がトランプ氏にはない、と言うのである。従って理想を掲げないアメリカ大統領は劣悪である、と言うのである。

 しかし、私は言う。理想を掲げたアメリカ大統領が如何に劣悪で悪どくて危険か、身にしみて知っているのは日本ではないか、我が国を対米戦争に誘ったF・ルーズベルト大統領を忘れたか、と。

 さらに理想を掲げて世界中を歩き回るアメリカ人ほど迷惑なものはない。これをアメリカンフールという。理想を掲げて居座るアメリカ人と、イナゴのように損得だけで居座る中国人はともに迷惑である。 

 我が国は、昭和二十年代、アメリカ人に居座られて、けったいな「日本国憲法」という 歯の浮くようなアメリカの理想を押しつけられて、未だに大迷惑している。

 文明論的に言えば、理想を掲げた一神教徒つまり欧米人が如何に危険だったか、身にしみて知っているのはアジアでありネイティブ・アメリカンでありアラブである。なにしろ、白人は、ネイティブ・アメリカンを殺戮して肥沃な土地を奪うこと、聖地エルサレムに住むアラブ人を殺戮すること、これら「西部開拓」と「十字軍」さらにアジア・アフリカの植民地支配を「神から与えられた使命」と信じたのである。

 何故なら、彼らは、異教徒を単純明快に人間とみなさないことができたからだ。今も彼らは、優越感の固まりだ。

 ドナルド・トランプは、ローマ法王からキリスト教徒ではないと言われ、アメリカの理想はないと言われ、剥き出しのアメリカ利害中心主義だと言われている。

 それで、OKである。

 我が国は、日本との連携が如何にアメリカの利益になるのかをトランプに身にしみて知らせようではないか。例えば、日本が如何に多くのアメリカの雇用を創設しているか、とか、日本の生み出す部品がアメリカの国防を支えている、とか。

 そして、同時に、我が国は、安全保障を中心に自立的姿勢を強め、自らの力で自らを守る誇りある日本を創設しようではないか。トランプの現象は、我が国に「戦後体制からの脱却」を促している。

 トランプ現象を転じて福としようではないか。

(その二)
 現大統領のオバマ氏が、この五月、史上初めて人類の頭上で原子爆弾が炸裂した広島の爆心地を訪問する。そこで、言っておきたい。我が国こそはこのアメリカ大統領の広島訪問を原爆を投下した加害者が被害者を訪問したという図式で捉えてはならない。

 アメリカのマスコミも我が国のマスコミも、オバマ大統領が謝罪するかどうかに関心を集めるだろう。そして、アメリカでは、謝罪してはダメだ、原爆投下によって日本を屈服させて戦争を終結させることができたので、多くのアメリカ軍兵士の戦死を防げた。よって、原爆投下は正当であったと主張される。

 つまり、多くの日本人を殺すことによってアメリカ人を救えたのでよかったのだという訳だ。

 しかし、日本は断じてこの次元に嵌ってはならない。

 これは、朝から晩まで被害者面をして謝罪とカネを我が国に要求する中韓の次元ではないか。我が国こそは、広島において、堂々と「日本の理念」を世界に語らねばならない。

 我が国は、原爆の使用によって「人類の文明」が破却されることを阻止するために戦争を止めたのである。あの時、我が国は、原爆の使用を「人類の文明」を破却するものと見抜いたのだ。

 よって、広島にオバマ大統領を迎える総理は、昭和天皇が、終戦の詔書において明らかにされた次の理念を思い起こさねばならない。

 加之(しかのみならず)敵は新たに残虐なる爆弾を使用して頻りに無辜を殺傷し、惨害の及ぶところ眞に測るべからざるに至る。而もなお交戦を継続せむか、終に我が民族の滅亡を招来するのみならず、ひいて人類の文明をも破却すべし、斯くの如くんば朕何を以て億兆の赤子を保し、皇祖皇宗の神霊に謝せむや。是れ朕が帝国政府をして、共同宣言に応ぜしむるに至れる所以なり。

 天皇陛下が、この詔書において表明されている理念は人類の文明を守ること、これが我が国の始まり以来の「皇祖皇宗の神霊」の望まれるところであるというものである。

 天皇陛下は、あの惨状のなかにおいて、原爆の投下の本質を人類の文明を破却するものと見抜かれた。他方、アメリカのトルーマン大統領は、戦艦オーガスタの上で広島への原爆投下の第一報を聞き、「わあ!世界で初めてのことが起こった」と小躍りした。

 そして、アメリカ人は、今もその本質を知らないかのように原爆の投下は戦争を止めたので正当だったと議論している。

 昭和天皇の高貴な次元から見れば、まことに、哀れなアメリカ人と言うほかない。

 昭和天皇の御聖断を仰いで、戦争の終結を進めたのは総理大臣鈴木貫太郎である。鈴木は昭和二十年四月七日、江戸時代生まれの最後の総理大臣になった。鈴木に大命を降下された天皇陛下の大御心は、鈴木をして大東亜戦争を終結させることである。

 その鈴木の総理就任の前から原爆投下以上の住民殺戮の惨状を我が国にもたらしていたのは、アメリカ軍の三月十日の東京大空襲から始まる東京を中心として繰り返されている 民間人の大量殺戮を目的とした各都市への空爆であった。

 その残虐な連続空襲の最中の四月十二日、アメリカ大統領F・ルーズベルトが死去した。

 鈴木は、焼け野が原の首都東京から「私は深い哀悼の意を、アメリカ国民の悲しみに捧げる」との弔電をアメリカに送った。

 鈴木の心意気は、敵が如何なる人道に反する鬼畜の行いをしても、日本人は武士道を失わない、人間性を失わないことをアメリカ人に示すことであった。

 そして、その四か月後、昭和天皇は、人類の文明を破却から救うという高貴なる理念を世界にむかって示されたのである。

 安倍総理は、昭和天皇が示された高貴な皇祖皇宗以来の「日本の理念」臣鈴木貫太郎が示した武士道の誇りと心意気、この苦難のなかで鮮明にされた我が国の魂、日本人の誇りを体内に蔵して伊勢志摩でサミットを主催し、広島を訪れるオバマ大統領に同行されたい。
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 西村氏については、悪名しか覚えていないので、何も語る気が有りません。書いてる事は、スンナリ胸に落ちるのですが、彼の行動が何故非難されたのだろうか。調べるほどの人物たろうかの疑問も有るので、基本出逢わない事を願っているのだが。メルマガに出て来るので。


 仏教って、一神教なのだろうか?菩薩やら大日如来とかは何なのだ?日本の仏教は仏典の色々毎に宗派が有るのは何故なんだ?確かに創始者は「仏陀」だろうが、その弟子たちが歴史に出て来ないのは何故なんだろう?僕は就学前にお西の寺からの漫画で「おしゃかさま」「しんらんしょうにん」を読んだ。結構清々しい気持ちで、仏教ってとボンヤリ思って来た。なんで釈迦と親鸞が出て来ても疑問も感じた事が無いのも不思議に感じていない。

 心の平安を願う思想(心の保ち方)なんじゃないの?混沌としたところが、神道と融和したのじゃないのかなぁ?「神仏習合」って物凄い事じゃないの?

 「鰯の頭」はその究極だとも思う。