【日本千思万考】“眠れる獅子”の尾を踏んだ中国…目覚めたインドがカネと恫喝の“冊封態勢”を粉砕す | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 あと数年で、印度は世界最大の人口を持つ国と成ります。又、世界最大の民主主義国家ですね。然し、かの国に多くの期待(日本人の持つ倫理観やら、それが発する期待)を持つには数世紀を経ないと先ず無理でしょう。

 それは何か? 何に根ざすのかは知らねど「カースト制」を克服出来るかどうかでしょう。


産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/160509/wst1605090005-n1.html
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アジアに輝く“未来の星”インド

 新興国経済が停滞し始めて2年目に入ります。膨らむ一方の新興国債務が世界景気回復の障害になっているのは不可避の現実で、ことに中国とロシア経済の減速継続と、大統領の弾劾まで取りざたされるブラジルや、与党が敗北したベネズエラ、政権交代のあったアルゼンチンなど中南米諸国の政治と経済の多重危機は、もはや二番底の深みにはまってしまったようです。

 こんな情勢下にあって、人口ボーナス(人口構成の変化が経済にとってプラスに作用する状態)に恵まれ、比較的経済成長が期待されるのが、ASEAN10カ国とインドではないでしょうか。これら諸国の人口が 合計20億におよび、そのGDPが7兆ドルもあることは、未来への期待を膨らませてくれます。

 中でも、人口の大きさでは、それぞれ13億内外とほぼ同数の人口を競い合う中国とインド(予測では10年以内に、インド人口が中国を抜き世界一になるそうです)ですが、中国がすでに少子高齢化に突入し人口オーナス(人口構成の変化が経済にとってマイナスに作用する状態)に陥り、若年労働力不足に陥っているのに対し、インドは世界最大の若年層を抱え、これからますます人口ボーナスを謳歌しようという状況にあることから、アジアに輝く「未来の星」がインドであることが見えてきます。

インドと中国、どちらが“大国”なのか 「いずれ世界は分かってくる」

 かてて加えるに、アジアの新リーダーを自認してきた中国は、このところ南シナ海の埋め立てによる強引で横暴な軍事拠点化で近隣アジア諸国どころか、ほぼ全世界からの糾弾を受けており、併せて内政面でも独裁政治の野蛮さが次々と露呈し、世界の不信感と警戒感をなお一層増幅させ始めております。

 対照的に、インドはどの国とも、どこにおいても騒動や諍(いさか)いを起こさず、また国内でも非道な言論弾圧や無意味な政争を行うこともなく、アジアの平和国家と民主主義大国としての評判を確実に高めているようです。目下経済面では、中国の後塵を拝してはいますが、いずれ近い将来、経済的実力でも肩を並べるものと推測されるにつれ、全世界から、インドとの親交を求める諸国が目白押しとなりそうです。

 何かで読んだ記事で、インドのある要人が「インドと中国の競争は軍事力と経済力の面だけに限らない。ソフトパワーの競争こそ肝心だ。どちらの国の方が政治的に安定しているのか、どちらの方が平和・文化国家なのか、外交的にも、国際法を遵守尊重するのは、いずれの国か…世界の人々は間もなく分かってくるだろう」といった内容のことを自信たっぷりで語って居ました。これを裏書きするかのごとき動きは、モディ首相の積極果敢な地球儀外交で、民主主義諸国との安保打ち合わせ、自由経済諸国との貿易促進と国家間商談の積み重ねに、極めて前向きな国家を挙げての取り組み姿勢が見られます。

フィリピン、韓国、ベトナム、インドネシア…アジアで広がる“反中”

 「危険な台頭と恫喝」に転じた中国に対する周辺アジア諸国の警戒行動も、連携を強めるインドにとって、相乗効果を上げつつあるようです。

 中国に真っ向から対立しているフィリピンでは、最高裁判所が「米比防衛協力協定が合憲」との判決を下し、小規模ながら旧軍事基地だったスービック湾等に米軍が戻って来て展開する道が開けました。北朝鮮の相次ぐ暴走に痺れを来した韓国は、当てにならない中国を見限って米日韓安保同盟に撚りを戻し、高高度防衛ミサイル協力に踏み切りました。さらにベトナム、インドネシアなども対中姿勢を硬化に転じており、大国インドがこの潮流に乗って新たなアジア大国としての役割を果たす機会を得たといえるでしょう。

 もちろん、わが日本にとっても、親日国家インドと手を携えて、アジアの平和と民主主義の旗の下に大いなる経済繁栄の礎を築く機会を活かす好機であると考えます。

対イスラム教国対策に追われている間に“土足で”踏み込んだ中国

 歴史的なインドの外交は、大戦後、英国の頚木(くびき)から解放された後、大半のエネルギーを近隣諸国との関係に費やされてきました。最大のライバルだったイスラム教国・パキスタンとは6度も戦火を交えるなど、安保政策が南アジアに釘付けにされていたわけです。

 その間に一足早く経済力を伸ばし、併せて軍事力強化を加速してきた中国が、土足でインドの影響圏へと踏み込みんできました。今世紀に入ってからは、インド洋にまで及ぶシーレーン構想を進め、ミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、パキスタンへと至る海路に、中国拠点としての商業兼軍事港を造ってしまったのです。しかも、インドの海軍基地のある諸島の近隣に通信傍受基地まで構築してしまったようですから、さすがの“眠れる獅子”インドも目を覚まされた-という事態です。

 モディ首相は、そうしたインドの外交ミスを撤回すべく、これまで不即不離の関係だった米国と急接近を図り、インドの経済成長を前面に、ハイテク産業を強化育成する上で米国とのビジネスを密着させました。次いで安保面では、「世界最大の民主主義国」を標榜することで、中国と一線を画す政治モデル構想から日米豪連携カードを切り、合同軍事演習に突き進み始めました。中国封じ込め作戦は、今後タイやフィリピンとの安保連携を画策中のようです。

軍事力はすでに中国と互角

 インドにとって朗報は、ミャンマーの政権交代でしょう。実質上の国策をリードするアウン・サン・スーチー氏は親インド派で、「インドはミャンマー民主化の良いお手本である」と発言しております。これまでの軍事政権が中国べったりで、多額の経済支援を受けてきていますが、新政権がどこまで中立化できるかが問われるところです。

 いずれにせよ、中国とインドが、アジア大陸南西部とシナ海からインド洋を経てアラビア海に至る広大な海域において、陣取り合戦、すなわち仲間作りの政治経済・外交安保・イデオロギーを巡るアジア争奪戦を始めている事実は避けて通れないでしょう。聞くところによると、インドの核抑止力の強化拡充がすでに中国の脅威となりつつあり(インド海軍の核戦力整備はあまり報道されませんが、中国軍と均衡状態に到達済みのようで、空母2隻、国産原潜1艦保有、2艦を建造中とか)、一方、既述のごとく、「経済下降中の中国」対「経済上昇機運のインド」とは、もはや互角の土俵に乗ったともいえるので、あとは民主主義連合が勝つか、中国の金と恫喝による冊封体制が勝つか、アジアの地政学は日米やアセアンと南西アジアを巻き込んだ諸国間の綱引きに任される雲行きとなっています。

アセアン諸国も歓迎「モディノミクス」 中国の抑圧経済外交に逃げ道開く

 最近の新聞報道では、シンガポールの最大手銀行DBSが今般、スマホ専用銀行サービスを開始したそうです。同行はすでにインドに12店舗を構え法人向け営業を展開してきましたが、スマホ専用銀行サービスは支店が不要で、国内500カ所提携のカフェで口座開設でき24時間対応の個人取引が可能となります。中間所得層が急拡大し、個人向け銀行業務市場の潜在力が巨大になるとの見通しがあったからこその新展開です。

 中国をはじめ、これまでアジアの多くの国では、外資の出資規制など保護主義慣習が強く、参入障壁が高い障壁があった中、注目される動きと思います。この背景も、モディ首相の進める「モディノミクス」経済戦略、別名「アクトイースト」と呼ばれる経済外交の成果であり、アセアン他国群にとっても、中国の横暴、お仕着せ、抑圧経済外交に逃げ道が開かれたことが、大歓迎されているようです。

 日本企業の中にも、スズキ自動車のように、すでにインドで製造販売とも大成果を収めている会社があり、これに続く、日本企業の今後が楽しみとなってきました。特に、不祥事や業績低迷に悩むシャープ、東芝、三菱自動車などにも、大いなるチャンスを求めて、インド進出を検討いただきたいものです。

(上田和男)

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【プロフィル】上田和男(こうだ・かずお) 昭和14(1939)年、兵庫県淡路島生まれ。37年、慶応大経済学部卒業後、住友金属工業(鋼管部門)に入社。米シラキュース経営大学院(MBA)に留学後、45年に大手電子部品メーカー、TDKに転職。米国支社総支配人としてカセット世界一達成に貢献し、57年、同社の米ウォールストリート上場を支援した。その後、ジョンソン常務などを経て、平成8(1996)年カナダへわたり、住宅製造販売会社の社長を勤め、25年7月に引退、帰国。現在、コンサルティング会社、EKKの特別顧問。
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 仏陀の生まれは、当時では印度の辺境で有ったろう現在のネパールとか、それも辺境の王族出身らしい。王族出身者が何故仏教の創始者?と崇められるのか?

 当時既に、何等かの差別が存在した可能性を否定出来ないと思いませんか? 反れを払拭する為にはどれ程の時を要するでしょう?

 現在印度に進出している名のある企業の代表はスズキでしょうか? 労働組合も有るらしいが、カースト毎の職種、それ毎の組合? 実際の形態を僕は知りませんが、僕の頭脳ではがが複雑怪奇で理解不能w(:_;)w だからでしょうか、かの国の労働争議を読み解けません。


 一応「共和国」ですが、連邦制に近いのでしょうか? 差別撤廃の教育を全国一律にする事も困難では? それ等が普及し、世代を重ねても、数世代、数十世代が必要ではないだろうか? だとすれば、数世紀!は必要だろう。


 カーストの上下に関わらず、優秀な若者たちは、先進国?へと脱出しているのが、現実だ。日本在住のはインド人たちも日本に同化する気は無いのか、コミュニティーを作っていてるようだ。彼等にも、何等かの刺激を与える時が来たのでは?


 日本人の手に日本を取り戻そう!!