②宮崎正弘の国際ニュース・早読み(Trumpism?) [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 トランプの話が続きます。


宮崎正裕メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6333720/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)2月26日(金曜日)弐
         通算第4830号 
                  

 英紙『ガーディアン』、早くもトランプ政権の誕生を予測
  「トランプは『最初の百日間』に何をするか」のシナリオを提示
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 「最初の百日」というのはアメリカの不文律で、大統領就任式から百日間は大統領を攻撃しないで、出だしを観察する。
メディアと行政トップとの蜜月でもある。
 英紙『ガーディアン』(2016年2月25日)は、早々とトランプ政権の誕生を予測し、その陣容と政策とを「トランピズム」と銘銘している。
 (チト気が早いのでは?)

 11月8日の大統領選挙本番で、民主党候補をトランプが破り、大統領になる可能性はもはや「決して低いとは言えない」と同紙は書き出し、もしトランプ政権が誕生した場合、1月20日の就任式以後、かれは何から先に手を付けるかという予測記事を掲げた。

 まずは最高裁判事の人事である。
保守穏健派のスカリア判事が急死のあと、欠員をオバマはリベラル派から撰ぼうとしているが議会の反対は目に見えており、新政権までもたつく。
したがって、トランプは最初に保守主流から最高裁判事を選ぶだろう。トランプは選挙前にも「中絶に反対」の立場をとっており、リベラルな思想には対決的である。
 
 ついで政権を固める人事だが、トランプはルビオやクルーズを閣僚に取り入れる可能性もあり、ベテラン政治家をホワイトハウスに配置するだろう。それは彼が『私は政治家ではない。だから政治家が必要だ』と繰り返しているように、周囲を政策通のベテランで固め、政権運営を円滑化させるだろう。

 さて難民問題、不法移民に対してどうでるか。
 オバマは屡々議会の反対を飛び越えて、大統領命令で政策を強引に実行しようとして、結局は議会の猛烈な反対でいくつかのオバマケアは潰されてしまった。
 トランプも時と場合によっては大統領命令で議会の意向を無視する行為に出るかも知れないが、難民問題、不法移民は米国に1400万人も存在しており、すでに既得権益でもあり、強力なロビィ集団があって短時日には解決できない。

 外交ではイランと中国へいかに出るか。
 イランとの核合意、制裁解除についてトランプは反対の立場を明確にしており、イランとの再交渉が考えられる。
 中国とは貿易摩擦を目の前に、トランプは盛んに「私が大統領になったら初日に中国を『為替操作国』と認定する」と発言してきた。
 南シナ海の係争に関して目立った発言はないが、「偉大なアメリカを再現する」と叫んでいる以上、オバマ政権のような微温的態度では臨まないだろう。

 またロシア、シリア、北朝鮮など強硬姿勢をくりだすものの中味は曖昧であり、トランプは「個人的にプーチンとは馬が合う」と言ってみたり、オバマのキューバへの急激な傾斜へも取り立てての反論をしていない。
問題はグアンタナモ基地返還に待ったを掛けるだろう。

 イスラム排撃は、ポピュリズムの極端なアピールだが、そもそも移民の連邦国家がアメリカであって、WASP主流という考え方はもはやない。たとえトランプ好みの最高裁判所人事がなろうとも、イスラム排撃などという極端な政策は実行不可能であり、そのことはトランプ自身がよく認識している筈だ。

 以上のシナリオを英紙が描いているわけだが、問題はトランプの勝利を、米国の政治通ばかりか朋友英国のメディアも深刻に認識し始めたというポイントにこそ注目するべきだろう。

     ○□み◇□や○○ざ△○き□△□    
                  
◆書評 ◎しょひょう ▼BOOKREVIEW ●書評 ▽
                  

 日本の文明は世界六大文明の一つ 
  だからこそGHQの占領政策は最終的に失敗するのだ

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山村明義『GHQが洗脳できなかった日本人の心』(KKベストセラーズ)
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 副題が「アメリカの占領政策と必ず乗り越えられる日本」とあって、このサブタイトルからも内容を推し量ることが出来る。
 GHQの占領政策の弊害は、日本をいまも蝕み、その元凶が占領憲法だが、いかに歴史教育で洗脳され、面妖な思想が流行しようとも、キリスト教布教は不発に終わり、理不尽なアメリカの要求はいつのまにか、日本人によって袖にされている。
 すでに多くの指摘があるようにGHQとは社会主義リベラルのイデオロギーに著しく汚染された人々が意思決定機構の幹部を寡占し、日本をかれらが夢想した社会主義国家に作り替えようとしたモデルケースへの実験でもあった。
 GHQの高層部はユダヤ人とプロテスタントと共産党の連合体だったことは、ノーマンの自殺や、内部の抗争が歴史的に証明されており、この方面に通暁する読者には、GHQ史を振り返る必要性を感じない。
 本書の特色は「神道」からみたGHQ政策の解析に重点が置かれていることだ。

 山村氏はこう言う。
 「日本の神道では歴史的に『信教の自由』が保障されており、仏教だろうとキリスト教だろうと、別に何を信じても良いのである。それが『八百万の神々』の精神性であり、GHQは大いなる誤解をしていた」(84p)
 つまり一神教の世界観で、日本を同一視し、「悪い神道」と「良い神道」に色分けするという初歩的ミスを犯した。それが憲法に盛り込まれ、国家と神道が引き離され、首唱の靖国神社参拝ができなくなったのである、とする。

 かれらの色分けでは「悪い神道(神社)=軍国主義的神社」、「良い神道(神社)=自然崇拝的神社」とレッテルを貼り付け、前者の代表格が靖国神社、そして乃木神社、東郷神社など、軍人の祀られた神社となった。

 「『良い神社』は、軍人が祀られていない一般の神社で、『その間を添え木された神社』が伊勢の神宮だと(GHQは)捉えた。さらに、GHQが事実上作り上げた日本国内の宗教法人令、その後の宗教法人法では、例えば伊勢の神宮、名古屋の熱田神宮、出雲の出雲大社、東京の明治神宮のような有名な神社が『一宗教法人』と変えられてしまった。わかりやすく言えば、日本の古代から、最も長く続き、日本人を支えてきた伝統的精神性をもつ『宗教』が、外国の占領軍の手によって、オウム真理教や日本人信者にレイプをするような新興宗教団体と『同格』、『同列』になった」
(中略)「日本国内でテロリストの温床となる宗教を生んだのは、元を正せば、GHQの『宗教界改革』に原因があった」(86p)
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 日本人の持つ遺伝子は偉大!それが今も尚、安心安全な社会を構成している根本だと僕は思っています。普通に日々を過ごしていても、「アレ何か変?」と感ずる事、「コレ良いや!」なんて感覚を誰しも持つ事は有りますね。それが三万年以上を日本列島で過ごして来た日本人の感覚なのです。

 特異な才能と言うべきものが備えられているのです、日本人として生まれた瞬間から。そして社会生活を送るにつれて研ぎ澄まされてくるのです。本能で感ずるとでも言うのでしょうか?


 端的に現れるのは言葉でしょうか?日本語にしか無い単語や概念を含んだ言葉は世界に唯ひとつ!日本語だけなのです。


 誇りませんか?日本人である事を!