宮崎正弘の国際ニュース・早読み(HSBC decide not to transfer head | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 HSBC(香港上海銀行)はまさに英国そのものだ。他者を貪る知恵だけは過去の大英帝国のDNAを確実に引き継いでいるようだ。


宮崎正裕メルマより
http://melma.com/backnumber_45206_6329170/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)2月16日(火曜日)
         通算第4815号  
                  

  HSBC、本社を香港に再移転はしない
   香港当局は失望、中国は沈黙。英国の親中派は?
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 過去十ヶ月、HSBC(香港上海銀行)は内部に検討委員会をもうけて議論を続けてきた。英国にとっては中国との金融ビジネスをさらに緊密に円滑に拡大するために、再度、本社登記を香港へ移管させるべきか、否か。

 1月14日、HSBCのトップ(CEO),スチュアート・ガリバーが記者会見し、「香港への移転はない。従来通り、ロンドンに本社を置く」とした。

HSBCといえば、アヘン戦争の時代から中国が拠点、それが97年返還前にさっと上場先をシンガポールへ移転し、さらに英国のミッドランド銀行を買収して、本店をロンドンのキャナルワーフへ移管し、究極的に中国の監視・監査・しめつけの枠内から脱出していた。

 アジア太平洋地域の営業は続行した。
最近は中国の国債を扱い、人民元のオフショア市場ばかりか、中国企業の海外での上場や海外企業買収を斡旋するなど、ビジネスを活発化、営業成績をあげてきた。

直近でもシノケム社のスイス農薬大手シンジェンタ社買収には、幹事行として助言してきた。

 そのHSBCが香港に本社を移転することは、あたかも15年3月に英国政府が中国主導のAIIB参加を表明したときのような、宣伝効果、政治的意味合いがあり、裏側での北京が懸命にHSBCを説得してきた形跡がある。

 しかし、香港は雨傘革命以後の言論の締め付け、銅鑼湾書店の五人を拉致したうえ、民衆の抗議行動を「暴徒」呼ばわりするなど、一段と全体主義的傾向を強めており、香港金融当局は失望を表明しているが、香港市民は当然の決定と受け止めたようである。

 HSBC側は「この決定に『旺角(モンコックの暴動)事件』は関係がない」とわざわざ付け加えているが、銅鑼湾書店の店主は英国籍でもあり、一連の民主活動への弾圧が、最終的な判断に響いたと考えたほうが理にかなう。
      
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
                  
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1367回】     
  「総テ農具ハ甚ダ粗 ナリ」
    後藤昌盛「在清國見聞隨記」(明治十八年)

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著者についての確たる情報は皆無といっていい。手書きの「在清國見聞隨記」の末尾には「明治十八年二月十一日就是中國暦本十二月念七日大日本留學生後藤昌盛和白尾春翠・・・」と書き出された中国語の「清國内地旅行記」が付されている。おそらく後藤が同じ「大日本留學生」の仲間との旅行の顛末を中国語で記したものだろう。この旅行記から判断して、著者はかなり早い時代の留学生と考えられる。当時の年齢も、「清國内地旅行記」を書いた時点での中国語学習歴も不明だが、旅行記にみえる中国語の程度から判断して、少なくとも3年前後は中国語学習に打ち込んだ人物のようにも思える。

さて「在清國見聞隨記」に拠れば、「予ガ清國上海ニ着セシ頃ハ恰モ清佛戰爭ノ盛ナル時ニシテ同地ノ商況モ隨テ不活發」だが、日本からの輸出品である「昆布ノミハ取引、相場共ニ」たいした変動はない。「清國ノ貿易品ハ三年或ハ五年ニシテ徃々一度相場ノ下落スル?アルカ故ニ」、相場の変動に一喜一憂する必要はない。だが問題は取引業者で、じつは「輸出額三分ノ二ハ支那商ノ自ラ函館ニ来リテ取引スル所ニ係」リ、広業商会等など上海在住の日本業者の扱い量は残りの3分の1に過ぎない。これは「嘆ズベキ?也」。日本からの輸出品で海産物の次を占める輸ものは「石炭ニシテ近時ハ其相場甚ダ貴シ」。

上海の次は天津から北京までの道中の見聞録である。
天津郊外では山東菜の栽培が多くみられるが、常に川から人力で水を注いでいるが、そうしないと「蔬菜硬ニシテ品味宜シカラズ」。

 「田圃ノ區劃ハ甚タ廣クシテ本邦ノ田圃ニ比スレバ十陪乃至二十陪ナル處アリ」。見渡す限りは「平坦ニシテ圃ハ多ク玉蜀黍ヲ耕種ス」。田や畑を耕す際には、「驢馬或ハ騾馬三頭乃至五六頭ヲシテ壱犂ヲ牽カシメ老翁或ハ児童一名ニテ之ヲ御ス」。「犂ノ形状ハ大体我水田犂ニ同シ」。だが「総テ農具ハ甚ダ粗 ナリ」。

「収穫物ノ運搬車ハ二輌車ニシテ較本邦ノ大八車ニ類ス」。

「農家ノ食料ハ朝ハ玉蜀黍粉、高粱或ハ稗等ヲ混セシ粥ニシテ之ニ豚肉其他ノ品ヲ調和セシ汁ヲ添ヘ」、「晝ハ専ラ玉蜀黍及ヒ高粱ノ粉ヲ以テ製セシ 包ノ如キモノ」、「夕ハ稍上好ノ品」  以上が三食の内容だ。

どの農家でも10から20頭の豚を飼育しているが、「別ニ飼料ヲ与フル者ナク唯恣ニ人尿又ハ戸外ノ廢棄物等ヲ食ハシムルノミ」。通常、村には1,2の肉屋があり、羊と豚の肉を売っている。「通常農家ニテ用ユル肥料ハ毎家日常小桶(毛桶マウドント云フ)ニ漏シ置ク所ノ人尿ヲ取リ出シテ地ニ散布シ屡撹拌シテ之ヲ乾燥シテ多ク集メ之ニ厩肥等ヲ混シテ堆肥トセシ物」。こうして作った肥料の散布量は多いわけではないが、農作物の「収量ノ例外ニ多キハ思フニ地味ノ肥沃ナル」ためだろう。「土質ハ黒色ノ粉土ニシテ宛モ本邦ノ田土ヲ乾燥セシモノヽ如シ」。

農家では多種多様な家畜を使役し、その「状況ハ幾ト歐米ノ方法ニ類」しているものの、「用具ノ粗 」な点は大いに異なる。家畜が農家に役立っている点を考えると、「彼ノ各種ノ動物ヲ混養スル法ノ如キハ我ニ傳エテ可ナリ」。北京郊外の畑を見ると、桃・棗・リンゴなどの果樹が「二間許ノ距離ニ裁エ其間ハ馬耕シテ穀菜類ヲ耕種」するなどの工夫がみられる。概ね山は禿山で「一樹ヲ見ス」。ただ時に「松樹ヲ見ル處ハ皆墓地ナリ」。

中国最大の茶の生産地である福建の茶が張家口を経てロシアに送られているが、ロシア人商人は「徃々約ヲ犯シテ密ニ自國ノ他ニ輸出スルヲ以テ巨利ハ常ニ露商ノ手ニ落ルヨシ」。

当時、後藤のような立場から中国を学んだ若者はどれほどいたのだろうか。彼らが自らの体に叩き込んだ中国体験を、日本はどう生かしたのか。知りたいところではある。
《QED》
           ☆☆○ ☆☆☆ 
                  
 読者の声 どくしゃのこえ ERADERS‘ OPINIONS 読者之声
                
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(読者の声1)貴誌4814号ですが、いつの間にか「有事の際のドル・金」から、「有事の際の円・金」になったのですね。
 数年前から兆しはありましたが、日本への信頼がそうさせるのでしょう。反面、このままいけば、時間はかかるけど「円イコール金」の流れに変化するのでは? とも杞憂しております。
 そうなった場合は、「円イコール金」となって、世界が「円本位制」になり「円による世界支配」も可能だとも夢想しますが、これまでの円高による弊害を思い起こすと素直には喜べません。複雑ですね。
   (GV2)


(宮崎正弘のコメント)米国から見れば、円をいま代理兵のごとくに駆使している感じがしないでもない。イランの制裁解除は、ドル基軸体制にふたたび誘い込む深謀遠慮であり、サウジがドル基軸の一部をユーロ決済にした動きへの反撥、警戒とも連動しています。
 円は一時的シェルターであり、ラストリゾートではないでしょう。



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(読者の声2)第18回サンケイ烏山講演会 宮崎正弘独演会

とき   3月9日(水) 午後六時半(六時開場)
ところ  烏山区民センターホール 京王線千歳烏山駅北口1分
講演   宮崎正弘
演題  「中国 崩壊の足音」
入場料  2500円
お申し込みはFAX(3300)1943
または絵メールで
karasuyama@ah.wakuwaku.com
振込先をお知らせします。入金確認後、指定席券送付。
お問い合わせ 03 3300 2122



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(読者の声3)明日です。「呉竹会アジアフォーラム」のお知らせです。今回の講師は小誌にコラムを連載中の樋泉克夫先生です。

とき    2月17日(水) 18時30分 (18時00分開場)
ところ   アルカディア市ヶ谷(私学会館)
http://www.arcadia-jp.org/access.htm
 (地下鉄南北線・有楽町線 市ヶ谷駅 AまたはA1出口 徒歩5分
/ JR中央線 市ヶ谷駅 徒歩5分)
講師    樋泉克夫(愛知大学教授)
演題   「泛亜鉄路一帯一路へ  中国の世界戦略を考える」
コメンティター  藤井厳喜、宮崎正弘
参加費   2,000円 (学生無料)
主催    呉竹会
お問合せ  呉竹会事務局 TEL 03-3556-3880



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(読者の声4)「どうなるこれからの中国と台湾」シンポジウムのお知らせです。2月28日(日曜日)九段で催行です。
 とくに徳光重人氏は日台の架け橋として生きることを決意し各方面で活躍中の人。
        記
とき     2月28日(日)午後2時(1時半開場)
ところ    偕行社(千代田区九段南4 3 7 翠ビル)
       (市ヶ谷から靖国神社方向へ徒歩6分。三つ目の信号右、六軒目)
講師     宮崎正弘(評論家)
       徳光重人(八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会代表)
       佐藤和夫(AJERキャスター)
会費     2000円
主催     チャンネルAJER
問い合わせ  (090)6709 9380(佐藤)



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(読者の声5)フランスでのテロが最近では大きく報道され世界の注目を浴びましたが、同規模のテロは今や世界中で日常茶飯事のように発生しています。集団的自衛権容認や2020年東京オリンピック開催に伴い日本でテロが発生する確率は高まっているという指摘もあります。かつて日本赤軍やオウム真理教が世界を驚かせ、日本はテロの先進国と呼ばれた時期もありました。今一度テロは日本国内でも起こりうることを我々は再認識する必要性に迫られているのではないでしょうか。
 そこで2月のセキュリティミーティングでは日本のテロ対策についてグローバル・イッシューズ総合研究所代表取締役 吉川圭一氏に検証していただきます。
 吉川氏は日本安全保障・危機管理学会ワシントン事務所長を務め、実際に米国ニューヨーク、ワシントンで自分の足で政府高官と会って情報を収集しています。今回、2015年の訪米で得た生情報等を基に日本のテロ対策についての分析を氏の幅広い知見に沿って鋭く話していただきます。
 日本のテロ対策は米国からどのような評価を得ているのか? 米国及び日本の各省庁の情報共用はどうなっているのか? 日本は大丈夫か?
  記
日時   2月23日(火) 午後6時45分(6時30分受付開始)
場所   国際文化会館 402号室・403号室
東京都港区六本木5-11-16 (TEL: 03-3470-4611)
http://www.i-house.or.jp/access.html
参加費  会員 1,000円(非会員 3,000円)
講師   吉川圭一氏(グローバル・イッシューズ総合研究所代表取締役、日本安全保障・危機管理学会ワシントン事務所長)
演題   「日本はテロを阻止できるか?:日本もテロの標的になりかねない状況は日増しに高まっている。そこで911以降の米国におけるテロ対策政策と比較することにより、日本のテロ対策の問題点を指摘し改善策を提案する。」

申込・問合せ 22日(月)までにお申し込みください。
 以下のURLをクリックしていただくか、日本支部ホームページの申込ボタンをクリックしてください。
https://docs.google.com/forms/d/1FpjwKkIo_opc6XDBe0tlZ_CCyEW04oR62sC1D3OXdoE/viewform
http://www.asis-japan.org
(ASIS インターナショナル日本支部セミナー担当理事(副支部長)上原誠司)



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(読者の声6)貴書「中国を動かす百人」(韓国語版)はハードカバー(定価35,000ウォン=日本円で約3000円)の立派な装丁で驚きました。ソウル最大の書店・教保文庫の平台に山積みされていました。
 店員に聞きますと、韓国の中国研究ブームのせいでボチボチ売れているが、定価が安ければもっと売れるはずだとの意見でした。
 韓国で大抵の書籍の定価は20、000ウォン内外ですが、ハードカバーなのでやはり高くせざるをえなかったでしょう。韓国版の最大の欠点は百人の姓名以外はすべてハングル表記なのでたいへん読みづらいことです。地名も政府機関の名称もハングル表記なので解読するのに手間がかかります。
 韓国の中国研究者を困らせている最大の障害です。なにしろハングル専用で育った韓国の若い世代は漢字に対して、ほとんど文盲に近く、学校を卒業してから漢字を独習せざるをえないのが実情です。まずは参考までに・・・。
  (TW生、ソウル)
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 伊勢志摩サミットに備えての警察の実戦訓練が行われている。テロ対策と称して実弾も使用とか。又、各地の都道府県警察でも同様の訓練が実施されていると報じられてきた。

 本当に海外のテロ組織?日本では過去にテロと思しきものは、極左暴力組織(連合赤軍、中核派、革マル派など)、地下鉄サリン事件のオウム真理教がそうだろう。特にオウム真理教の教祖は朝鮮人だったのは多くのマスゴミが報じてこなかった事実だ。又、和歌山のカレー事件の被告、林真澄も朝鮮人。神戸の榊原聖斗も在日の朝鮮人。

 日本では犯罪を犯す者は居着いた朝鮮人が多数なのだ。来日、在日の外人で犯罪を犯す者は中韓両民族が殆どなのだ。

 支那人は野蛮で粗野で利己的。

 朝鮮人は近親相姦から来る遺伝子異常の為多くが精神疾患を抱えているから、何をするか判らない。性犯罪、火を見る事、突然発狂?詐欺犯罪、兎に角質が悪過ぎるのだ。好戦的な人物には要注意かな?周りにいるかを確認して貰いたいものだ。