読者の声 頂門の一針3908号 2016・1・24(日) [頂門の一針] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。



 スイスは難民受入れを拒否だなんて、日本のマスゴミよ!報道しろ!


頂門の一針メルマより
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3)マスコミに載らないダボス

標高約1500m、スイス山間の小さな町は例年になく警備が厳しかった。云 わずと知れたテロ問題のためである。

スイスはEUに加盟しておらず、国民投票の結果、難民受け入れ拒否を表明 している。

その国でEUは難民受け入れを継続すべきかを論じるのも奇妙ではある。

議題ごとの討論の様子はBBCでも放送しているが、本音が飛び交うのはク ローズドセッションのほうである。

出席者によれば、「選別して技能者のみ受け入れるべき」の流れの中で

「英国は日本人技術者を受け入れた結果、地元民がよく働くようになっ た。移民の成功例である」との発言があった由。

彼は「あれはニッサンのことだと思うが、日本人は移民ではないよね?彼 らは日本に帰ったんだろ?」と訊いてきた。

「日本人技術者は英国政府に乞われて技術指導に行ったのであって、職を 求めて行ったのではない。それにあんな食事のまずいところに日本人が喜 んでいくと思う?」と答えたら大笑いされた。

ちなみに現在のロンドンはイタリアからの移民によって外食事情は好転し たが、値段も高くなっている。

「ここにきている皆さんは格好いい理想論ばかり言うけれど、現場は本当 に大変なんだ。難民のために収容所をつくったりすればその時は雇用も増 えてGDPも上がるが、最低賃金は確実に下がる」

「経済活性化のために難民移民を入れる前に、まず既存の地元民を働かせ る方策を考えるべきだ」

「底辺が働けば働いただけ儲かる仕組みを考えるべき。でないと生活保護 だけもらって楽しよう、になってしまう」といったあたりをもっと突っ込 んで議論すべきだっただろう。

結局、EU指導者たちは欧州支配階級の21世紀版なのかもしれない。

人道主義を掲げてはいるが、今いる国民が経済的に寄与しないのなら、意 欲のある人間を持ってきて入れ替えればよい、という考えが根底にある。

加えて知識人にとって最大の侮辱は「ポピュリスト」と呼ばれることで、 大衆迎合的というレッテルを貼られたら終わりだから大衆の味方にはなら ない。

極右が台頭するのも、「下々のことは関係ない」とばかりに高々とした態 度を変えない彼らに対する国民の積もり積もった怒りがあるからだろう。

ジャパン・ナイトは日本食食べ放題とあって、皆が押しかけ大盛況だった由。

甘利大臣の一件も話題に上ったが、日本における報道とは異なり、「あれ が本当なら、今頃事務所は大騒ぎだ。それを予定を変更せずに、大臣本人 がこんな山奥まで出かけてくるのだから、想定内じゃないのか」が大方の 見立て。

「騒ぎを起こしてその隙にTPPを通そうという自作自演だ」という珍説ま で現れた。

さて、真相や如何に。(夏子)

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 額に汗して働く事が如何に大事か考えてみる、良い機会かもしれない。

 ニッサンの例が出ているが、詳細は知らない。しかし、日本人の働き方が英国人の労働観に影響を与えたのだろう。


 欧州の支配階層の話は示唆に富むものだ。えーカッコシィが必ずしも多くの人々に共感を与えるものではないのだ。支配層は自分の懐が膨らむことしか目に入らないのを日本も知るべきだろう。